川俣ダムは鬼怒川最上流の絶景スポット!場所やアクセス方法・見どころは?

栃木県日光市にある川俣ダムは、奥鬼怒と呼ばれるところにあり、紅葉が美しい峡谷の中に作られたダムです。川俣ダムの持つ機能や見どころ、そして川俣ダムやその周辺で行われるイベントなどについて紹介します。あわせてアクセス方法についても紹介しましょう。

川俣ダムは鬼怒川最上流の絶景スポット!場所やアクセス方法・見どころは?のイメージ

目次

  1. 1栃木の人気観光スポット川俣ダムをご紹介
  2. 2川俣ダムの概要
  3. 3川俣ダムの見どころ
  4. 4川俣ダムのおすすめイベント
  5. 5川俣ダムへのアクセス方法
  6. 6川俣ダムの周辺観光スポット
  7. 7川俣ダムへ行ってみよう

栃木の人気観光スポット川俣ダムをご紹介

ダムは周辺に住む人たちの水資源をまかなうものとして作られるのですが、ダムが作り出すダム湖や、その周辺の美しい景色は観光スポットとしても近年人気が高まっています。そんな人気のダムの一つが栃木県にある「川俣ダム」です。川俣ダムのおすすめ見学ポイントや周辺の観光スポット、アクセス方法などについて紹介します。

川俣ダムの概要

まずは川俣ダムというのがどのようなダムなのかということから紹介していきましょう。川俣ダムは栃木県日光市にあるダムです。栃木県日光市というと、日光東照宮など多くの観光地があることで知られますが、川俣ダムの存在までは知らないという方が多いかもしれません。

しかし川俣ダムはダムファンの方はもちろん、季節によっては多くの方が観光に訪れる、栃木県でも人気の場所となっています。まずは川俣ダムが栃木県のどんなところにあるダムなのか、そのあたりから確認していきましょう。

川俣ダムは鬼怒川上流ダム群の一つ

関東平野を北から南へと流れていく鬼怒川は、栃木県日光市にある奥鬼怒の鬼怒沼に源流を持ち、栃木県から茨城県へと流れ、利根川に注ぎ込んでいます。現在では利根川の支流となっているのですが、江戸時代前までは太平洋に注ぐ本流でした。現在でも全長は176.7キロと利根川支流で最も長い川です。

また流域面積の面でもほぼ栃木県全域をカバーできるほどなのですが、それだけに昔は水害なども多く、治水が重要なポイントとなっていました。そこで1912年には日本初のコンクリートダムである黒部ダムが発電用に作られ、電源開発が始まっていました。

その後、戦争の激化により、治水計画はいったん中止されます。しかし1947年、カスリーン台風により、甚大な被害が出ます。特に利根川、荒川などの堤防が決壊したことで、広い地域で家屋が浸水、群馬県、栃木県では土石流や河川の氾濫で多くの人が亡くなりました。

この台風を機に、利根川水系の開発をするために1952年、利根川上流にダム群を造る計画が持ち上がります。鬼怒川では戦前の事業を引き継ぐ形で特定多目的ダムの建設計画が進められることになりました。

こうして1957年、川俣ダムの建設が始まり、1966年に完成しました。さらに2017年からは大規模な補強工事が行われました。現在ではこの豊かな水量が栃木県の諸都市の水源として使われるほか、洪水調節や発電などの役割を果たしています。

川俣ダムの場所

川俣ダムは鬼怒川の本川の最上流部に建設されたダムであり、現在は近くにある川治ダム、五十里ダムとともに管理されています。場所としては栃木県日光市の日光国立公園の一角にある、瀬戸合峡の峡谷の中に設置されています。

川俣ダムによってできた湖は「川俣湖」と呼ばれていますが、このダムが作られたことで瀬戸合峡は水量が激減しました。しかし2004年から放流をするようになり、その結果として近年では水量が戻り、美しい景色を見せています。

また、川俣ダムから上流に進んでいくと、鬼怒川の源である鬼怒沼もあります。川俣ダム周辺にはこのように美しい景色が楽しめるスポットが多く、特に放流が行われる時や観光シーズンになると、川俣ダム見学をする方など多くの観光客が訪れています。

川俣ダムの見どころ

それでは次に、川俣ダムの見どころについて紹介しましょう。今述べたように、川俣ダムはダムそのものの見学のほか、周辺の美しい景色などの見どころも多く、栃木県観光で特に美しい景色を見たいという方にはおすすめのスポットです。

そこで川俣ダムとその周辺で見どころとして人気が高い、おすすめのスポットについて、その見どころのポイントやおすすめの時期などについても合わせて紹介します。

アーチ式の美しいダム

川俣ダムはダムそのものの姿も美しいことで人気が高いです。川俣ダムはアーチ式コンクリートダムというタイプで、上空から見学すると、川を横断して弧を描くようにダムが作られているのが特徴です。

