2020年05月27日公開
2020年05月27日更新
コンウィ城(ウェールズ)はラピュタのモデル?歴史や観光の見どころまとめ!
世界遺産に登録されたイギリスのウェールズ地方にあるコンウィ城は、ラピュタのモデルの地としても有名な場所で、多くの観光客が訪れる人気のスポットになります。そんな、ウェールズのコンウィ城の長い歴史や観光前にチェックしておきたいポイントなどを調査してまとめました。

目次
イギリスのおすすめ観光スポット情報
観光スポットがたくさんあり観光旅行で訪れる人はとても多く、特にロンドンは年間を通してイギリスの中で一番観光客が多いとされています。ですが、イギリスにはロンドンから離れた場所にも、見どころがたくさんある観光スポットはたくさんあります。
当記事で紹介していくのはイギリスの観光スポットの一つとして、イギリスの南西部にあるウェールズ地域にある世界遺産コンウィ城になります。世界遺産コンウィ城の歴史やおすすめの見どころなどを詳しく紹介しますのでイギリス観光の参考にしてください。
北ウェールズのコンウィ城の歩き方
イギリスのウェールズ地域の北部にコンウィ城はありますが、イギリスのウェールズ地域は大自然が広がり景観が素晴らしい場所として人気の観光スポットになります。そんな北ウェールズは2017にベスト•イン•トラベルに選ばれた、イギリス国の地域になります。
北ウェールズ地域にあるコンウィ城ですが、イギリス国内でウェールズ地域と同じように長い歴史があります。世界遺産としてのコンウィ城にも見どころがありますが、歴史をや見どころを知っておく事でより一層楽しむ事ができますのでおすすめになります。
コンウィ城の歴史
まず初めに、北ウェールズ地域にある世界遺産コンウィ城の歴史について紹介していきます。世界遺産として有名になったコンウィ城ですが、歴史を知る事で建物や景色の見方は変わってきますので、しっかり歴史を知っておく事はおすすめになります。
世界遺産に登録されるまでのコンウィ城の歴史や、世界遺産に登録された後のコンウィ城についてまでの歴史についての、特に知っておくべき要点をまとめました。世界遺産コンウィ城へ観光に行く前に、まずは世界遺産コンウィ城の歴史を見ていきましょう。
ウェールズ遠征時代
コンウィ城が建てられたのは1283年になり、イングランドの王様エドワード1世が建てた城になります。もともとウェールズ人が住んでいた場所をエドワード1世が征服した事で、反乱が起こる事を封じる事を目的とし、イングランド人を守る意味もありました。
ですから、コンウィ城の城壁は街を囲むようにできている特徴があります。城壁の中に住んでいたのは、全てイングランド人になりますので、ウェールズ人は城壁の外側に住んでいました。そんな状態が長く続いていて、約200年という長い年月となっています。
ウェールズ人の攻撃
ウェールズの人たちも、ただ黙っているわけではありませんでした。15世紀に入ってから、ウェールズ人は自分たちの住んでいた場所を取り返すために立ち上がり、長く続いた約200年の長い歴史に終止符を打つべくしてコンウィ城に攻撃を仕掛けました。
ウェールズ人の攻撃は凄まじかったので、攻撃を仕掛けた当初は城壁の中にいたイングランド人は次々に追放される状況になりました。ですが、そんな状況は長く続かずにすぐに逆転してしまいました。その後16世紀に入った頃に統合という決着がつきました。
清教徒革命
歴史的に有名な清教徒革命は、イングランドやアイルランド、スコットランドで起こった内戦の一つになります。もともと戦火が起こっていたわけではありませんが、王位を継承したチャールズ1世が議会と対立した事をきっかけに清教徒革命が起こりました。
その時の舞台になった場所が、ウェールズにあるコンウィ城になります。王党派と議会派の対立から始まった内戦になりますが、最終的に勝利を収めたのは議会派になります。ですが、その後議会派でも対立が起こってしまい2度目の内戦が始まってしまいました。
世界遺産に登録される
世界各国に世界遺産として登録されている歴史的建造物はたくさんあります。その世界遺産には、登録するに当たって基準があります。北ウェールズにあるコンウィ城は、その世界遺産登録における基準である条件を4項目満たしている建物となっています。
コンウィ城が世界遺産として登録されたのは1986年になりますが、コンウィ城はグウィネズのエドワード1世の城郭と市壁として世界遺産に登録されています。それから、多くの人が訪れる観光スポットに変わっていき人気があるおすすめの場所になりました。
