クサフグの毒の危険性を調査!生態や釣りの方法・調理方法なども紹介!

釣りをする方にとってはおなじみのクサフグですが、どうしても毒のことが気になってしまう方は多いのではないでしょうか。そこでクサフグについてその生息地や釣りの方に敬遠される理由、そして気になる毒の問題とそれを避ける方法について紹介します。

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目次

  1. 1釣り泣かせの「クサフグ」について解説
  2. 2クサフグの釣りの方法・生態
  3. 3クサフグの毒の成分は?
  4. 4クサフグは自分で調理しても大丈夫?
  5. 5クサフグのさばき方
  6. 6クサフグの美味しい食べ方
  7. 7釣れたクサフグは海にかえしてあげよう

釣り泣かせの「クサフグ」について解説

釣りをする方にとって、クサフグはおなじみの魚であると同時に、あまり歓迎できない魚という方も多いのではないでしょうか。そもそもフグというあたりからして、毒が気になるものでもあります。そこで、クサフグについて、生息地やさばき方、食べ方などについて紹介しましょう。

クサフグの釣りの方法・生態

まず、クサフグとはどのような魚なのかというところから紹介していきましょう。最初に述べたように、クサフグは釣りを趣味にしている方にとってはなじみがある魚なのですが、それ以外の方にとっては水族館などで見たことがある程度の魚かもしれません。

それは、クサフグをはじめとするフグの多くには毒があるため、調理して食べる魚として販売されることはあまりないからということがあるでしょう。食べ方なども知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこでまずは、クサフグの生息地はどのあたりなのか、またクサフグの毒はどんなところにあるのかなどを紹介していきます。

クサフグの生息地

クサフグは名前の通りフグ科の魚で、背中が緑っぽい色をしていることからこの名前が付けられたと言われています。大きさは10センチから25センチくらいと、さほど大きな魚ではありません。クサフグの生息地は北海道道南から沖縄までの沿岸や朝鮮半島、中国大陸南部などとなります。

このようにクサフグの生息地は日本列島の大部分の地域に広がっています。生息地がこれだけ広いわけですから、釣りを楽しむ方の多くがクサフグの生息地で釣りをすることになるわけです。

しかもクサフグの生息地で面白いのは、なんと川にもあらわれることがあるということです。ですから川でアユの友釣りなどをしていてなぜかクサフグがかかったという経験がある方もいるかもしれません。これは蔵フグの体についてた寄生虫や細菌を落とすためではないかと推測されています。

しかしそもそもの生息地が海水であるクサフグにとって、川などの淡水は決して居心地のいい場所ではありません。淡水に行くとクサフグの体には粘液が出てくるので、それで細菌などをはがすためと言われていますがまだ推測の域を出ないのです。

一方、クサフグが釣りをする方にとってなじみであるというのは、生息地が広いからという理由だけではありません。クサフグは好奇心が強い性格、硬い歯を持っているため、釣りの餌やルアーなどに興味を示し、すぐにかじってしまいます。

餌の横取りだけならばそもそもかじられても影響は少ないですが、問題はルアーなど釣りの道具に被害が及ぶ場合です。これはどんな釣り人にとっても歓迎したくない要因と言えるのではないでしょうか。

しかもクサフグが釣り人にとってありがたくないのは、「毒」の問題です。フグといえば毒ということで、他の魚ならばさばき方や食べ方を調べてチャレンジしようという気になっても、フグのさばき方や食べ方を調べてというのは勇気が必要かもしれません。

餌や釣り道具に被害が出ることもある、その上さばき方や食べ方を知ってもちょっと気になるということから、クサフグは釣り人に歓迎されない、「外道」と言われる魚の一つになっています。クサフグはせっかく広い生息地を持っているのにもったいない魚と言えるかもしれません。

クサフグの毒を持っている部分

では、クサフグの毒はどんな部位にあるのでしょうか。一般的なフグと同様、クサフグにも毒があります。クサフグの毒は実は全身にあるのですが、内蔵と皮の部分、その中でも肝臓、腸、卵巣には毒が多いと言われています。

クサフグなどフグに含まれる毒はとても強く、これらの部位を口に入れたらあっという間に毒に当たってしまいます。いかなる食べ方であろうとも、絶対に口に入れてはいけない部位なのです。

一方、クサフグの筋肉の部分には毒はありますが、量は少ないので、しっかりさばき方を習得しているふぐ調理師の方が調理すれば食べることは可能で、食べ方もいろいろとあります。もちろん食べすぎると危険なので、適量を守ることは大切です。

クサフグの毒の成分は?

