エールのロケ地はどこ?学校や教会・海岸など話題のスポットを徹底調査!

NHKの人気朝ドラ「エール」のロケ地は、福島や愛知県豊橋、茨城県などに点在しています。「エール」は2020年に放映された、作曲家・古関裕而とその妻の古関金子をモデルにしたドラマです。教会や学校など、「エール」の人気ロケ地をご紹介しましょう。

エールのロケ地はどこ?学校や教会・海岸など話題のスポットを徹底調査!のイメージ

目次

  1. 1人気朝ドラ『エール』のロケ地とは?
  2. 2ロケ地巡りが人気の『エール』とはどのような朝ドラ?
  3. 3『エール』のおすすめロケ地〜福島編
  4. 4『エール』のおすすめロケ地〜茨城編
  5. 5『エール』のおすすめロケ地〜愛知編
  6. 6『エール』のその他のロケ地
  7. 7『エール』のおすすめロケ地を巡った人の感想
  8. 8人気ドラマ『エール』のおすすめロケ地を巡ってみよう!

人気朝ドラ『エール』のロケ地とは?

「エール」はNHK連続テレビ小説の第102作で、2020年に放映されました。途中、新型コロナウイルスの影響で撮影が中断し、放映は2020年3月から11月までとなりました。

「エール」は東日本大震災から10年という節目に、福島を応援する思いを込めて作られた作品です。最後まで息もつけない展開が続き、幅広い年齢層から支持を得ました。最近の朝ドラの中では高視聴率の作品で、今も多くのファンがいます。

「エール」のロケ地は、福島を中心に茨城や愛知県豊橋に点在します。風光明媚な観光スポットで、「エール」の聖地として人気があります。今回はそんな「エール」のロケ地巡りをご紹介しましょう。

ロケ地巡りが人気の『エール』とはどのような朝ドラ?

NHKの朝ドラ「エール」は、日本を代表する昭和の作曲家・古関裕而と、その妻で歌手としても活動をした古関金子をモデルにした作品です。主人公の古山裕一役には窪田正孝、妻の関内音役には二階堂ふみがキャスティングされました。

古山裕一は明治42年(1909年)に福島の老舗呉服屋に生まれます。幼い頃は取柄がないと思われていた裕一ですが、やがて作曲の才能を開花させていきます。その頃、豊橋出身で歌手を目指していた関内音(おと)と出会い、2人は結婚します。

裕一と音は二人三脚でヒット曲を生み出すもやがて戦争となり、裕一は戦時歌謡の作曲の依頼を受けます。裕一は、自分が作った歌に鼓舞された若者たちが戦死する姿に心を痛めます。戦後、裕一と音は、戦争で傷ついた人々の心を音楽で癒すことを決意します。

「エール」のモデルになった古関裕而は、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」や巨人軍の歌「闘魂こめて」、全国高等学校野球大会の歌「栄冠は君に輝く」などの数々の応援歌、「長崎の鐘」「鐘の鳴る丘」など多くのヒット曲を作りました。

朝ドラの中でも、それらのヒット曲や曲にまつわるエピソードが紹介され、懐かしく感じた視聴者も多くいました。

『エール』のおすすめロケ地〜福島編

ここからは、朝ドラ「エール」のロケ地巡りを楽しみたい方に、おすすめのロケ地を紹介していきましょう。

まず最初に紹介するのは、主人公古山裕一が生まれ、少年期を過ごした福島のロケ地です。古山裕一の父役は唐沢寿明、母役は菊池桃子、弟の浩二は佐久本宝、伯父の権藤茂兵衛は風間杜夫が演じました。

福島のシーンは、音楽仲間に山崎育三郎や中村蒼、恩師の藤堂清晴役に森山直太朗と豪華なキャストが出演しています。

福島聖ステパノ教会

福島聖ステパノ教会は、「エール」で重要な役割を果たす福島の「川俣の教会」のロケ地です。タイトルバックで裕一がオルガンを弾くシーンは、こちらで撮影されています。

ドラマの第1週では聖歌隊で歌う音の美しい声に導かれ、裕一が教会で音と出会うシーン、第6週では裕一が教会で音に励まされ東京に出ることを決意するシーンが撮影されています。

福島聖ステパノ教会は1905年に、聖公会の東北地方宣教の拠点として建てられた教会で、116年の歴史があります。立教大学校(現在の立教大学)の校長を務めた、建築家で宣教師ジェームズ・ガーディナーとイギリス人宣教師スマートが設計に携わっています。

エンジ色の屋根とかわいい丸窓の木造建築で、柔らかい光が降り注ぐ温かみのある教会となっています。アクセスはJR福島駅から徒歩15分ほどで、毎週日曜日に礼拝が行われています。

