「九品寺」は奈良の彼岸花の名所で有名!千体石仏など見どころも満載!

奈良の葛城古道にある九品寺は彼岸花の名所として知られ、秋には辺り一面が真っ赤に染まる美しい景色が楽しめます。千体石仏など見どころも多く、奈良の人気観光スポットの一つです。九品寺の魅力や周辺のおすすめ観光スポットをご紹介しましょう。

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目次

  1. 1奈良のおすすめスポット?彼岸花で有名な「九品寺」とは?
  2. 2奈良「九品寺」の見どころ
  3. 3奈良「九品寺」の歴史
  4. 4奈良「九品寺」へ訪れた人の感想
  5. 5奈良「九品寺」の基本情報とアクセス
  6. 6奈良「九品寺」周辺の観光スポット
  7. 7奈良の人気観光スポットの一つ「九品寺」へ訪れてみよう!

奈良のおすすめスポット?彼岸花で有名な「九品寺」とは?

葛城古道(かつらぎこどう)は葛城山の裾野に伸びる、日本屈指の古道です。数々の神話が生まれた神秘的なエリアで、道沿いには歴史のある寺社仏閣が並びます。

九品寺(くほんじ)は葛城古道にある寺社の一つで、奈良時代の創建とされています。小さなお寺ですが趣きがあり、境内には千体石仏と呼ばれる無数の石仏が並んでいます。また彼岸花の名所として知られ、秋には辺り一面が彼岸花で真っ赤に染まります。

九品寺がある奈良の葛城古道は全長約13キロで、ハイキングにもおすすめです。今回は九品寺の見どころや葛城古道の観光スポットをご紹介しましょう。

奈良「九品寺」の見どころ

奈良の城古道に位置する九品寺は小さなお寺ですが、長い歴史があり、多くの観光客が訪れる人気スポットです。九品寺といえば千体石仏が有名で、石仏がずらりと並ぶ姿は圧巻です。

九品寺は彼岸花の名所としても知られています。彼岸花の咲く期間は短く、1週間ほどしかないので、九品寺の彼岸花を見たい方は彼岸花の開花情報をチェックしておくといいでしょう。

九品寺は彼岸花が人気ですが、境内には桜の木や枝垂れ桜などがあり、春は桜が楽しめます。また大きな銀杏の木があり、秋の紅葉もおすすめです。境内には回遊式庭園「十徳園」があり、池を中心に美しい花々が植えられています。

千体石仏

奈良の葛城古道にある九品寺は、「千体石仏」で有名です。本堂の奥に石仏がたくさん並んでいて、その数は1600体から1700体もあると言われてています。

「千体石仏」はこの地を治めていた御所城主の楢原氏が、南北朝時代に北朝側と戦った際、一族が身代わりとして石仏を菩提寺の九品寺に奉納したのが始まりとされています。

前掛けをした石仏やお地蔵さんがずらりと並んでおり、その光景は圧巻です。古くに奉納されたものから比較的最近奉納されたものまで、さまざまな石仏が並んでいます。中には風化し、はっきりと顔や形が分からないものもあります。

立った姿の石仏や、大きなお地蔵様などさまざまなで、全て表情が異なるのだそうです。石仏が並ぶ裏道を進むむと、視界が開ける場所があり、本堂の屋根瓦を上から見ることができます。天気がよければ、畝傍山も見える人気スポットです。

九品寺の山門脇に十徳園と呼ばれる庭園があり、こちらにも石仏がたくさん並んでいます。西国三十三所の本尊を模した石仏で、石仏を参拝すると西国三十三所を巡礼したのと同じご利益があります。

彼岸花

奈良には彼岸花の名所がいくつかありますが、葛城古道の九品寺も彼岸花が美しく、秋には多くの人が訪れます。実は九品寺の境内には彼岸花は少なく、おすすめのスポットはお寺の北側の空き地です。

こちらには彼岸花が群生しており、9月頃に見頃を迎えます。一面に彼岸花が咲き誇り、真っ赤に染まる光景は見事です。SNSでも話題になっている人気スポットで、毎年多くの人が訪れます。

彼岸花がきれいに咲くよう、地元の方が空き地の草取りなどを行っています。最近、訪れる観光客のマナーが問題になっていますので、写真を撮る際には地元の方に迷惑をかけないようにしましょう。