アーチ式コンクリートダムはアーチになった壁にかかる水圧をダム両側面の岩盤で支える形になっています。そのため両側の岩盤が強固でないとダムそのものが壊れてしまいます。川俣ダムをはじめとする鬼怒川の峡谷部分はその条件を満たすことから、川俣ダムや川治ダムなど、複数のアーチ式コンクリートダムが作られています。

先ほど述べた2017年の大規模な補強工事の際には、約90メートルにも及ぶ足場が組まれ、その高さが話題となり、多くの方が見学に訪れました。

また、川俣ダムはいろいろな場所からダムの見学が可能です。まずは瀬戸合峡の見晴茶屋から見ると、川俣ダムのアーチの形もきれいに見えますし、満々とたたえられた水も見学できるおすすめスポットです。

ここからの見学が終わったら、少し歩いて今度はダムのてっぺんからの見学を楽しみましょう。川俣ダムの天端、つまりダムの上のところには歩ける場所があります。瀬戸合峡の遊歩道を進み、この天端を歩き、管理支所まで行きましょう。

途中にはダム見学の知識を仕入れることができる資料館があるほか、管理支所ではダム巡りファンに人気のダムカードも手に入れることができます。ダムファンの方はもちろん、観光の思い出にぜひおすすめです。

渡らっしゃい吊り橋からの眺め

先ほど少し触れたのですが、川俣ダムが作られたことで、瀬戸合峡は川底が見える峡谷と言われるほど水が少なくなりました。しかし河川流量を維持するために近年放流が行われるようになり、豊かな流れも復活しました。

それに伴い、関係者しか渡ることができない吊り橋を改築補強し、観光客の方でも通れるようにしました。これが「渡らっしゃい吊り橋」です。この吊り橋からは川俣ダムを少し下流から見ることかできるようになり、近年観光客にも人気となっています。また、吊り橋の近くには「天使の鐘」があり、幸せが訪れるとして人気です。

途中には川俣ダムとの写真が撮れる撮影スポットも用意されており、また川俣ダム周辺の紅葉もよく見えるので、特に紅葉シーズンには大人気となっている観光スポットです。少し距離がありますが、川俣ダム見学とともにぜひおすすめしたいスポットです。

景勝地 瀬戸合峡の紅葉

川俣ダムがある瀬戸合峡は凝灰岩の浸食により生まれた峡谷です。なんと深さは100メートルもあるという切り立った崖が約2キロにわたり続いています。「渡らっしゃい吊り橋」について述べましたが、特にこの吊り橋からの紅葉は名所として知られ、「とちぎの景勝100選」に選ばれているほどです。

栃木の紅葉の名所ではありますが、何といっても奥鬼怒、つまり山奥の方にあることもあって、紅葉の時期が栃木県内では比較的早いこと、また距離のこともあり、渋滞なども少なくゆったり楽しめるという点でも人気です。

なお、瀬戸合峡の遊歩道、吊り橋は冬季は積雪がある場所なので閉鎖となります。解放されているのは7月半ばから11月下旬までとなりますので、ぎりぎりの時期に観光の予定を立てている方は前もって確認をおすすめします。

Thumb「瀬戸合峡」は栃木の人気紅葉名所!川俣湖畔のハイキングもおすすめ!
みなさんは栃木県日光市にあります「瀬戸合峡」をご存じでしょうか。日光市だけではなく栃木県の中...

川俣ダムのおすすめイベント

川俣ダムは水資源の管理や発電などを行う場所ではありますが、人気観光スポットにあるということもあって、観光客向けのさまざまなイベントなども行われています。ダムの放流のようなダムそのものの機能に関わるもののほかにも、観光客に人気のイベントなどもあるので、ここでいくつか紹介しましょう。

ダムの放流イベント

ダムの大きな目的の一つは「治水」です。最初に述べたように、川俣ダムがある鬼怒川は広い流域面積を持つこともあり、台風などで水害が起こることも多くありました。ダムの水があふれないよう、また逆に水不足にならないよう、ダムでは放流が行われます。

また、今述べたように、観光地でもある瀬戸合峡の河川流量を保持するためにも放流は行われます。ダムの放流は水量が多いこともあり雄大で、ダムファンの方ならずとも一度は見たいものと言っていいでしょう。

洪水などの危険がある場合の放流と違い、試験放流などの場合は事前に通知が行われ、観光客の方も放流を見ることができます。もし川俣ダムの放流が見たいという方は、公式サイトなどで確認して予定を立てることをおすすめします。

鬼怒川上流4ダム見学会

川俣ダムを含む鬼怒川上流の4つのダムでは、毎年「4ダム見学会」を行っています。これは川俣ダム、五十里ダム、川治ダム、湯西川ダムの4つのダムについて、ふだん入れないダムの中を歩いたり、工事の説明を受けたりすることで、ダムの働きをより学ぶことができるイベントです。

