東京で建築物めぐりするならココ!美術館や大学など近代建築のおすすめも!

東京には見るべき建築物がたくさんあります。長い歴史の面影を留めるレトロな建築がある一方、近代的な感性や技術が結集されたものもあります。今回は商業施設だけでなく、美術館や大学なども含め、東京でおすすめの建築物27カ所をご紹介します。

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目次

  1. 1東京にはユニークな建築がいっぱい
  2. 2東京のおすすめ建築【商業施設】
  3. 3東京のおすすめ建築【美術館】
  4. 4東京のおすすめ建築【宗教的建造物】
  5. 5東京のおすすめ建築【大学・公共施設】
  6. 6東京のおすすめ建築【歴史的建築物】
  7. 7建築好きには「江戸東京たてもの園」もおすすめ
  8. 8東京の建築めぐりを楽しもう

東京にはユニークな建築がいっぱい

江戸幕府が開かれて以来400年あまり、東京にも日本の中心都市として長い歴史があります。台風や地震などの天災に加え、戦争などで多くの古い建築物がなくなってしまいましたが、それらを免れ、手を加えられて現存している歴史ある建物も少なくありません。

一方、日々発展を続ける近代都市として、新しくユニークな建築物も増え続けています。今回は、新旧取り交ぜ、東京にあるおすすめの建築物27カ所をご紹介します。

東京のおすすめ建築【商業施設】

この項では、東京の商業施設でおすすめの建築物5カ所をご紹介します。商業施設では、中に入っているテナントもさることながら、建物自体の話題性も集客に大きく影響してきます。

ここにご紹介する5カ所の商業施設は、どこも近代的なデザインがユニークなだけでなく、飽きのこない魅力で開業以来多くの買い物客や観光客を惹きつけています。

表参道ヒルズ

東京の商業施設でおすすめの建築物1つ目は「表参道ヒルズ」です。2006年開業のこの商業施設は今ではすっかり表参道の顔になり、流行の発信地になっています。安藤忠雄氏が設計した本館は細長い建物で、中央が大きな吹き抜けになっていて、その周りをスパイラルスロープが螺旋状に取り囲んでいるのが建築上の特徴です。

近代的な「表参道ヒルズ」の本館に隣接している、ツタの絡まるレトロな建物は同潤会青山アパートという、今でいうマンションの先駆けの建物だったところです。その趣を残すこちらの建物も建築好きには有名なスポットです。

Ao

東京の商業施設でおすすめの建築物2つ目は、青山にある「Ao」です。「青山」で「会おう」ということから命名された「Ao」は、高層棟と低層棟の2棟から成っていますが、高層階の方は建物の1部を斜めに切り落としたような外観をしています。

「Ao」のユニークな外観はおしゃれなこのエリアにマッチしています。カメラを向けている人もたくさんいますが、夜にはフルカラーLEDでライティングされ、昼とはまた違った魅力を発揮しています。

la kagu

東京の商業施設でおすすめの建築物3つ目は神楽坂にある「la kagu」です。神楽坂は周辺に在留の外国人も多いエリアですが、彼らにとってカグラザカはとても発音しにくい単語です。そこでカグラザカをフランス語風にもじって「la kagu(ラカグ)」という建物名を付けました。

「la kagu」の建築は20年間使われていなかった出版社の倉庫を、名高い建築家の隈研吾氏の事務所が手掛けてリノベーションしたもので、近代的な中にもレロト感が感じられるものに仕上がりました。

ニコラスGハイエックセンター

東京の商業施設でおすすめの建築物4つ目は銀座にある「ニコラスGハイエックセンター」です。設計はコンペで選ばれた坂茂建築設計、2009年の日本建築学会賞を受賞した建築物です。

銀座の「ニコラスGハイエックセンター」の建築上の特徴は、1階から14階までを覆うガラスシャッターですが、このシャッターは全開放にすることが可能です。内部も斬新で、1階から13階までを4層に分かれた緑化壁面のアトリウムが爽やかさを演出しています。

また、「ニコラスGハイエックセンター」の1階のエントランスからは、このビルに入る7つのブランドのショールームが一望できるのですが、驚くことにショールーム自体が動いてメインの店舗に誘導してくれます。百聞は一見に如かず。是非ご自身の目で確かめに足を運んでみてください。