阿弥陀如来坐像

奈良の葛城古道の九品寺の本尊は木造の阿弥陀如来坐像で、国の重要文化財に指定されています。平安時代に作られたとされています。

本殿に安置されており、一般には公開されていません。お彼岸の時期などに公開されるので、機会がありましたら拝観してください。

奈良「九品寺」の歴史

奈良県御所市の九品寺の創建ははっきりしていませんが、奈良時代に聖武天皇の詔によって、行基が開いたとされています。その後、御所城主の楢原氏の菩提所となり、1558年に浄土宗に改宗しました。

行基は東大寺の大仏造営に重要な役割を果たした高僧で、民衆救済に一生を捧げました。灌漑や港湾施設の建設にも力を注ぎ、僧侶の最高位の大僧正にも任命されています。

九品寺という名前はサンスクリット語に由来しています。仏教の教えで、人の品格を表す「品」が9つあることから、9品寺と名付けられたとされています。

奈良「九品寺」へ訪れた人の感想

奈良の九品寺を訪れた人の感想をいくつかご紹介しましょう。九品寺には回遊式庭園があり、中央にきれいな池があります。新緑や紅葉など美しい景色が楽しめると人気があります。

九品寺については「心が落ち着く」という口コミがたくさん寄せられています。彼岸花の季節でなくても、境内には見どころが多く、ゆっくりと散策をするといいでしょう。なお、車で訪れる場合は、道がたいへん細いので注意が必要という口コミがあります。

奈良「九品寺」の基本情報とアクセス

奈良県御所市の九品寺を訪れたい方のために、基本情報とアクセスをご紹介します。九品寺はアクセスが不便なところにあるので、公共交通機関を使って訪れる際には、時間の余裕を持って訪れるようにしましょう。

九品寺の最寄駅は近鉄御所線「近鉄御所駅」となります。近鉄奈良駅からは約1時間となります。途中駅で乗換えがあるのでご確認ください。

基本情報

奈良県御所市の九品寺は観光寺院ではありませんが、拝観や境内の見学ができます。拝観料は無料で、拝観時間は自由となっています。

九品寺では御朱印をいただくことができます。オリジナルの御朱印帳はありません。本尊の阿弥陀如来坐像は公開されていません。

アクセス

最寄駅の近鉄御所線「近鉄御所駅」から九品寺までは、徒歩で約40分です。駅からはバスがあり、奈良交通バス葛城ロープウェイ前行きを利用し、「くじら口」バス停で下車し約25分となります。バスの乗車時間は9~13分です。

近鉄御所駅からタクシーを利用すると約15分となります。また車でアクセスする場合は、京名和自動車道「御所IC」から車で約15分です。

住所 奈良県御所市楢原1188
電話番号 0745-62-3001

奈良「九品寺」周辺の観光スポット

九品寺がある葛城古道は、金剛山と葛城山の裾野にあり、葛城の道とも呼ばれており、奈良を代表する古道の一つです。一帯は奈良の吉野に続く山岳信仰の聖地で、大和朝廷をはじめ古くから厚い信仰を寄せられていました。

一帯は葛城氏が王朝を築いたとされ、葛城古道周辺の扇状に広がる土地は、稲作発祥の地とも言われています。葛城古道は南北を結ぶ主要な道で、道沿いに多くの寺社仏閣があります。

葛城古道は全長約13キロあり、ハイキングスポットとして人気があります。豊かな田園風景が広がり、ダイナミックな景観が楽しめます。古道はアップダウンがあるので、しっかりとした靴を履いて歩くのがおすすめです。

葛城古道には葛城一言主神社、高鴨神社、高天彦神社などの見どころがあります。ここからは古道沿いのおすすめ観光スポットをご紹介しましょう。

葛城一言主神社

葛城一言主神社は九品寺の南、道沿いに16分ほど歩いたところにある人気観光スポットです。全国の一言主神社の総本山で、正式名称を葛城坐一言主神社といいます。地元では一言(いちごん)さんと呼ばれ、親しまれています。

日本書紀では雄略天皇と神祭の一言主大神が争ったという記述があり、一帯を支配していた葛城氏が大和朝廷と対立していたことをうかがわせます。

葛城一言主神社は、一言だけならどんな願い事も叶えてくれると言われています。願い事を一言にまとめてお願いしましょう。

境内には推定樹齢1200年の銀杏の大木があり、拝観すると子宝に恵まれると言われています。祈願すると母乳がよく出るようになることから「乳イチョウ」と呼ばれています。

冬至から節分までの期間限定で販売されている「一陽来復(いちようらいふく)お守り」は、福を呼ぶとされ、たいへん人気があります。

住所 奈良県御所市森脇432
電話番号  0745-66-0178

高天彦神社

高天彦(たかまひこ)神社も葛城古道周辺の人気観光スポットの一つです。金剛山系の白雲岳のふもとにたたずむ古社で、日本神話において天孫降臨の舞台とされる神秘的なスポットです。