姫路城と姉妹提携
世界遺産として登録されている日本の姫路城と、ウェールズのコンウィ城が姉妹城として提携を結んだのは2019年10月29日になります。観光促進だけを目的として提携されたわけではなく、教育プロジェクトの計画も行われている姉妹城提携になります。
姉妹城としての提携は、ウェールズ政府と北ウェールズの観光局が声を挙げた事がきっかけとなり結ばれることになりました。双方間においての文化や芸術、教育、観光のつながりを強化したいというウェールズ側の提案に日本が賛成したということになります。

コンウィ城へ行く前に見どころをチェック
コンウィ城に行く前に、覚えておきたいのは歴史だけではありません。コンウィ城の見どころもしっかりとチェックしておくべき要素になります。見どころを押さえておくと、コンウィ城を周るときにはより一層楽しく観光することができるようになります。
ここでは、コンウィ城の世界遺産としてだけではなくおすすめの見どころを紹介していきます。絶景を見ることができる場所なども併せて紹介していきますので、イギリス観光旅行で北ウェールズにある世界遺産コンウィ城に行くときには参考にしてください。
堅牢な城壁
なんと言っても一番の見どころは、コンウィ城の城壁になります。高さは約9メートルになり城壁の全てが堅牢な作りをしています。城内を囲んでいる城壁は長方形に近い形をしているのですが、東西に約90メートル、南北に約40メートルの長さになっています。
かつてのウェールズ人との攻防でも壊される事がなかったコンウィ城になりますが、難攻不落のと言われているのも城壁が理由の一つと言っても過言ではありません。遥か昔のの人が作り出した堅牢な擁壁は一見の価値がありますのでおすすめのポイントになります。
城壁にあるのは8つの塔
コンウィ城を囲んでいる城壁には、全部で8基の円状の塔が建っています。それぞれの塔は当時は見張り台などとして使われていたのですが、南側に4基北側に4基作られていて相対する並びになっていて塔の高さも、8基全部同じとされているのが特徴になります。
塔にはそれぞれ名前がついているのですが、教会やキッチン、牢獄などになり塔そのものの用途が名前になっていると言われています。その中の塔で、東西の端にある塔が見張り台として使われていた場所になっていますので、名前を見ながら見学をおすすめします。
城壁からの眺め
先述した城壁には登ることができるようになっているのですが、その中でも見張り台に登って見る景色は絶景と言われています。昔住んでいいたエドワード1世が見ていた景色とは変わってしまっていますが、当時の人たちが見ていた場所からの景色はおすすめです。
特に絶景を見る事ができるのは、街に近い塔となっています。城下町をはじめ海まで眺める事ができるポイントになっていて、緑豊かな景色に広がる街並みは一見の価値がある場所になります、コンウィ城で撮影をする場合は、塔を利用するのがおすすめになります。
画家ターナーが描いた景色
光の画家とも言われているイギリスの有名な画家になりますが、最も有名なのが海洋風景画になります。子供の頃から天才的絵の才能を見せていたターナーが有名になり始めたのは、1940年頃からとなります。当時の批評家に支持を受けたのがキッカケとなります。
ターナーは緑色を使うのを嫌がっていて、どの作品でもできるだけ緑色を使わないようにしようとしていたと言われています。そんなターナーは、緑色を使わないようにしてコンウィ城の絵も描いていて、実際の絵はカーディフ美術館に保管されています。
コンウィ城と夕日の絶景
コンウィ城にある橋を渡った先の川を挟んだ場所が、ターナーが絵を描いた場所となります。川を挟んで見るコンウィ城は夕暮れには、綺麗な夕日と影のように見えるコンウィ城のコントラストが絶景と言われているポイントでもありますのでおすすめです。
ターナーがコンウィ城が見える絶景を選んで描いたのか、緑色を使いたくないという事で夕日が見える時間帯を選んだのかは定かではありません。ですが、好んでた使っていたのが黄色と言われていますので、黄色も使うことができる夕方を選んだのかもしれません。
コンウィの町の見どころもチェック
コンウィ城の下に広がっている城下町があるのですが、そんな城下町の中にもおすすめの見どころがあります。コンウィ城に向かう前でも立ち寄る事もできる場所になっていますので、街の中の散策も兼ねて回って見るのもおすすめの過ごし方になります。
