北沢浮遊選鉱場跡のライトアップがラピュタ風で人気!アクセスや所要時間も紹介!

新潟県の佐渡島に日本のラピュタといわれる「北沢浮遊選鉱場跡」があります。佐渡金山の精錬施設として建造され、佐渡金山の縮小とともに使用されなくなり、廃墟化していました。その「北沢浮遊選鉱場跡」が見直され、ライトアップもあって佐渡の新しい観光名所になっています。

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目次

  1. 1北沢浮遊選鉱場跡は新潟の穴場観光スポット
  2. 2北沢浮遊選鉱場跡の見どころ
  3. 3北沢浮遊選鉱場跡のライトアップ
  4. 4北沢浮遊選鉱場跡周辺のおすすめ観光スポット
  5. 5北沢浮遊選鉱場跡へのアクセス
  6. 6北沢浮遊選鉱場跡以外の日本の「ラピュタ」
  7. 7北沢浮遊選鉱場跡を観光しよう

北沢浮遊選鉱場跡は新潟の穴場観光スポット

「北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)」と聞いて、すぐに、その場所が理解できる方はそう多くないはずです。「北沢浮遊選鉱場跡」は、金山として有名な新潟県佐渡にある、鉱石の処理場の跡地です。当時使われていた施設の遺構が今は貴重な新潟佐渡の観光名所になっています。

北沢浮遊選鉱場跡は昭和12年に完成

「北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)」は、昭和12年(1937年)に当時は東洋一といわれる規模の鉱石処理機能をもつ選鉱施設として建造されました。

しかし、佐渡鉱山の大規模な縮小とともに設備が淘汰され、操業開始からほぼ15年間ほど経った、昭和27年(1952年)に閉鎖しています。その後取り壊さず、廃墟化した遺構はそのまま残り、周辺環境を整備して今見られる北沢浮遊選鉱場跡になっています。

北沢浮遊選鉱場跡の魅力を解説

古来から金の産出地として知られる佐渡島です。江戸時代から大々的に、金銀を採掘していましたが、明治時代に入ってから、採掘したあとの生産性をアップするため、当時の最新の技術を駆使した精錬施設が建てられ、そんな建造物跡が残っている地域です。

浮遊選鉱方法は佐渡の相川鉱山で初めて採用され、世界で初めて実用化しています。その作業を行う工場として浮遊選鉱場が造られました。北沢浮遊選鉱場の幅は115メートル、奥行きが80メートル、高さは35メートルある大きな工場になっていました。

北沢浮遊選鉱場跡は、相川鉱山(佐渡金山)の閉山後、通常の鉱山施設跡のまま残り、長く観光スポットにはなっていませんでした。

浮遊選鉱

浮遊選鉱(ふゆうせんこう)ですが、採掘した金や銀が含まれる鉱石から金や銀だけを効率よく採取する方法です。

金山や銀山で採掘された鉱石を「粉砕」して細かくして、水と油を混ぜた溶液に細かく粉砕した鉱石を入れて拡販し泡立てると、親水性の高い非金属成分は水の底に沈みます。逆に金や銀などの金属成分は浮遊してきます。そうして、効率よく金銀を採取できました。

佐渡島は大きい

北沢浮遊選鉱場跡がある佐渡島は、島ですが大きいのです。佐渡島は日本の島の中では、北方領土を除くと、沖縄本島に次いで大きな島です。面積は854.76平方キロメートルあり、東京都の東京23区+多摩地域の面積の約半分(48%)にあたるほど広い島です。

S字のような形の佐渡島の周囲は262.7キロメートルもあります。佐渡島の最高標高は金北山で1172メートルあります。佐渡島は大きな島で、おすすめの観光スポットの多い島です。

北沢浮遊選鉱場跡の見どころ

「北沢浮遊選鉱場」は戦前の金銀の大増産計画もあり、大規模な設備投資が行われたことで、1ヶ月で50000トンの鉱石を処理できたことから、当時は「東洋一」といわれていました。現在でも近代遺構の象徴で「東洋一の浮遊選鉱場跡」になっています。

