恐山の注意点まとめ!観光時の守るべきマナーや押さえておくべきポイントも紹介!

青森県むつ市にある恐山、イタコの山として知られています。その恐山には菩提寺というお寺があり、日本三大霊山といわれています。様々な言い伝えや伝説が残るお寺で、お参りする時に気を付けるべきマナーや注意事項や注意点もあります。そんな恐山の紹介です。

恐山の注意点まとめ!観光時の守るべきマナーや押さえておくべきポイントも紹介!のイメージ

目次

  1. 1青森の恐山へ行こう
  2. 2恐山のおすすめ観光スポット
  3. 3「恐山」観光時の注意点を解説
  4. 4恐山観光の注意点(1)火山ガス
  5. 5恐山観光の注意点(2)伝説や言い伝え
  6. 6恐山観光の注意点(3)お供え物の意味
  7. 7恐山観光の注意点(4)イタコ
  8. 8恐山の情報まとめ
  9. 9恐山のおすすめのお土産
  10. 10観光マナーを守って安全に恐山を登ろう

青森の恐山へ行こう

青森の下北半島、本州の最北端になりますが、そこにあるのが「恐山(おそれざん)」です。「恐山」という単独峰は存在しません。宇曽利(うそり)湖を中心として、釜臥山、大尽山、北国山、屏風山などの八峰を総称して、「恐山」と呼んでいます。さまざまな伝説や言い伝えが残る見どころいっぱいの霊場です。

恐山は比叡山・高野山に並ぶ三大霊山

寺伝によれば貞観4年(862年)天台宗の僧、円仁がこの地を訪れ「菩提寺」を創建したと伝えられています。その後いったん衰退していましたが、大永2年(1522年)に曹洞宗の僧、聚覚が南部藩の援助を受けて、円通寺(えんつうじ)を建立しています。

そうして恐山菩提寺を中興し、曹洞宗に改められています。恐山は、高野山や比叡山と並び「日本三大霊山」の一つといわれています。それだけ霊験あらたかな寺院です。恐山の伝説を敬い、マナーを守ってお参りしましょう。

恐山のおすすめ観光スポット

恐山は宗教施設ですが、おすすめの観光スポットにもなっています。極楽もあり、地獄もあります。さまざまな見どころいっぱいの山です。

恐山にはまさに「地獄」と思われる景観の場所が136か所あります。そんな各場所は様々な地獄の名称で呼ばれるようになっています。

宇曽利湖

恐山では地獄が良く知られていますが、極楽もあります。宇曽利湖(うそりこ)は、透明度の高いエメラルドグリーンの湖として知られています。まさに、極楽のように美しい青い湖として目を奪われます。

宇曽利湖は、面積が2.68平方キロメートル、水面標高は209メートル、湖の周囲長が7.1キロメートルあります。最大水深は23.5メートルあります。湖水は弱酸性で、ウグイのみが生息しています。このウグイは世界中の魚類の中で最も酸性度の強い環境に棲む魚類です。

極楽浜

恐山の宇曽利湖には、南国の白い海岸のような砂浜が広がっています。まるで南国のビーチのように美しい砂浜になっています。その美しさから極楽になぞらえて、極楽浜と呼ばれています。極楽浜の砂浜を歩いていると、周囲の景観に比べてまさに極楽にいるように感じられます。

太鼓橋

恐山へ向かう道にある太鼓橋は、三途の川に架かる橋です。橋を渡るとあの世になるそうです。渡り切ってはいけないそうです。

ただし、太鼓橋は老朽化が激しく、現在は通行不可になっています。悪人には、この太鼓橋が針の山に見えて渡れないという言い伝えがあるそうです。ここにも、恐山の伝説が残っています。

菩提寺

一部記述していますが、青森県むつ市の恐山には菩提寺(ぼだいじ)があります。現在は菩提寺は曹洞宗で、正式には釜臥山菩提寺、または、恐山菩提寺と称され、本坊は円通寺です。 

