「高山陣屋」は岐阜で人気の観光スポット!入場料や歴史・みどころは?

岐阜県高山市にある「高山陣屋」は江戸時代の天領の陣屋で唯一主要な建物がのこるという、歴史的価値も高い観光スポットです。そこで高山陣屋の歴史やおすすめの見どころ、そしてアクセス方法や周辺の観光スポットなどについても合わせて紹介します。

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目次

  1. 1【岐阜】人気観光スポット「高山陣屋」とは?
  2. 2「高山陣屋」がある高山の歴史
  3. 3「高山陣屋」の見どころ
  4. 4体験イベントも開催される「高山陣屋」
  5. 5「高山陣屋」の入場料
  6. 6「高山陣屋」の口コミ
  7. 7「高山陣屋」の施設情報とアクセス
  8. 8「高山陣屋」の周辺観光スポット
  9. 9歴史に触れられるおすすめ観光スポット「高山陣屋」は訪れてみるべし!

【岐阜】人気観光スポット「高山陣屋」とは?

岐阜県の高山市は、歴史が感じられる街並みがあるということで、特に歴史好きの方に人気が高い観光地です。その中にあって外せないおすすめスポットが「高山陣屋」です。高山陣屋の歴史や見どころ、そして高山陣屋へのアクセスや周辺のおすすめスポットなどについても紹介します。

「高山陣屋」がある高山の歴史

ところで、「高山陣屋」とはどのようなものなのでしょうか。まず「陣屋」というのは江戸時代に藩の藩庁が置かれたところ、または幕府の直轄領では代官の住居や役所が置かれたところを言います。

藩の藩庁が置かれたというと、お城との違いはあるのかということになりますが、一般的には3万石以下の小大名や、上級旗本などが持つ場合が多く、城郭と違ってつくりが簡素な場合が多いと言われます。そのため、廃藩置県後になくなってしまったものが多いのです。

高山陣屋がある高山はもともと飛騨高山藩があったのですが、1695年、幕府の領地、つまり天領になりました。それに伴って飛騨高山藩の高山城が破却され、飛騨代官所が置かれ、代官が支配する土地となったのです。                                                                    

この代官所として設置された役所が高山陣屋です。この建物はもともとは飛騨高山藩主だった金森氏の下屋敷だったのですが、今述べたように天領となったことから代官所として、そして1777年以降は郡代役所となり、江戸時代を過ごします。

明治維新後、この建物は破却されることなく、筑摩県高山出張所庁舎となり、その後も公共機関の事務所として使われ続けました。そして1969年、現存する唯一の陣屋であるということで文化財として保存する方針が固まります。

1996年、高山陣屋は1830年の絵図をもとにして復元が行われ、ほぼ江戸時代の状態に復元され、公開されることになりました。以後、敷地や建物の中が有料で公開され、歴史資料などの見学ができるため、おすすめの観光スポットとして人気を集めています。

「高山陣屋」の見どころ

現在の「高山陣屋」は1600年前後に高山城内に建設された土蔵をはじめとして、表門や門番所、蔵など多くの江戸時代にさかのぼる建物が遺されています。さらに役宅や奥座敷などは先ほど述べたように1996年の復元工事で江戸時代の姿が復元され、歴史的にも重要な建物となっています。

そこで次に、高山陣屋の見どころについて紹介していきましょう。なんと言っても天領の陣屋としては日本で唯一主要な建物がのこっているわけですから、部屋だけではなく、調度などにも見どころがたくさんです。

青海波

歌舞伎などが好きな方はこの模様をご存知の方もいるのではないでしょうか。これは「青海波」という模様で、高山陣屋の玄関の大床一面に書かれているほか、当時はふすまなどにも一面に書かれていたと言われます。

「青海波」というのは穏やかな波がどこまでも続くさまをあらわした文様です。「未来永劫平穏に」という意味がこめられた吉祥文様とされており、江戸時代に流行しました。現在でも結婚祝いなどにもおすすめの、歴史的に由緒ある模様です。

現在、高山陣屋の玄関の大床に書かれているものは復元されたものですが、当時の現物もあり、御蔵の方で実際に見ることができます。美しくたゆたう波の雰囲気をぜひ味わってください。

