日本の鍾乳洞おすすめ15選!東京や九州・沖縄など人気のスポットを紹介!

気の遠くなるような長い時間をかけて作られる鍾乳洞は、地球の歴史を感じる観光スポットとして人気となっています。そこで日本でも人気の高いおすすめの鍾乳洞について、それぞれの特徴や見どころ、歴史などについて紹介していきましょう。

日本の鍾乳洞おすすめ15選!東京や九州・沖縄など人気のスポットを紹介!のイメージ

目次

  1. 1日本の鍾乳洞でおすすめスポットをご紹介!
  2. 2鍾乳洞とは
  3. 3九州の鍾乳洞のおすすめスポット
  4. 4東京の鍾乳洞のおすすめスポット
  5. 5沖縄の鍾乳洞のおすすめスポット
  6. 6山口の鍾乳洞でおすすめの人気スポット
  7. 7その他日本の鍾乳洞でおすすめの人気スポット
  8. 8日本の鍾乳洞ならおすすめのスポットに行ってみよう!

日本の鍾乳洞でおすすめスポットをご紹介!

日本にはさまざまな人気観光スポットがありますが、その中でも神秘的という意味では鍾乳洞の右に出るものはないでしょう。気の遠くなるような長い時間をかけて少しずつ成長していく鍾乳洞は、まさに地球の神秘を感じさせてくれます。日本で人気のおすすめ鍾乳洞についていくつか紹介しましょう。

鍾乳洞とは

日本の人気の鍾乳洞について紹介する前に、まずは鍾乳洞とはなにかということから紹介していきます。鍾乳洞というのは石灰岩が地表の水や地下水などで浸食されることにより作られた洞窟のことで、石灰洞とも呼ばれます。

石灰岩というのはもともと、暖かい海のサンゴ礁があるところに地層を作ります。石灰質の殻や骨格を持つ生物の遺骸が積み重なり、石灰岩の地層が生まれていきます。石灰岩は炭酸カルシウムが主成分となっており、酸性の溶液に浸すと溶けるという性質があります。

石灰岩の地層が地殻変動などで地表に出てくると、雨水や地下水がその地層に触れます。雨水などには二酸化炭素が含まれており、弱酸性なので、石灰岩の地層は少しずつ浸食されていくことになります。

一方、その炭酸カルシウムが溶けた雨水や地下水は、石灰岩の中に浸食されてできた空洞の中に滲みだします。洞窟の中の二酸化炭素分圧の影響で地下水から二酸化炭素が抜けると、残った炭酸カルシウムが晶出、沈殿します。こうして鍾乳石が形成されていくのです。

言葉で述べるとすぐのようですが、他のさまざまな地形と同様に、鍾乳洞の形成にも気の遠くなるような時間がかかります。そもそも石灰岩の中に浸食された空洞ができるだけでも数万年もの時間がかかりますし、ぽたりぽたりと落ちる水が鍾乳石を作るのも同様です。

ですから、現在観光スポットとして人気となっている鍾乳洞は、現在の姿になるまでにものすごい時間がかかっていますし、現在も少しずつ形成されつつあるともいえます。地球の神秘を感じることができる観光スポットとしておすすめなのです。

日本の場合、鍾乳石は薬として珍重された時代もあり、有名な正倉院の宝物の中に鍾乳床があると言われます。また山口、沖縄、九州などには古くから信仰の対象として扱われてきた鍾乳洞も見られます。

九州の鍾乳洞のおすすめスポット

それでは具体的に、日本にある鍾乳洞の中でも人気が高い、おすすめのスポットについて紹介していきましょう。先ほども述べたように、鍾乳洞のもととなっているのは過去にサンゴ礁があったところが多いです。そのため、どちらかというと温暖な地域に見られる地形と言えるかもしれません。

そこでまずは、九州地方で観光スポットとして人気が高い鍾乳洞について紹介します。九州の温暖な気候の中で育まれた鍾乳洞は、ぜひおすすめしたい観光スポットと言えるでしょう。

千仏鍾乳洞

九州福岡県の北九州市にある「千仏鍾乳洞」は国の天然記念物に指定されている由緒ある洞窟です。入り口から480メートルほどまでは靴のまま入ることができるのですが、洞内に水が流れており、そこから先は地下の水流に足を浸しながら進んでいくことになる「奥の細道」となっています。

