「湯町窯」は島根・松江の布志名焼製陶窯元!エッグベーカーなど人気商品紹介!

島根県松江市にある「湯町窯」は、島根の伝統工芸品に指定されている由緒ある窯元ですが、モダンなデザインが若い方にも人気となっています。そこで湯町窯についてその歴史やおすすめのうつわとそのおすすめポイント、さらにアクセスなどについて紹介します。

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目次

  1. 1島根・松江の布志名焼製陶窯元「湯町窯」とは?
  2. 2「湯町窯」の歴史
  3. 3「湯町窯」が人気の理由
  4. 4「湯町窯」でチェックしたいおすすめ陶器
  5. 5オンラインでも購入できる「湯町窯」の陶器
  6. 6「湯町窯」を購入した人の感想
  7. 7「湯町窯」へのアクセス
  8. 8「湯町窯」の周辺観光スポット
  9. 9「湯町窯」へ訪れてみよう!

島根・松江の布志名焼製陶窯元「湯町窯」とは?

美味しい食事のお供として外せないものが茶碗やコーヒーカップ、エッグベーカーなどの「うつわ」です。

日本にはたくさんの有名な焼き物がありますが、その中の一つが島根の布志名焼です。布志名焼の人気の窯元である湯町窯について、人気の商品や歴史などを紹介します。

「湯町窯」の歴史

「湯町窯」について知るためには、湯町窯がその流れをくむ、布志名焼について知らなければなりません。湯町窯がある島根県松江市は江戸時代、松江藩が置かれていました。特に松江藩七代藩主松平治郷は不昧公と呼ばれ、茶道に造詣が深く、その関係から和菓子や庭園、工芸品など豊かな文化を創り出しました。

茶道で必要なものと言えば茶碗です。治郷はさまざまな名器を蒐集したほか、実際に地元松江で茶器を作ることを考えます。江戸時代中期、松江には窯場が作られていましたが、松江藩の藩命により楽山窯から移住した指導者により技量が向上します。

さらに治郷の指導を受け、藩命を受けた指導者の手による藩窯と、もともとこの地にあった民窯が共存し栄えることとなり、お茶道具を作る御用窯、北前船に乗せられ移出される民窯との間ですみわけが起こります。

このようにして成立した布志名焼は明治に入り全盛期を迎えることとなります。この布志名焼独特の黄釉色絵物が知られるようになり、明治に入ると日本国内だけではなく、海外にも販路を広げるようになりました。

さらに昭和に入ると、いわゆる民藝運動の影響を受けることとなります。民藝運動の関係者がたびたびこの地を訪れ、直接指導を受けることで、さらにその技量は花開くことになります。

スリップウェアと呼ばれる、化粧泥で模様を施す技法は、布志名焼の特徴の一つとなり、この流れをくむ窯元でもその本来の流れを汲みながらそれぞれ独自の技法が駆使された焼き物を作るようになり、現在に至っているのです。

「湯町窯」は1922年に開窯した窯元です。布志名焼の人気窯元の一つとして知られており、先ほど述べた民芸運動の直接指導を受け、「島根県ふるさと伝統工芸品」にも指定されている由緒ある窯元です。

現在は3代目、4代目の方が窯元として活動しており、現在窯元をしている方はその直接指導を受けた一人でもあります。その直伝の技を受け継いで、伝統ある焼き物のほか、湯本窯の人気作品の一つ、エッグベーカーなどのモダンな洋食器なども作っています。

「湯町窯」が人気の理由

このように、島根県松江市の布志名焼は江戸時代の松江藩の流れをくむ由緒ある焼き物であり、その伝統を受け継ぐ湯本窯もまた、その伝統の技術を今に伝える由緒ある窯元です。しかし焼き物で由緒があるとなると初心者には敷居が高いのではと考えてしまう方もいるかもしれません。

しかし、湯本窯の焼き物はもともと焼き物が好きという方はもちろんですが、若い方で焼き物初心者という方にも人気が高いうつわが多いです。そこで湯本窯の焼き物のおすすめポイントについて紹介していきましょう。

民藝初心者にもおすすめ

湯本窯の焼き物を語る時に忘れてはならないのが「民藝運動」です。この運動は1926年に提唱された生活文化運動です。当時の工芸品は鑑賞用に作られた豪華な装飾を施した「特別」なものが多く、一般の方にはなかなか手が出ないものでした。

その流れに対して、名もなき職人が作り出した工芸品を「民藝」と名付け、そこに美しさや価値を見出したのが民藝運動です。各地の風土から生まれ、生活に根ざしたものに「健全な美」を見出し、日本各地の手仕事の文化にスポットをあてた運動でした。

