モロッコヨーグルはヨーグルトみたいな駄菓子?原料や味・値段も調査!

駄菓子屋に行くと、ちょっと珍しいお菓子がいろいろとありましたが、その中でもモロッコヨーグルはヨーグルトのようなお菓子で珍しく、人気がありました。あのモロッコヨーグルとは、ヨーグルトと関係があるのでしょうか。その秘密やおすすめの食べ方などを紹介します。

モロッコヨーグルはヨーグルトみたいな駄菓子?原料や味・値段も調査!のイメージ

目次

  1. 1ヨーグルトみたい?モロッコヨーグルとは
  2. 2モロッコヨーグルの名前の由来
  3. 3モロッコヨーグルはヨーグルトではない
  4. 4モロッコヨーグルの楽しみ方
  5. 5モロッコヨーグルの作り方
  6. 6モロッコヨーグルのおすすめアレンジ
  7. 7モロッコヨーグルはどこで手に入る?
  8. 8食べたことがない人は早速モロッコヨーグルを味わおう

ヨーグルトみたい?モロッコヨーグルとは

昭和を舞台にしたアニメやドラマなどを見ていると、よく子供たちが駄菓子屋に行くシーンが出てきます。実際にお小遣いを握りしめて駄菓子屋に行った経験がある方の中には懐かしく感じる方も多いでしょう。その駄菓子屋の人気の駄菓子である「モロッコヨーグル」、今でもあの味を体験することはできるのでしょうか。

名前はヨーグルトに似ているが全く違う人気の駄菓子

モロッコヨーグルというのは小さなカップに入った駄菓子で、甘酸っぱい味がします。甘酸っぱいので子供にとってはヨーグルトだと理解していた方も多いでしょうが、実はモロッコヨーグルはヨーグルトとは全く違う駄菓子なのです。

しかしよく考えてみると、ヨーグルトではないのにヨーグルという名前がついていること、モロッコという言葉の謎など、あの小さな駄菓子にはいろいろな不思議が詰まっています。そこでモロッコヨーグルの名前の由来やあの味を作り出す原料、そして現在手に入れることができるかについても紹介します。

モロッコヨーグルの名前の由来

まずは「モロッコヨーグル」という名前の由来から紹介していきましょう。そもそもヨーグルトと言えば一般的に思い浮かぶのはブルガリアなどのヨーロッパの国々であり、モロッコという国が思い浮かぶという方はあまりいないのではないでしょうか。

また、子供のお菓子である駄菓子の名前としても、モロッコという名前は日本の子供にとってはあまり印象がない国であり、それだけでも謎めいた響きのように聞こえてきます。もしやモロッコヨーグルというのはモロッコの原料のものなのでしょうか。どこからモロッコが出てきたのでしょうか。

モロッコがヨーグルトで有名な地中海に近いことから

まず、モロッコヨーグルの「モロッコ」ですが、ここまでの推測の通り、モロッコは北アフリカ北西部にある国の「モロッコ」からつけられています。北が地中海に、西は大西洋に面しています。

モロッコヨーグルのモロッコは、ヨーグルトのような駄菓子からヨーグルトに関係ある国であるブルガリアが思い浮かび、このブルガリアと同じ、地中海沿岸にある国の名前、というところから「モロッコ」となったというのが通説となっています。この名前は先代の社長がつけたと言われます。

しかし世界地図を見て見ると、モロッコは地中海に面していると言っても国の一部だけですし、ブルガリアとはだいぶ距離があります。なぜブルガリアからモロッコが出てきたのか、そのあたりはいまだ謎ということかもしれません。

製造元は日本のサンヨー製菓株式会社

モロッコヨーグルの名前の由来でわかるように、このお菓子はモロッコで作られているお菓子ではありません。れっきとした日本のメーカーで作られているお菓子です。モロッコヨーグルをつくっているのは、大阪市にある「サンヨー製菓株式会社」という会社です。

モロッコヨーグルという名前は知らなくても、写真を見ると知っているという方は多いでしょう。実はこのお菓子はなんと1961年に販売が開始された、長い歴史を持つお菓子です。最盛期には他にも多くの会社で作っていたのですが、2021年現在では他に製造している会社はほとんどありません。

もともとこちらの会社では、ウィスキーボンボンを中心に製造していました。しかし夏になるとチョコレートは流通させにくく、売り上げが落ちてしまいます。そこで夏場に子供に好まれる甘酸っぱいお菓子を作ろうということで、先々代が開発したのです。

甘酸っぱいお菓子ということでヨーグルトをイメージしたお菓子というのは頭にあったものの、当時は類似商品がなく、大変な苦労をしたとのことです。さらにサンプルを持って問屋を回っても、最初はなかなか受け入れてもらえませんでした。