約2500万年かけて形成されたと言われており、今現在も成長を続けている千仏鍾乳洞は、この地下水流の底にある「一枚石灰岩」が有名な観光スポットとして知られています。一枚石灰岩の上を水が滔々と流れるパワースポットとして人気です。

住所 福岡県北九州市小倉南区平尾台3丁目2-2-1
電話番号 093-451-0368

稲積水中鍾乳洞

九州大分の豊後大野市にある「稲積水中鍾乳洞」は日本最長の水中鍾乳洞として知られます。今から3億年前に形成された鍾乳洞が、約30万年前に起こった阿蘇山大噴火の際に全体が水没し、水中洞窟ができあがりました。

その後、阿蘇カルデラの噴火によってたまった火砕流堆積物の上部が近くを流れる川により削られ、水中洞窟の上半分が排水され空気中に、下半分はそのまま水中に入った状態になっていました。それを観光開発のために排水路をつくり、地下水位をさらに約2メートル下げて現在の形にしています。

総延長は約1キロ、水深は約40メートルあります。この地下水は名水百選にも指定されている中津無礼川の水が洞内に浸透して地下水になっているということが判明しています。

内部は入り口から約70メートルのところで二つに分かれ、水中洞、新生洞となります。このうち水中洞は観光できるところからさらに800メートルほど続いていることがわかっています。水中洞窟ということで美しいエメラルドグリーンの泉や、神秘的な「名残の池」などの見どころも多く、九州観光のスポットとして人気です。

なお、水中鍾乳洞ではありますが、中は歩いて観光することができるようになっていますし、スキューバダイビングもできます。洞内は年中16度ほどとなっており、夏になると九州各地から避暑のために多くの方が訪れます。

住所 大分県豊後大野市三重町中津留300
電話番号 0974-26-2468

七ツ釜鍾乳洞

九州の長崎県西海市にある「七ツ釜鍾乳洞」は約3000万年前の地層にできた比較的新しい鍾乳洞です。地層の中に石灰藻や二枚貝の化石があることから、海底が隆起した際に地下水により浸食され、石灰質部分が空洞化してできたと言われています。

七ツ釜鍾乳洞そのものはいくつかの鍾乳洞からなっており、地質が石灰質砂岩であるという点も珍しく、世界でも稀なものとされています。このうち最長の清水洞が観光客に公開されていますが、中は複雑に広がり、今も全容が解明されていない長大な鍾乳洞群となっています。

洞内の代表的スポットである「親子地蔵」は二つの石柱が寄り添うように立っているということで人気です。また夏場限定で入口に洞内の水路から水を引いて「冷たい足湯」が作られ、九州観光を楽しむ際のクールダウンにおすすめです。

住所 長崎県西海市中浦北郷2541-1
電話番号 0959-33-2303

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東京の鍾乳洞のおすすめスポット

鍾乳洞は地球の歴史が好きという方にとっては、興味を惹かれるおすすめの観光スポットなのですが、さすがに九州や沖縄まで行くのは大変という方も多いでしょう。実は東京や東京近郊にも鍾乳洞があり、気軽に見に行くことができるため人気となっています。

そこで次に、東京及び東京近郊にある鍾乳洞の中でも、観光スポットとして人気が高いところをいくつか紹介します。休日の一日を楽しみに行くのはいかがでしょうか。

日原鍾乳洞

東京都西多摩郡奥多摩町にある「日原鍾乳洞」は、かつては山岳信仰の場として知られていたのですが、現在では埼玉県の瀧谷洞と並ぶ関東最大級の鍾乳洞として知られます。瀧谷洞は現在公開されていませんから、東京周辺では最大規模の鍾乳洞と言えるでしょう。総延長は約1270メートルあります。

荘厳な雰囲気を持つ白衣観音やカラフルにライトアップされた「死出の山」はなんとも幻想的であり、奥にある縁結び観音は今でも信仰を集めます。立派に成長した石筍や石柱の数々は、ここまで成長するのに要した時の長さを感じさせます。

洞内の気温は年間を通じて11度ほどであり、東京の避暑地として知られる奥多摩の中でも特に夏場の人気が高く、東京近郊の方が多く訪れています。東京都の天然記念物にも指定されています。

住所 東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
電話番号 0428-83-8491

大岳鍾乳洞

東京都あきる野市にある「大岳鍾乳洞」は1961年に見つかった全長約1000メートルにも及ぶ鍾乳洞です。公開されているのは約300メートルほどで、この鍾乳洞を発見した方が運営をしており、案内もしてくれています。

