「ギアナ高地」は一度は訪れたい世界最後の秘境!巨大な陥没穴は圧巻!

巨大な穴場や巨大な山などを持つギアナ高地は、ベネズエラの人気観光スポットです。本記事では、世界最後の秘境とも呼ばれるギアナ高地について基本情報や穴場スポットなどを紹介します。アウトドア好きな人にはとてもおすすめの人気スポットですので、ぜひ参考にしてください。

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目次

  1. 1ベネズエラ「ギアナ高地」の魅力をご紹介
  2. 2ギアナ高地の気候・観光におすすめの季節は?
  3. 3ギアナ高地に行く時のおすすめの服装は?
  4. 4ギアナ高地のおすすめ人気スポット
  5. 5ギアナ高地のテーブルマウンテン
  6. 6ギアナ高地の巨大陥没穴
  7. 7ギアナ高地への観光アクセス
  8. 8「ギアナ高地」では宿泊も楽しみの1つ
  9. 9「ギアナ高地」へ行こう

ベネズエラ「ギアナ高地」の魅力をご紹介

どこまでも広がる広大なジャングルに突然現れる平たい山頂と絶壁を持つ山。ベネズエラの「ギアナ高地」は、そんな不思議な光景を目にすることができる人気の観光スポットで、都会の生活に疲れた現代人にぴったりです。

本記事では、ベネズエラの人気観光スポット「ギアナ高地」について、その詳細や穴場スポット、アクセス方法を紹介します。山、滝、川など様々な自然を感じることができる「ギアナ高地」で不思議で壮大な体験をしましょう。

一生に一度は訪れたい地球最後の秘境

「ギアナ高地」とは南アメリカ大陸の北部に位置する高地帯のことです。ベネズエラ、コロンビア、フランス領ギアナ、スリナム、ガイアナ、ブラジルにまたがっており、アマゾン川、オリノコ川、ネグロ川に囲まれたジャングルには豊富な自然が広がっています。

「ギアナ高地」の特色は、広大な敷地の中に点在するほぼ垂直に切り立ったテーブルマウンテンです。世界的に見てもとても珍しい光景で、この景色を求めてベネズエラの「ギアナ高地」へと降り立つ人が多い人気のスポットです。

テーブルマウンテンの山頂は大陸移動の影響をほぼ受けずにいたと考えられおり、太古の昔に存在した幻の大地、ゴンドワナ大陸の特徴を色濃く引き継いだ場所とも言われています。かつての地球の姿に思いを馳せながら壮大な風景を堪能できるのも人気の理由と言えます。

まだまだ開拓されていない未解明の部分が大部分を占めるためここでしか見られない生物や景色も多く、地球最後の秘境とも言われています。

「ギアナ高地」で見つかった動植物のうち7割が固有種であり、生物の宝庫としても有名です。穴場スポットもあり、ユニークな動植物との出会いも楽しむことができます。

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ギアナ高地の気候・観光におすすめの季節は?

ベネズエラの「ギアナ高地」は現地語で水の国という名前を持ち、その名の通り年間を通して4000mmを超える雨が降ります。

一年の半分近くが雨季とされていますがほぼ一年中雨が降っており、午後に強い雨が降る場合が多いようです。その一方で年間を通して気温は30度前後と高めなので、服装や履物にも注意が必要です。

観光におすすめのシーズンは雨季の時期で、例年4月〜11月頃です。雨が降ることで歩きにくくなったりヘリコプターやボートといった移動手段が使えなくなったりと様々な弊害もありますが、水の国の素晴らしさや美しさを堪能するにはとてもおすすめの時期です。特に滝を巡るツアーなど美しい水を目当てに行く場合はこの時期に行きましょう。

晴れの日には青い空にそびえ立つテーブルマウンテンが雄々しく、カラフルで美しい風景を楽しむことができます。また、天気のあまり良くない日には様々な形の雲がテーブルマウンテンに張り付き、まるで雲の中に突如大地が登場したかのような風景を見ることができます。

「ギアナ高地」には、どんな天気の時でもまるでアニメ映画の世界のような美しくも不思議な光景が広がり、心に残る体験をすることができます。その時々の自然の表情を楽しみましょう。

ギアナ高地に行く時のおすすめの服装は?

