2020年04月08日公開
2020年04月08日更新
伊豆大島の「裏砂漠」とは?魅力や車・バイクのアクセス方法を解説!
伊豆大島には様々な観光スポットがありますが、その中に裏砂漠と呼ばれる場所があります。ここでは、伊豆大島の裏砂漠について紹介します。裏砂漠にはどんな魅力があるのか、車やバイクでどうやってアクセスしたらよいかなどを紹介します。

目次
伊豆大島の裏砂漠とは
豊かな自然がたくさん存在する伊豆大島には、裏砂漠というスポットがあります。ネーミングを聞いただけで興味を持つ人もいるのではないでしょうか。伊豆大島に行ったことがない人には、特に知ってもらいたいスポットです。伊豆大島のあるスポットに興味を持ってもらい、一度行ってみたいと思ってもらえるならばありがたいです。
三原山にある「日本で唯一の砂漠」
裏砂漠は伊豆大島の三原山にあります。三原山は標高758メートルの火山です。三原山といえば、1986年に噴火したことを今でも記憶している人もいるのではないでしょうか。この噴火では伊豆大島の島民や観光客が全島避難になるくらい大規模なものでした。三原山は何度も噴火を繰り返していることから、一面が真っ黒になっています。
噴火によってマグマが噴き出し、三原山周辺のあらゆるものを焼き尽くしました。さらに、噴火後も風が強い場所なので、植物が植生しない場所となってしまいました。そのため、砂漠という表現がぴったりな場所になりました。
砂漠といえば、一面が砂の風景になっているところを思い浮かべるのではないでしょうか。伊豆大島の裏砂漠は一面が黒一色になっていることを知っておきましょう。
伊豆大島へのアクセス
裏砂漠について詳しく紹介する前に伊豆大島へのアクセスを知っておきましょう。伊豆大島へは海路か空路で行くことになります。海路の場合は、東京の竹芝桟橋・神奈川の横浜桟橋・神奈川の久里浜・静岡の熱海港から東海汽船が運航するジェット船や大型客船を利用しましょう。各乗り場から伊豆大島に行く便は毎日1便は出ています。
空路の場合は、調布飛行場から新中央航空が運航する飛行機を利用する方法があります。1日に2便から3便運航しています。伊豆諸島を巡る場合は、それぞれの島とを結んでいる東京愛らんどシャトルというヘリコプターを利用すると便利です。
伊豆大島へのアクセスを知っておき、旅行の計画に役立ててください。伊豆大島への海路には自動車・バイク・自転車と一緒に乗船できます。

裏砂漠の魅力を解説
伊豆大島の裏砂漠の魅力を紹介します。裏砂漠は黒一色に広がる火山岩の風景が広がり、一見何もないように思えます。何もないことには違いありませんが、その中にも魅力を感じる点があります。人の力で創り出すことはまず不可能と思える風景なので、裏砂漠の風景が楽しめることは、非常に大切な時間であることをぜひ実感してください。
裏砂漠には人によっていろいろな感じ方を抱くのではないでしょうか。何もないところに対する魅力を多くの人に知ってもらいたいです。日本には砂丘とつくスポットはいくつかありますが、砂漠とつくスポットは伊豆大島にしかありません。
裏砂漠の魅力を知ってもらい、ぜひ伊豆大島に行く際の参考にしてもらえればありがたいです。考えられる魅力について紹介します。
三原山火口
三原山火口は伊豆大島を訪れたなら、足を運んでもらいたいおすすめのスポットです。三原山内には遊歩道が整備されており、三原山トレッキングを楽しんでもらえます。裏砂漠道(砂利道)3.2キロ・火口一周コース(砂利道)2.5キロ・周回乗馬コース(砂道)2.8キロ・火口見学道(舗装路)0.4キロ・山頂遊歩道(舗装路)2.2キロがあります。
三原山の大自然を感じてもらうならば、裏砂漠道をおすすめします。裏砂漠を常に間近に感じながらトレッキングができるので、三原山ならではの風景が楽しめます。火口は直径300メートルから350メートル、深さ200メートルもあります。
火口の姿を見ると、ここから大噴火が起こっているのかと凄さと怖さといった気持ちを持ってもらえるでしょう。様々な風景を楽しみながらのトレッキングを満喫してください。
裏砂漠の雄大な大自然
裏砂漠の雄大な大自然の風景は、ここに来なければ見ることができない圧倒的なものです。一面が黒くなっている大地の姿を見ると、火山の恐ろしさを知るのと同時に自然の素晴らしい風景が堪能できます。裏砂漠は黒い風景が広がっているだけで、特に何もありません。この何もないというところが、砂漠という表現にぴったりです。