湯本窯は先ほども述べたように、この民藝運動の指導者から物作りの心や技術を直接学んでいます。そのため堅苦しいイメージではなく、手軽に使うことができるような、またそうすることでその良さが感じ取れるような焼き物が多いのが特徴です。

生活に根ざしたものというだけあり、値段が手頃で焼き物初心者の方でも気軽に手が出せるものがあるというのもいいところで、民藝運動を知った方が実際のうつわを最初に手に取るという時にもおすすめのものが多く揃っています。

茶碗やコーヒーカップ、エッグベーカーなど日常生活にも使いやすい食器が多く、しかも数千円で手に入るものも多くあるため、肩ひじ張らずにお気に入りを見つけたいという方にも人気なのです。

普段使いでも飾るのも両方使える

布志名焼の特徴の一つとして挙げられるのが、地元の来待で採取される来待石を原料として作った黄釉と、灰を主原料として作る青白色の海鼠釉です。特に黄釉は先ほども述べたように布志名焼独特のものとして海外でも知られるようになりました。

黄釉のあめ色と海鼠釉の青白色はどちらも味わいのある色あいで、ふだん使いとしてもいろいろな食材とよく合います。島根県松江市周辺のカフェなどでも湯本窯などのコーヒーカップをお客さんに使っているところは多く、その持ち味が人気となっています。

島根の伝統工芸品になっていると言われるだけあり、もちろん飾っておいてもよい雰囲気でおすすめなのですが、民藝運動の流れをくむうつわですから、やはり実際に使ってこそその持ち味は発揮されます。ぜひ茶碗やコーヒーカップ、エッグベーカーなど実際に使ってみることをおすすめします。

「湯町窯」でチェックしたいおすすめ陶器

それでは次に、湯町窯でおすすめしたい焼き物について紹介します。湯町窯では茶碗やコーヒーカップ、皿や小鉢、さらにはエッグベーカーなど、さまざまなうつわを作っています。和食器はもちろんですが、洋食器も多く取り扱っているのがおすすめポイントであり、モダンな雰囲気が若い方にも人気となっているのです。

そこで、湯町窯の数あるうつわの中から、特に人気が高く、使いやすいおすすめのうつわをいくつか紹介していきましょう。湯町窯のうつわを初めて手にしたいという方には特におすすめしたいものです。

エッグベーカー

湯町窯の数あるうつわの中でも特におすすめなのがエッグベーカーです。エッグベーカーというのはその名前の通り、卵を焼くためのうつわです。実はこれは先ほど紹介した民藝運動の指導者の一人、バーナード・リーチのアドバイスで生まれた洋食器なのです。

エッグベーカーという名前から、比較的最近にできたうつわというイメージの方もいるかもしれませんが、実はなんと50年以上の歴史をもつロングセラー商品であり、長い間にわたって多くのファンを獲得してきたうつわでもあります。湯町窯を代表する製品の一つと言っていいでしょう。

エッグベーカーは丸いフォルムに持ち手とふたがついています。ガスコンロに魚焼きの網をのせ、その上にエッグベーカーを置いて、中に卵を割り入れます。次にふたをし、弱火で3分から4分ほど焼くと白身の部分の色が白く変わってきます。

黄身がまだ変わらないうちに火からおろし、ふたをしたまま受け皿にのせて食卓に出し、そのまま4分から5分ほど蒸らすと、半熟のちょうどいい目玉焼きができるのです。

直火はもちろん、オーブンや電子レンジ、フライパンに乗せればIHでの加熱もできます。寒いところでふだんストーブを使っているというならば、ストーブの熱を使って作ることもできるなど、いろいろな熱源で使えるのがエッグベーカーのおすすめポイントの一つです。

そのため、目玉焼きのほかにグラタンなどを作るのにも使えますし、アイスクリームのうつわとして使うのもおしゃれと、使い勝手もよいです。湯本窯の窯元はハンドル(持ち手)付けの名人としても知られているのでその技も体験することができるでしょう。

コーヒーカップ

湯町窯でおすすめの焼き物としてコーヒーカップも挙げられます。先ほども触れましたが、湯町窯の焼き物は地元松江のカフェなどでも使われており、そこで出会って湯町窯のうつわにはまるという方も多く見られます。

湯町窯のコーヒーカップの特徴は、手仕事により一つ一つ表情が違う、ぽってりと肉厚な形にあります。肉厚なうつわなので飲み物がさめにくく、また黄釉の温かなあめ色は、コーヒーカップの中身をさらに美味しそうに彩ります。

コーヒーカップは誰でも使うものですし、いろいろ使い分けているという方も多いでしょう。自分で使うコーヒーカップとしても人気ですし、またお土産として購入する方も多いです。いろいろなデザインがありますから、コーヒーが好きという方にはぜひおすすめです。