21-21 デザインサイト

東京の商業施設でおすすめの建築物5つ目は六本木にある「21-21 デザインサイト」です。「東京ミッドタウン」の中にある施設で、設計は安藤忠雄氏です。

総床面積の約8割が地下に埋まっているので、地上から見た外観だけでは想像がつかない広さを持っています。

「日本の顔としての建築」をテーマにしているという「21-21 デザインサイト」の建築上の特徴は、約54メートルの長さをもつ、1枚板の鉄板屋根です。この巨大な鉄板が折り曲げられて屋根を形成しています。また、日本一長いという11メートル余りの複層ガラスにも注目です。

東京のおすすめ建築【美術館】

この項では、東京の美術館でおすすめ建築6カ所をご紹介します。美術館は芸術作品を展示するというその役割から、外観も芸術性を追求したものが多くあります。

ここでご紹介する6カ所は、どこも近代的なものですが、その中にレトロ感や和の感覚を織り交ぜているものもあり注目です。

国立西洋美術館

東京の美術館でおすすめの建築物1つ目は上野公園の中にある「国立西洋美術館」です。本館の設計は、フランスで活躍したスイス人建築家のル・コルビュジエによるもので、「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成要素の1つとして世界遺産にもなっています。

「国立西洋美術館」の本館は、世界遺産であると共に、我が国の「公共建築百選」「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」「重要文化財」など数々の指定を受けています。

「国立西洋美術館」の前庭と園地は国の名勝地に指定されています。展示美術品だけでなく、美術館そのものも一見に値するスポットです。

すみだ北斎美術館

東京の美術館でおすすめの建築物2つ目は墨田区にある「すみだ北斎美術館」です。近代的な外観を構成する外壁にはアルミパネルが使われていて、周囲の風景がやんわりと映っています。建物には窓が少ないのですが、建物全体を分割するように入れられたスリットから中の様子を知ることができます。

「すみだ北斎美術館」の建物の各面のスリットの入り方が画一的ではなく、見る方向により違った表情が現れます。また、建物には裏や表がなく、どのスリットからも中に入ることができます。

設計は建築家の妹島和世氏で、「すみだ北斎美術館」の建築で2018年に国内の優秀な建築作品に贈られるBCS賞を受賞しています。

根津美術館

東京の美術館でおすすめの建築物3つ目は南青山にある「根津美術館」です。建築が庭やアート作品と一体化した美術館というコンセプトで、設計は隈研吾氏です。

2009年にリニューアルした地上2階・地下1階の「根津美術館」の建築は、大屋根により和風家屋のような雰囲気を醸し出しています。竹を使ったアプローチにも和の趣があり、茶室や日本庭園をもつ美術館と統一感をもっています。

「根津美術館」はBCS賞と毎日芸術賞を受賞している建築物ですので、訪問の際には展示美術品だけでなく、建築そのものにも注意を払ってください。

国立新美術館

東京の美術館でおすすめの建築物4つ目は六本木にある「国立新美術館」です。2007年に開業したこの美術館は、地下1階、地上4階で、国内最大の面積を誇ります。「国立新美術館」の設計は有名な建築家、黒川紀章氏で、彼が設計した美術館としては最後の作品になります。

ガラスカーテンウォールが波を打つように曲線を描く外観もインパクトがありますが、館内にある逆円すい型の建造物、そしてその上面はカフェになっているという斬新さには目を奪われます。

「国立新美術館」の建築は、国内のBCS賞やグッドデザイン賞だけでなく、海外の建築賞も受賞しています。

ワタリウム美術館

東京の美術館でおすすめの建築物5つ目は表参道にある「ワタリウム美術館」です。縞模様が特徴的なこの美術館は、スイスの有名な建築家マリオ・ボッタ氏によるもので、日本では唯一の彼の作品です。

三角形という変形の土地に建てられている「ワタリウム美術館」は、平面や曲面、四角や丸の幾何学模様が巧妙に組み合わされています。建物の外に飛び出た非常階段、建物上部に乗っている円筒形の建造物などが建物を特徴づけています。

目黒庭園美術館

東京の美術館でおすすめの建築物6つ目は「目黒庭園美術館」です。フランスに留学し、アール・デコ美術に魅せられた皇族、朝香宮の住居だった建物を利用した美術館で、日仏のデザイナーや職人が協力して作り上げた成果をうかがい知ることができます。