今ではあまり表に出ない歴史もあります。明治4年(1871年)に本坊の円通寺に、旧会津藩から移封された斗南藩の藩庁が置かれていました。 当時から極めて厳しい状況下にあったようです。

血の池地獄

血の池地獄は池であり、池の中央には台座に鎮座された仏像があります。血の池地獄は一年中赤い血のような水の色ではありません。時折、藻が発生して、池の水が赤く染まることから、血の池地獄と名付けられています。言い伝えでは、昔から出産の際に命を落とした女性の供養が行われていたそうです。

金堀地獄

金堀地獄は、ゴツゴツした岩が3メートルから4メートルの高さの小山のようになっています。死んでもなお、金を求めて掘り続ける地獄だそうです。金の亡者が落ちる地獄という言い伝えがあります。そうはいっても、お金は欲しいのですが、やはり、正しく働いて正しく稼ぐことが大切になるようです。

修羅王地獄

修羅王地獄は、実際に危険な場所で「危険」の立て看板があり、立ち入り禁止です。修羅王地獄は、醜い争い事が終始絶えない地獄です。

恐山の修羅王地獄は現在でも火山性ガスが噴き出しています。まさに、本当に危険な場所ですから、決して近づかないで、少し離れた場所から見ましょう。

「恐山」観光時の注意点を解説

まず、恐山は活火山です。さらに、神聖な宗教施設です。確かに、観光地の一面もありますが、本質は寺院です。寺院である以上、宗教行動が優先されます。

宗教施設である以上、その大事なポイントを踏まえたうえで、恐山を観光する際には注意点があります。そんな注意点を説明します。

霊山を登る時の心構えやマナー

恐山は霊山で、宗教施設です。亡くなられた方の供養をしている方も多くいます。悲しんでいる方がたくさんいます。一般的な観光地の花見見物のような気持ちや、酒気を帯びて騒ぐことなどないように、恐山では騒がないことが大切な注意点でありマナーになります。

恐山は山全体が神聖な宗教施設です。そこにあるすべてが宗教的に神聖なものです。たとえ小石であれ現地にあるものは決して持ち帰らないことです。マナーというより重要な注意点です。

ペット禁止は大切なマナー

最近は何かと、ペットを連れて行動する人が増えていますが、恐山はペット禁止です。まず、恐山は宗教施設です。宗教的な教えもあり、ペットはそんな神聖な場所に、排尿や排便をします。最低のマナーである排泄物を片づけさえしない飼い主も多く、恐山へのペットの持ち込みは厳禁です。

恐山は冬場(11月から4月)は入山禁止です。下北半島の冬は厳しく、さらに879メートルの恐山は冬の寒さは特別に厳しく、一般の観光客は閉山中の登山は止めましょう。マナー以前の安全確保の注意点です。

恐山観光の注意点(1)火山ガス

再三になりますが、恐山は活火山です。今でも火山ガスが噴出しています。火山ガスは決して安全なものではありません。それゆえ、恐山にお参りする時には、火山ガスに気を付けましょう。

恐山は火山ですから、火山として気を付けて、注意する重要なポイントがあります。そんな要点を説明します。

恐山は活火山

恐山では、樹木や草が生えていない場所もあります。鳥や小動物も見られないようです。この原因は火山ガスです。さらに、お寺に志納したお賽銭がすぐに痛むそうです。それだけ、恐山は火山として活動しているようです。霊場であり、火山です。気を付けましょう。