しかし一つの問屋が仕入れ、東京に送ったところ大人気商品となり、そこから全国に流通する人気の駄菓子となって、現在に至っているのです。

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モロッコヨーグルはヨーグルトではない

このように、モロッコヨーグルは夏場に子供に好まれる甘酸っぱいお菓子ということで、ヨーグルトをイメージして作られた駄菓子です。しかしモロッコヨーグルはビンのような形の容器に入っていて、駄菓子には珍しく、ヘラですくって食べるお菓子です。ヨーグルトは入っていないのでしょうか。

あくまでもヨーグルト風味の駄菓子

結論から言うと、モロッコヨーグルにはヨーグルトは入っていません。今述べたように、あくまでも甘酸っぱい味のものということから、ヨーグルトをイメージしたものであるというだけなのです。

しかし、ヨーグルトをイメージしているということで、容器がビンのような形になっています。実はあの容器はヨーグルトのビンをイメージしています。モロッコヨーグルが製造され始めたころ、ヨーグルトは町にある牛乳屋さんがビンに入ったものを宅配することがよくありました。

そこで、このビンを模したものにすれば子供たちが喜ぶだろうということで、あの形の容器であの食べ方の商品になったのです。ですからモロッコヨーグルはあくまでもヨーグルト「風味」のお菓子です。

原料もヨーグルトとは異なる

モロッコヨーグルはヨーグルト風味のお菓子であり、ヨーグルトは使われていません。当然ながらヨーグルトと原料も違います。ヨーグルトの場合はご存じのように、牛乳などにヨーグルトの種菌を入れることで作りますから、原料は牛乳ということになります。

しかしモロッコヨーグルの場合は、原料に牛乳すら使いません。主な原料は植物油脂、砂糖、ブドウ糖で、それに酸味料などを加え、味を調えて作っています。原料にヨーグルトを使わずあの味を出すということで、さぞかし特別な秘密があるかと考えがちですが、実は原料はさほど特別ではないのです。

しかし、原料が単純であるからこその難しさもあり、季節により細かく配合を変えるなどしないとあの独特な食感がでなくなってしまうのだそうで、温度管理が難しい夏場や冬場は、夜も様子を見ながら作っているということです。

モロッコヨーグルの楽しみ方

さて、このようにして作られたモロッコヨーグルは、昔子供だった頃に胸をときめかせて食べていたという方も多いのではないでしょうか。しかし、近年では駄菓子屋が少なくなっており、実際に食べたことがないという方もいるかもしれません。モロッコヨーグルのおすすめポイントを紹介しましょう。

当たり付きモロッコヨーグル

モロッコヨーグルを駄菓子屋さんで買ったことがある方の中には、当たりつきだったような記憶があるという方もいるでしょう。実はモロッコヨーグルは現在でも当たりくじ付きのお菓子として販売されています。

シールされたふたをはがし、そこに当たりがあればもう一個もらうことができるということで、ドキドキしながらふたをはがした経験がある方も多いのではないでしょうか。モロッコヨーグルは1箱80個入りで問屋に出しているのですが、その中に約15個の当たりが入っている計算になっているとのことです。

1個ずつ買っているとなかなか当たりは経験できないため、確率がとても低いように感じますが、このように計算してみると、当たりを引く確率はそれなりにあるということがわかります。子供たちの人気を集めたのはこのくじも関係したことでしょう。

木のヘラですくって食べる

モロッコヨーグルが一番的な駄菓子と大きく違うのは、木のヘラがついていて、それで中身をすくって食べるという食べ方にあります。実際モロッコヨーグルを最初に問屋に持ち込んだときに、木のヘラで食べるのが手間がかかるということで敬遠されたとも言われます。

なぜモロッコヨーグルをヘラで食べるようにしたのかというと、これもヨーグルトをイメージしているためです。現在ではビンで販売されているヨーグルトはさほど多くはないのですが、昔も今もヨーグルトはスプーンですくって食べるものです。

容器はヨーグルトのビン、食べ方はヨーグルトの食べ方であるスプーンを使うというように、徹底してヨーグルトのミニサイズという形に近づけたことが、当時の子供たちに人気となった理由でもあるわけです。

モロッコヨーグルの作り方

では次に、モロッコヨーグルの作り方について、もう少し詳しく紹介していきましょう。先ほども述べたようにモロッコヨーグルの原料には牛乳をはじめとする乳製品が使われていません。植物油脂、いわゆるショートニングと、砂糖などから作られているのです。

これらの原料を混ぜ合わせ、酸味料や塩などを加えると、ヨーグルトのような白いものができあがります。これがモロッコヨーグルの中身となります。先ほど温度によって細かく調整が必要と述べましたが、つねに常温にしていかないと撹拌した時にうまくホイッピングができません。

