アプトの道は碓氷峠の鉄道遺産!絶景ハイキングを楽しめる場所や見どころ紹介!

群馬県と長野県の県境にある碓氷峠を旧国鉄時代に走行していた信越線の横川・熊ノ平間の廃線跡を再利用して作られた遊歩道がアプトの道です。アプトというのは峠の急な勾配を昇り降りするために線路と機関車につけられた歯車のことで、そこからアプトの道とネーミングされました。

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目次

  1. 1群馬県碓氷峠のアプトの道を歩いてみよう
  2. 2群馬県アプトの道の語源は?
  3. 3群馬県アプトの道は鉄道遺産
  4. 4アプトの道がある群馬県碓氷峠
  5. 5群馬県アプトの道の起点と終点
  6. 6アプトの道をのんびりハイキング
  7. 7アプトの道を一巡する所要時間は?
  8. 8アプトの道になっても峠の釜めしは健在
  9. 9アプトの道周辺の紅葉
  10. 10アプトの道の碓氷峠関所跡
  11. 11アプトの道にある重要文化財旧丸山変電所
  12. 12アプトの道にある峠の湯
  13. 13アプトの道にある重要文化財めがね橋
  14. 14アプトの道の駐車場事情
  15. 15アプトの道の魅力

群馬県碓氷峠のアプトの道を歩いてみよう

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「アプトの道」をご存知ですか? 旧国鉄時代に群馬県の碓氷峠を走行していた信越本線のアプト式鉄道が廃線になりましたが、この廃線の後を埋めて遊歩道にしたのがアプトの道です。かつては機関車が走行していた横川・熊ノ平駅間の約6キロメートルが自然遊歩道として再生されました。では「アプトの道」をじっくりと辿ってみましょう。

群馬県アプトの道の語源は?

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遊歩道のアプトの道に使われた「アプト」というのは、どういう意味なのでしょう。アプトというのはアプト式機関車のことで、この機関車の車体下にはラックホイールピニオンという歯車がついていますが、線路の真ん中にもその歯車と噛み合わせるラックレールという歯車を敷設、双方の歯車が噛み合うことで急勾配を楽に走行することができました。

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現在アプトの道になっている碓氷峠の急勾配をアプト式機関車が走っていましたが、新幹線の発達など時代の流れとともに廃線になりました。現在アプト式機関車が国内で唯一走っているのは、大井川鐡道の井川線のみとなりました。写真がそのアプト式機関車です。アプト式機関車は、現在ではスイスの観光鉄道が最も多く採用しているようです。

群馬県アプトの道は鉄道遺産

群馬県碓氷峠の碓氷鉄道文化むら

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JR信越本線の横川駅から所要時間ゼロの場所がアプトの道のスタート位置で、隣接して「碓氷鉄道文化むら」があります。碓氷線の横川-軽井沢間を走行していた車両が多数展示されていて、鉄道マニアにはたまりませんし、お子さま連れで訪れるのにも格好な場所です。日本で初めてアプト式機関車が導入されたという鉄道史に残る車両に接することができます。

碓氷線は廃線になりましたが、その廃線跡がアプトの道になりましたし、碓氷線を支えてきた碓氷第三橋梁(めがね橋)や旧丸山変電所などが国の重要文化財に指定されて、今日になっても碓氷線の歴史を伝えてくれています。碓氷鉄道文化むらには鉄道資料館も併設していて往時の様子を学ぶことができます。駐車場もありますし、トイレも利用できます。

展示されている車両の中に自由に入れるので、子どもたちのみならずマニアの人たちにも好評を得ています。しかし、ほとんどが屋外展示なので、多少風雪に負けて劣化し始めているところもありそうです。また、夏場などはちょっと直射日光を遮る場所が少ないので気をつけたいです。18歳以上の人は予約するとEF63機関車の運転体験ができます。

住所:群馬県安中市松井田町横川407-16
電話番号:027-380-4163

アプトの道がある群馬県碓氷峠

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群馬県と長野県をまたいで存在する碓氷峠は標高960メートルで、群馬県側に降った雨は太平洋へ、一方長野県側に降った雨は日本海へと流れ込む、信濃川水系と利根川水系を分ける分水嶺になっています。1200万年くらい前には海中にあったらしいです。その碓氷峠を走行していた信越線の廃線の跡がアプトの道になりました。

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かつての信越線ではアプト式機関車が採用されていて、勾配の繰り返しである碓氷峠を走る鉄道を利用する人々の足になっていましたが、時代の流れとともに廃線になり、線路を埋め立ててアプトの道に作り替えられました。かつては機関車が走っていた線路を辿って散策できる遊歩道がアプトの道になって手ごろなハイキングコースになったわけです。

