2020年03月14日公開
2020年03月14日更新
ダナキル砂漠は世界一過酷で美しいスポット!夏の気温は50度以上?
エチオピアにあるダナキル砂漠は世界でも有数の美しさがある観光スポットとしてツアーが人気ですが、気温が高すぎることから世界で最も過酷なツアーとも言われています。それでも毎年観光客の絶えない美しいダナキル砂漠の魅力を紹介していきます。
目次
- 1ダナキル砂漠ってどこにあるの?
- 2ダナキル砂漠ってどんなところ?
- 3ダナキル砂漠が暑い地域として有名
- 4ダナキル砂漠への近くの街は?
- 5ダナキル砂漠は観光ツアーがおすすめ!
- 6ダナキル砂漠のおすすめ観光地1:エルタ・アレ火山
- 7ダナキル砂漠のおすすめ観光地2:ダロール火山
- 8ダナキル砂漠のおすすめ観光地3:アサレ湖
- 9ダナキル砂漠のおすすめ観光地4:塩の採掘場
- 10ダナキル砂漠のおすすめ観光地5:ラクダのキャラバン
- 11ダナキル砂漠のおすすめ観光地6:ソルトマウンテン
- 12ダナキル砂漠のおすすめ観光地7:硫黄泉
- 13ダナキル砂漠のおすすめ観光地8:アハメッド・エラ
- 14ダナキル砂漠のおすすめ観光地9:アフデラ湖
- 15ダナキル砂漠のおすすめ観光地10:バティの月曜市
- 16ダナキル砂漠のおすすめ観光地11:アファール族
- 17ダナキル砂漠での食事は他とは一味違う?
- 18ダナキル砂漠に行ってみよう!
ダナキル砂漠ってどこにあるの?
ダナキル砂漠はアフリカ大陸東部に位置しているエチオピアにあります。愛知帯あの中でも北東部から南部に広がる大きな砂漠で有名です。
ダナキル砂漠はアファル人という民族が住んでいるエリアにあり、年間を通しての暑さと海抜の低さが特徴です。
ダナキル砂漠ってどんなところ?
さらには、噴火口が世界で最も低いと言われる火山や岩塩のとれるスポットとして、過酷な環境下の中で観光業で成り立っている街です。
一般の人がダナキル砂漠を訪れる際には、その過酷な環境から個人よりツアーに参加するのが推奨されています。日本からエチオピアまでの行き方は基本的に直行便はなく、乗り継ぎ便しかありません。
ダナキル砂漠が暑い地域として有名
ダナキル砂漠のあるアフリカ大地溝帯は冬でも40度を超える温度になる年中真夏といっても過言ではないスポットです。
もちろん、世界でも暑い地域として有名で、夏にはなんと50度を超えます。観光客には慣れない温度で体調を崩してしまうので、ツアーは11月~2月頃がおすすめです。
暑くて汗をかいても日本と違いシャワーがありません。シャワーは、ペットボトルに水を入れて水浴びをするので、生温い温度の水をあびます。
昼は40度以上が平均気温ですが、朝晩は寒くなります。暑いからといって半袖のみで参加するのはおすすめできません。
ダナキル砂漠への近くの街は?
基本的な行き方としては、エチオピアの首都のアディスアベバから国内線でアクセスするのが一般的です。しかしこれも、砂漠の近くの街までです。
ここからは、基本的には個人で行き方を調べて観光する人はほぼいませんが、砂漠まではの行き方としては車がおすすめです。現地に友人がいるという方は車を出してもらうようにお願いすると個人でも行き方を調べて観光できるかもしれません。
一番近い街のメレケにはホテルもたくさんあります。ダキナル砂漠から帰ってきた時も使えるエリアです。メレケの気温も充分暑いので体調管理に気をつけましょう。
また、ホットシャワーや清潔なホテルも日本よりリーズナブルにとまることができるのでランクアップして旅の疲れを癒すのがおすすめです。

ダナキル砂漠は観光ツアーがおすすめ!