気管の弱い方の登山は注意が必要

恐山は場所によって、硫黄臭が大変きつい場所もあります。それだけ、火山ガスが噴出しています。個人差がありますが、咳き込んだり。頭痛を感じる人もいます。

特に、気管支に持病がったり、呼吸器系の持病がある人は、人一倍注意が必要になります。恐山の中で観光する場所を考えることも必要になります。

恐山観光の注意点(2)伝説や言い伝え

恐山は比叡山・高野山と並ぶ三大霊山の一つであり、名前も存在している場所もひときわスピリチュアルな感じがします。

寺伝をもう少し詳しく知ると、恐山菩提寺の開基は、慈覚大師・円仁で、円仁が唐で修行をしているときに、夢に聖人が現れて「国(日本)に帰り、東方へ三十余日行ったところに霊峰があるゆえ、そこの場所に地蔵菩薩を一体刻み、その地で仏道を広めよ」という夢のお告げを聞いています。

円仁はお告げ通り、日本に帰国後さっそく東北を目指して北上し、恐山にたどり着いて、恐山を開山しています。この伝説・言い伝えこそからしてスピリチュアルな世界です。

恐山の地蔵信仰

恐山には地蔵信仰があります。恐山の参拝コースにもたくさんのお地蔵様を見ることができます。お地蔵様の近くには風車が供えられているものが多くあります。

恐山のお地蔵様は、親よりも先に先立つて、あの世に逝ってしまった子供を思い、供えたものです。同じようにお地蔵様のよだれかけや服も、同じ思いのようです。

恐山観光の注意点(3)お供え物の意味

恐山には、昔からの伝統で、恐山でよく見かけるお供え物があります。そのお供え物それぞれに意味があり、言い伝えとして伝えられています。

ここでは、そのような言い伝えや、恐山ならではの伝説が残るお供え物3点について紹介します。興味ある恐山にふさわしい伝説が残っています。

風車

恐山のあちらこちらに風車が見られます。風車は輪廻の象徴でもあるといわれています。昔の時代ですから、幼くして亡くなった子供も多くいたはずです。そんな子供たちが、あの世で楽しく遊べるようにとお供えしています。また恐山独特の土地柄もあり、風車の回る方向を見て、火山の有毒ガスの流れを見極めることができます。

手拭いと草履

手拭いと草履については、複数種類の伝説があり、納得させられる言い伝えがあります。手拭いは、お参りに来た証として、故人へお供えする伝説があります。

あの世から現世に降りてきた霊があの世に戻る際、旅支度の手拭いと草履を持って無事帰れますように、という祈りを込めたという説、またお地蔵さんに手拭いを被せて草履を置くことで霊が慰められる、という説などがあります。

積み石

恐山の積み石は、幼くして命を落とした子供たちは「親に先立って亡くなったという親不孝の罪」で苦を受けるそうですが、積み石をすることで、塔を完成させて親への供養となり、自らも救われるという伝説、言い伝えがあります。

積み石には、科学的な見方もあって、火山である恐山は地表から有毒な火山ガス噴出しています。そのガスが噴出する場所に積み石をすることで、有毒ガスと空気が効率よく馴染み、有毒ガスが希釈されるそうです。先人の知恵でもあります。

恐山観光の注意点(4)イタコ

恐山と言えば、「イタコ」をすぐに思い出します。それほど、恐山とイタコのつながりは強力と思いがちですが、実際には、恐山菩提寺とイタコは無関係です。

イタコを恐山で見かけるのは、菩提寺の「恐山大祭」と「恐山秋詣り」の時だけです。実際にはこの時だけ、恐山でイタコに会えます。貴重な時期といえます。

イタコの口寄せは驚くことも多数!

イタコは、「口寄せ」と言われる特別なパワーで、死者の魂を我が身に宿して、死者の言葉を伝えてもらえます。この能力は特定の者しか身についておらず、イタコの能力は極めて特殊なものです。初対面のイタコの口寄せで、明らかに死者の言葉と一致する内容が発せられることがしばしばあり、スピリチュアルな世界です。

尚、イタコの口寄せの料金は、一人降ろす毎に5000円がかかるそうです。これはあくまで目安です。

イタコの口寄せは外部からの出張

イタコの口寄せですが、恐山でイタコの口寄せが行われるようになったのは、戦後からです。そもそもイタコ達は恐山に住んでいません。開山期間中のお寺の催事の時だけ出張してきます。

