「トキワ荘」は漫画の聖地で有名な伝説のアパート!現在はマンガミュージアム?

東京・豊島区にあった「トキワ荘」は、手塚治虫や赤塚不二夫、藤子不二雄といった人気漫画家たちが住んでいたアパートです。その「トキワ荘」が「トキワ荘マンガミュージアム」として再現されました。今回はその見どころや、周辺の関連スポットをご紹介します。

「トキワ荘」は漫画の聖地で有名な伝説のアパート!現在はマンガミュージアム?のイメージ

目次

  1. 1東京・豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」をご紹介!
  2. 2東京・豊島区の「トキワ荘」はマンガの聖地
  3. 3東京・豊島区の「トキワ荘復元事業」とは
  4. 4東京・豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」おすすめの見どころ
  5. 5東京・豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」の基本情報・注意事項
  6. 6東京・豊島区の「トキワ荘ミュージアム」と一緒に訪ねたいおすすめ関連スポット
  7. 7東京・豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」で日本マンガの原点を感じよう!

東京・豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」をご紹介!

「トキワ荘」は手塚治虫をはじめとした数々の人気漫画家が暮らした東京・豊島区にあったアパートで、「漫画の聖地」と言われて今でも語り継がれている伝説のアパートです。

1度は取り壊されてしまった「トキワ荘」ですが、復活を望む漫画ファンの熱望と豊島区の町づくりとがリンクして「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」として生まれ変わりました。

今回は、2020年にオープンした東京の新名所、「トキワ荘マンガミュージアム」について、おすすめの見どころや周辺の関連スポットをご紹介します。

東京・豊島区の「トキワ荘」はマンガの聖地

「トキワ荘」は東京・豊島区の南長崎という地区にあった木造2階建てのアパートです。老朽化のため1982年に取り壊されてしまいましたが、その後も「漫画の聖地」として広くその名が知られていました。

何の変哲もないアパート「トキワ荘」が「漫画の聖地」とされるのは、ここに日本の漫画の草分け的な人気漫画家が多く下積み時代を送っていたからです。そのメンバーは手塚治虫を筆頭に赤塚不二夫、寺田ヒロオ、藤子・F・不二雄など、マンガ好きでなくても名前を知っているような大家ばかりです。

ミュージアムという形にはなりましたが、「伝説の」アパートであった「トキワ荘」は、再生計画が実行され「現実の」アパートになりました。「マンガの聖地」は実際に訪問し、中を見学できるスポットに生まれ変わったのです。

全国各地に手塚治虫をはじめ、数々の漫画家やマンガ関連の施設がありますが、「トキワ荘マンガミュージアム」も今後必ずや屈指の有名ミュージアムになることでしょう。

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東京・豊島区の「トキワ荘復元事業」とは

1982年に取り壊されてしまった「トキワ荘」ですが、「マンガの聖地」の喪失を惜しむ声はずっとあがっていました。流れが変わったのは20年以上たった21世紀に入ってからです。2007年から地元の商店会が中心になって看板や記念碑の設置を始めたのです。

「トキワ荘」に住んでいた漫画家を呼んでのトークショーや冊子作製などで気運が盛り上がっていき、2015年からはミュージアム建設構想が動き出しました。当時の「トキワ荘」の記録はほとんどありませんでしたが、近所の人や週刊誌からの写真提供や、住人たちの証言を集めて「トキワ荘」が忠実に再現されました。

「トキワ荘復元事業」の​費用は、豊島区へのふるさと納税という形で漫画ファンからの寄付に負うところが多いものでした。こうして2020年にオープンした「トキワ荘マンガミュージアム」は、全国のマンガファンと地元豊島区の熱い思いが結集した施設です。

東京・豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」おすすめの見どころ

この項では、東京・豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」のおすすめの見どころをご紹介します。「トキワ荘」を忠実に再現したというマンガミュージアムですが、部屋の細部まで再現されているのは手塚治虫らの漫画家たちが居住していた2階部分です。