ベネズエラの「ギアナ高地」は、ゆったりとした時間を楽しむようなリゾートスポットではありません。現地では厳しい自然の中で過ごすことになるので、事前の準備はとても大切です。その時期の気温や状況をよく調べて万全の準備をして向かいましょう。

基本的にアウトドアをするときに必要な持ち物や服装と変わりませんが、特に注意して欲しいのは荷物の量です。移動が小型機でスーツケースが載せられない場合もあるので、荷物はコンパクトにまとめられるようにしましょう。歩く距離が長いので、軽くまとめられると負担が軽減します。

また、履物にも注意が必要です。履き慣れた歩きやすい靴であることはもちろんですが、滝に近づくために水の中を歩いたり、突然雨が降ることもあるので、アクアシューズや歩きやすいスポーツサンダルを持参するのがおすすめです。

ギアナ高地のおすすめ人気スポット

「ギアナ高地」には、雄大な大自然の景色を堪能することができるスポットが数多く存在します。どのスポットも美しい光景を見ることができますが、体力的に登山経験者でないと難しいスポットもあります。アウトドアが好きな人などにはとてもおすすめですが、自分の体力や経験と照らし合わせて適切なスポットを選びましょう。

ここでは、「ギアナ高地」の中でも観光拠点として人気の「カナイマ国立公園」について紹介します。地球の神秘を感じることができ、とてもおすすめの観光スポットです。「カナイマ国立公園」で自然のエネルギーを感じましょう。

カナイマ国立公園

「カナイマ国立公園」はベネズエラの国立公園で、30,000平方km以上もの広大な敷地を持つ人気の観光スポットです。

「優れた自然美を持つ」「地球の地質的な変化の貴重な資料である」「多様な動植物が生息している」などといった観点から1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。その広大な敷地はざっくり分けると西エリアと東エリアに区切ることができます。

西エリアは「アウヤンテプイ」と「エンジェルフォール」を擁したエリアです。緑豊かなジャングルが広がり、カナイマ湖のほとりにあるカナイマ村は西セリアの観光拠点として多数のツアーの発着点になっています。より秘境感の高いエリアとなっています。

東エリアは一般の旅行客でも登ることができるロライマ山や広大な草原「グランサバンナ」を楽しめるエリアです。ホテルやロッジが西エリアに比べて多く、観光客で賑わうエリアでもあります。

ギアナ高地のテーブルマウンテン

ここでは、「ギアナ高地」のメインスポットである「テーブルマウンテン」と、迫力ある姿を堪能できる「エンジェルフォール」について紹介します。まるで「ライオンキング」や「ジェラシックパーク」の世界に迷い込んだような雄大で美しい景色はが広がり、いつまでも眺めていたくなること間違いなしです。

テーブルマウンテン(テプイ)とは

「テーブルマウンテン」とは、まるで巨大なテーブルのような形をした台地のことで、現地ではテプイと呼ばれています。長い年月をかけて地質の柔らかい部分が雨などによって削られ、硬い部分が残ることによってできた独特な地形です。

名前の通りまるでテーブルのように平たい頂上や切り立った断崖が特徴で、ベネズエラのギアナ高地の他には南アフリカ共和国などで見ることができます。

「ギアナ高地」には様々な形状のテーブルマウンテンが点在しており、その数は大小合わせて100あまりとも言われています。それぞれのテーブルマウンテンは独立しているため、それぞれの頂上では独自の進化を遂げたユニークな生き物たちと出会うことができます。

アウヤンテプイの滝「エンジェルフォール」

「エンジェルフォール」は現地の言葉で「最も高くから落ちる滝」という名前を持つ滝で、世界最大級の滝として有名です。滝の落差は979mあり、落差の大きさゆえ水が途中で飛沫となって消えるために滝壺が無い、というあまり聞いたことのない現象を目撃することができます。

「ギアナ高地」の中で最も大きいテーブルマウンテンである「アウヤンテプイ」から流れ落ちるその姿は大迫力の一言です。水の国という意味を持つ通り、豊富な水の美しさや雄大さを感じることができるスポットです。

世界最大級の滝「エンジェルフォール」の観光方法としてはヘリコプターなどで空から近づくツアーと、ボートなどで下から近づく方法があります。天気や観光客の体力等をよく吟味してどちらの方法で観光するか選ぶのがおすすめです。

ギアナ高地の巨大陥没穴

最後の秘境と言われる「ギアナ高地」の中でも最も秘境とされている「サリサリニャーマ」。山上には巨大な陥没穴があり、巨大な穴の底から空を見上げる経験は他の観光スポットではなかなかできません。人とは違う珍しい体験をしたいという人にはとてもおすすめのスポットです。ぜひここでしかできない体験をしましょう。

サリサリニャーマ山上の巨大陥没穴

「サリサリニャーマ」は「ギアナ高地」にいくつもあるテーブルマウンテンの中の1つです。標高1350m〜2400mの高さを誇り、鬱蒼としたジャングルは人を拒む気配さえ感じさせます。