「目黒庭園美術館」の正面玄関は、フランスの高名なガラス工芸家ルネ・ラリック作の優雅なガラスレリーフの扉です。内部は細かな部分に至るまで、レトロ感とモダンな感覚がミックスするアール・デコ様式でぜいたくに装飾されています。「目黒庭園美術館」は国の重要文化財になっています。

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東京のおすすめ建築【宗教的建造物】

この項では、寺院やモスクなど、東京の宗教的建造物でおすすめの5カ所をご紹介します。日本古来の寺院もありますが、主に異国的な建造物を集めました。

信者でなくても、建築物を見ることは、宗教に関する知識や文化の背景を知るきっかけになることでしょう。

増上寺

東京の宗教的建造物でおすすめの建築物1つ目は芝にある「増上寺」です。「増上寺」は17世紀半ばには120以上のお堂や100を越える学寮があったという広大な寺院でした。今では規模は随分と小さくなってしまいましたが、それでも広さを感じる境内、徳川家の墓所などにかつての威風を偲ぶことができます。

戦災を免れた「増上寺」の三解脱門(三門)は、唐様に和様のデザインが加えられた壮大な朱塗りの門で、国の重要文化財になっています。

大殿は1974年の再建ですが、その偉容と背後の東京タワーがコラボして、東京らしい景観を作り出しています。

東京カテドラル聖マリア大聖堂

東京の宗教的建造物でおすすめの建築物2つ目は文京区にある「東京カテドラル聖マリア大聖堂」です。建築家の丹下健三氏が設計した、上空から見ると教会そのものが十字架の形をしているもので、1962年のコンペで決まったデザインです。

「東京カテドラル聖マリア大聖堂」の外観は美術館のようでとても近代的、とても教会には見えませんが、内部もコンクリート打ちっ放しという斬新さで、天窓から入る光が静かな雰囲気を醸し出しています。

築地本願寺

東京の宗教的建造物でおすすめの建築物3つ目は「築地本願寺」です。京都の西本願寺の別院という位置づけの寺院ですが、本堂はインド寺院のような、とても特徴的な外観をしています。正面階段に据えられた1対の狛犬もイスラム風です。

重要文化財に指定されている本堂は、西洋、イスラム、そして日本のデザインが組み合わされていて、とてもユニークです。寺院でありながらパイプオルガンが置かれてコンサートが催されるなど、外観だけでなく活動も特徴的です。

ニコライ堂

東京の宗教的建造物でおすすめの建築物4つ目は御茶ノ水にある「ニコライ堂(東京復活大聖堂)」です。日本で初めてのビザンティン様式の教会であり、この様式の建築物としては国内最大規模を誇ります。

国の重要文化財になっている「ニコライ堂」は、高さ35メートルのドーム屋根が特徴的です。現在見られる聖堂は、明治初期に建てられたもので、設計はロシア人のシチュールポフ氏、工事監督はイギリス人のコンドル氏ですが、その後の関東大震災や第2次大戦などで1部に修復や変更が加えられています。

東京ジャーミー

東京の宗教的建造物でおすすめの建築物5つ目は代々木上原にある「東京ジャーミー」です。「東京ジャーミー」は駐日トルコ共和国大使館所属のイスラム教のモスクで、国内では最大のイスラム教寺院です。

「東京ジャーミー」の設計はトルコ人のハッレム・ヒリミ・シェナルプ氏で、装飾の大部分はトルコからの資材を使ってトルコ人の職人たちによって仕上げられました。礼拝堂は2000人が入れる広さで、そこかしこに華麗な装飾が施されていて、東アジアで最も美しいモスクとも言われています。

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東京のおすすめ建築【大学・公共施設】

この項では、東京の大学や公共施設の建築でおすすめの5カ所をご紹介します。総じて広い敷地をもち、自由な雰囲気のある大学には、古くから意欲的な建築物が建てられてきました。

一方、公共施設の場合は敷地面積や予算に制限がある場合もありますが、近年では地域の顔として話題性のある建築物もたくさん誕生しています。

多摩美術大学図書館

東京の大学や公共施設でおすすめの建築物1つ目は八王子市にある「多摩美術大学図書館」です。設計した建築家の伊東豊雄氏はこの建物にさまざまな工夫を施しました。

まず、近代的な外観が特徴的です。建物自体が緩くカーブを描いていて、全面に施された多くのガラスのアーチ窓が優雅さを演出しています。内部もアーチをはじめとした曲線が多用され、特にハイヒールのように根元が細くなっている柱で構成される三次曲線アーチの空間は圧巻です。