真向兎

高山陣屋の長押などのところをみると、兎の模様があるのに気づきます。これも見どころの一つで「真向兎」(まむきうさぎ)と呼ばれています。釘の頭を隠す役割をしています。

この真向兎がなぜ高山陣屋に使われたのかは定かではないのですが、兎にはいくつかの意味があると言われます。兎は大きな耳を持っているので、民の声を聴き良い政治を行う、子供をたくさん産むので安産のお守り、そして火災から建物を守る魔除けなどがあります。

また、兎は因幡の白兎から、古くから神聖な動物とも言われていました。このように建物に兎を使うことで、さまざまな吉祥を呼びよせるという意味があったのかもしれません。陣屋内にはなんと150ヶ所もこの兎がいるそうです。

御白洲

歴史ファンで時代劇好きという方なら、「御白洲」はよくご存知でしょう。時代劇などに出てくるものは奉行所の御白洲ですが、高山陣屋も罪人の取り調べや判決の言い渡しなどをおこなう場所として使われていました。当時の陣屋は現代の役所であり、裁判所や警察の役割も果たしていたのです。

この御白州は陣屋の中に2ヶ所あり、一方は村などからの訴えや願いなどを聴く、役所としての働き、もう一方は罪人の取り調べ、判決言い渡しなどに使われていました。ちなみに江戸時代は自白が重視されたので、拷問の用具なども置かれています。

ただ、この拷問の道具はここで実際に使ったというよりは、罪人を威圧するためにここに置かれていただけであり、ここでは使われていなかったという説もあります。

高山陣屋の御白洲は、時代劇などのものと違う点があります。まず地面は白い砂ではありません。これは飛騨は海がないところなので、白い砂がなかなか手に入らないので、河原の石を使っているという理由があります。

また、時代劇などでは御白洲は屋根がありませんが、高山陣屋の場合は室内になっています。これは飛騨が雪国で、屋根がないと冬に使えないという実用的な理由があるからだそうです。

嵐山の間

「嵐山の間」は本来は「御居間」と呼ばれる部屋です。「居間」という言葉でわかるように、代官や郡代などが日常生活で使っていた部屋ということになります。日常生活を営む空間ということで、外の庭園を眺めることができるほか、中には茶室も備えられています。

ちなみにこちらの部屋は以前、将棋の名人戦で使われたこともあるということで、歴史ファンはもとより、将棋ファンの方にも人気が高い見どころとなっています。

大広間

高山陣屋の「大広間」はなんと49畳もの広さがあります。この部屋は年始の答礼をはじめとする年中行事などで多くの人が集まる必要がある時に使われた部屋となっていました。

このお部屋で見どころとして挙げられるのは「畳」です。よく見ると同じ部屋なのに畳のへりが違ったり、ちょっとした段差があることがわかります。江戸時代は身分制度が厳しく、身分により使われる畳のへりなどに違いがあったので、それに合わせてあるのです。

また、縁側からは庭が見え、四季折々の移ろいを楽しむことができました。岐阜県の高山は雪深く、それだけに四季の変化が大きいところでもあります。ぜひ四季の変化もゆっくり楽しむことをおすすめします。

御蔵

先ほども少し触れましたが、高山陣屋の御蔵はなんと1600年に作られたものと言われ、それが幕府直轄領となった際に高山城の三の丸から移転してきたものと言われています。全国でも最古、最大級のもので、歴史的価値も高いものです。

この蔵には近隣の村から集められた年貢米が収納されていました。現在はその年貢米が積み上げられた様子が復元されており、当時の高山陣屋の様子をよく伝えており、見どころとなっています。

もう一つの見どころは「屋根」です。この屋根は「石置長榑葺」という特殊な方法で作られ、木の板を敷き、上から石で押さえています。そしてこの板を「板返し」と言い、上下表裏を5年ごとに取り替えることで、同じ板で20年間持たせることができます。

当時は油分が多い「ネズコ」という木を使っていたということで、万が一屋根が台風などで飛んでもすぐに修復することもできます。もともと岐阜県の高山周辺は雪が多いところですので、その気候にもよく対応した先人の知恵がうかがえます。

体験イベントも開催される「高山陣屋」

この「高山陣屋」は歴史的な建造物として、それそのものが人気の観光スポットとなっているのですが、四季折々のイベントが行われており、その時期にはさらに多くの方が集まる人気観光スポットになっています。

