日本に咲く花7選!代表する花の名前や花言葉・おすすめの名所も紹介!

四季折々に美しい花が咲く日本ですが、新たに生み出される品種や海外から入って来る花も多く、私たちの目を楽しませてくれます。今回は数多い花の中から日本をイメージする代表的な花を7種類選び、特徴や花言葉、その花の群生を見られる名所をご紹介します。

日本に咲く花7選!代表する花の名前や花言葉・おすすめの名所も紹介!のイメージ

目次

  1. 1日本の代表的な花と名所をご紹介!
  2. 2日本に国花はあるのか?
  3. 3日本を代表する花1:サクラ
  4. 4日本を代表する花2:ウメ
  5. 5日本を代表する花:3キク
  6. 6日本を代表する花4:フジ
  7. 7日本を代表する花5:ツバキ
  8. 8日本を代表する花6:アジサイ
  9. 9日本を代表する花7:アヤメ・ショウブ
  10. 10日本らしい花を見に行こう!

日本の代表的な花と名所をご紹介!

四季がはっきりしている日本では花の種類が多く、古来から人々の目を楽しませてきました。また、南北では植生が異なっていますし、山では標高により見られる花が変わってきます。さらに、近年では園芸用の花の品種改良も盛んで、次々と新しい花も登場しています。

このように、1年を通して数多くの花が見られる日本ですが、国を代表するような花となるとさほど種類は多くありません。

今回は、日本を象徴したり、イメージしたりするような代表的な花7種類をピックアップし、花の概要をご紹介すると共に、花言葉やその花が見られる代表的な名所をご案内します。

日本に国花はあるのか?

世界の国の中には、「国花」を正式に定めているところがあります。例えば、オランダはチューリップ、スイスはエーデルワイス、カナダはサトウカエデ(メープルシロップを採る木)などです。

どれも国と花のイメージが一致し、やはり国花は国を象徴する花であると感じます。では、日本に国花はあるのでしょうか。実は日本には法で定められた国花というものはありません。世界中を見渡しても、正式に国花を定めている国の方が少数派なのです。

しかし、文学や工芸品などに取り入れられ、日本人の精神性にも大きな影響をもつサクラやキクなどは、日本の国花と思っている人が、外国人のみならず日本人の中にも少なくないのではないでしょうか。

サクラやキク以外にも昔から日本人の生活に深くかかわってきた、日本を代表するような花があります。

今回は、サクラとキクの他にウメ、フジ、ツバキ、アジサイ、アヤメ(ショウブ)を取り上げます。どれもさまざまなところに意匠や題材として用いられ、なじみの深い花です。

また、これらの花の群生が見られる観光名所もご紹介しますので、お出かけの参考にしていただければ幸いです。

日本を代表する花1:サクラ

日本を代表する1つ目の花の名前は「サクラ」です。正式な国花として定められているわけではありませんが、さまざまな側面から日本を代表する花として日本および外国で認知されています。サクラが日本人の生活に深く浸透し、重要な意味を持つようになったのは平安時代に国風文化が発展して以降だといえます。

以来、歌や絵画の対象になったり、着物や工芸品のモチーフになったり、あらゆる分野にサクラの意匠が使われるようになります。百円硬貨の表面もサクラの模様です。花を愛でるだけでなく、桜の木の皮を工芸品に使ったり、花や葉を食用に使ったりもします。

何よりも、桜が日本人の精神性や感受性に与える影響は絶大です。咲けば春の到来を実感し、入学式の時期と重なることもあり新しい日々のスタートの象徴にもなっています。また、開花して数日で散ってしまうはかなさや潔さは人生観にもつながっています。

サクラの特徴と花言葉

ひと口にサクラといっても600以上の品種があるといわれています。その中でサクラの代表的な品種として知られているのがソメイヨシノです。3月から5月にかけて南から北に桜前線が北上していき、日本列島に本格的な春の到来を告げます。

ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンザクラが自然交配して誕生したと考えられています。花は一重で、はじめは薄く紅色が入りますが、咲き進むにつれ白くなります。

数多くの品種があるサクラですが全体としての花言葉は日本人の品格を表す「精神美」、桜の花の美しさから来る「優美な女性」「純潔」です。また、桜の花の中でも八重のものは「おしとやか」「豊かな教養」という花言葉をもっています。

おすすめのサクラの名所:名護中央公園(沖縄県)

全国津々浦々に、サクラの名所は数え切れないほどあります。サクラは日本を代表する花なので、学校や公園を建設する際に好んで植えられたりもしますし、都会の住宅街でも桜並木があるところは少なくありません。

中でも沖縄県の「名護中央公園」は日本一早くお花見が楽しめるサクラの名所としておすすめです。1月の中旬からお花見ができるここのサクラはソメイヨシノではなく、色の濃い寒緋桜です。

「名護中央公園」には3000本のサクラの木があり、「さくらの名所100選」になっている名護城跡も園内にあります。展望台からは市街地と海を一望でき、青い海と濃いピンク色の寒緋桜のコンビネーションは、ソメイヨシノのお花見とは一味違った南国的な趣があります。

Thumb関東で桜の名所ならココ!おすすめの穴場や見頃の時期などを徹底調査!
関東には綺麗な桜が咲く桜の名所が数多くあります。今回は数多くある関東の桜の名所の中から、関東...