相川の北沢地区には北沢浮遊選鉱場跡だけでなく、発電所やシックナーなどの、鉱山近代化に使われた施設群があります。近代日本が精いっぱい奮闘した歴史史跡です。

ラピュタの世界観が味わえる浮遊選鉱場跡

「北沢浮遊選鉱場跡」は、当日使われていた施設がそのまま時を経て残り、遺跡になっています。選鉱場の大きさは東西約115メートル、南北が約80メートルある巨大な設備です。山の斜面を利用して建てられたひな壇状の跡が、今、最大の人気スポットになっています。

自然に劣化していった無人廃墟ですが、その朽ち方も歴史が感じられる観光スポットになっています。施設には蔦が絡まっていて、ジブリの「天空の城ラピュタ」が感じられるという方が多くいます。

古代ヨーロッパ風の巨大円盤型施設シックナー

「北沢浮遊選鉱場跡」の人気施設跡として、選鉱所の川を挟んだ場所に、直径50メートルの円盤状のシックナーという構造物があります。

島なので不足する工業用水を確保するために、水と不純物を分離して、不純物だけを捨てて、水は選鉱場で再利用されていました。

稼働していた時は、金や銀などの鉱物と水分を分離して、金や銀を取り出す泥鉱濃縮装置でした。円形の巨大な建物で、古代ローマの神殿やコロッセオのようにも見れます。注意事項ですが、シックナーの建物内には入れません。

レトロな雰囲気のレンガ造りの発電所跡

「北沢浮遊選鉱場」に隣接する赤レンガ造りの石炭火力発電所跡も、その当時の雰囲気が感じられるレンガ造りの発電所です。ほぼ当時の姿がそのまま残されていて、佐渡金山の歴史が感じられます。発電所跡も中に入ることができませんが、レトロ感あふれるレンガ造りの美しい外観が楽しめます。

北沢浮遊選鉱場跡のライトアップ

「北沢浮遊選鉱場跡」は、佐渡の新しいおすすめの観光地になりつつあります。史跡ですから歴史があります。また、佐渡の観光地として近年、急速に認知度が上がっています。そんな人気の一つが、夜間のおすすめのライトアップです。

観光シーズンに合わせて、夜のライトアップが催されていますが、佐渡市が一連の佐渡金山の歴史資産をいっそう人気アップを企画してアピールしています。

ライトアップ自体が、規模も期間も年々拡大中です。ライトアップとともに、ライブとコラボしたり、プロジェクトマッピングの試みもあります。おすすめのライトアップ企画です。

夜は違った雰囲気を見せる遊選鉱場跡

「北沢浮遊選鉱場跡」は、夜になるとかなり違った雰囲気に変身します。選鉱場跡地の部分がライトアップされ、赤、青、ピンク、緑など、色鮮やかな光で照らされます。

「北沢浮遊選鉱場跡」は同じ建物ながら、赤のライトは燃えさかるエネルギーが感じられ、青は夏空に静寂な雰囲気と涼風を感じます。ピンクはメルヘンのお城のようで「ラピュタ」のようにも見えます。ライトアップされた「北沢浮遊選鉱場跡」は、どのカラーもSNS映えし、おすすめです。

ライトアップの点灯時間

「北沢浮遊選鉱場跡」のイベントにはLED照明を使い、カラフルなライトアップで、一層幻想的なまさにアニメの「ラピュタ」のような趣を醸し出します。

昨年は、ライトアップの開催期間は平成31年(2019年)4月20日(土)~令和2年(2020年)1月13日(月祝)まで実施されました。ライトアップの時間は19:00~22:00まで、3時間光輝く北沢浮遊選鉱場が見られました。問い合わせ先は、佐渡市産業観光部観光振興課で電話番号は0259-67-7633になります。