コンウィ城の城下町としての見どころや、ウェールズの建物とあります。ここで紹介していくのは、コンウィタウンウォールズとプラス•マウルの2カ所になります。それぞれの特徴なども併せて紹介していきますので、コンウィ城観光時の参考にしてみてください。
コンウィタウンウォールズ
最初に紹介するのは、コンウィ城から伸びている城壁になります。町を囲んでいる城壁コンウィタウンウォールズは、途中崩れてしまっているため切れてしまっている場所もありますが、一部登る事ができる場所もありコンウィ城を一望する事ができます。
コンウィタウンウォールズの全長は約1.2キロメートルとなっていますが、コンウィ城の城壁とは、違っていますのでコンウィ城の城壁と見比べて見るのもおすすめになります。特に、見える景色はコンウィ城だけではありませんので撮影ポイントとしても人気です。
プラス•マウル
コンウィの町にあるのがプラス•マウルになりますが、16世紀頃に建てられた家になります。当時の姿がそのまま残っている建物になりますので、多くの観光客が訪れる場所として人気があります。場所もわかりやすく、ハイストリート沿いにあり見つけやすいです。
中にも入る事ができるようになっているのですが、中にある各種説明書きには日本語表記がありますので見て回りやすい場所になっています。建物の中は、一つ一つの部屋がそのおママの状態で残っていますので、見どころ満点のスポットになっています。
コンウィ城はラピュタのお城?
人気のジブリ映画にある天空の城ラピュタですが、モデルとなっていると言われている場所は多数ある事でも有名です。その一つがコンウィ城と言われているのですが、公式発表がされているのがウェールズ地域としていますのでどの城かは定かではありません。
1986年に公開されてから、今でも変わらずに人気があるジブリ映画の天空の城ラピュタになりますので、コンウィ城には多くのジブリ映画のファンも訪れている場所でもあります。
幽閉されていた場所のモデル
コンウィ城が天空の城ラピュタのモデルとして話題になっているのが、でシーダが幽閉されているシーンになります。ですから、天空の城よりも軍事施設の方になりますので見比べて見るのも観光のポイントになりますのでおすすめです。
ウェールズ地域では、もう一つ天空の城のモデルになったと言われているのがカーナヴォン城になります。こちらは、天空の城そのもののモデルと言われていますので、時間がある場合には回って見るのもいいかもしれません。
コンウィ城へのアクセス方法
コンウィ城までのアクセス方法の紹介になります。イギリス国内に住んでいる方などは車で向かう人も多いですが、観光旅行の場合には電車を利用する形になってしまいます。北ウェールズには4つの城がありますが、コンウィ城がアクセスしやすい場所になります。
ここでは、下車する駅はもちろんですが、北ウェールズのコンウィ城の観光時に何時に到着するかも計算して計画を立てれるように、それぞれ所要時間も併せて紹介していきます。イギリスの北ウェールズの観光計画を立てる時の参考にしてください。
電車でのアクセス
北ウェールズに行くには、まずチェスター駅に向かわないといけません。チェスター駅へはロンドンから向かった場合には約2時間の時間がかかりますが、リバプールから向かう場合には約50分ほどで到着する事ができて、チェスター駅で乗り換えになります。
チェスターから乗る電車は、バンガー行きかスランドゥドゥノ行きの電車のどちらかになります。下車する駅はコンウィ駅かスランドゥドゥノ•ジャンクション駅のどちらかですが、コンウィ駅は急行が止まらず本数が少ないく、所要時間は約1時間ほどになります。
コンウィ城へ行ってみよう
自然豊かなウェールズ地方にあるコンウィ城には、世界遺産としてだけではなく見どころがたくさんあり人気のスポットです。世界遺産コンウィ城は、中に入ると当時の世界観や雰囲気を楽しむ事ができるだけではなく、絶景を見渡す事もできる場所になります。
日本と姉妹城として話題になったコンウィ城は、イギリス観光では一度は訪れる価値が十分にある場所になっています。イギリスに旅行計画を検討中の方は、コンウィ城を計画に入れてみてはいかがでしょうか。のどかで静かな時間を過ごせるのでおすすめです。
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