洞内には鍾乳石や石筍などがあるのはもちろんですが、周辺石灰岩からウミユリの化石が出ているほか、メクラチリゴミムシという鍾乳洞独自のいきものが生息している点でもとても貴重なスポットとなっています。そのため東京都の天然記念物にも指定されています。

住所 東京都あきる野市養沢1587
電話番号 042-596-4201

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沖縄の鍾乳洞のおすすめスポット

鍾乳洞はサンゴ礁がもとになっているということで、サンゴ礁と言えばやはり忘れてはならないのが沖縄です。沖縄のサンゴ礁はそれそのものが観光スポットとして人気が高いのですが、そのサンゴ礁が作り出した地形である鍾乳洞も数が多いので、たっぷりと鍾乳洞を堪能することができます。

玉泉洞

沖縄県南城市にある「おきなわワールド」の中にある「玉泉洞」は、30万年という長い自然の営みの中で作られた鍾乳洞です。1967年、沖縄がアメリカ統治下にあった時代に最初に調査が行われ、1972年、「玉泉洞文化村」の一施設としてオープンしました。

全長は約5000メートル、そのうちの約890メートルが観光用として公開されており、沖縄県内最大の鍾乳洞とされています。石灰分を多く含む水が大量に流れ込むため鍾乳石の成長が早く、その数は100万本以上で日本で最多、種類も37種類と日本一とされます。

特に洞内最初に現れる「東洋一洞窟」の無数の大石筍、昇竜の鐘と呼ばれる石柱は見どころとして人気が高く、中にはコウモリやテナガエビなどの生物も住みます。さらに気温などが一定している環境を利用した古酒づくりも行われています。

住所 沖縄県南城市玉城前川1336
電話番号 098-949-7421

ガンガラーの谷

鍾乳洞のもとになっている石灰岩は浸食されやすい性質を持ちますから、ある程度浸食されると崩れてしまうこともあります。沖縄県南城市にある「ガンガラーの谷」は数十万年前まで鍾乳洞だったところが崩れて亜熱帯の森となったところで、ガイド付きのツアーで観光することができます。

実はこのガンガラーの谷は歴史上も興味深い場所とされており、今から2万年前の「港川人」の居住区の可能性があると言われています。世界最古とされる約2万3000年前の釣り針が発掘されるなど、今もなお研究が進められています。

亜熱帯の森の中にあるガジュマルなどの巨木のほか、縁結びや子宝のご利益があるとされるパワースポットなどもあり、特に沖縄観光に訪れる女性に人気があるスポットです。事前予約を忘れずにしていきましょう。

住所 沖縄県南城市玉城前川202
電話番号 098-948-4192

石垣島鍾乳洞

最初に、鍾乳洞のもとはサンゴ礁と述べましたが、そのものずばり、サンゴ礁が作った鍾乳洞と言われるのが沖縄県石垣市にある「石垣島鍾乳洞」です。日本最南端の鍾乳洞と言われ、石垣島の中でも最大のものと言われています。

20万年もの時間をかけて作られたと言われており、1973年の調査によると全長は約3200メートルあります。そのうち観光ができるのは660メートルほどです。1994年に竜宮城鍾乳洞としてオープンし、2002年に現在の名前になりました。

もともとがサンゴ礁からできているということで、あちこちにサンゴや貝の化石が見られ、地球のロマンを体験できるという点もおすすめで、いかにも沖縄らしい観光スポットと言えるでしょう。

中には、人気アニメのキャラクター「トトロ」に似た形をした鍾乳石「トトロ鍾乳石」など撮影スポットも多く、沖縄の石垣島周辺を観光する方には人気のスポットです。加えて世界で初めて鍾乳洞をイルミネーションで飾ったところとしても知られており、その幻想的な光景は時間の経つのを忘れてしまいそうな魅力にあふれます。

さらに近くには食堂や物産館などが隣接しており、シーサーの色付け体験などもできるスペースがあるなど、鍾乳洞プラスアルファの楽しみが多いのも特徴であり、沖縄観光で訪れる方にもたっぷり楽しめる場所として人気です。

住所 沖縄県石垣市石垣1666番地
電話番号 0980-83-1550

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山口の鍾乳洞でおすすめの人気スポット

石灰岩が作り出した地形として教科書にも出てくる有名なものの中に「カルスト地形」があります。カルスト地形というのは石灰岩などの水に溶けやすい岩石でできた大地が、雨水や地下水で浸食されてできる地形です。