日本人が聞くとなんだか可愛らしい印象を抱く「サリサリニャーマ」ですが、「サリサリ」とは先住民の言葉で「山の中に棲む悪霊が人間を食べる時の音」という意味を持ちます。その名前が表す通り、「サリサリニャーマ」は古くから恐ろしい場所として言い伝えられ、避けられてきた場所でもあります。

ベネズエラの観光地の中でも最も辺鄙な場所にある観光の穴場スポットであり、現在でも立ち入るのに許可が必要な場所でもあります。秘境好き、穴場好きにはたまらないおすすめスポットです。

「サリサリニャーマ」の最大の特徴は大きく開いた穴です。最も大きい穴で直径・深さともに350mと言われており、山上には8個の穴場があると言われています。

穴底の孤立した生態系

「サリサリニャーマ」の巨大な穴の中には、世界から隔絶され独立したユニークな世界が広がります。固有の生物も多く、地質学者や生物学者にとっても謎多き場所とされています。

穴の周りは断崖なので、ヘリコプターでしか降りることができません。足場も悪いので移動にも時間がかかり、テントさえ張れない場合もあるようです。とてもハードな観光スポットですが、普段の生活では絶対に触れることができない隔絶された世界に触れることができると特定の人々にはとても人気です。

ギアナ高地への観光アクセス

「ギアナ高地」へ行く場合は、旅行会社が行なっている観光ツアーを利用するのがおすすめです。ヘリコプターやトレッキングなど様々な方法がありますので、自分の体力や日程、料金と合わせてぴったりの方法を選びましょう。まずはざっくりとしたアクセス方法を紹介します。

ギアナ高地へのアクセス方法

「ギアナ高地」へのアクセス方法は、まずは日本からベネズエラの首都カラカスへと向かいます。日本からの直行便はありませんので、アメリカやメキシコシティ、ヨーロッパなどを経由して向かうことになります。南米は日本の反対側に位置するので様々な行き方があり、長時間の飛行機移動となります。

カラカスからギアナ高地の玄関口であるプエルトオルダスまでは飛行機で1時間ほどです。カラカスへの到着が遅い時間の場合は宿泊してから向かうことになります。プエルトオルダスからはさらにそれぞれの観光したいスポットに沿って、拠点となる村やホテルへと向かいます。

観光ツアー

「ギアナ高地」を巡るツアーは旅行会社によって様々な特色のツアーが用意されています。旅行会社によって着目する観点が違いますので、どんな体験をしたいか考えながら選びましょう。

例えば、短時間であまり体力を使わずに大自然を満喫したい場合はテーブルマウンテンの頂上へヘリコプターで向かう遊覧コースがおすすめです。自分の身体を使って大自然を体験したい人にはトレッキングで様々なスポットを巡るコースが人気です。

その他にもラペルでテーブルマウンテンをスリリングに楽しむコースや、マウンテンバイクで各地回るコース、「ギアナ高地」の多様な滝を巡るコースなど多彩なコースが用意されています。

どのツアーを利用する場合も最短で2泊3日の日程でツアーを組むのがおすすめです。「ギアナ高地」は見て回る範囲が広いことに加えて天候などにも左右されやすいので、ゆったりとしたスケジューリングをしましょう。

観光ツアーに参加すると、お水や治安に配慮したホテルの手配など実情を知らないと気配りできないようなことまで配慮してくれるので、とても安心です。

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「ギアナ高地」では宿泊も楽しみの1つ

「ギアナ高地」は、豊かな自然の風景を堪能するのが主な楽しみ方ですが、宿泊方法もぜひ注目して欲しいポイントです。

山に登る途中などはテント泊やハンモック泊になり、大自然の中で極上のキャンプ体験をすることができます。アウトドアが好きな人に人気で、宿泊方法がテント泊などの場合はツアー内容もハードなものが多いです。

ツアーの発着ポイントではそれぞれの観光スポットに近い村に宿泊することができます。ツアーの前のおまけと考えずに、ぜひその村の文化を十分に体験しましょう。もちろん、ホテルやロッジもありますのでそちらを選択することも可能です。

「ギアナ高地」へ行こう

「ギアナ高地」は、現代に生きる人類が忘れがちな自然への畏怖を思い出させてくれる人気の観光スポットです。テーブルマウンテンや滝、巨大な陥没穴など壮大なスケールの自然を堪能することができます。

ただ楽しいだけでなく不便さや自然の恐ろしさを感じることがあるかもしれませんが、それも旅の醍醐味です。世界遺産に登録された雄大な風景の中でここでしかできない極上の体験をすることができます。

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この記事のライター
maho