茶碗

茶碗もまた湯本窯の人気の商品です。先ほど紹介したスリップウェアのデザインが施された茶碗は、デザインの種類も豊富で、一つとして同じものはないと言っていいほどです。これこそ手作業のなせる技と言っていいでしょう。

先ほども述べたように、湯本窯の色は黄釉と海鼠釉の二種類が基本なのですが、その二種類がさまざまなデザインを生み出します。特に茶碗はモダンなデザインが人気が高く、若い方を中心に茶碗をいろいろ選んでいる方が多く見られます。

オンラインでも購入できる「湯町窯」の陶器

さて、このように湯町窯の茶碗やコーヒーカップなどは人気が高く、島根に行く機会があればぜひ立ち寄りたいところです。しかしそうはいっても、島根まで行くというのはちょっと遠いという方も多いのではないでしょうか。

そのような場合におすすめしたいのがオンラインでの購入です。湯町窯のうつわはオンラインショップでの購入ができるので、もし気になるものがあるならば、まずはこちらをのぞいてみることをおすすめします。

また、オンラインショップでは商品の写真がついており、実際に見に行くことができない方でもその写真を見ることで雰囲気を知ることもできます。島根に行く前にオンラインショップの写真を見てイメージをつかんで実際に行ってみるのもおすすめです。

「湯町窯」を購入した人の感想

では、実際に湯町窯のうつわを購入した方はどのような感想を持っているのでしょうか。次に湯町窯のうつわを購入した方の口コミについて見ていきましょう。

まず、湯町窯のうつわとの出会いについてですが、松江の観光を楽しんでカフェに入り、そこで湯町窯のうつわを見てその魅力に引き込まれたという方、そして島根に旅に行った方にお土産にいただいてその存在を知ったというものが見られます。いずれもそのことによってその魅力を感じ、今度は自分で購入したという方が見られました。

実際に湯町窯のうつわを購入した方の意見として目立つのが、その使い勝手のよさです。うつわそのもののぬくもりが感じられ、和食にも洋食にも合わせやすいデザインのものが多いため、ふだんの食事に気軽に使えているという感想がありました。

また、島根の伝統工芸品ということで気になる値段についても、数千円で購入できるものも多く、気軽に気に入ったものが購入できる点が高い評価を得ています。やはり値段という点は商品の購入に重要なポイントとなるので、気になるところです。

先ほど紹介したエッグベーカーはもちろんですが、茶碗やコーヒーカップも使いやすく、行くたびに新たな発見があるという方も多いです。まさに一期一会の出会いがそこに待っているという意見も見られました。

「湯町窯」へのアクセス

次に「湯町窯」へのアクセスについてです。陶磁器の窯元というと、その土地の土を使うことが多いこともあって、アクセスがあまりよくないところも多いのですが、湯町窯はアクセスも非常によく、行きやすい場所にあります。

湯町窯の最寄り駅はJR「玉造温泉」駅です。次に述べますが、玉造温泉は島根を代表する有名観光地であり、多くの方が乗降するため、特急列車などもすべてではありませんが停車します。遠方から来る方は岡山まで新幹線でアクセスすると楽でしょう。駅からは徒歩1分ほどでアクセスできます。

車でアクセスする場合は、湯町窯の駐車場を利用できます。無料の駐車場が15台分あるので、安心してアクセスすることができます。場所も玉造温泉駅の近くなのでわかりやすいでしょう。

湯町窯の営業時間は平日は8時から17時、土日祝日は9時から17時までとなっています。12月31日から1月2日までは一応定休日となっており、行く場合には予約が必要なので気をつけましょう。

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「湯町窯」の周辺観光スポット

最後に「湯町窯」と組み合わせたい、周辺観光スポットを紹介します。今述べたように、湯町窯の最寄り駅は玉造温泉駅ですが、この玉造温泉は、山陰地方を代表する有名な温泉です。なんと平安時代の随筆「枕草子」にも日本三名泉の一つとして出てくるほどなのです。

伝説によると少彦名命が発見し、大国主命が温泉の効能を説いたのがはじまりと言われ、温泉街の近くには遺跡があり、さまざまな遺物も出てくるなど古くから知られました。江戸時代には松江藩により管理運営されていたともいわれます。

また、玉造温泉の近くには松江城や出雲大社と言った島根の観光名所もあり、これらと組み合わせて観光を楽しむ方が多く見られます。島根の観光名所めぐりに玉造温泉での宿泊を加え、玉造温泉からの移動に湯町窯を加えるのもおすすめです。

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「湯町窯」へ訪れてみよう!

島根県松江市にある「湯町窯」は島根の伝統工芸品になっているのですが、モダンで使いやすいうつわがあるため、若い方にも人気が高いです。

一つ一つ表情が違ううつわはどれも魅力的で、日常使いにもぴったりです。ぜひ湯町窯の温かみのあるうつわを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
茉莉花

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