免振性や防火性にも配慮がなされている「多摩美術大学図書館」は、BCS賞や日本免震構造協会賞作品賞などを受賞しています。

東京大学法学部

東京の大学や公共施設でおすすめの建築物2つ目は本郷にある「東京大学法学部」です。東京大学の本郷キャンパスの中には近代的なもの、レトロなもの取り交ぜて多くの建物がありますが、建築の分野で注目されているのは法学部の建物です。

「東京大学法学部」の建物は、法文1号館・2号館共に登録有形文化財になっています。設計は設計は内田祥三氏で、両館とも1930年代に完成しています。1号館と2号館は左右対称に設計されていて、アーチが重なるレトロなアーケードが特徴です。

「東京大学法学部」のアーケードの柱には古代ギリシャ風の彫刻が刻まれ、重厚な雰囲気を漂わせています。他にも多くの見るべき建築物のある東京大学は一般人も見学が可能ですので、建築に興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

東京モード学園コクーンタワー

東京の大学や公共施設でおすすめの建築物3つ目は新宿西口にある「東京モード学園コクーンタワー」です。都庁をはじめとした特徴的な高層ビルが立ち並ぶ新宿の中でも、丹下健三氏設計の「東京モード学園コクーンタワー」は一際人目を引きます。

「東京モード学園コクーンタワー」の特徴は、何といっても名前の通りコクーン(繭)のような形と、全面を覆う網目のようなフレームです。地上50階、高さ200メートルを超えるこの建物は、日本で初めてすぐれた超高層建築に与えられる「エンポリス・スカイスクレイパー賞」を受賞しています。

浅草文化観光センター

東京の大学や公共施設でおすすめの建築物4つ目は「浅草文化観光センター」です。雷門の向い側の狭い土地を効率的に活用し、観光案内所やホール、展示室など多くの機能をもつビルを建てることに成功しています。

「浅草文化観光センター」の設計は隈研吾氏で、隈氏らしく木を多用した、平屋の日本家屋を7つ重ねたような特徴的なデザインです。近代的な建物でありながら、木がもつ和風な趣が浅草という土地によくマッチしています。グッドデザイン賞を受賞している建物です。

東京国際フォーラム

東京の大学や公共施設でおすすめの建築物5つ目は千代田区にある「東京国際フォーラム」です。東京都庁の跡地に建設されたこの施設には、7つのホール、展示ホール、33の会議室をはじめ、レストランやショップ、美術館などさまざまな機能をもつスペースがあります。

「東京国際フォーラム」の設計は、国際コンペで決まったアメリカ在住の建築家のラファエル・ヴィニオリ氏によるものです。「東京国際フォーラム」の建物自体が脇を通る山手線の曲線に合わせてカーブを描き、スペースを有効に活用しています。

この建築の最大の特徴はガラスの吹き抜けホールでしょう。「船」を題材とし、その骨格を表現しているような内部です。

東京のおすすめ建築【歴史的建築物】

この項では、東京の変遷を見つめてきたレトロな歴史的建築物6カ所をご紹介します。明治期に建設されたものが中心ですが、震災や戦災を免れ、元の形を保っているものもあれば、修復などで姿を変えていたものの元の形に復元されたものもあります。

これらの建物は、近代化が進む東京の中で、これからも長い歴史の重みと日本の伝統を伝えていってくれることでしょう。

歌舞伎座

東京でおすすめの歴史的建築物1つ目は銀座にある「歌舞伎座」です。日本の伝統芸能の殿堂である「歌舞伎座」の建物は何度か建て直されていて、隈研吾氏のデザインによる現在のものは2014年竣工、5代目になります。

晴海通りから見る「歌舞伎座」の建物は、大きな唐破風が特徴です。これは以前からのレトロなデザインを踏襲したもので、元は大正から昭和初期にかけて活躍した建築家、岡田信一郎氏が生み出したものです。

