会津駒ヶ岳登山にチャレンジ!初心者にもおすすめのルートや注意点も紹介!

尾瀬国立公園内にそびえる「会津駒ヶ岳」は、日本百名山の一つです。ここでは美しい高山植物や池塘、整備された遊歩道など魅力いっぱいの「会津駒ヶ岳」のおすすめルートや登山を楽しむうえでの注意点、アクセス情報などを中心に「会津駒ヶ岳」を詳しく紹介します。

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目次

  1. 1福島の会津駒ヶ岳へ登りに行こう!
  2. 2会津駒ヶ岳の見どころを徹底解説!
  3. 3会津駒ヶ岳の初心者におすすめの登山ルートを紹介!
  4. 4会津駒ヶ岳を登る時の注意点
  5. 5会津駒ヶ岳の人気温泉施設
  6. 6会津駒ヶ岳へのアクセス方法
  7. 7会津駒ヶ岳で山歩きを楽しもう!

福島の会津駒ヶ岳へ登りに行こう!

福島県の誇る日本百名山の一つ「会津駒ヶ岳」は、多くの登山客でにぎわう人気の山です。また駒の池周辺のハクサンコザクラ群生をはじめとした植物が美しく咲き誇る会津駒ヶ岳は、新・花の百名山にも選出された美しい山であることでも知られます。

福島県南会津郡桧枝岐村と言えば有名なのが尾瀬国立公園ですが、そんな尾瀬国立公園にも負けない魅力を持った会津駒ヶ岳の魅力を今回は詳しく紹介します。

会津駒ヶ岳の見どころを徹底解説!

今回紹介する会津駒ヶ岳の見どころはなんと言っても、標高2,133メートルの山ならではの高山植物、そしてそこで見られる美しい池塘や湿地帯などにあります。

登山中級者の人はもちろん、登山初心者の人にもおすすめのルートが存在する事も、会津駒ヶ岳の魅力の一つと言えるでしょう。今回は登山初心者の人にもおすすめのルートを紹介するとともに、登山の疲れを癒すのにおすすめの周辺の人気温泉施設も併せて紹介します。

会津駒ヶ岳登山にチャレンジする人におすすめの情報ばかりとなっていますので、会津駒ヶ岳に訪れる前に最後までチェックしてみてはいかがでしょうか。

新・花の百名山

福島県南会津郡桧枝岐村にある会津駒ヶ岳の見どころからまずは見てきましょう。会津駒ヶ岳は新・花の百名山に選ばれた山だけに美しい植物が咲き乱れる山でもあります。

また尾瀬国立公園内にある山であることから、美しい池塘や湿地帯の魅力を余すことなく楽しめるのも会津駒ヶ岳の大きな見どころと言っていいでしょう。

自生する高山植物

標高2,133メートルもの高さを持つ会津駒ヶ岳の山頂付近は、森林限界に達しています。そのため通常であれば地上に咲く花も山頂付近に咲くことはなく、代わりに標高の高い山ならではの高山植物にたくさん巡り合えるでしょう。

チングルマやミヤマキンポウゲ、ショウジョウバカマにタテヤマリンドウと言った高山植物は、日常では出会うことのない希少な高山植物です。普段から植物好きの人であれば、希少なこれらの植物に出会うだけでも会津駒ヶ岳に訪れる価値があるのかもしれません。

普段から植物にはあまり関心がないという人も魅了されるという美しい高山植物を見るために、比較的険しいとされる会津駒ヶ岳の登頂を目指してみてはいかがでしょうか。

美しい池塘や湿地帯

尾瀬国立公園と言えばなんと言っても美しい池塘や湿地帯が魅力です。またそれらを横切るために整備された木製の美しい遊歩道も大きな特徴の一つと言えるのではないでしょうか。

開放感あふれる湿地帯、そしてそこに点在する池塘の美しさは日常の疲れを癒してくれること間違いなしです。登山中の疲れも忘れさせてくれる絶景を楽しみながら山頂を目指せる会津駒ヶ岳は、日本百名山の一つにふさわしい名峰と言えるでしょう。

山頂からの絶景

数々の難所を潜り抜け、会津駒ヶ岳の山頂にたどり着くと絶景に出会うことができるでしょう。天候の良い日には谷川岳や新潟の誇る名山・八海山に越後駒ケ岳などを見渡すことができます。

山頂からの景観は早大そのものであり、登山の疲れを忘れさせてくれる力があります。登山中級者の人であれば十分に登頂可能ですが、登山初心者の人でも装備や天候次第で十分に登頂可能とされています。

会津駒ヶ岳の初心者におすすめの登山ルートを紹介!

