川苔山は奥多摩の絶景スポット!日帰りの登山コースやアクセスを紹介!

奥多摩の人気の山の一つ「川苔山」は、落差40メートルの大滝・百尋ノ滝など東京とは思えないような大自然に出会うことができるスポットです。今回は「川苔山」の魅力やおすすめの登山コースだけでなく、アクセス情報や周辺の温泉情報を中心に「川苔山」を詳しく紹介します。

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目次

  1. 1川苔山とは?
  2. 2川苔山の魅力を紹介!
  3. 3川苔山登山コース3選
  4. 4川苔山まで公共交通機関を使ってアクセスするには?
  5. 5川苔山に車でアクセスする場合と駐車場情報について
  6. 6川苔山の日帰り温泉施設3選
  7. 7川苔山で登山を楽しもう!

川苔山とは?

東京の奥多摩と埼玉県の境に位置する人気の山「川苔山」は、標高1,363メートルの山です。

登山道の途中には東京中を一望できる展望スポットがあったり、川のせせらぎを感じらながら散策を楽しめる遊歩道が設置されているなど、標高1,000メートル以上の山だからこその楽しみと出会えます。

また百尋ノ滝といった落差40メートルの大滝を目の前で見られるスポットも途中に登場する登山コースも用意されているため、登山のモチベーションとなるでしょう。

奥多摩にある標高1,363メートルの山

今回紹介する川苔山とは、奥多摩にある標高1,363メートルの山になります。奥多摩には1,300メートル前後の標高を持つ山が数多くありますが、川苔山もそんな山の一つです。

川苔山の最大の見どころといえば、有名な「百尋ノ滝」です。落差40メートルの滝を間近に感じる迫力は、アウトドア好きな人であれば一度体験する価値ありと言えるでしょう。

「川乗山」と呼ばれることも

「東京の人気の山の多くは、案内版が親切なので道に迷いづらく安心」という声は、他県から東京の山に登りに来た人からよく耳にする言葉です。今回紹介する川苔山も案内板が比較的親切なため案内が分かりづらいということはほとんどないはずです。

ただし一点だけ注意してお行きたいのが川苔山では、「川苔山」の表記が「川乗山」となってしまっている箇所があることです。この川乗山は川苔山を表しており、その二つは同一のものとなりますので気にせず川苔山として読み替えましょう。

川苔山の魅力を紹介!

まずは川苔山が多くの支持を集める理由について考察していきましょう。都内からのアクセスが良好であるにもかかわらず東京とは思えない大自然が広がることが川苔山の素晴らしいところでしょう。

また川苔山には日帰り登山が可能な登山コースがあることも大きな魅力と言っていいでしょう。ここでは川苔山の魅力を一つ一つ掘り下げて紹介します。

日帰り登山が可能な登山コースがある

川苔山の山頂までの道のりは決して楽観できるものではありませんが、日帰りで登山を楽しむことも十分に可能な山となっています。登山靴や季節に合わせた服装、行動食や出発する時間帯を工夫すれば十分に日帰りで登山を楽しむこともできるでしょう。

日帰りにおすすめの登山コースについては後ほど詳しく紹介しますので、まだ川苔山に訪れたことのない人はぜひチェックしておきましょう。

東京とは思えない大自然が広がる

落差40メートルにも及ぶ大きな滝・百尋ノ滝が望めるスポットがあったりと、東京にあるとは思えないような大自然が広がるのが、今回紹介する川苔山なのです。

山頂を目指す間に出会うことのできる動植物や百尋ノ滝といった名所などを目的に登山を楽しむ人もおり、登頂する事だけではないことが川苔山の魅力であることを物語っています。

登山に興味がない人でも気軽にハイキングを楽しみたい人や、東京都内で気軽に大自然に触れ合ってみたい人はぜひ川苔山を目指してみてはいかがでしょうか。

都内からのアクセスも良好

川苔山の人気のポイントは、なんといっても都内からのアクセスが良好な点にあるのではないでしょうか。

アクセス情報の詳細については後ほど詳しく紹介していきますが、JR新宿駅からJR奥多摩駅までのアクセス時間はおよそ1時間30分、JR奥多摩駅から川苔山まではバスで15分ほどの乗車時間となるため、都内からのアクセスに関しては非常に良好と言えるでしょう。

川苔山登山コース3選

いよいよ川苔山でおすすめの登山コースについて紹介していきます。ここでは川苔山で最も一般的と言われる登山コース「川乗橋から川苔山までのコース」「奥多摩駅から川苔山までのコース」「古里駅から川苔山までのコース」という3つの登山コースについてのご案内です。

登山中級者向けと言われる川苔山ですが、中には日帰り可能な登山コースもあります。日帰りで川苔山の登山を満喫するのであれば早めに家を出発しておくことがおすすめがです。ここで難易度や登山コースの難易度、コースタイムなどの参考もしておきましょう。