勾配が急な木の階段を上って2階に行くのですが、階段がきしむ音までこだわって造られていますので、そんなところにも注意を払うと面白いでしょう。

漫画家たちの居室

「トキワ荘マンガミュージアム」のおすすめの見どころの1番目は、漫画家たちの部屋です。アパートの2階は中央の廊下をはさんで左右に4畳半の居室が並んでいます。奥に向かって左の手前が手塚治虫、のちに藤子・F・不二雄が住んでいた14号室です。この部屋には、トキワ荘の歴史がわかるパネルが展示されています。

隣りの15号室は、14号室から移ってきた藤子・F・不二雄が暮らしていた部屋です。この部屋には原稿料やお金の使い方など、漫画家の暮らしぶりがわかる興味深い資料が展示されています。

2部屋おいて18号室は1番奥の部屋で、内部が再現されています。石ノ森章太郎や赤塚不二夫のアシスタントだった山内ジョージが住んでいました。もう1人のアシスタントもいたので、机が2つ並べられています。4畳半の狭い部屋で2人で仕事をしていたわけです。

18号室の向かいは19号室で、内部が再現されています。ここにはトキワ荘に住んでいた漫画家の中ではただ1人の女性である水野英子が、数か月だけですが暮らしていました。他の漫画家を感心させたというカウボーイのクレヨン画にも注目です。

隣の20号室はよこたとくおが住んでいた様子を再現しています。栄養ドリンクやくず紙だらけのゴミ箱など、細かな部分まで再現されていて、当時の漫画家たちの暮らしぶりがしのばれます。この部屋にはアニメーション作家の鈴木伸一や、やはり漫画家の森安なおやが住んでいたこともありました。

1部屋おいて22号室は寺田ヒロオが住んでいた部屋ですが、漫画家相関図などが展示されています。

共有スペース

「トキワ荘マンガミュージアム」のおすすめの見どころの2番目は共有スペースです。ミュージアムになっている「トキワ荘」の2階には各人の居室の他に、トイレと共同炊事場という2つの共有スペースがありました。この2つは隣接していて、階段を上ってすぐのところにあります。

トイレは現在東京ではほとんど見られない汲み取り式で、外からは貯蔵タンクにつながる土管を見ることができます。

炊事場は食べ残しのラーメンやカビの生えたパンまでリアルに再現されています。住人たちはそれぞれ自分のコンロを使っていたため、たくさんのコンロと鍋が置かれている様子に驚きます。

漫画家体験

「トキワ荘マンガミュージアム」のおすすめの見どころの3番目は各種体験です。赤塚不二夫が住んでいた16号室は、ベレー帽をかぶって描きかけのマンガの原稿のある机で記念写真が撮れるコーナーなのですが、現在は感染防止対策のため中断されています。再会が待ち望まれます。

同じく、石ノ森章太郎が住んでいた17号室はマンガを描くワークショップが企画されていますが、これも現在休止中です。

ですが、17号室の押入れの引き出しの中には各段に、当時のマンガを描く道具が入っていて、引き出しを開けて見ることができます。コンピュータなどはない時代で、全て人の手でマンガを描いていた時代をリアルに感じられます。

マンガラウンジ・企画展示室

「トキワ荘マンガミュージアム」のおすすめの見どころの4番目は1階部分です。当時「トキワ荘」の1階も居室があり、漫画家ではない普通の人たちも住んでいたのですが、ミュージアムになった現在は企画展示室とマンガラウンジという2つの大きなスペースになっています。

企画展示室ではマンガに関する展示やイベントが行われ、マンガラウンジではトキワ荘に関連する漫画家の作品や書籍を読んだり、上映される漫画家のインタビューなどの映像を見ることができます。
 

1階には手塚治虫が描いた天井板絵が展示されていますが、これはアパートの解体時に手塚治虫が剥がされた天井板に自画像と『リボンの騎士』の主人公・サファイアを描いたものです。