群馬県アプトの道の起点と終点

アプトの道の起点はJR信越線の横川駅です。横川駅に隣接して碓氷鉄道文化むらがあり、駐車場もあります。鉄道文化むらを左手に見ながら進みましょう。アプトの道終点の熊ノ平駅跡まで約6キロの道のりです。以降、豊かな自然に包まれた廃線跡のハイキングコースを辿りながらアプトの道の見どころや所要時間など探っていきましょう。

アプトの道をのんびりハイキング

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アプトの道と並行して電気機関車運転体験用やトロッコ列車用として線路が現存していますが、その線路を左に見てハイキングしていくと徐々に山間部に入っていきます。その辺りから、あちらこちらに人懐っこそうな野猿を見かけるようになります。人影に驚くわけでもなく、それぞれがお気に入りの場所でグルーミングをしていたりします。

アプトの道と並行してトロッコ列車も

遊歩道をハイキングはつらいという方にはトロッコ列車がおすすめです。トロッコ列車は碓氷峠鉄道文化むらから碓氷峠の森公園交流館(峠の湯)間のおよそ2.6キロをアプトの道と並行して走っています。所要時間は20分くらいです。紅葉の季節にはトロッコ列車でゆったりと窓外の紅葉を眺める方法もあります。現在まるやま駅には停まりません。

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トロッコ列車は碓氷鉄道文化むらと峠の湯間を走ります。廃線跡の遊歩道と並行する感じで走っています。運行期間は3月から11月までの土日祝日で、8月は毎日運行します。紅葉の季節もいいですね。所要時間は20分運行の時間割は、碓氷鉄道文化むら発は10:00/11:00/13:00/14:00/15:00、峠の湯発は10:30/11:30/13:30/14:30/15:30になっています。

アプトの道を一巡する所要時間は?

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では、歩いてアプトの道を一巡するのに所要時間はどのくらいか計ってみましょう。スタートは信越線横川駅です。2分ぐらい歩くと碓氷鉄道文化むらがあります。文化むらを左に見ながら約8分(約0.5キロ)歩くと碓氷関所跡があり、さらに約20分(約1.3キロ)歩いて丸山変電所跡に着きます。そこからさらに約20分(約1キロ)で峠の湯です。

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峠の湯までは約50分の所要時間でした。峠の湯からめがね橋間は5つのトンネルを通り抜けますが、トンネルの合間合間に絶景の碓氷湖が見えて癒されます。5号トンネルを抜けるとめがね橋が見えてきます。峠の湯からここまでで約45分(2キロくらい)。めがね橋からは6号から10号までわりと近い頻度でトンネルが現れて約25分(1.3キロ)で熊ノ平駅に到着です。

旧熊ノ平駅まで所要時間は2時間くらいでしょうか。しかし、ここには熊ノ平駅跡があるだけで何もないので、ひと息入れて折り返さなければなりません。ここからは45分(2.3キロ)歩くと碓氷湖に出ます。そして最後にがんばると25分(1キロ)で再び峠の湯に着きますので、ひと息入れて50分(約3キロ)歩いて横川駅に戻ります。

アプトの道になっても峠の釜めしは健在

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旧アプト式鉄道の時代から峠の釜めしは碓氷峠の名物になっていて、横川駅で機関車が停車する時間を利用して売り子がホームで乗客にアピールして販売していました。当時としては画期的な仕様の駅弁で、一時は日本一の駅弁の称号がついたりしましたが、アプト式鉄道の廃止とともに紆余曲折を経て、今日でもおぎのや本舗が横川駅前の店舗などで販売しています。

アプトの道周辺の紅葉

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碓氷川と中尾川の合流地点に造成された坂本ダムの水をせき止めて造られた人造湖が碓氷湖です。豊かな自然の中にたっぷりと水を湛えた碓氷湖は、まさに絶景です。周辺に遊歩道もあり、赤い優雅な橋もかかっていて紅葉を見ながらのハイキングには格好の場所です。きれいな紅葉に出会うのには11月の上旬から中旬頃が一番おすすめの時期です。

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アプトの道の2号トンネルを抜けると左側に碓氷湖が見えてきて、紅葉の季節などは感動ものです。そこから3・4・5号トンネルが真っすぐに見通せます。このあたりでは猿やカモシカを見かけることもあるようですよ。5号トンネルを抜けるとめがね橋です。国の重要文化財でもある重厚なめがね橋と周辺の紅葉の対比のすばらしさはおすすめです。

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めがね橋からぐるりと見渡すとこんな感じの紅葉に出会えます。赤い色がさまざまで奥深いですね。熊ノ平駅跡から折り返すときにめがね橋から碓氷湖へ周って紅葉を満喫するといいですね。身体の中までしっかり紅葉に染まるかもしれません。距離的にも碓氷湖に近いので紅葉の季節にはめがね橋と碓氷湖をセットでハイキングもいいかもしれません。