一般的にはカルスト地形のもとになるのは石灰岩ですが、石灰岩のように浸食される地形には泥炭岩や岩塩、石膏岩などさまざまあり、それらも含めてカルスト地形と呼ぶことが多いです。もともとはスロベニアのクラス地方にある中生代白亜紀から新生代第三期初頭にかけて堆積した石灰岩地形からこう呼ばれるようになりました。

カルスト地形では大地が浸食されますから、地下には鍾乳洞ができることが多くなります。ですからカルスト地形があるところには大規模な鍾乳洞が形成されていることが多く、カルスト地形と共に観光スポットとなっています。

このカルスト地形なのですが、実は日本にもあります。中でも代表的なカルスト地形がある場所として知られるのが山口県で、次に述べる山口県の秋吉洞がある秋吉台は日本の特別天然記念物、国定公園に指定されるなど、全国的にも知られています。

そこで次に、山口県にあるおすすめの鍾乳洞について、その見どころやおすすめポイントについて紹介していきましょう。

秋芳洞

山口県はもとより、全国的に見ても、鍾乳洞と言ったらまず挙げられるのが、山口県美祢市にある「秋芳洞」です。今述べたように山口県にある日本最大級のカルスト台地である秋吉台の地下100メートルから200メートルのところにあります。

1354年、干ばつの際に洞内で雨ごい修行を行ったことで開山したと言われる秋芳洞は、江戸時代にこの山口県について書かれた絵図などにも「滝穴」「龍洞」などの名前で出てきます。鍾乳洞としては日本最大規模を誇り、2016年の調査により総延長は10300メートルほど、日本の洞窟総延長ランキングでは3位になっています。

「秋芳洞」の名前は1926年、当時の皇太子(後の大正天皇)がこの地を訪れた際、ふさわしい名前をつけたらよいだろうと言われ、その後に当時の侍従長から連絡が来て付けられたと言われます。

そのうち、観光用に公開されているのは約1キロほどであり、洞奥から洞口にかけて地下川が流れています。一年を通して気温が17度ほどで、夏は避暑を兼ねて来る観光客も多い人気スポットです。

規模が大きいだけあり、おすすめの見どころも多いのですが、中でもぜひ見ておきたいのは「百枚皿」です。緩やかな洞窟の中を少量の水が流れ、作った水たまりが棚田のようになったもので、実際には500枚以上あると言われています。世界でも類を見ない大規模なものとしてよく知られています。

また、高さ約15メートルの石柱状のフローストーンは「黄金柱」と呼ばれ、何万年もの時間をかけて現在の姿になっており、秋芳洞のシンボルともなっています。

住所 山口県美祢市秋芳町秋吉3506-2
電話番号 0837-62-0305

大正洞

山口県美祢市にある「大正洞」は秋吉台国定公園の東北部に位置しており、天然記念物にも指定されています。発見されたのが1921年(大正10年)だったことからこの名前が付けられました。

古くは戦乱などの際に近くの里人が牛を奪われないように隠しておいた場所ということで「牛隠しの洞」とも呼ばれていました。5層の洞窟が竪穴でつながる立体的な構造となっており、このうちの約1キロ分が観光コースとなっています。

内部は高天原(2層)、極楽、地獄、奈落に分かれており、多くの鍾乳石や石筍など見どころがたくさんあります。また洞内の案内はマグシーバーシステムで音楽とおしゃべりを楽しみながら行われています。

住所 山口県美祢市美東町赤2666-1
電話番号 08396-2-0605

景清洞

山口県美祢市にある「景清洞」は秋吉台国定公園の最北東に位置しており、天然記念物にも指定されています。その昔、壇ノ浦の戦いで美祢市にある「景清洞」は秋吉台国定公園の最北東に位置しており、天然記念物にも指定されています。その昔、壇ノ浦の戦いで敗れた平家の武将である平景清がこの洞窟に潜んでいたという伝説があります。

またもう一つの説では、別の平家の武将がこの洞窟に逃げ込んだが1198年に追討の兵が押し寄せ、それを迎え撃ったのが大庭景清だったからとも言われています。いずれにしても「景清」という名前からこの鍾乳洞の名前がついています。

そのため洞内には景清が目を洗って負傷を治したという生目八幡、景清の緞帳、景清明神など、景清という名前がつけられた鍾乳石が多くあり、見どころとして人気となっています。また、フズリナや海藻などの化石も多く発掘されています。