ダナキル砂漠ツアーは、非常に暑い環境で田舎なので世界一過酷なツアーとも言われています。過酷でも脱落しない自信がある人のみ参加しましょう。
とはいえ、ツアーですら過酷なので、個人で行く場合は遥かに大変です。必ずツアーに参加するようにしましょう。ツアーは過酷でも、ここでしか見れない絶景を見るために世界中から旅人が集い、人気が高いです。
まず、ツアーの集合はエチオピアのメケレという町で砂漠集合ではありません。国外からはエチオピアの首都アディスアベバにはじめに降り立ち、そこから、国内線で1時間20分程でつきます。
メケレからダナキル砂漠へはツアーの参加者みんなで車にのって移動します。砂漠地帯に行く道なので舗装されていない道路も多くかなり疲労が溜まるので、体力を付けてツアーには参加しましょう。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地1:エルタ・アレ火山
現在も活動中の火山を近くで見ることができるエチオピアでも人気のスポットです。夜の時間の見学では、火口の展望ポイントから真っ赤に燃える火口を見学できます。ツアーで寄るスポットなのでわざわざ行き方を調べなくていいのも嬉しいポイントです。
火山山頂まではトレッキングなので、しっかり動きやすい格好でいきましょう。目の前でマグマが噴き出すのを見るのは地球のすごさも感じられる貴重な体験になります。
噴き出したマグマは流れ出てすぐに、冷えて黒く固まっていきます。とても暑いですが、暑さを忘れるほどの迫力です。もちろん撮影OKなのでおすすめです。
火口付近に安全柵がないので、近くで見れる分安全管理には気をつけましょう。火山ガスが漂っているのでマスクを持っていくのがおすすめです。気温も上がっているので服装も気をつけましょう。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地2:ダロール火山
ダロール火山は高さ約50mとエチオピアでも小さめの山です。1926年におきた爆発でクレーターが形成作られたのを今も見学することができます。ツアーでは必ずよるスポットなので生き方を心配する必要もありません。
現在も活動中なのでは熱い塩水が吹き出ているのが見ることができる人気のスポットです。この中には塩や硫黄などの鉱物が入り交じることで自然が作る独特の色の液体が沈殿しています。
塩水は、吹き出し口が決まっていないので毎回変化し、形を変えていくので何度来ても楽しめるスポットになっています。ここも外の気温は変わらないので暑さ対策をしていきましょう。
高さ約50mと小さめの山といっても、歩くと麓から20分ほど山の斜面を登るので、歩きやすい格好で登ることがおすすめです。硫黄の匂いが苦手な人はマスクをしておくのがおすすめです。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地3:アサレ湖
ツアーでも観光する人の多い硫黄泉から車で1時間程度行った場所にある湖です。行き方は硫黄泉から車で来る人が多いのでその道が一般的です。
ここはエチオピアでも塩がとれるスポットとして今でも産業の中心地になっています。ダナキル砂漠は気温が高いので塩湖が乾いて塩の結晶が岩塩の層になっています。
一枚がなんと30cmもの厚みがあるのでそれを斧や木の棒を使って取っていく作業はまさに職人技です。そんな光景を見れるスポットとして観光客にも人気です。
採掘する人たちが塩を掘っている間、ラクダたちは近くで大人しく待っています。ラクダに乗ったりはしてはいけませんが、撮影したりするのはOKなので、塩を運ぶラクダを記念にとっておく人が多いです。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地4:塩の採掘場
塩の採掘場では、実際に今もダナキル砂漠遅滞のメインの収入源は塩産業なので、塩を採掘している様子が見ることができます。ツアーでも人気のスポットで目的地に組み込まれている場合がほとんどなので、行き方を個人で調べる必要はありません。
塩は現代的な機械で掘り進めていくのではなく、人間の手で塩の塊をとり、ラクダやトラックなどに乗せていくので昔ながらの採掘の様子を生で見学できるスポットとして人気があります。
最近では、トラックなど便利な移動手段ができたことでラクダの塩キャラバンがストライキなどを起こして見ることができないこともありますが、塩の採掘はいつもやっているので安心して観光できます。
一番大きな採掘場としてはアサレ湖がエチオピアでも有名ですが、他にも小さな塩湖でも採掘が行われているので、ツアー中通りすがりに見ることができるかもしれません。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地5:ラクダのキャラバン
日本では見れない光景として人気があるのが塩を運ぶキャラバンです。かつて、自動車がなかった時代はラクダに塩を乗せて気温の高いダナキル砂漠を1時間もの間歩いて運んでいたという歴史があります。
今は舗装された道路のうえを57キロの道のりをトラックが走ってメケレへと運びます。とはいえ、今では観光名所となっているので、塩のキャラバンを見ることができます。
また、歴史的にも珍しい事例ですが、ダナキル砂漠の塩のキャラバンはイスラム教徒とキリスト教徒の共同作業です。違う宗教の人たちが尊重し合い、一緒に協力して作業を進めるのは全世界的にも注目を集める事実です。
一回に運べる塩の量は採掘者が塩6.5kg、ラクダ1頭につき200kg、ロバは100kg運びます。これをもって1時間も気温の高いダナキル砂漠の中を歩いていくのは想像しただけでも大変な作業です。写真を撮るのもOKなので記念に撮影しておくのもおすすめです。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地6:ソルトマウンテン
まるでトルコのカッパドキアのような見た目のスポットです。なかなか大きな見た目で迫力がありますが、実は中は空洞になっている部分があり、洞窟のように入ることができます。