高天彦神社がある場所は、古くから山岳信仰の対象となっていた場所で、祭神の高皇産霊神は、天から降臨した造化三神の一柱とされています。高天彦神社では宗像三女神の一柱の市杵嶋姫命と、菅原道真公も祀っています。

境内には見どころが多く、じっくりと見学するのがおすすめです。三十八社は葛城王朝を築いた葛城氏の墓とされ、歴代の首長が眠っていると言われています。その他にも春日神社や八幡神社などの境内社があります。

神武東征にまつわる史跡などが残っており、神秘的な雰囲気がただよいます。古代史に興味がある方におすすめの観光スポットです。

住所 奈良県御所市高天
電話番号 0745-66-0609

高鴨神社

高鴨神社も葛城古道周辺の人気観光スポットです。金剛山の東山麓に位置し、大和時代の有力な豪族、鴨族の氏神を祀ります。日本最古の神社の一つで、京都の上賀茂神社や下鴨神社をはじめとする、全国各地の賀茂社の総社です。

現在の本殿は1543年に再建されたもので、国指定重要文化財となっています。桃山時代を代表する三間社流造りの建築物として有名です。

鴨氏は祭祀をつかさどった一族で、霊的能力を持っていたと言われています。そのため高鴨神社は古くから「蘇り(よみがえり)の神」として信仰されており、平安時代に疫病が流行した際には祈祷が行われています。

現在も病気平癒のパワースポットとして人気があり、多くの参拝客が訪れます。また「祓い」のご利益があることでも知られています。静かで神秘的な雰囲気が漂うおすすめの神社です。

住所 奈良県御所市鴨神1110
電話番号 0745-66-0609

船宿寺

船宿寺(せんじゅくじ)は、行基が創建したと伝えられている高野山真言宗の古刹です。山号は医王山で、薬師如来を本尊として祀っています。花の寺として名高く、関西花の寺25ヵ所の一つとなっています。

境内には1000株ものツツジがあり、4月から5月にかけて見頃を迎えます。キリシマツツジやヒラドツツジ、サツキなど色鮮やかなツツジが咲き誇り、撮影スポットとして人気があります。

その他にもアジサイやシャクナゲなど春から秋まで、さまざまな花が楽しめます。5月には花まつりが行われ、住職さんの法話が聴けます。機会があったら訪れてみましょう。

境内の回遊式庭園は裏山を借景にしており、美しい景観が楽しめます。奈良の大和地方では珍しい様式なので、一見の価値があります。また、本堂前からは葛城山と金剛山を望むことができます。

住所 奈良県御所市五百家484
電話番号 0745-66-0036

郵便名柄館 Tegami Cafe

葛城一言主神社から長柄の集落に入ると郵便名柄館というカフェがあります。葛城古道の休憩スポットとしておすすめです。大正時代に作られた元郵便局の建物をカフェと資料館にしています。

木造平屋建てのレトロな建物で、郵便局として100年以上使われていましたが、1975年に新局舎に移転した後、御所市へ無償貸与されていました。2年をかけてリノベーションし、2015年に郵便名柄館としてオープンしました。

建物の前には赤いポストが立っていて、資料館には郵便関係の資料が展示されています。郵便物を運んだ大正時代の人力車や当時のポスターなど、興味深い展示があります。

カフェスペースでは地元の食材を使ったランチが楽しめます。自家製の味噌や地元産のお米や農作物を使った美味しい料理が人気です。郵便名柄館は2017年公開の「天使のいる図書館」のロケ地にもなっており、映画にちなんだパフェも用意されています。

売店ではオリジナル切手を販売しており、はがきや手紙を出すこともできます。郵便庭園には昭和に発行された切手の数々を展示しており、切手収集家にも人気があるスポットです。

住所 奈良県御所市名柄326-1
電話番号 0745-60-8386

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奈良の人気観光スポットの一つ「九品寺」へ訪れてみよう!

九品寺は、奈良の葛城古道にある落ち着いた佇まいの古社です。境内には千体石仏と呼ばれる石仏が無数にあり、彼岸花の名所としても知られています。

葛城古道にはいくつもの神話や伝説が残っており、神秘的な雰囲気が漂います。九品寺周辺には高鴨神社や高天彦神社、葛城一言主神社などがあり、日本の歴史に興味がある方にもおすすめです。葛城古道を歩いて、これらの寺社仏閣を訪れてみましょう。

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この記事のライター
Momoko