住所 福島県福島市置賜町8-29
電話番号 024-522-5345

信夫山

信夫山は「エール」の第6話、裕一の子供時代のシーンのロケ地になりました。友達が夜逃げしたことを知った裕一は、山の上、友達が書いた詩に曲を付けてハーモニカを吹きます。印象的なシーンなので、心に残っている方も多いことでしょう。

ロケ地になったのは、福島市の市街地の北部にある、標高275mの信夫山(しのぶやま)です。信夫山は、熊野、羽黒、羽山の3つの峰から成る山で、福山市のシンボルとして親しまれています。山頂には神社があり、古くから山岳信仰の対象となっていました。

桜の名所としても知られており、春には桜祭りやライトアップなどが行われます。山頂には展望台があり、福島市内を一望できるスポットとして人気があります。

住所 福島県福島市御山羽山

安積歴史博物館

「エール」では、裕一は福島商業学校に通学します。福島商業学校は古関裕而が通った学校で、現在は福島商業高校になっています。福島商業学校のロケ地になったのが安積歴史博物館です。

商業学校に進学した裕一ですが勉強に身が入らず、ハーモニカクラブに入って音楽に夢中になっているシーンを覚えている方も多いことでしょう。

福島商業学校のロケ地になった安積歴史博物館は、福島県尋常中学校として明治22年(1989年)に作られました。国指定の重要文化財で、ノスタルジックな雰囲気が満載です。昔の机や黒板、趣きのある廊下やシャンデリアが残されていて、内部を見学できます。

安積歴史博物館は「エール」の他にも、NHKドラマ「坂の上の雲」やフジテレビ系のドラマ「坊ちゃん」のロケ地にも使われています。

住所 福島県郡山市開成5-25-63
電話番号 024-938-0778

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『エール』のおすすめロケ地〜茨城編

ここからは茨城の「エール」のおすすめロケ地をご紹介しましょう。茨城県内でも、「エール」のロケが数か所で行われています。

茨城県の有名なロケ地、ワープステーション江戸でも、ロケが行われています。また、数々のドラマや映画のロケ地になっている旧上岡小学校でもロケが行われているので、チェックしてみてください。

ワープステーション江戸

茨城県つくばみらい市のワープステーション江戸は、時代劇のセットが並ぶロケ施設で、戦国時代や江戸時代だけではなく、大正や昭和にかけて幅広い時代のロケ地となっています。

以前は有料で内部を見学できましたが、現在は一般公開されていません。残念ながら、「エール」のロケ地巡りとしてワープステーション江戸を訪れても、中に入ることはできません。

「エール」では、福島の川俣の町並みのロケ地になっています。また、裕一が勤めるコロンブスレコードのビルとして使われている建物は、ワープステーション江戸内にあります。

この建物はNHKの朝ドラ「なつぞら」でもロケに使われていて、昭和30年代の新宿にある建物として登場しています。また2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」でもアントワープ市内のマラソン大会のシーンで、登場しています。

住所 茨城県つくばみらい市南太田1176

旧上岡小学校

茨城県の大子町上岡にある旧上岡小学校は、音の通う小学校のロケ地となっています。講堂が「かぐや姫」の練習シーンに使われています。

旧上岡小学校は 明治12年(1879年)創立の歴史のある小学校で、児童数の減少から平成13年(2001)3月に惜しまれながら廃校となりました。木造平屋造りの3棟からなる校舎で、現存する茨城県の小学校校舎としては最古のものです。

旧上岡小学校は、廃校後に数々のドラマやCMのロケ地に利用されている人気ロケ地です。朝ドラでは「花子とアン」や「おひさま」に使われています。木の机や椅子、古い窓枠、落書きが残る壁、黒板など、ノスタルジックな雰囲気が漂います。

住所 茨城県久慈郡大子町上岡957-3
電話番号 0295-72-0285

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『エール』のおすすめロケ地〜愛知編

続いて「エール」のおすすめ絵ロケ地、愛知編をご紹介します。愛知県の豊橋は、関内音の故郷です。豊橋の関内家は、母役に薬師丸ひろ子、父役に光石研、妹役に松井玲奈と森七菜がキャスティングされました。

また、歌の先生として古川雄大、音が声楽家をめざすきっかけになったオペラ歌手を柴咲コウが演じていいます。

伊古部海岸

豊橋市の伊古部(いこべ)海岸は、「エール」のオープニングや、ドラマの前半に音と裕一が訪れた海岸として何度も登場しています。

表浜と呼ばれる、渥美半島の伊良湖岬から浜名湖まで伸びる長い海岸線の一部で、太平洋の雄大な風景が楽しめます。どこまでも伸びる砂浜や長く続く海岸林など、フォトジェニックな景観が人気を呼んでいます。