ちなみにフグは当たったら身の終わり(死ぬ)ということから、「身の終わり」イコール「美濃尾張」ということで「名古屋フグ」という呼び名もあるほど、フグの毒は古くから恐れられてきました。ではフグの毒というのはどのようなものなのでしょうか。

フグの毒の成分は「テトロドトキシン」というものです。これは一部の真性細菌によって作り出されるアルカロイドで、フグ以外にも魚介類の中には含むものもあり、また鎮痛剤として使われる場合もあります。

実はフグは最初から毒を持っているのではなく、もともと細菌が作り出した毒がそれを餌とするヒトデ類や貝類などに入り、それをフグが食べることで毒素が蓄積されると言われます。ですから季節により毒の量が違ったり、種類によって毒の多い場所が違ったりすることもあります。

この毒の強さはすさまじいもので、人間が口から摂取した場合、わずか1ミリグラムから2ミリグラムで死に至ります。しびれや吐き気、けいれんなどを起こします。しかも恐ろしいことに、フグの毒は300度以上に加熱しても分解されないというのですから、どんな食べ方をしようとも毒から逃れることはできません。

よくサスペンスドラマなどで出てくる青酸カリと比べるとその毒性はなんと850倍も強いというのですから、その恐ろしさは言うまでもありません。加えて解毒する特効薬なども存在しないそうです。自然界にこれほどの毒があるとは恐るべきことです。

ちなみに餌の種類を変えて養殖すると、なんとフグが無毒化したり、そこまでいかなくても毒が少なくなったりすることもあるそうです。フグの毒はまだまだ解明されるべき謎がありそうです。

クサフグは自分で調理しても大丈夫?

今述べたように、クサフグには毒があるのですが、筋肉には毒が少なく、一応食用にもなります。釣りでかかったのならば、ただ捨ててしまうのはもったいない、なんとか調理してみたいという方もいるでしょう。そこでクサフグを調理して食べることができるのかという点について紹介します。

毒フグなので調理はおすすめできない

先ほど述べたように、クサフグの毒は内蔵だけにあるのではありません。内臓にも皮にもたっぷり含まれていますし、さらに筋肉に含まれています。こうなると毒のない部分がほぼないということがよくわかります。

先ほど、クサフグの筋肉は食べられると述べましたが、それには条件があります。それはフグのさばき方に精通しているふぐ調理師の方が、安全に調理したものであれば食べられるということなのです。

このふぐ調理師というのは、都道府県で行われるふぐ調理師の資格を取得することが必要になります。この資格は都道府県により違うので、他の都道府県でふぐ調理をする場合は資格を取り直さなければならないことが多いです。

ふぐ調理師の資格で最も重要なポイントとなるのは、フグの除毒作業ができるかどうかという点です。逆に言うとこの資格がない人はクサフグなどの徐毒ができません。資格のない人間がフグのさばき方を検索して実行するのは大変危険なことです。

ですから、クサフグのさばき方を検索できたからと言って、自分で調理して食べることは決しておすすめしません。フグが食べてみたいという方はしっかりとふぐ調理師の方がさばいたものを食べることを強くおすすめします。

クサフグは市場にも流通していない

クサフグは一応は食用のフグに分類されているのですが、市場にもあまり出回りません。よくスーパーなどで売られているフグはトラフグなどが多いです。トラフグと言えば高級品なので、スーパーなどで見かけたことがある方もいるでしょう。

しかもここまで述べてきたように、クサフグをはじめとするフグには毒があり、さばき方を熟知したふぐ調理師の方でないと調理できません。そのためスーパーなどで販売されているフグは毒を取り除いた「身欠きフグ」などになっており、一匹丸ごと販売されるということはないのです。

ですから、クサフグを釣りあげて初めてその全体像を見たという方も多いでしょうし、釣りをしない方にとってはなじみのない魚であることは当然のことと言えるかもしれません。

クサフグのさばき方

では、クサフグのさばき方はどうしたらいいのでしょうか。一般的な魚であれば三枚おろしにするなど、さばき方について説明されたものはいくらでもありますが、何といってもクサフグは素人がさばくことができない魚です。ですからさばき方について記載することはできません。