ミュージアム開館にあたり、手塚治虫から寄贈された記者クラブがミュージアムに贈ったもので、トキワ荘らしい目玉展示物です。

外回り・館外

「トキワ荘マンガミュージアム」のおすすめの見どころの5番目は、トキワ荘の建物の外回りや館外の設置物です。

ミュージアムの建物は新しく建てられたものですが、錆が浮き出た手すりや壁の汚れなど、築10年当時のトキワ荘の経年感を表現しています。裏に回って見ることもできるので、ベランダのない当時のアパートの造りやトイレからつながる土管など、昭和が感じられる光景を楽しんでください。

「トキワ荘マンガミュージアム」は公園の中にあるのですが、公園にも見どころがあります。「トキワ荘のヒーローたち」と名付けられた記念碑にはこのアパートに住んだ人気漫画家たちの似顔絵がはめ込まれています。

トキワ荘の看板と電話ボックスも当時のものを再現したものです。コイン投入型・ダイヤル式のこの電話ボックスから、後の大人気漫画家たちは出版社に連絡をしていました。

東京・豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」の基本情報・注意事項

東京・豊島区にある「トキワ荘マンガミュージアム」は、10:00から18:00までの開館で、入館は17:30までになっています。休館日は毎週月曜日ですが、祝日の場合は開館し、次の平日が閉館日となります。その他、年末年始や展示入れ替え期間も休館になりますので、HPのカレンダーで確認をおすすめします。

入館料は無料ですが、見学するに際してはいくつかの注意事項があります。まず、見学は事前予約制という点です(次項参照)。また、館内は土足厳禁なので靴箱に靴を置いて見学します。スリッパは用意されていないので、気になる人は持参するのがおすすめです。

入館に際しては検温もあるので、熱がある人や体調がすぐれない人は予約をしていても見学は遠慮願います。また、館内は1階が撮影禁止、2階も一部撮影禁止になっています。また、動画の撮影は全館で禁止になっています。

「トキワ荘マンガミュージアム」にはコインロッカーや、多目的トイレの中におむつ交換台があります。ロッカーは使用時に100円玉が必要ですが、リターン式で使用後には戻ってきます。

また、階段を使うのが不可能な人やためらわれる人のために2階へアクセスするエレベーターも設置されていますし、外には駐輪場とベビーカー置き場があります。

見学の所要時間は30分程度です。もちろん、1階で映像を見たり、ゆっくりマンガを読んだりすればその限りではないでしょうが、今のところは感染予防を鑑みて滞在時間は40分程度に収めることが推奨されています。

予約

「トキワ荘マンガミュージアム」の入館料は無料(今後は有料の企画展なども計画されている)ですが、事前の予約が必要です。20分刻みで時間が設定されていて、ミュージアムの公式HPから予約をすることになっています。

予約は1度に5名分まででき、入力の際に代表者の氏名と電話番号、メアド、居住都道府県を知らせることになっています。当日は予約確認メールがすぐ提示できるように準備しておいてください。

アクセス

東京・豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」へ電車で行く場合は、都営大江戸線「落合南長崎駅」A2出口 から徒歩5分、西武池袋線「東長崎駅」南口から徒歩10分、西武池袋線「椎名町駅」南口から徒歩15分など、多くの駅を使うことができます。

中でもおすすめは「椎名町駅」です。駅からの所要時間はかかりますが、トキワ荘関連の壁画や展示がある上、発車メロディーは「怪物くん」になっています。

バスでアクセスする場合は、「南長崎三丁目停留所」が最寄りで、そこから徒歩1分になります。山手線「目白駅」からなら都営バス「白61」「池65」系統、中央線「中野駅」からなら関東バス・国際興業バス「池11」系統の利用になります。