川乗橋から川苔山までのコース

最初に紹介する川苔山の登山コース「川乗橋から川苔山までのコース」は、川苔山の登山コースの中でもっとも人気の高いコースと言われています。

コースタイムは5時間30分ほどとなりますので、日帰りでこのコースを楽しむのであればなるべく朝の時間帯に登山口から出発できるようにしておくと良いでしょう。

涼しい渓流沿いを橋を渡りながら散策するスポットがあり、その先には川苔山最大の名所と言っても過言ではない百尋ノ滝が登場しますので、これを目当てに川苔山に挑戦してもよいでしょう。

百尋ノ滝の先は滑落事故も発生しているような危険エリアもありますので、登山初心者の人であればその先には進まず引き返しても十分川苔山の魅力を堪能できたといってもいいでしょう。

百尋ノ滝を見るだけでも川苔山は訪れる価値のある素晴らしい山で、実際多くの人が百尋ノ滝を見たらそのまま下山するという人も少なくありません。百尋ノ滝の先に進む登山中級者以上の人は足元に十分に注意しながら、川苔山の山頂を目指しましょう。

百尋ノ滝から川苔山の山頂まではおよそ2時間30分ほどで到着できることでしょう。登頂後はそのまま来た道を戻るもよし、電車で来ている人は舟井戸から大根ノ山ノ神を経由してJR鳩ノ巣駅へと下山しても構いません。

奥多摩駅から川苔山までのコース

続いて紹介するのは「奥多摩駅から川苔山までのコース」になります。先ほど紹介した川乗橋から川苔山までのコースよりもコースタイムが約7時間と若干長くなるため朝に出発しておく時間の余裕と、長時間の登山に必要な体力が必要となってくるかもしれません。

登山靴はもちろんレインコートやザックといった最低限の装備と、くさり場が登場するのでそれを通過することのできる体力がなければなりません。JR奥多摩駅から出発したら本仁田山方面をまずは目指しましょう。

釣り場を通過し1時間ほど歩けば登山口に到着することができるでしょう。登山道の途中には、「奥多摩三大急登」の一つと言われる難所「大休場尾根」が登場します。ハードなだけでなく危険な箇所でもありますので、無理することなく歩みを進めましょう。

次第に東京都心部の大展望を眼下に納めることができるポイントへとたどり着けるでしょう。ここでまくれば川苔山の山頂はすぐです。川苔山の山頂では標高1,363メートルの山ならではの展望の良さを独り占めできることでしょう。

ベンチも用意されているので食事をするなり休憩するなり、山頂では思い思いの時間を過ごしましょう。山頂からの帰り道については、来た道をそのまま戻るもしくは電車の人であれば川乗橋から川苔山までのコースと同様JR鳩ノ巣駅を目指すという手もあります。

古里駅から川苔山までのコース

最後に紹介する登山コースも、川苔山屈指のコースタイムを持つとされる「古里駅から川苔山までのコース」です。古里駅から川苔山までのコースのコースタイムは奥多摩駅から川苔山までのコースとほぼ同様のおよそ7時間となります。

そのため日帰りで登山を楽しむのであれば余裕をもって朝早くに出発することが求められるでしょう。さらに川苔山の最大の名所である百尋ノ滝を通らないコースとなっていますので、それらを留意したうえでこのコースを選ぶようにしましょう。

川苔山には何度も登っており、川苔山の違う一面を見たいという人には古里駅から川苔山までのコースはおすすめと言えるのかもしれません。古里駅から川苔山までのコースのスタート地点は、もちろんJR古里駅となります。

JR古里駅を出発したら3時間30分以上の時間をかけてまずは曲ヶ谷北峰を目指します。樹林帯が続く登山道をひたすら歩くことになるため、展望も少なめです。

ただし鬱蒼とした道でもあるので夏場の日差しが強い時などは日よけになってくれることもあり、比較的涼しく登山を楽しめるかもしれません。曲ヶ谷北峰に到着してしまえば川苔山の山頂までは約15分です。

山頂には見晴らしのいい景色とベンチが待っているので、ここまでくれば最後の一頑張りといったところです。

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川苔山まで公共交通機関を使ってアクセスするには?

川苔山の登山コースや登山道の雰囲気が分かったところで、川苔山のアクセス情報について詳しくチェックしておきましょう。公共交通機関を使って川苔山までアクセスする方法や、車の場合のアクセス情報や気になる駐車場情報についても紹介します。

特に車でアクセスする人は一点だけ注意点がありますので、川苔山に向かう前に一度ここで駐車場情報をチェックしておくことをおすすめします。

川苔山に電車やバスでアクセスする際の、一般的にアクセス方法についてここでは紹介していきましょう。川苔山に公共交通機関を利用してアクセスするのであれば、JR奥多摩駅を利用するのが一般的です。

JR奥多摩駅から発着している西東京バスの「日原鍾乳洞・東日原行」に乗車しましょう。途中で川苔山の登山口からも近い「川乗橋」を通過しますので、川乗橋のバス停留所で下車しましょう。