日本を代表する花2:ウメ

日本を代表する2つ目の花の名前は「ウメ」です。原産は中国ですが、サクラより一足早く春を告げる花として人気です。また奥ゆかしい花の様子や風雅な枝ぶりなども日本人好みで、奈良時代までは国を代表する花として親しまれ、和歌などにも多く詠まれてきました。

奈良時代に九州の太宰府で開かれた「梅花の宴」の席上で詠まれた和歌から「令和」の元号が制定されたことは記憶に新しいところです。

ウメの花は様々に図案化され、家紋や神社の紋に使われたりしてきました。また、染織や漢方薬の材料としても利用され、梅干しや梅酒などは現在の私たちにもなじみが深いものです。

ウメの特徴と花言葉

ウメはサクラと同様、バラ科の植物で品種は多く、500種くらいに分類できると言われています。八重咲きのウメもあります。

花を鑑賞する花ウメと、実を採るのが目的の実ウメでは剪定方法や肥料の管理など、栽培の方法が異なります。未熟な青い実には毒性があるので要注意です。

ウメの花言葉は「高貴」「高潔」「忠実」「忍耐」などで、まだ寒い2月に凛として咲く花にふさわしいものになっています。

おすすめのウメの名所:太宰府天満宮(福岡県)

ウメの名所も全国に数多くあります。本数の多さでは「ひと目30万本」といわれる和歌山県の「紀州田辺梅林」などが挙られますが、日本一有名なウメはやはり「飛梅」という名前の付いた福岡県の太宰府天満宮のウメでしょう。

平安時代の学者であり、政治家でもあった菅原道真はこよなくウメを愛していました。政争に敗れ、失意のうちに京都から太宰府に下った彼を慕って一夜にして京都から飛んできたという伝説をもつ「飛梅」は、太宰府天満宮の神木になっています。

「太宰府天満宮」の境内には「飛梅」だけでなく約200種、600本のウメが植えられ、一大名所になっています。ウメの刻印が特徴の「梅が枝餅」は太宰府観光に外せない名物です。

日本を代表する花:3キク

日本を代表する3つ目の花の名前は「キク」です。観賞用キクの原産国は中国ですが、日本の皇室の紋に使われていることから桜と同様、日本を象徴する花として認識されています。

観賞用のキクが中国から伝来したのは奈良時代で、それまで日本にあったのは自生している野菊でした。鎌倉時代に後鳥羽上皇がキクを自分の印として使ったのをきっかけに、十六八重表菊が日本の皇室の紋となりました。

1926年からパスポートの表紙にもデザイン化されたキクの意匠が使われています。皇室の紋と似ていますが、よく見ると皇室の紋は八重、パスポートのものは一重です。50円硬貨にもキクの模様がデザインされています。

食卓にキクが登場することもあります。料理のツマとして飾られる場合もあれば、茹でておひたしや吸い物、あえ物などに使われる場合もあります。加熱した食用キクを海苔のように薄く四角く加工した「のし菊」が名産品になっている地域もあります。

キクの特徴と花言葉

キクには多くの種類がありますが、大きく分けて観賞用の和菊と園芸用の洋菊に分類されます。花が小さくたくさんに枝分かれしたスプレー菊から大輪の1輪菊まで花の大きさや茎形もさまざまですし、花弁も糸のように細いものからふっくらと盛り上がってみえるものまで多岐にわたります。

毎年全国のあちらこちらで菊花展が開催されますが、1本で数百の花を咲かせる「千輪咲き」や、菊花が滝のように高低差をつけて密集する「断崖づくり」などなど、その技術や丹精は花の美しさと共に心を揺さぶります。

仏花のイメージがあり、お祝いの席などには敬遠されるキクですが、花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」と、気高さを表す言葉が並んでいます。

おすすめキクの名所:二本松城(福島県)

キクの花や葉を人形の衣装に仕立てる菊人形はかつては各地で盛んに制作されていましたが、レジャー様式の変化や、維持管理の大変さなどからその数を減らしています。そのような中で、福島県二本松市では以前と変わらず菊人形が仕立てられ、大規模な菊まつりが行われています。