東京・豊島区の「トキワ荘ミュージアム」と一緒に訪ねたいおすすめ関連スポット

漫画の町として街づくりをしている豊島区の南長崎や椎名町周辺には、「トキワ荘」に関連するスポットがたくさんあります。

「トキワ荘」関連漫画家の作品を読めたりお土産が購入できる店もありますし、写真撮影におすすめのモニュメントなども数多く設置されています。

トキワ荘通りお休み処

「トキワ荘ミュージアム」と一緒に訪ねたい人気スポットの1つ目は「トキワ荘通りお休み処」です。多くの人がお土産の購入を目的に立ち寄るスポットで、イベントなども催されます。2階は寺田ヒロオの部屋が再現されています。

「トキワ荘通りお休み処」で人気のお土産の1つに「チューダー飴」があります。「チューダー」とは、漫画家たちがよく飲んでいた焼酎のサイダー割りのことですが、ラムネ味の飴にはアルコールは入っていませんのでご安心を。昭和レトロな「トキワ荘スリッパ」も人気のお土産です。

モニュメント・記念碑

「トキワ荘ミュージアム」と一緒に訪ねたい人気スポットの2つ目は「モニュメント・記念碑」です。トキワ荘に住んでいた11人の漫画家たちの記念碑や作品のモニュメントが南長崎や椎名町周辺のあちらこちらに点在しています。

椎名町駅には藤子・F・不二雄の「怪物くん」など3体、東長崎駅の自由通路には手塚治虫の「ジャングル大帝」といった具合なのですが、全部を回るにはそれなりに時間がかかります。効率的に回るためにも、事前に設置場所や地図を調べておくことをおすすめします。

ふるいちトキワ荘通り店

「トキワ荘ミュージアム」と一緒に訪ねたい人気スポットの3つ目は「ふるいちトキワ荘通り店」です。ミュージアムのある公園のすぐ隣にある、カフェを利用すると読書ができるブックカフェです。おもちゃや雑誌の販売やイベントが行われることもあります。

「トキワ荘」に住んでいた漫画家たちがよく通っていた場所に「EDEN」という音楽喫茶がありましたが、「ふるいちトキワ荘通り店」のカフェスペースは、その名を引き継いでEDENを名乗っています。

トキワ荘マンガステーション

「トキワ荘ミュージアム」と一緒に訪ねたい人気スポットの4つ目は「トキワ荘マンガステーション」です。「トキワ荘通りお休み処」の並びにあり、2020年夏にオープンした新しい施設です。

「トキワ荘マンガステーション」では、50分入れ替え制でトキワ荘の漫画家たちの作品を読むことができます。蔵書は約6000冊ですが、感染予防のため本を手に取れない期間があるかもしれないとのことなので、気になる方は事前の問い合わせをおすすめします。

中華料理 松葉

「トキワ荘ミュージアム」と一緒に訪ねたい人気スポットの5つ目は「中華料理 松葉」です。トキワ荘の住人が通っていた、ラーメンを中心とした中華料理店で、店内には漫画家たちの色紙が所狭しと並んでいます。

「中華料理 松葉」は当時と同じ場所で営業していて、トキワ荘を訪れるファンが藤子不二雄のマンガにも登場する味を求めて多く立ち寄るスポットになっています。

その他にも、東長崎駅前交番がトキワ荘のような外観にリニューアルされていたり、エリア内にはトキワ荘や居住していた漫画家に関連するスポットがたくさんあります。

東京・豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」で日本マンガの原点を感じよう!

以上、手塚治虫など日本のマンガ界を発展させた巨匠たちが住んでいた伝説のアパートを再現した「トキワ荘マンガミュージアム」と、その周辺の関連スポットをご紹介しました。

日本のマンガ史を語る上で欠かせない「トキワ荘」は、ミュージアムとしてよみがえり東京の新しい観光スポットになっています。世界に誇る日本のマンガやアニメの原点ともいえる「トキワ荘マンガミュージアム」は、ファンではない人にも昭和レトロな雰囲気や生活ぶりが垣間見えるおすすめのスポットです。

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この記事のライター
MinminK

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