ただし、先ほども述べたように、スーパーなどに行くと、正しいさばき方で調理されたフグが販売されています。これらを使うことで、フグそのものを美味しく食べる食べ方は次に紹介するようにいろいろとあります。

クサフグはメジャーな魚ではないのですが、身がしまっていてとても美味しい魚です。スーパーなどでは「身欠き」などのように、毒の部分を取り除いた形で販売されているため、これらを購入して使えば毒の心配なく安心して食べられます。

クサフグの美味しい食べ方

では次に、クサフグを食べてみようということで、美味しい食べ方について紹介します。今述べたように、クサフグなどのフグはきちんとふぐ調理師の方に加工してもらっていれば、それを使いさまざまな料理で味わうことができます。代表的なフグの食べ方について、次に紹介していきましょう。

クサフグなどのフグの旬は秋から冬です。寒い季節に美味しい食べ方と言えばやはり鍋が思い浮かぶ方が多いでしょう。フグの鍋は「てっさ」「てっちり」などと言われ、ごちそうとして知られます。

フグで鍋を作る場合には昆布だしとフグのあら付きの身の部分を入れてだしにします。それが沸騰したら、好みの野菜やフグの身を入れて煮立て、火が通れば食べることができます。ネギ、もみじおろしなどの入ったポン酢につけて食べるのがおすすめです。

中身を食べたらご飯と卵を投入して、〆の雑炊にすると最後まで美味しく食べることができます。フグの身が残っていたら一緒にほぐして混ぜるとさらに美味しく食べることができます。

なお、フグは身がよくしまっているため、煮すぎると硬くなりがちです。人によっては煮すぎると味が落ちるという方もいますが、味そのものよりも硬くなるのが食べづらい可能性があるので、煮すぎないように食べるといいかもしれません。

刺し身

フグの食べ方と言ったら外せないのが刺身です。お皿が透けるほど薄くスライスされたフグの刺身は、いかにも高級食材と言った雰囲気があり、ぜいたくな一品として一度は食べてみたいメニューと言っていいでしょう。

最近はスーパーなどでもきれいに薄造りされた状態のフグ刺しが売られているので、それを使うと手軽にフグの刺身が楽しめます。刺身をネギに巻いて、もみじおろしをつけたポン酢をつけて食べます。

フグ刺しは見るからにおしゃれで、一枚ずつつまんで食べたくなるところなのですが、先ほど述べたようにフグは身がしまっている魚です。薄造りにする理由は身がしまっている、つまり硬いためです。しかし薄くスライスしているため、一枚ずつではどうしても淡泊に感じてしまいます。

ですから、フグの刺身をいただくときは、思い切って2、3枚を一緒につまんで食べることをおすすめします。そうするとフグの身の美味しさも存分に楽しむことができ、よりぜいたくな気分を味わうことができるのです。

ちなみにクサフグは他のフグに比べて身が小さいので、薄造りにしたりするのはちょっと大変です。しかし身がしまっていて味はとてもよいフグなので、もしチャンスがあったら一度は食べてみてください。

揚げ物

最後に紹介する食べ方は揚げ物です。ここまで述べてきたようにフグは白身で淡泊でとても美味しい魚なのですが、やや身が硬いため、年配の方や子どもには少し食べづらく感じることもあるようです。

そのような場合は、骨を外して揚げ物にすると、身がふっくらと柔らかくなるため、ぐっと食べやすくなります。さらに揚げ物にすると香ばしい香りがつくため、その点でもフグの味そのものもさらに美味しく感じられるようになるのです。

骨は外して揚げるものの、小骨が多少あるかもしれないので、その点にさえ気をつければ、とても食べやすく美味しい一品ができあがります。ごはんのおかずはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりなので、ぜひ試してみてください。

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釣れたクサフグは海にかえしてあげよう

クサフグは生息地は広いのですが、「外道」と言われて、釣りをする方にはあまり好まれない魚です。その要因の一つが毒があることです。

クサフグは実は食べると美味しい魚なのですが、毒があるので、自分で料理して食べることはできません。ぜひ釣りでクサフグを見つけたら、そのままリリースしてあげるようにしましょう。

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この記事のライター
茉莉花

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