このホイッピングがうまくいかないと、しっかり空気が含ませられないため、あの独特の食感が出てこなくなってしまうので、温度調整が非常に大事になるのです。

うまく中身ができあがったら、中身はチューブを伝い、容器が並ぶところに進んでいきます。そして並んだ容器にこの中身を充填し、カラフルなふたがのせられ、シーリングしてできあがりとなります。あとは80個ずつ1箱に入れ、問屋に卸す状態になるのです。

この箱詰めのところは機械から流れてくるものを手作業で箱に詰め、最後に手作業で紐をかけるなど、熟練の技術を持つ社員の方がその技を発揮しています。現在では1日約6万個から7万個のモロッコヨーグルが作られ、市場に出回っているのです。

モロッコヨーグルのおすすめアレンジ

モロッコヨーグルは駄菓子であり、小さな容器に入っていることもあって、基本的にはそのまま食べるのがおすすめです。というよりもそのまま以外に食べ方があるとは考えたことがない方がほとんどでしょう。

しかし一方で、モロッコヨーグルの独特の味は人気が高く、あの小さな容器一個だと物足りないという方も多いかもしれません。また、あのモロッコヨーグルを何かにアレンジできないかと考える方もいるようです。今でも人気が高い証拠と言えるでしょう。

そこで次に、モロッコヨーグルを使ったおすすめアレンジメニューについて、少しですが紹介していきましょう。そんなアレンジをしたい方におすすめの商品についても合わせて紹介します。

トーストやクラッカーに塗って食べる

モロッコヨーグルはヨーグルト風味が楽しめるお菓子です。ショートニングを使って作ったヨーグルト風味の食べ物でありながら、ヨーグルトよりも水分が少ないため、ヨーグルト風味がほしいメニューにアレンジするのがおすすめです。

たとえばパンやクラッカーなどに塗って食べると、原料がショートニングですから、甘酸っぱさが加わり、ぐんと美味しくなると人気となっています。同様にフルーツサンドを作る時、ヨーグルトの代わりに使うと、モロッコヨーグルに水分が少ないためパンがべたっとなりにくく、美味しくできます。

また、学園祭でクレープを作りたいという学生たちが、生ものを使うことができないという制限があることからこのモロッコヨーグルを生クリーム代わりに使ったところ、美味しいと人気だったということもあったそうです。

このように、モロッコヨーグルはクリームのような形でいろいろなおすすめアレンジメニューができるお菓子でもあります。しかし問題は、あの小さなビン一つでは入っているクリームの量が足りず、たくさん開けなければならないという点です。

実はモロッコヨーグルを取り扱っているある駄菓子屋チェーンの社長から、この件で依頼が届きました。社長はパンにヨーグルを塗って食べるのが好きなのですが、いくつも開けるのが大変、大きいサイズのモロッコヨーグルが食べたいと述べたのだそうです。

その依頼を受けて1996年に生まれたのが「ジャンボヨーグル」です。このジャンボヨーグルは通常の11個から12個分の大きさがあり、明らかにジャンボサイズとなっています。そのまま食べるには少し量が多いかもしれませんが、アレンジメニューにするならおすすめの商品と言えるでしょう。

こちらのジャンボヨーグルは、先ほど述べた当たりはついていないようですが、何といっても容量が多いということで、パンに塗って食べたりする方には人気が高いおすすめ商品となっています。モロッコヨーグルが好きでたくさん食べたい方にはおすすめです。

モロッコヨーグルはどこで手に入る?

最後に、モロッコヨーグルを食べたいという方のために、手に入れる方法を紹介します。昔ならば駄菓子屋に行けば購入できたのですが、近年では駄菓子屋そのものが減少していますし、大人だと行きにくいと感じる方も多いでしょう。

まず、スーパーの駄菓子を販売しているコーナーでは「ヨーグルランド」という商品があります。こちらはスーパーでの販売用にパッケージ包装されているもので、6個入り1パックで販売されています。気軽に人気のモロッコヨーグルを体験したい方におすすめです。

近くのスーパーにないという方はネットでの購入もおすすめです。ネットの場合、モロッコヨーグルの箱売りがあります。またジャンボヨーグルも確実ではありませんがネットにある場合もあるので、このあたりもチェックしてみてください。

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食べたことがない人は早速モロッコヨーグルを味わおう

子供のころの楽しい駄菓子屋の思い出の中にある商品であるモロッコヨーグルは、今ではアレンジメニューなども出てくるほどの人気商品となっています。近年では思う存分食べたい方のためにジャンボサイズなども販売されるようになりました。ぜひ一度、モロッコヨーグル体験してみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
茉莉花

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