裏砂漠には何もありませんが、鳥の鳴き声が聴こえます。裏砂漠でも確実に生命が生息しています。普段は鳥の鳴き声に対して特に何も感じなくても、裏砂漠では心地良く聴こえるでしょう。天気が良ければ、最高の青空と裏砂漠がコラボした風景が楽しめます。
青空と黒い裏砂漠の対照的な色合いを堪能してください。伊豆大島を訪れなければ見られない風景をしっかりと記憶や記録に刻み込みましょう。
裏砂漠でのおすすめの楽しみ方
伊豆大島の裏砂漠でのおすすめの楽しみ方を紹介します。とても広い裏砂漠を訪れたら、ゴロンと寝転がって見ましょう。よくある砂漠であれば、砂がどんどん体の上にふりかかるため、ゴロンと寝ころびたいという人はいないかもしれません。裏砂漠はスコリアという細かい軽石のような火山岩で出来ているため、寝転がっても問題ありません。
火山岩が太陽の熱を吸収するため、寝転がっているとポカポカして、とても気持ち良くなります。三原山の圧倒的なパワーを目一杯感じられる最高の過ごし方と言えます。スコリアはツボを刺激してくれるので、良いマッサージ効果にもなるでしょう。
大人数で写真撮影してもらうのもおすすめです。大人数で横一列に並んで、撮影の時にタイミングを合わせて、一斉にジャンプすると後で面白い写真になるかもしれません。圧倒的な風景が広がっている裏砂漠なので、普通に写真撮影するよりも、何か動きをつけた方がより魅力的な写真になるでしょう。SNSにアップしたら注目を集めるかもしれません。
日本で唯一の砂漠での楽しみ方は、これ以外にもまだまだあるでしょう。注意してもらいたいのが、裏砂漠は風が強く吹き抜ける場所なので、風で持ち物を飛ばされないように気を付けてください。特に寝転がっている時は要注意です。
裏砂漠のおすすめの楽しみ方を参考にしてもらい、思い出に残る時間を過ごしてください。地球のすごさを体全体で感じられれる貴重な時間です。
裏砂漠へ行くときのポイント
裏砂漠へ行く時のポイントを紹介します。裏砂漠へ続くルートはいくつかありますが、ここで紹介するポイントはどのルートにも当てはまります。伊豆大島での交通ルールもあるので、裏砂漠に行く前にぜひ頭に入れておきましょう。裏砂漠に行くためのポイントをしっかりと押さえておき、安心して裏砂漠に行けるようにしておきましょう。
車・バイク・自転車で途中までアクセス可能
裏砂漠には車・バイク・自転車で途中までアクセス可能なルートがあります。伊豆大島を巡る時に車・バイク・自転車を利用する人もたくさんいます。これらの手段で途中までアクセスできるならば、非常に便利でしょう。車・バイク・自転車は伊豆大島を目一杯楽しんでもらうためには、どれも必要な交通手段と言えます。
伊豆大島でレンタカーを借りることができるので、自転車だけを持参してレンタカーに積んで、好きな時に自転車に乗るという楽しみ方もできます。自転車だと小回りがきくため、車やバイクではなかなか行けないところにも行くことができます。
車・バイク・自転車で行くことができるのは、あくまで途中までなので、最後は徒歩で裏砂漠に行くことになります。
舗装道路以外は車両の進入禁止
伊豆大島での交通ルールとして、舗装道路以外は車両の進入禁止になっています。伊豆大島には舗装された道路はたくさんあるので、車両の通行はほとんど問題なくできます。ただし、まだまだ舗装されていない道路もたくさんあります。舗装されていない道路は路面が安定していないので、車両で通行するのは安全とは言えません。
舗装されていない道路を車両で通行できるのは、関係者だけに限られています。伊豆大島の豊かな自然を守っていくためには、伊豆大島での交通ルールをしっかりと守っていくことが必要になります。みんなが守ることで、伊豆大島をいつまでも楽しめるはずです。
伊豆大島をドライブする場合には、舗装されていない道路には車で立ち入らないようにしてください。
裏砂漠のおすすめルート①月と砂漠ライン
ここからは、裏砂漠へのおすすめルートを2つ紹介します。まず1つ目は月と砂漠ラインです。月と砂漠ラインという素敵なネーミングがつけられています。砂漠という名前がついているため、裏砂漠に行くルートということがわかってもらえるはずです。月と砂漠ラインとは、どのようなルートなのか、ぜひ知ってください。