北沢浮遊選鉱場跡周辺のおすすめ観光スポット

佐渡島には1万年前から人が住んでいたようです。奈良時代に一国として認められ、流刑地にも定められていました。722年に万葉歌人の穂積朝臣老が佐渡に流されています。1221年には承久の乱で敗れた順徳上皇、1271年には日蓮宗の開祖・日蓮聖人、1434年には能楽の大家・世阿弥も流刑罪で佐渡に流されている歴史があります。

そのような佐渡の歴史がある佐渡では、いろいろな史跡があり、観光名所がたくさんあります。そんな、佐渡の観光名所の紹介です。

相川郷土博物館

「相川郷土博物館」は佐渡金山で栄えた「相川」を発信する博物館です。昭和31年(1956年)に開館しています。明治憲法の下で皇室財産を管理する御料局の建物を活用しているために、菊の御紋が入った屋根瓦があります。国指定史跡になっています。

「相川郷土博物館」は1階から3階までの展示室があり、昔、栄えた金山と佐渡奉行所関連の資料や、相川遊女の道具類に、美術工芸品、民俗資料や佐渡の考古学関連資料などが展示されています。金山、銀山として発展していた街の歴史に触れられます。

「相川郷土博物館」の営業時間は8:30~17:00、定休日は年末年始の12/29~1/3間と、土曜、日曜、祝日です。入館料は大人300円、小・中学生100円です。

住所 新潟県佐渡市相川坂下町20
電話番号 0259-74-4312

佐渡版画村美術館

「佐渡版画村美術館」は、版画家で高校教師だった、故・高橋信一氏が率先指導した版画運動の成果が集められた版画専門美術館です。

高橋信一氏の遺作や佐渡に住むアマチュア版画作家の作品を中心に、約300点の版画が常設展示されています。版画の種類は木版画や銅版画やシルクスクリーンなど様々な版画を視ることができます。

美術館の建物は明治の面影を残す、佐渡市指定有形文化財「旧相川裁判所」を利用していて、版画にふさわしい風情が感じられる建物です。

「佐渡版画村美術館」の営業時間は9:00~17:00、定休日は月曜日で、祝日の場合は翌日に休館します。尚、12月~2月は閉館しています。入館料は大人400円、小人200円です。

住所 新潟県佐渡市相川米屋町38-2
電話番号 0259-74-3931

相川技能伝承展示館

歴史と伝統が残る、佐渡島の相川で陶芸や織物が体験できる観光施設です。相川に伝わる、金山から採土した鉄分を多く含んでいる無名異という土を使う、無名異焼き(むみょういやき)の陶芸体験ができ、実際にロクロを回して制作します。

また、裂織り(ねまりばた)は、古い布を織る素朴で味のある織物で、地元の職員が指導してくれます。どちらも3日前から予約が必要になります。予約受付時間は8時30分〜17時です。

「相川技能伝承展示館」の営業時間は8:30~17:00、定休日は年末年始の12/29~1/3で、12月~2月の期間は予約した場合のみ見学ができます。体験料金等は裂織体験は1800円、無名異焼体験は1530円からになります。

住所 新潟県佐渡市相川北沢町2
電話番号 0259-74-4313 

佐渡奉行所跡

「佐渡奉行所跡」は、江戸時代の天領であった佐渡を管理した中心的な場所であり建物です。大金脈があった佐渡は幕府の直轄地の天領でした。

1603年には相川に「佐渡奉行所」が設置されています。平成12年(2000年)に「御役所」部分を復元して、奉奉行所の「役所」や「白洲」の場を設け、佐渡奉行独特の金銀を精製する「寄勝場(よせせりば)」の機能も有していた佐渡奉行所跡が出来上がりました。  

「佐渡奉行所跡」の営業時間は8:30~17:00、定休日は年末年始の12/29~1/3です。入館料は大人が500円、小・中学生は200円です。

住所 新潟県佐渡市相川広間町1-1
電話番号 0259-74-2201

北沢浮遊選鉱場跡へのアクセス

「北沢浮遊選鉱場跡」へ行く場合のアクセス方法ですが、北沢浮遊選鉱場跡は佐渡島にあります。まず佐渡島にアクセスすることが必要です。現在佐渡島へは船で渡ることになります。