この辺りは、国境が近くかこに殺害事件も起きたことからツアーでも安全面に配慮して現地のガイドのほかに銃を持ったソルジャーの方が一緒に同行してくれます。
とはいえ、常に銃撃戦があるような危険なスポットではないので普通に観光している分には問題ありません。もちろん写真撮影もOKなので記念に沢山とりましょう。
洞窟を進むとエメラルドグリーンの小さな池があります。周りも塩でできているので当然しょっぱいですが、透明で綺麗なので観光客に人気のスポットになっています。洞窟内は少し涼しいとはいえ気温が高いのは変わりないので、休み休み進みましょう。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地7:硫黄泉
ダロール火山の南に黄色い水が出ているスポットがあるとして人気観光地になったのが硫黄泉です。泉の中でも一番大きな泉は直径40mもあるので迫力も満点です。
硫黄泉では、硫黄や鉄化合物などを含んだ水が地下から出てきています。そのため、匂いも硫黄の匂いが立ち込めています。
この周囲にもたくさん泉あり一気に観光することができます。ここも気温が高く、もやっとしているので硫黄が苦手な方は体調が悪くなる可能性があるのでおすすめできません。
黄色の水が地下から湧き出している様子は日本では見られない光景なので、一度は見ておきたいスポットとしてダナキル砂漠を訪れる観光客に人気があります。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地8:アハメッド・エラ
ここはツアーで初めに立ち寄る村です。小さな村と言っても現代的な施設ではなく、草木で家が建てられており、当たり前のように電気や電波はありません。
カメラの充電をしたいという方は事前に予備のバッテリーなどを持ち歩くのがおすすめです。この村では家を借りるのではなく、近くにテントを立てて一晩を過ごします。
地面が塩や岩がメインなので硬くて寝にくいですが、これも旅だと割り切るようにしましょう。この環境も含めて過酷なツアーなのでいい経験になります。
食べ物もコンビニなどはないので、ツアーで持ってきたものの中から食べましょう。街の写真は取ってOKなので記念に撮影しておけます。アハメッド・エラまでは車ですぐなので行き方は簡単です。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地9:アフデラ湖
アフデラ湖はアフデラという街の中にある塩湖です。世界的に塩湖といえば、ボリビアのウユニ塩湖ですが、ここも負けない美しさがあります。
アフデラは塩の採掘がメインの収入源になっています。塩はアフデラ湖にたくさんの塩田を作って、その中野水を抜いて塩を干すことでサラサラな塩を手に入れることができます。
もちろん、観光で訪れている間も市民の人たちは私生活があるので、運が良ければ塩をとる作業をしている風景が見れるかもしれません。
こちらもツアー中にまわるスポットとして人気が高いので行き方を心配する必要はありません。気温は湖と名前がついていますが、干上がっているので非常に暑いです。服装に気をつけましょう。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地10:バティの月曜市
バディという街はコンボルチャの東に位置する小さな町です。街全体の規模は非常に小さいですが、アムハラ人とオロモ人、アファール人が交わってきた街として歴史的に大切なエリアになっています。
さらに、過去2000年間エチオピアで一番大きなラクダなどの家畜市が開催されていたとして有名です。それによって、バディは小さな街ですが、毎週10,000人もの人々が訪れる人気都市として有名になっています。
現在でも、月曜日になると大量の家畜たちを連れてバディの街に人々が集まります。日本で見たことがない立派なツノを持つ動物から牛やラクダまで幅広く見れるので新感覚の動物園に来た気分になります。
ここへの行き方はツアーで連れて行ってくれるものもあるので、興味がある人はツアー日程を確認しましょう。他にもアサイタの火曜市という市場もありますが、規模はバディが最大です。
ダナキル砂漠のおすすめ観光地11:アファール族
アファール族とはエリトリアやジブチなど様々な地域を行ったり来たりしながら生活しているに遊牧民です。主要言語はアファール語で、ほとんどの人が信仰している宗教がイスラム教徒です。
同じ遊牧民のモンゴルで主流のゲルのようにアファール族もアリという丸い家を作って生活しており、現在も固定の家を持たず生活しています。
アファールの人々の食事のメインは質素でパンとミルクのみです。ファッションもシンプルで白い布を肩体に巻いています。石で作られた独特のお墓も見学することができます。写真を撮る際には、一言声を欠けてから撮るようにしましょう。
歴史ある民族で、暑すぎる気温や環境で生活することが過酷なダナキル砂漠に暮らしていることで有名です。ツアーではアファールの人々と交流することもできるので、貴重な体験です。
ダナキル砂漠での食事は他とは一味違う?
砂漠での食事は基本的にはキャンプ飯のイメージを持っておきましょう。十分な環境がない中での用意になるので、野菜炒めに米、スープにフルーツなどが多いです。
質素ですが、毎回ツアー中はメニューも変わります。途中のレストランへよるツアーもあるので、申し込む際には食事内容に気を使っても良いかもしれません。
野菜のケチャップ炒めにチキンライス、ゆで卵、手作りチーズなど調味料を生かしたメニューも人気です。手作りチーズなどダナキル砂漠でしか楽しめないオリジナルのものなのでおすすめです。
また、エチオピアといえば、コーヒー産業が有名なのでエチオピアの伝統的コーヒーを楽しむ機会もあります。本場の旨味や苦味を体験してきましょう。
ダナキル砂漠に行ってみよう!
ダナキル砂漠は過酷な環境のなかを観光していくツアーなので、「世界一過酷なツアー」とも名高いですがここでしか見れない景色があるのも本当です。日本からの行き方は乗り継ぎなど大変ですが、おすすめできるスポットです。
一生に一度はみておきたい迫力のある景色や、日本ではできないサバイバル感のある生活の体験もできるのも魅力です。是非ダナキル砂漠に行ってみましょう。