ここでは登山初心者の人におすすめの会津駒ヶ岳の登山ルートを紹介します。福島県南会津郡桧枝岐村にある会津駒ヶ岳には人気の登山ルートがいくつか整備されていますが、それらのルートは登山中級者以上の人向けのものであることがほとんどです。

「滝沢登山口ルート」であれば、登山初心者の人でも日帰り登山を楽しむことができるでしょう。

ただし難易度の高さよりも体力が付いてこれるかが重要なカギを握るルートとなっていますので、服装や装備を万全にすることはもちろん、適度に休憩をはさむことがポイントです。

トータル11キロメートルほどの距離を歩くだけでなく、1,500メートルもの距離を昇り降りするルートのため無理せずゆっくりと歩みを進めましょう。ゆっくりと歩いても7時間もあればスタート地点の滝沢登山口まで戻ってくることができます。

滝沢登山口ルート

滝沢登山口ルートとは日帰りで登山初心者の人が会津駒ヶ岳の山頂を目指す際に人気の、登山初心者の人や登山中級者の人におすすめのルートです。滝沢登山口ルートのスタート地点はもちろん滝沢登山口になります。

できれば「駒ヶ岳登山口」から出発しないようにしましょう。駒ヶ岳登山口から出発すると滝沢登山口まで到着するのに約30分の時間を要します。コースタイムが長くなりますので、特に登山初心者の人は滝沢登山口から出発するのがおすすめです。

滝沢登山口へのアクセス情報については今回の最後に詳しく紹介しますので最後までそちらをチェックしてみましょう。滝沢登山口ルートは滝沢登山口を出発し、会津駒ヶ岳の山頂を経由したあと来た道をそのまま戻るルートとなります。

多くの人が行き交う人気のルートでもありますので、道に迷うなどの心配がないことも登山初心者の人におすすめしたい理由です。

駒の大池を目指そう

滝沢登山口を出発したらまずは「駒の大池」を目指しましょう。駒の大池は滝沢登山口を出発してから3時間ほどで到着できる美しいスポットです。

滝沢登山口を出発してから1時間30分ほどの場所に「水場」と呼ばれる休憩スポットがありますので、そこで休憩をしてから駒の大池を目指します。

駒の大池にたどり着く前には一気に視界が開け、尾瀬国立公園や会津駒ヶ岳ならではの美しい池塘や湿地帯が姿を現します。言葉を失うほど美しい湿地帯に、最初の目的地である駒の大池があります。この駒の大池まで来れば「駒の小屋」まですぐです。

駒の小屋まで来れば山頂はすぐ!

駒の小屋は宿泊施設となっており、可能であれば登山初心者の人は駒の小屋で宿泊をしておくことをおすすめします。宿泊せず日帰り登山を楽しむ人は、残り15分ほどで到着できる山頂を目指しましょう。

山頂では新潟の名峰の数々や谷川岳を望むことができるでしょう。標高2,133メートルから望む福島県南会津郡桧枝岐村や周辺の山々、そして青空や雲はまるで別世界です。山頂で絶景を楽しみ、疲れも取れたら今回来たルートをそのまま引き返しましょう。

山頂付近からその他のルートを経由して出発地点の滝沢登山口まで戻ることもできますが、登山初心者の人はより慎重になるためピストンで帰ることがおすすめです。

もし「その他のルートも楽しみたい」という場合は、日帰り登山ではなく駒の小屋やその周辺の宿泊施設で宿泊することをおすすめします。宿泊して疲れを癒し、明日廻るルートを慎重に練っておきましょう。

会津駒ヶ岳を登る時の注意点

福島県南会津郡桧枝岐村で人気の会津駒ヶ岳を登る際の注意点をいくつか紹介しておきましょう。ルート紹介でも分かるように、会津駒ヶ岳の登山はコースタイムが長いことが特徴です。

そのため特に日帰り登山を楽しむのであれば早めに自宅を出発することがおすすめです。もっとも登山初心者の人向けのルートと言われる滝沢登山口ルートでもコースタイムは約7時間かかります。

往復7時間であれば日帰り登山も十分に可能と感じられますが、自宅から登山口までアクセスする時間や登山口を見つけるまでの時間、駐車場を探す時間なども含めなければなりません。

途中の休憩の回数や何かトラブルがあった際の対処時間、自宅に戻る時間までを考えると少なくとも10時間以上は会津駒ヶ岳登山のために時間を費やすと考えておいた方がよさそうです。

登山届け

登山届けを提出しておくことも大切です。広大な尾瀬国立公園の中で登山を楽しむとなると、危険は付きものです。

特に会津駒ヶ岳は標高2,133メートル、コースタイム7時間の山のため、登山届けの提出は必ず行っておきましょう。登山届けは今回紹介した、滝沢登山口ルートの出発地点である滝沢登山口で提出することができます。

服装について

尾瀬国立公園は年間を通じて気温が低いことで知られる場所です。今回紹介してきた会津駒ヶ岳の山頂は標高2,133メートルの場所にあるため、福島県南会津郡桧枝岐村の気温を目安に服装を考えましょう。

福島県南会津郡桧枝岐村の気温より会津駒ヶ岳の山頂は12度ほど低いと考えておき、服装や装備の対策をしておきます。また忘れてはならないのが雨具です。

会津駒ヶ岳が標高の高い山であることはもちろん、尾瀬国立公園は天気が急変することで知られるスポットです。

雨の予報がなくても突然スコールに見舞われることもめずらしくありません。雨に濡れると体力が低下し、登山が難しくなるケースもあるため雨具は必須アイテムです。

遊歩道などで滑らないように注意!