佐渡島に渡る船のルートは2つあります。まず新潟―両津航路があります。新潟市の新潟港と佐渡市の両津港を行き交うルートです。このルートは利用者が多く、船の便も多い、佐渡へ渡航する場合の主流になっている航路です。

タイプの異なる2つの船が運航しています。カーフェリーの「ときわ丸」と「おけさ丸」があり、所要時間は2時間半かかります。大型フェリーで車も乗れ、定員は1500人です。

ジェットフォイル船でアクセス

もう一つ、早い時間でアクセスできるのがジェットフォイル船です。こちらは所要時間1時間5分です。定員が250名の2階建てです。

イスの指定席で、乗船中はシートベルトを着用します。外に出ることもできませ。人間だけが乗れます。船体を海面から浮き上がり、時速80キロメートルで走行します。

直江津からアクセスするルート

佐渡島へのもう一つのルートが直江津―小木航路です。本州側は上越市の直江津港と佐渡市の小木港を結ぶ航路です。高速カーフェリーが冬期を除き連日2往復しています。高速カーフェリーのあかねは所要時間1時間40分、全席イスの指定席で、定員628人で、車も載せることができます。

最寄りのバス停

「北沢浮遊選鉱場跡」へのアクセスですが、佐渡島は大きい島です。多くの佐渡島観光の方々が上陸する両津港からバスを利用することになります。その場合は佐渡島をほぼ横断することになります。

路線バスは、両津港から「本線」に乗り、相川博物館前バス停で下車すると、そこから徒歩で約2分になります。

車でのアクセス

「北沢浮遊選鉱場跡」へ、佐渡島の入り口にあたる両津港から車で約50分~60分ほどです。両津港から国道350を走って、県道45に入り、そのまま走っていくとアクセスできます。両津港からの距離は約26キロメートルになります。

車といえば、両津港からレンタカーを借りて走ることもできます。タクシーを利用することもできます。

駐車場情報

「北沢浮遊選鉱場跡」の駐車場の情報ですが、無料駐車場があります。駐車場は完備していて、本州から車でのアクセスもできます。

駐車場は乗用車が30台、大型バスが3台駐車できます。相川技能伝承展示館が隣接していますので、そちらの観光もおすすめになります。

住所 新潟県佐渡市相川北沢町3-2
電話番号 0259-74-2389

北沢浮遊選鉱場跡以外の日本の「ラピュタ」

日本では「天空の城ラピュタ」ブームです。佐渡の「北沢浮遊選鉱場跡」以外でも、日本のラピュタとして話題になっているおすすめの観光スポットがあります。

何といっても良く知られている日本の天空の城ラピュタは、兵庫県朝来市の竹田城跡です。標高353メートルの古城山山頂に、整然と築かれた石垣群は典型的な山城です。天候次第で古城山全体が雲海に包まれ、まさに「天空の城」そのものです。おすすめの観光スポットです。

日本のラピュタおすすめは別子銅山跡

もう一つ話題になっている「ラピュタ」は、四国、愛媛県新居浜市の別子銅山です。こちらも標高750メートルにある鉱山跡です。

その昔。銅山が最盛期には1万人の人々が暮らしていた天空都市です。花崗岩造りの「貯鉱庫跡」や、赤レンガ造りの「索道停車場跡」などが、霧に包まれると「天空の城ラピュタ」に見えます。こちらもおすすめです。

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北沢浮遊選鉱場跡を観光しよう

「北沢浮遊選鉱場跡」について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。北沢浮遊選鉱場跡の歴史や見どころやアクセス方法などを紹介しました。「北沢浮遊選鉱場跡」は、天空の城ラピュタといわれるほど幻想的な昭和初期の建物です。ライトアップもあり佐渡のおすすめの観光スポットです。

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この記事のライター
yuribayashi