二本松市のシンボルである二本松城(霞ヶ城)は菊まつりのメイン会場で、その年の大河ドラマなどを題材にした菊人形が展示されます。菊花の品評会や展示会も行われ、紅葉の時期とも重なることもあって全国から多くの観光客が訪れます。

日本を代表する花4:フジ

日本を代表する4つ目の花の名前は「フジ」です。花の色は薄紫が多いのですが、白やピンクも見られます。淡い紫を表す色の名前に「藤色」という言葉ありますが、これは藤の花の色に由来するものです。

奈良時代の終わりごろ成立したとされる『万葉集』には多くの花が詠まれています。多いのはウメの120首、次にサクラの46首ですが、フジはそれに続く26種になります。これを見てもフジは古くから日本で親しまれてきた花だということが分かります。

藤の花や葉を意匠化して家紋にした「藤紋」は日本の十大家紋に数えられ、多くの家で使われています。フジの花は食用にすることができ、シロップ漬けや天ぷらなどにして食します。

フジの特徴と花言葉

フジはマメ科の植物で、強い日光を好むため棚に仕立てることが多くあります。藤棚は初夏には美しい花をつけ、暑い夏には涼しい日影を提供してくれます。長く垂れ下がる花房は20センチから80センチになります。フジには8種ほどの品種がありますが、そのうち2種は日本固有のものです。

フジの花言葉は「優しさ」「歓迎」「恋に酔う」「決して離れない」です。日本ではマツを男性的、フジを女性的ととらえる風習があり、フジの花言葉も女性的なものが多いようです。

「決して離れない」という花言葉は、フジのツルが巻き付くことから来ているものです。フジは「不死」に近い音なので縁起が良いとされる一方、「不治(の病)」も連想され縁起が悪いという捉え方もされます。

おすすめのフジの名所:あしかがフラワーパーク(栃木県)

フジのおすすめの名所は栃木県の「あしかがフラワーパーク」です。樹齢150年、600畳分の広さをもつ藤棚で知られていますが、このフジの花房の長さは1メートル以上、満開時には神々しいまでの迫力です。

「あしかがフラワーパーク」ではこの大藤を含め4本のフジと、長さ80メートルの白フジのトンネルが県の天然記念物に指定されています。その他に黄フジのトンネルや八重咲きの藤棚などもあり、フジを見るなら1度は訪れたいスポットです。

Thumbあしかがフラワーパークの藤の見頃は?開花シーズンの混雑状況など!
栃木県にある「あしかがフラワーパーク」をご存知ですか。あしかがフラワーパークは、藤棚はもちろ...

日本を代表する花5:ツバキ

日本を代表する5つ目の花の名前は「ツバキ」です。『日本書紀』にも登場するほど古くからなじみの花で、『万葉集』でもツバキを題材に9首の歌が詠まれています。江戸時代には武家屋敷や寺社の庭園などに好んで植えられました。

ツバキは他の花が少ない冬場に花が開くため、特に茶席の花として重宝され『茶花の女王』の名前で呼ばれることもあるほどです。

椿の花は生薬や食用、葉は止血薬などに使われる他、種子から採れる油は酸化しにくく固まりにくい性質をもち、薬用、食用、工業用、化粧用など幅広い用途に利用されています。

ツバキの特徴と花言葉

ツバキは耐暑性、耐寒性があり、日影でも育つため、生垣などに利用されることもあります。品種改良がしやすい植物で、園芸用のツバキだけで200種近い品種があります。花だけを見ても一重のもの、八重のもの、色も赤、ピンク、白の斑入りなど様々です。

ツバキは花が付け根からポトリと落ちるので、首が落ちるに掛けて不吉と捉えられることがままあります。ですので、病気のお見舞いに持って行くことはご法度です。

そんなツバキの花言葉は「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」ですが、例えば赤いツバキは「謙虚な美徳」、ピンクのツバキは「控えめな愛」など、色別の花言葉もあります。いずれにしても控えめで奥ゆかしいというイメージでとらえられています。

おすすめのツバキの名所:笠山椿群生林(山口県)

山口県の萩市にある「笠山椿群生林」には、10ヘクタールほどの土地に約25000本、60種ほどのツバキが植えられています。毎年2月中旬から1か月ほど見頃が続き、椿まつりも開催されます。

強い風が吹いた日などは椿の花が地面に落ち、赤いじゅうたんを敷いたように見えることもあります。その様子が観光ポスターなどに採用され、人気を集めています。

「笠山椿群生林」には高さ13メートルの展望台がありますので、上がってみることをおすすめします。大きなツバキの木が群生している様子を上から眺めることができますし、その向こうに見える青い海も印象的です。