景清洞のコースですが、一般的な観光コースが約700メートルあるほか、約400メートルの探検コースがあります。この探検コースでは1時間ほどかけて闇の生物や化石などを探すことができ、山口観光に来る方のプランとして人気です。

住所 山口県美祢市美東町赤3108
電話番号 08396-2-2201

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その他日本の鍾乳洞でおすすめの人気スポット

東京、九州、沖縄、山口と、鍾乳洞が観光スポットとして知られている地域について紹介してきましたが、鍾乳洞が有名なところは他にもいろいろとあります。実は日本には石灰岩が多く、鉱物資源が少ない日本において、数少ない自給できる鉱物資源とも言われています。

また日本は雨が多く、それらの石灰岩が浸食されることも多く、鍾乳洞ができる条件が揃っていると言えるでしょう。そこで東京や九州、沖縄、山口以外で人気が高い鍾乳洞についていくつかおすすめを紹介します。

井倉洞 岡山県

岡山県新見市にある「井倉峡」は、高梁川流域のカルスト台地の阿哲台にある風光明媚な観光スポットです。この高さ240メートルの石灰岩の壁面に入口がある「井倉洞」は、全長1200メートル、高低差約90メートルの鍾乳洞です。

洞内には多くの奇石があり、それぞれに「くらげ石」「銀すだれ」などさまざまな名前が付けられています。内部に地下河川が流れており、高さ約50メートルの「地軸の滝」などの滝も多く、見どころが多い鍾乳洞として知られます。

また外は新緑や紅葉のスポットとして知られており、外にも美しい滝があるため、四季折々の自然が楽しめる点も人気となっています。周辺の滝や景色と共にゆっくり時間をかけることをおすすめします。

住所 岡山県新見市井倉409
電話番号 0867-75-2224

橋立鍾乳洞 埼玉県

埼玉県秩父市にある武甲山の近く、石龍山橋立堂に隣接してあるのが「橋立鍾乳洞」です。武甲山は石灰岩の山なのですが、埼玉県唯一の鍾乳洞であり、洞内の3分の2以上が竪穴という非常に珍しい鍾乳洞です。

武甲山の西端で長い間の雨水によって溶かされてできた鍾乳洞となっており、中は階段を登ったり中腰で進んだりと本格的な探検を楽しむことができます。中には石筍や石柱などもあり、それらに弁天大黒、菩薩などの名前が付けられているところが信仰の場という雰囲気を漂わせます。

12月から2月は閉鎖となりますので、春から秋に行くようにしましょう。また橋立堂は秩父三十四箇所の札所にもなっているので、参拝してから行くのもおすすめです。

住所 埼玉県秩父市上影森708
電話番号 0494-24-5399

不二洞 群馬県

群馬県多野郡上野村にある「不二洞」は今から約1200年前に村人により発見されたと言われています。そして400年ほど前には地元の寺を開山した僧侶がこの洞窟を探検し、修行の場として各所に仏教にちなんだ名前をつけたとされます。

洞窟の全長は約2.2キロあり、東京近郊及び関東でも最大級の洞窟の一つに数えられています。しかし平成に入ってからも新しい洞窟が見つかるなど、まだ全容は判明していないと言われています。観光の方は人工トンネルを経て洞奥をぐるりと探索することかできます。

住所 群馬県多野郡上野村川和665
電話番号 0274-59-3117

宇津野洞窟 栃木県

栃木県佐野市にある「宇津野洞窟」は佐野坂東三十二番札所にもなっており、標高165メートルの石灰岩層にある横穴洞窟です。高さ10メートル、幅2メートル、奥行き100メートルくらいなので短時間で鍾乳洞探検ができるということで知られています。

無料で入ることができるのですが、内部には約2億5000年前に作られた地層や鍾乳石があるため、十分に鍾乳洞探検をすることができます。洞内は年間を通じて15度ほどということで、特に夏は避暑を楽しむ方が多く訪れています。

住所 栃木県佐野市会沢町1074

日本の鍾乳洞ならおすすめのスポットに行ってみよう!

カルスト地形で有名な山口県はもとより、九州、沖縄、東京など、日本には各地に珍しい鍾乳洞があり、中を観光できるところも多く見られます。地球の雄大な歴史を感じさせてくれる鍾乳洞は、信仰の場となるところもあり、パワースポットとしても知られます。ぜひ山口や沖縄、九州など各地の鍾乳洞で悠久の時の流れを体験してください。

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この記事のライター
茉莉花

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