JR奥多摩駅から川乗橋のバス停留所までは15分ほどの乗車時間となります。JR新宿駅からJR奥多摩駅までは1時間30分ほどの時間がかかりますので、余裕をもって2時間くらいの所要時間を見ておくといいかもしれません。

川苔山に車でアクセスする場合と駐車場情報について

車で川苔山に向かう際のアクセス情報や駐車場情報についてここでは紹介します。川苔山にもっとも近いインターチェンジといえば、圏央道の青梅インターチェンジです。

青梅インターチェンジで降りたら国道411号から「町営鳩ノ巣駐車場」もしくは「町営氷川駐車場」を目指しましょう。

どちらの駐車場にもお手洗いは完備されていることは共通ですが、それぞれの駐車場に料金や駐車台数に違いがありますのでおさらいしておきます。町営鳩ノ巣駐車場は駐車スペースが32台分とやや狭いのが難点ですが、駐車料金が無料という強みがあります。

それに対して町営氷川駐車場は50台分の駐車スペースがありながら、1日のが駐車料金が700円と有料になります。紅葉などのピーク時であれば町営氷川駐車場に、オフシーズンであれば町営鳩ノ巣駐車場に停めるなど使い分けると良いでしょう。

一点注意点があるとすれば、どちらの駐車場も川苔山の登山口からは遠いということです。駐車後はバスに乗って川苔山の登山口のある川乗橋のバス停留所を目指さなければなりません。

つまり車でアクセスしても最後はバスに乗って登山口に入るという点では、電車でアクセスしても最後は同じ道をたどることになります。それらを考慮したうえで車でアクセスするか、電車でアクセスするのかをあらかじめ決めておくといいでしょう。

川苔山の日帰り温泉施設3選

最後に今回紹介してきた川苔山の周辺にある温泉施設情報について紹介していきます。登山後には温泉やビールが楽しみという人も非常に多いのではないでしょうか。

ここでは上質な温泉が堪能できる奥多摩を代表する人気温泉施設を紹介します。温泉だけでなくもちろんお食事処も併設している施設となっていますので、登山後の食事やお酒も存分に楽しみましょう。

奥多摩温泉 もえぎの湯

最初に紹介する「奥多摩温泉 もえぎの湯」は、奥多摩を代表する日帰り温泉施設です。JR奥多摩駅から徒歩10分というアクセスの良さは、川苔山で登山を楽しんだ後の人に特にありがたいところです。

日本最古の地層・古生層から湧き出る源泉を100パーセント使用した温泉は、登山後の疲れた身体に染み渡ります。寒い時期にもぜひ立ち寄りたい奥多摩温泉 もえぎの湯では、奥多摩ならではの川魚や刺身こんにゃく、お蕎麦といった食事も堪能できます。

住所 東京都西多摩郡奥多摩町棚沢662
電話番号 0428-84-7123

河辺温泉 梅の湯

続いて紹介する「河辺温泉 梅の湯」は、JR河辺駅からすぐの場所にある温泉施設です。リーズナブルな入浴料金と、本格的な和食が用意された食事処が魅力の温泉施設でもあります。

厳選かけ流しのひのき湯や開放感のある岩風呂、露天風呂などお風呂の種類も豊富なことが特徴で、使用されている「美肌の湯」は由緒正しい泉質を持った温泉です。

食事処では本格的な料理を堪能できる上に、平日限定のお得なランチセットなども用意されているのでリーズナブルに食事を楽しみたい時にも最適ではないでしょうか。

車の人はイオンスタイル河辺の5階から8階にある駐車場を使わせてもらいましょう。利用者であれば4時間まで駐車料金が無料となります。

住所 東京都青梅市河辺町10-8-1 河辺タウンビルB 5階、6階
電話番号 0428-20-1026

奥多摩の風 はとのす荘

最後に紹介する川苔山周辺のの温泉施設「奥多摩の風 はとのす荘」は日帰りの温泉施設ではありませんが、日帰り客でも上質な温泉を利用させてくれます。大浴場だけでなく露天風呂もある奥多摩の風 はとのす荘は、とても清潔感があると口コミで人気です。

特に露天風呂では美しい鳩ノ巣渓谷の展望を楽しみながら温泉に浸かれると好評です。入浴だけでなくランチメニューも用意してくれているのが奥多摩の風 はとのす荘ならではといったところです。イタリアンを中心としたランチメニューはどれも思わず食欲をそそられる料理ばかりです。

住所 東京都西多摩郡奥多摩町棚沢662
電話番号 0428-84-7123

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川苔山で登山を楽しもう!

川苔山では百尋ノ滝をはじめ多くの自然に出会うことができるでしょう。事前の準備や情報収集さえしておけば十分に日帰り登山も可能となっているので、新しい山を東京付近で探している人はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

アクセスも比較的良好な上に、登山後にはお楽しみの温泉施設もいくつも用意されている川苔山では、一日とは思えないような充実した時間を過ごすことができるでしょう。

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