会津駒ヶ岳は整備された木製の遊歩道で歩く機会の多い山です。美しく整備され歩きやすい遊歩道は尾瀬国立公園の魅力でもありますが、条件によっては滑りやすい時もあるため注意が必要です。特に朝の時間帯や、雨に濡れた日陰の木道は滑りやすいため慎重に歩くようにしましょう。

会津駒ヶ岳の人気温泉施設

ここでは会津駒ヶ岳のある福島県南会津郡桧枝岐村周辺にある人気の温泉施設を紹介します。登山の疲れを癒すには、やはり温泉が一番です。ここでは数ある福島県南会津郡桧枝岐村周辺の温泉施設のなかでも特におすすめしたい人気の温泉施設をご案内しましょう。

「駒の湯」と「燧の湯」の2つの人気温泉施設は、会津駒ヶ岳の登山を楽しんだ後に立ち寄るのにおすすめのスポットです。

駒の湯

会津駒ヶ岳の帰りにぜひ立ち寄りたい人気の温泉施設「駒の湯」からまずは紹介しましょう。駒の湯は尾瀬檜枝岐温泉の一つです。

尾瀬檜枝岐温泉は尾瀬国立公園への玄関口と言われるため、尾瀬国立公園内にある会津駒ヶ岳を登る時に最適な温泉の一つと言っていいでしょう。

大人一名につき600円、子供料金300円の安さで優れた泉質の湧く露天風呂を楽しめるのが人気のポイントです。13時から17時まで営業していますが、11月から4月の間はプールのみの営業となり毎週木曜日が定休日となります。

住所 福島県南会津郡檜枝岐村字見通1156-1
電話番号 0241-75-2200

燧の湯

会津駒ヶ岳登山の疲れを癒すのに最適な温泉の一つ「燧の湯」も併せて紹介します。単純硫黄泉の露天風呂を大人一名につき500円、子供一名につき250円の安さで堪能できるのがおすすめのポイントです。6時から21時まで営業していますが火曜日のみ12時から営業がスタートします。

住所 福島県南会津郡檜枝岐村檜枝岐村上ノ台208-1
電話番号 0241-75-2290

会津駒ヶ岳へのアクセス方法

最後に今回紹介してきた会津駒ヶ岳のアクセス情報を紹介します。アクセス情報はもちろん駐車場情報も併せて紹介しますので、初めて会津駒ヶ岳に訪れる人はぜひチェックしてみましょう。

公共交通機関を使えば駒ヶ岳登山口まで、マイカーを使えば滝沢登山口までアクセスすることができます。登山初心者の人であればぜひ滝沢登山口を目指したいところですが、マイカーのない人は公共交通機関を使って駒ヶ岳登山口を目指しましょう。

公共交通機関でアクセス

公共交通機関を使い会津駒ヶ岳の滝沢登山口までアクセスするには、最寄駅の会津鉄道・会津高原尾瀬口駅から向かうと良いでしょう。会津高原尾瀬口駅から発着している会津バスに乗車し、約70分かけて到着する駒ヶ岳登山口のバス停下車で下車します。

駒ヶ岳登山口から今回紹介した登山初心者の人におすすめの登山ルート・滝沢登山口までは約30分の道のりです。登山初心者でマイカーをお持ちの人であれば、できれば車で滝沢登山口まで直接アクセスするのがおすすめです。

車でのアクセスと駐車場情報

マイカーをお持ちの人であれば、効率的に山頂を目指せる滝沢登山口の駐車場まで直接アクセスすることができます。滝沢登山口の駐車場は約20台分の駐車スペースのある無料駐車場となります。

西那須野塩原インターチェンジから国道400号線、国道121号線を目指し、国道352号線を桧枝岐村方面に車を走らせれば滝沢口の駐車場に着くことができるでしょう。西那須野塩原インターチェンジから滝沢登山口の駐車場までは約2時間ほどかかります。

会津駒ヶ岳で山歩きを楽しもう!

日本百名山の一つ・会津駒ヶ岳は尾瀬国立公園内にあります。標高2,113メートルの山だけに登山に要する時間は長いですが、池塘や湿地帯など尾瀬の大自然をたっぷりと感じられる要素が満載です。

新・花の百名山でもある会津駒ヶ岳では美しい花々や高山植物にも出会えることでしょう。山頂で大パノラマの待つ会津駒ヶ岳で、思う存分山歩きを楽しみましょう。

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ピーナッツ

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