遊泳はできませんが、サーフィンや釣りなどが楽しめます。またアカウミガメの産卵場所としても有名です。

豊橋の伊古部海岸にはドラマの撮影を記念して、「エールオブジェ」が建てられています。雲の形に切り抜いた大きさ約3.6mのオブジェで、写真を撮って楽しめます。オブジェの設置は2年間の予定です。

「エール」のロケ地として人気となった豊橋の伊古部海岸ですが、アクセスはあまりよくありません。車でのアクセスがおすすめです。

住所 愛知県豊橋市伊古部町枇杷ケ谷57
電話番号 0532-51-2485

吉田城址

吉田城址は「エール」の第5週に登場するロケ地です。音から別れの手紙をもらった裕一は、豊橋にいる音を訪ね、しばらく居候することになります。音が裕一を連れて豊橋を案内した時に登場した城壁は、豊橋公園内の吉田城址です。

吉田城址は戦国時代に作られた城で、三河支配の重要な拠点として松平氏と今川氏の間で戦いが繰り広げられました。城壁は、名古屋城築城の際に残った石垣を転用したもので、さまざまな大名の家紋が見られます。

明治以後は旧日本軍の部隊が置かれたこともあり、音が「豊橋には陸軍の施設がたくさんある」と語っています。現在は豊橋公園として整備されていて、美術館や博物館、スポーツ施設などが作られています。

住所 愛知県豊橋市今橋町3
電話番号 0532-51-2430

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『エール』のその他のロケ地

福島や愛知県豊橋、茨城県などの「エール」のロケ地をご紹介しましたが、「エール」のロケ地はその他にもまだいくつかあります。

ここからは、上で紹介できなかったおすすめのスポットや人気のロケ地をご紹介していきましょう。こちらも合わせて訪れてみてください。

聖ヨハネ教会堂

愛知県犬山市の博物館明治村にある「聖ヨハネ教会堂」は、音が世界で活躍するオペラ歌手の双浦環に出会った場所のロケ地です。音は環の歌を聴いて、音楽の道に進むことを決心します。

明治40年(1907年)に京都に建てられた、プロテスタントの教会で、福島聖ステパノ教会を設計したアメリカ人宣教師ガーディナーがデザインしています。ゴシック様式を配した厳かな雰囲気の教会です。

住所 愛知県犬山市内山1
電話番号 0568-67-0314

旧茨城県立土浦中学校本館

旧茨城県立土浦中学校本館は、音が通う東京帝国音楽学校のロケ地です。明治37年(1904年)に建てられた建物で、現在は土浦第一高等学校の敷地内にあります。

東京帝国大学卒の駒杵勤治氏による設計で、国指定重要文化財となっています。ゴシック様式の重厚な建物として人気があります。

住所 茨城県土浦市真鍋4-4-2

水林自然林

水林自然林は「エール」のオープニングに登場するロケ地です。裕一と音が森の中でたたずむ、印象的なシーンの撮影がおこなwされました。福島市の公園「四季の里」内にある森林です。

木々の間に遊歩道が整備されているので、マイナスイオンを浴びながらカップルで散策をするのもおすすめです。「エール」のオープニングを再現してみるのもいいでしょう。

「四季の里」は中世ヨーロッパをテーマにした公園で、園内にはガーデンやハーブ園、バラ園、水車小屋などフォトジェニックなスポットがたくさんあります。工芸館ではこけしの絵付け体験ができます。

住所 福島県福島市荒井字地蔵原乙1-5

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『エール』のおすすめロケ地を巡った人の感想

「エール」のロケ地は福島を中心に、豊橋や茨城などで行われています。ドラマのモデルになった古関裕而の故郷がロケ地になっており、ドラマの世界を感じることができると好評です。

福島や豊橋のロケ地には、教会や学校などフォトジェニックなスポットが多く、「エール」ファンに人気があります。風光明媚なスポットが多く、デートで訪れるのにもおすすめです。

人気ドラマ『エール』のおすすめロケ地を巡ってみよう!

NHKの朝ドラ「エール」は高視聴率を記録した人気ドラマです。実在した古関裕而をモデルにしたドラマで、たいへん見どころがありました。

ロケ地は古関裕而の故郷の福島や、妻の古関金子の故郷の豊橋などに点在しています。「エール」に思いを馳せ、ロケ地巡りを楽しんでください。

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この記事のライター
Momoko

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