白い漆喰をイメージした垂木などの部分は、アルミやガラス繊維強化コンクリートなど近代的な素材を組み合わせて建設されています。背後の高層ビルも歌舞伎座の建物ですが、隈氏は縦格子のような装飾を用いてレトロな歌舞伎座の建物と、近代的な高層ビルの調和を図っています。

東京駅

東京でおすすめの歴史的建築物2つ目は「東京駅」です。設計は明治期に活躍した工学博士の辰野金吾氏によるものです。2012年に角張った屋根を丸いドームに、2階建てに変更されていたものを3階建てに戻すなど、元の姿に復元されました。レンガ造りのレトロな駅舎は、東京の玄関にふさわしい気品と荘厳さです。

南北両方のドームは新生東京駅の見どころの1つです。クリーム色を基調とし、モスグリーンや白で総称されたドームはとても華麗で、写真を撮る人の姿が絶えません。天井部分の8羽の鷲、方角を表す石膏の干支など、細かい装飾にも注目です。

旧前田侯爵邸

東京でおすすめの歴史的建築物3つ目は駒場にある「旧前田侯爵邸」です。昭和初期に前田家16代当主が建てたもので、赤レンガ造りのレトロな洋館と、隣接する日本家屋から成ります。両館共に国の重要文化財に指定されている建築物です。

イギリス・チューダー様式の洋館は立派なもので、大理石のマントルピース、イタリア産の柱、イギリス製の家具など世界の一流品を配した館内は、当時の侯爵の生活ぶりがしのばれるものです。

「旧前田侯爵邸」は洋館、和館共に良好な状態で保存されている上に、無料で一般に開放されています。周囲の駒場公園の緑も豊かで散策にもピッタリのロケーションです。

旧岩崎邸

東京でおすすめの歴史的建築物4つ目は台東区にある「旧岩崎邸」です。三菱第3代社長の本邸だったもので、当時は20棟もの建物があったといいますが、現在は洋館、撞球室、和館のレトロな3棟が残されています。

「旧岩崎邸」の本館ともいうべき洋館の設計は有名なイギリス人建築家のジョサイア・コンドル氏で、内部に華麗なジャコビアン様式の装飾を見ることができます。当時、他にも多くの洋館が建てられましたが、ここの装飾は群を抜いて繊細なものです。

同じ敷地内に立つ撞球(ビリヤード)室も同じくジョサイア・コンドル氏によるものですが、こちらはスイス山小屋風という変わった建物です。名棟梁である大河喜十郎氏によるという和館では障壁画をはじめとした繊細な装飾が見られます。

三菱一号館美術館

東京でおすすめの歴史的建築物5つ目は丸の内にある「三菱一号館美術館」です。ジョサイア・コンドル氏設計のものを復元した、19世紀後半にイギリスで流行したクイーン・アン様式のレトロなレンガ造りの建物です。

復元の際は資料を詳細に調査したうえ、建築の技術や細部の材料や製造方法など、細かな所にまで配慮して再現されています。階段手すりの石材など、保存されていた材料が使われている部分もあります。

日本銀行

東京でおすすめの歴史的建築物6つ目は日本橋にある「日本銀行」です。設計は東京駅や旧両国国技館なども手掛けた辰野金吾氏で、この建物は国の重要文化財になっているほか、東京の建築遺産50選にも選定されています。

「日本銀行」は明治期に建てられ、大正期に増築されました。ルネッサンス様式のベースにバロック様式の柱やドームなどがミックスされている建築物で、御影石のレトロ感漂う重厚さが印象的です。ベルギーの中央銀行をモデルにしたと言われている建物です。

建築好きには「江戸東京たてもの園」もおすすめ

小金井市の「江戸東京たてもの園」は、高い文化的価値があるものの、それぞれでは保存が難しい建築物を移築して復元、保存、公開している施設です。

広い園内は3つのゾーンに分かれ、寺院、商家、農家、一般の家など、さまざまなカテゴリーの建物が数多く並んでいます。レトロな建物も多く、建築好きな方にはおすすめのスポットです。

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東京の建築めぐりを楽しもう

日本の首都として日々発展を続ける東京では、2020年のオリンピックを控えてあちらこちらで手が加えられています。これからも、話題性の高い建築物がたくさんつくり出されていくことでしょう。

新しいものができるだけでなく、歴史や文化の結集である既存のレトロな建築物を活かしたものも生み出されるはずです。これからも東京の建築物から目を離すことができません。

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MinminK

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