イタコは、恐山があるむつ市でなく、通常は八戸や、青森に拠点をもって、そこで生活しイタコとして活動しています。 

イタコの方の中には目がご不自由であったり、体がご不自由な方もいらっしゃいます。最低減のマナーをわきまえて、口寄せをお願いしましょう。

恐山の情報まとめ

恐山(おそれざん)は正式には、「釜臥山菩提寺」または「恐山菩提寺」です。貞観4年(862年)に円仁が創建したと伝えられています。恐山は例年、開山が5月1日で、10月31日まで入山できます。開山している時間は6:00~18:00、尚、10月中旬から10月31日の期間は、6:00~17ː00になります。恐山の入山料は500円です。

恐山へ向かう道路は、積雪の状態にもよりますが、11月中旬から4月中旬まで通行止めになります。

基本閉山時期は11月中旬から4月中旬になっていますが、その年の積雪状況により変更がありますので、最新の情報は恐山寺務所(TEL:0175-22-3825)で確認することをおすすめします。

アクセスは少し困難

恐山に電車でアクセスする場合は、JR大湊線の「下北」駅から、下北交通バスの恐山線に乗って、約40分かかります。バスの本数も多くありません。

車で恐山にアクセスする場合は、むつ市内の中心部から約20分かかります。国道4号線から278号線に向かい、案内板の通り進みましょう。恐山へ向かう山道は曲がりくねっていますので、注意して運転しましょう。

住所 青森県むつ市大字田名部宇曽利山3-2
電話番号 0175-22-3825

恐山のおすすめのお土産

恐山のある青森県むつ市、まぐろの大間にも近く、海の幸に恵まれている場所です。陸の幸では、青森と言えばリンゴです。美味しいリンゴがたくさん収穫できる土地です。

そんな、むつ市や周辺の地域には、おすすめのお土産があります。恐山菩提寺にお参りして、お土産にしたい名品ばかりです。そんな恐山のお土産に最適なおすすめのお土産、3点を紹介します。

生れて墨ませんべい

現在の人気作家、又吉直樹さんも憧れている、青森県出身の小説家太宰治の生誕100年記念で作られたお菓子です。津軽人のシャレで「生れて墨ませんべい」、ユニークなネーミングで、一度聞いたら忘れません。照れてる太宰治のイラストパッケージはGOODです。せんべいの生地にイカスミが混ぜてあり、甘味もあります。

住所 青森県むつ市新町47番3号(八戸屋)
電話番号 0175-22-3324

ラブリーパイ

ラブリーパイは、むつ市のお土産が揃う人気店、下北名産センターで人気NO.1のお土産になっています。カスタードクリームを折りこんだパイ生地で、シャキッとしたりんごを挟み込んでいます。青森のフレッシュなりんごと、ソフトなパイ生地が最高にコラボした人気スイーツです。

住所 青森県むつ市大曲2丁目13-33
電話番号 0120-403-231

八方汁

明示3年(1900年)創業のワダカン株式会社の看板商品「八方だし」です。古くから用いられているプロの板前さん用のだし汁です。かつお、しいたけ、ほたて、あさりと、牡蠣に昆布のエキスを加え、最高のバランスでブレンドしています。和、洋、中華料理など幅広く料理に使えます。おすすめのお土産になります。

住所 青森県十和田市大字相坂字高清水1163番地
電話番号 0176-25-2111

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観光マナーを守って安全に恐山を登ろう

恐山菩提寺について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。様々な伝説や言い伝えが残り、興味が湧いてくる寺院です。恐山は火山であり注意点も多く、霊山だけに気を付けるべきマナーもあります。恐山は下北半島にあり、アクセスは少し大変ですが、それだけに恐山が昔のスタイルで残っています。そんな魅力いっぱいの恐山に出かけましょう!

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この記事のライター
yuribayashi

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