アプトの道の碓氷峠関所跡

江戸時代の中山道は重要な交通要処であり、箱根と並んで最も重要な入国者をチェックする関所でした。幕府は諸大名の謀反を警戒して「入鉄砲と出女」、つまり鉄砲の持ち込みと江戸在住の大名の奥方の出奔を防ぐために街道という街道に関所が設けられ、厳しく取り締まっていました。この関所跡は現在は群馬県指定文化財になっています。

アプトの道にある重要文化財旧丸山変電所

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碓氷線が幹線鉄道として初めて電化されたとき、電力を補填するための蓄電施設として建設されました。明治45年の建設時は煉瓦造り構造物の流行期であったことも影響して総煉瓦造りです。312個の蓄電池を設置して機関車が通らない間蓄電して、機関車が入ってくると放電して登坂用の電力を補って、登坂の手助けをするためにフル稼働していました。

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旧丸山変電所は、現在は鉄道煉瓦構造物群の国の重要文化財に指定されています。建物の構造は蓄電池室と機械室の2棟に分かれていて、当時としては最先端の技術でアプト式機関車の心臓部の役割を果たしていました。経年による老朽化も進み、平成12年から14年にかけて、改修工事が行われました。現在は、外観だけ見ることができます。

アプトの道にある峠の湯

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江戸時代には幹線道路として栄えた旧中山道でしたが、アプト式鉄道の碓氷線が敷設され、やがてアプト鉄道廃線後の現在は「アプトの道」と命名されてハイキングコースとして蘇ったわけです。こうした地の利の場所に碓氷峠の森公園交流館の峠の湯があります。入口は重要文化財のめがね橋を彷彿とさせる仕様でとても立派ですし、設備も整っています。

峠の湯の施設は、ラウンジやリラクゼーションルームの設備はもちろんですが、ハイキングで疲れた体をほぐすのに最適な温泉があり、温泉施設も充実しています。大浴場や露天風呂もあり、家族向きの風呂には弱アルカリ性の天然温泉が溢れていてゆったりと浸かると身も心も癒されます。温泉施設裏手の「とうげのゆ駅」からトロッコ列車に乗ることもできます。

住所:群馬県安中市松井田町坂本1222
電話番号:027-380-4000

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アプトの道にある重要文化財めがね橋

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アプトの道がある碓氷第三橋梁(通称めがね橋)は鉄道煉瓦構造物群の国の重要文化財に指定されています。明治24年に着工され明治25年に竣工されたようです。現在は、アプト式鉄道の路線であっためがね橋の上がアプトの道になっているわけですね。橋梁の歴史観や煉瓦構造の重厚さと相まってとてもいい雰囲気を醸し出しています。
 

アプトの道があるめがね橋はハイキングする人々の人気が高く、常に人で溢れているようです。なんといっても日本最大のアーチ型煉瓦構造物ですからね。設計はイギリス人のパゥネル技師と日本人の古川晴一技師によるようです。めがね橋は国の重要文化財だけでなく、通産省の近代化産業遺産群(建造物の近代化に貢献した産業遺産群)にも指定されています。

アプトの道の帰りに碓氷湖へ

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アプトの道の終点・熊ノ平駅跡から所要時間45分くらいを引き返すと碓氷湖があります。峠の湯からめがね橋へ向かっている途中でチラチラと見えた絶景の碓氷湖は、坂本ダムの補強工事が行われた際に環境整備されて湖の周りをまわる遊歩道も敷設されハイキングコースになっています。周辺に少し足を延ばせばカフェやレストランなどがあります。

アプトの道の駐車場事情

車で来てアプトの道はハイキングする、という場合は駐車場が気になりますが、碓氷湖・めがね橋・熊ノ平に駐車場があります。ここの駐車場は大型車も駐車可能です。めがね橋駐車場は、国道18号線(旧道)を軽井沢方面へ向かって進むと左側です。めがね橋に向かって歩く場合も歩道がガードレールで仕切られているので安心です。

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熊ノ平駐車場は、めがね橋から進行する場合、国道の左側にありますが舗装されておらず、駐車場スペースはロープで仕切られていて、ここにはバスの停留所もあります。碓氷湖の駐車場はもちろん碓氷湖畔ですが、所要時間に関わらず駐車場料金は無料です。峠の湯では、第2駐車場を使用すると、そのままハイキングに行って戻ってくることができます。

アプトの道の魅力

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アプトの道でハイキングをする人はリピーターが多いです。リピーターの方の中には、隧道(トンネル)についても、それぞれの個性や所要時間の長短など、とても詳しいです。しかし、アプトの道が辿ってきた歴史などを学ぶうちに、なるほどと頷いてしまうのも確かです。自分のスケジュールに合った所要時間帯の場所を歩くのもひとつの手と言えましょう。

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この記事のライター
T. Binnaka

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