基本的には前もって申込をする必要はなく、見学時間内にダムのところに行けば参加できます。中にはこの時に合わせて放流などを行うところもあり、見どころが多いと人気となっています。

例年、7月下旬に行われることが多く、インターネットなどでの告知も行われます。もし行ってみたいという方は時期が近づいたら「関東地方整備局」の公式サイトなどをチェックしてみることをおすすめします。

川俣ダムライトアップツアー

近年川俣ダムの観光ツアーとして人気となっているのが「ライトアップツアー」です。川俣ダムは奥鬼怒にあることもあって、星空がとても美しい場所と言われていたのですが、専門講師がついて星空観察をするイベントが行われ、「日本ダムアワード」で受賞するイベントとなりました。

これを受けて、渡らっしゃい吊り橋から星空を鑑賞し、それから上流側に移動してダムの見学、そしてライトアップされたダムの見学と盛りだくさんのツアーが組まれ、多くの方がこのツアーに参加して楽しんでいます。またダムカレーも食べることができます。

このツアーはもともと夏休みのイベントとしてスタートしましたが、近年では冬季閉鎖の時期も冬イベントとして企画されることがあるようです。2021年の予定などについてはまだ出ていないようですが、気になる方は調べてみてください。

川俣ダムへのアクセス方法

それでは次に、川俣ダムへのアクセス方法について紹介します。ここまで述べてきたように川俣ダムは栃木県日光市にあるのですが、奥鬼怒と呼ばれる奥まったところにあります。そのためアクセスに関してはあまり便利とは言えないかもしれません。また全体を見るとかなり歩くので、動きやすい服装で行きましょう。

バスでのアクセス

まず、公共交通機関で川俣ダムにアクセスする方法です。公共交通機関の場合の最寄り駅は東武「鬼怒川温泉」駅です。ここからバスに乗ります。バスは川治温泉駅経由女夫渕温泉行きで、川俣ダムの最寄りまでは約75分かかります。

まず、川俣ダムを上から見ることができる「見晴茶屋」までは「川俣平家塚」バス停で下車し、徒歩で10分ほどでアクセスできます。そこからダムの天端までは徒歩で15分、「渡らっしゃい吊り橋」までは徒歩30分かかります。

距離そのもの以上に高低差が約30メートルあるため、足腰に不安な方は注意が必要です。駐車場からでもこの場所は歩いて移動する必要があるので、いずれにしても動きやすい服装、靴で行くことをおすすめします。

車でのアクセス・駐車場

車でアクセスする場合は、見晴茶屋のところに駐車場があるため、バスでアクセスするよりもやや楽に行くことができます。日光宇都宮道路「今市」ICが最寄りとなり、そこから国道121号、県道23号を経由して川俣湖方面に行くとアクセスできます。

車は見晴茶屋のところに無料で30台ほど停めることができます。紅葉の名所で車でないと不便ということもあって、紅葉シーズンには混雑が予想されるので、行く場合は早めにアクセスするなど、時間をずらすことをおすすめします。

川俣ダムの周辺観光スポット

最後に、川俣ダムと組み合わせるのにおすすめの周辺観光スポットをいくつか紹介します。まず先ほど少し触れた「鬼怒沼」は、環境省の日本の重要湿地500に選ばれる名所で、高山植物や豊かな湿原の自然を楽しむことができる場所として知られます。

また、川俣ダムの近くにある川俣湖温泉は、川俣ダムを造るための工事に伴って掘りあてられたというとても珍しい温泉です。温泉街のようなものは作られていないのですが、広い駐車場がある日帰り温泉があり、露天風呂も楽しむことができます。

珍しいものとしては川俣温泉の噴泉橋の下にある間欠泉が挙げられます。40分から50分ごとに約20メートルもの高さに高温の水が噴きあがります。自然の雄大さがよく感じられますし、周囲の気温が低めな時はその真っ白な湯気がさらに迫力を増します。

噴きあがる間の時間があるので、ちょうどよくアクセスできないと待つことになりますが、近くには間欠泉展望台があり、そこに足湯があるため、足湯を楽しみながらゆっくり待つのもおすすめです。

Thumb日光・鬼怒川観光の有名スポット特集!温泉やグルメなど1日満喫できる!
栃木県の日光にある鬼怒川温泉は、毎年多くの観光客が訪れる温泉街です。また、鬼怒川温泉の周辺に...

川俣ダムへ行ってみよう

川俣ダムは栃木県の多くの都市に豊かな水と安全をもたらすダムですが、ダム周辺にも紅葉が美しい場所など見どころが多く、またダム関連のイベントも多く行われています。ダムの見学などをしたい方や放流が見たい方などにもおすすめです。ぜひ川俣ダムの雄大な美しさや観光を楽しんでください。

関連記事

Original
この記事のライター
茉莉花

新着一覧

最近公開されたまとめ