裏砂漠を楽しむ定番コース
月と砂漠コースは、裏砂漠を楽しむ定番コースとして知られています。月と砂漠ラインの入口は、チェーンが張られていますが、車やバイクといった車両通行禁止のために張られているので、徒歩の場合はチェーンをまたいで進んで行きましょう。しばらく登りが続き、足元は砂利を踏んでいるような感覚の道になっています。
10分くらい歩くと、目の前に裏砂漠の圧倒的な風景が広がります。突然広がる裏砂漠の風景に驚いて言葉を失ってしまう人もいるのではないでしょうか。黒い砂漠の中に、ところどころ見られる緑の風景が砂漠という感覚をより一層引き立てています。
天気が良ければ言うことがない風景ですが、多少曇っていたとしても、黒砂漠の圧倒的な風景は楽しめるはずです。
アクセス方法
月と砂漠ラインへのアクセス方法を紹介します。このコースの入口は大島一周道路から脇道に逸れたところにあります。脇道に逸れると、道幅がかなり狭くなります。車同士がすれ違うのが難しい感覚になります。バイクであっても、途中で対向車とすれ違うと、スペースがあるところでなければ、狭く感じるはずです。
自転車でアクセスする人もたくさんいますが、自転車で行く場合には車に注意して通行してください。月と砂漠ラインの駐車場から10分くらいで裏砂漠に行けるので便利です。駐車場に行くまでの細い道の通行には気をつけてください。
裏砂漠のおすすめルート②裏砂漠コース
裏砂漠へのおすすめルートの2つ目は裏砂漠コースです。裏砂漠コースは大島温泉ホテルから三原山山頂を結ぶコースです。なお、裏砂漠コースは別名温泉コースと呼ばれています。大島温泉ホテルから出発する前に、三原山の風景が見られるので、ぜひ最初に注目してください。これからここに行くという気持ちを強く持ってもらえるはずです。
裏砂漠コースの入口は、噴火によって降り積もった溶岩の上に、植物や苔が植生している樹海になっています。樹海を抜けると周囲の景色が一気に広がります。この風景の違いを感じてもらうには、裏砂漠コースを利用しなければいけません。
裏砂漠コースも人気があるコースなので、ぜひ利用してください。様々な景色の変化があることを知っておきましょう。
短時間で行きたい人におすすめのコース
裏砂漠コースは、短時間で行きたい人におすすめのコースです。大島温泉ホテルから裏砂漠に行くためのルートはほぼ一直線になっており、約90分で裏砂漠まで行けます。
大島温泉ホテルからこもれびトンネル、いつか森になる道、ジオロックガーデンを経て、裏砂漠まで至ります。いろいろな見どころを楽しみながら、裏砂漠まで短時間で行けます。
伊豆大島のジオパークの魅力をしっかりと感じられるのが、裏砂漠コースの良さです。大島温泉ホテルに宿泊した人であれば、すぐに裏砂漠に行くルートがスタートします。様々な風景を見ながら歩けば、裏砂漠まであっという間に着いたと思ってもらえるでしょう。
アクセス方法
裏砂漠コースへの入口までのアクセス方法を紹介します。裏砂漠コースは大島温泉ホテルの駐車場の近くにコースの入口があります。
富士箱根伊豆国立公園 三原山内遊歩道案内図の看板を目印にしてください。看板を過ぎると下り坂があり、しばらく下ると裏砂漠線3.2kmと書かれている看板があるので、いよいよスタートです。
大島温泉ホテルまでのアクセスは、伊豆大島への船便が到着する港からホテルまでの送迎をしています。伊豆大島の元町港・岡田港からバスで約18分で行くことができます。なお、大島空港からだと車・バイクで約15分で行くことができます。
元町港・岡田港から自転車で、のんびり大島温泉ホテルまでアクセスするのもおすすめです。アップダウンのある道を自転車で楽しみましょう。
裏砂漠へ行ってみよう
伊豆大島の裏砂漠について紹介しましたが、行ってみたいと思ってもらえたならば幸いです。日本で唯一の砂漠なので、ぜひ多くの人に黒砂漠の風景を見てもらいたいです。
自然が創り出した圧倒的な風景なので、自然の素晴らしさを伊豆大島で感じてください。伊豆大島へのアクセスを知ってもらい、離島での素敵な時間を楽しんでください。
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