日本を代表する花6:アジサイ

日本を代表する6つ目の花の名前は「アジサイ」です。現在では欧米諸国でも広く栽培されていて、品種も増えているアジサイですが、原産地は日本です。リトマス試験紙とは反対で、アジサイは土壌が酸性だと花は青く、アルカリ性だと赤くなると言われています。

アジサイは、日本画の題材として取り上げられたり、切手や和菓子のモチーフになるなど、とてもなじみのある花です。市区町村の花として採用しているところも少なくありません。

アジサイの花や葉は解熱効果があることが知られていますが、品種によっては毒性をもつものもあります。花の色が変化することから「七変化」「八仙花」の名前で呼ばれることもあります。

アジサイの特徴と花言葉

アジサイは小さな花の集まりで、その小さな花の1つ1つは大きな花弁をもっているように見えます。が、花弁に見える部分は装飾花で、本来は花を支えるガクです。中心にある小さな球状の部分が実際の花になります。

品種改良が進んでいるアジサイは、今では世界中に2000もの品種があると言われています。花の色や付き方が変わったもの、八重やグラデーションのガク(装飾花)をもつものなど、町なかにもたくさんの種類のアジサイが見られるようになりました。

アジサイは多くの花言葉をもつ花です。全体としては「移り気」「浮気」「無常」などで、花の色が変化することに由来するものです。花が集まっていることから「和気あいあい」「家族」などの花言葉もあります。さらに青は「辛抱強い愛情」、白は「寛容」など、色ごとの花言葉もあります。

おすすめのアジサイの名所:かざはやの里(三重県)

三重県の「かざはやの里」は、75000本ものアジサイが植えられ「日本一きれいなあじさい園」との評判も高い名所です。なだらかな丘陵地を生かした植栽で、見渡す限りアジサイの花で彩られる風景は夢のようです。

お伊勢参り、熊野古道観光と組み合わせやすい「かざはやの里」は、アジサイだけでなく500本のウメや1800本のフジでも有名です。

日本を代表する花7:アヤメ・ショウブ

日本を代表する7つ目の花の名前は「アヤメ・ショウブ」です。元来アヤメとショウブは違う種類の花なのですが、漢字ではどちらも「菖蒲」と書くこと、鑑賞用のハナショウブはアヤメ科であること、花形や咲く時期が似ていることなどから混同されています。

ショウブ(ハナショウブとは別物)の根は鎮静などの効果で漢方にも使われ、菖蒲湯もその効用を期待するものです。武士の時代、ショウブは「尚武」や「勝負」に通じること、葉が刀の形に似ていることから男の子にふさわしいという花のイメージが定着していきました。

アヤメ・ショウブの特徴と花言葉

現在、全国のアヤメ園やショウブ園で見られる花の多くはハナショウブです。江戸時代の中頃から品種改良がすすみ、現在では3000とも5000ともいわれる品種があり、日本が世界に誇る園芸花となっています。

ハナショウブと色は紫、白、黄、青、ミックスなど多数あり、花弁も絞りや八重など千差万別です。系統としては江戸系、伊勢系、肥後系、長井古種の4つの他、外国系、雑種系に分類されます。

ハナショウブの花言葉はアヤメ科に共通する「嬉しい知らせ」の他、花姿から「優しい心」「優雅」、端午の節句に使われることから「心意気」などが挙げられます。

おすすめのアヤメ・ショウブの名所:長井あやめ公園(山形県)

アヤメ・ショウブの名所としておすすめなのは、山形県の「長井あやめ公園」です。長井市にあるこの公園の開園は1910年、100年以上の歴史をもっています。

「長井あやめ公園」は500種100万本ものハナショウブが咲きほこる全国有数の名所として知られています。単に本数や品種が多いだけでなく、「長井古種」という、ハナショウブの原種に近い珍しい品種があることも特筆されます。

長井古種とされているハナショウブは34種で、うち13品種は長井市の天然記念物に指定されています。いずれも小ぶりの花が清楚で愛らしい品種で、「朝日の峰」「小桜姫」など風雅な和名を知るのも楽しみです。

日本らしい花を見に行こう!

以上、日本を代表する、この国らしい花7種類とその特徴、花言葉やおすすめの名所をご紹介しました。

群生している花も迫力があり素晴らしいのですが、1つ1つの花もそれぞれの美しさや可憐さ、品種の特徴など個性があります。花の美しさを愛で、季節のプレゼントを大いに楽しみましょう。

関連記事

関連するキーワード

Noimage
この記事のライター
MinminK

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