桃の節句、端午の節句の時期にはひな人形や五月人形が展示され、歴史的な雰囲気に人形がよく合い、ぜひおすすめしたい光景となりますし、10月から3月には特別展ということで、高山陣屋にまつわる歴史資料の展示などが行われます。

また、夏のお盆の時期には高山陣屋前の広場で「前夜市」が行われます。この場所は日常的に朝市が行われているのですが、ここにステージが作られ、音楽や踊りの披露、地元工芸品の展示販売などが行われます。岐阜県の高山市は夜は涼しく感じられるので、その点でも夕涼みにおすすめです。

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「高山陣屋」の入場料

次に「高山陣屋」の入場料について紹介します。高山陣屋の入場料は1人440円となっています。ただし、30人以上は団体扱いとなり390円になり、また高校生以下、各種手帳を持っている方は無料で見学をすることができます。

これらに該当する方は生徒手帳など、無料に該当する証明になるものを持っていくことをおすすめします。また障がいがある方などは、バリアフリー対応でない部分もあるので、事前に連絡をするようにしてください。

また、毎年11月3日は文化の日ということで入館料が無料となります。人気観光スポットが無料で見学できるということで、この日に合わせて見学に来る方も多く見られます。もし日程が合わせられるようなら、この日に行くことをおすすめします。

「高山陣屋」の口コミ

それでは次に「高山陣屋」に実際に行った方の口コミなどについて紹介します。ここまで述べてきたように高山陣屋は歴史的に見どころがとても多く、岐阜県外からも多くの方がやってくる人気の観光スポットとなっています。

特に歴史が好きという方におすすめしたいのが「無料ガイド」です。2021年6月現在は一時的に中止となっていますが、見どころを詳しく紹介してくれることもあって人気が高く、満足感が高いと評判になっています。タイミングが合えばぜひ参加することをおすすめします。

特に建物の中に調度品などが復元されている点がわかりやすいと人気であり、実際の江戸時代の状況が見えてくるという口コミが多く見られます。ぜひ岐阜観光に高山陣屋を組み込んで、実際の江戸時代の雰囲気も味わってみましょう。

「高山陣屋」の施設情報とアクセス

それでは次に、「高山陣屋」の施設情報やアクセス方法について紹介します。高山陣屋は岐阜県高山市八軒町にあります。岐阜観光の際にはぜひ組み込みたい人気の観光スポットということで、実際に計画を立てている方もいるのではないでしょうか。

そこで、高山陣屋の施設情報、そしてアクセスの方法について紹介します。特にアクセスに関しては、岐阜県高山市ということで、まずはそこまでどう行くかということも含めて紹介しましょう。

施設情報

「高山陣屋」の開館時間は、時期により閉館時間が少しずつ違います。開館時間は年間を通じ8時45分からですが、11月1日から2月28日までは16時30分、それ以外の時期は17時までとなります。また12月29日から1月3日の年末年始以外はいつも開館しています。

朝比較的早い時間から開いていますので、岐阜観光で高山以外にも行くのであれば、先に高山陣屋を見てから行くのもおすすめです。また、無料ガイドは50分から60分程度かかる通常案内と、15分から20分程度の概略案内があります。都合に合わせて選ぶことができるので、問い合わせてみることをおすすめします。

アクセス

次は「高山陣屋」へのアクセス方法です。公共交通機関を利用してアクセスする方の場合、最寄り駅は「高山」駅となります。新幹線を使う方は「名古屋」駅、「富山」駅からJR高山本線でアクセスとなります。また高速バスで「高山濃尾バスセンター」へ行くのもおすすめです。

高山駅、高山濃尾バスセンターから高山陣屋までは徒歩で10分ほどです。高山の街並みも見どころが多いので、ゆっくり散策しながら行くのもいいでしょう。また、「まちなみバス」(左回り)で「高山陣屋前」で下車するとすぐです。

なお、車の場合ですが、高山陣屋の専用駐車場はありません。車の場合は市街地にある駐車場を利用することになります。また冬にアクセスする場合、高山は積雪がなくても路面凍結の可能性があるので、冬装備をし、十分注意することをおすすめします。

「高山陣屋」の周辺観光スポット

最後に、高山陣屋と共に楽しみたい、周辺観光スポットを紹介します。そもそも岐阜県高山市は「飛騨の小京都」と言われ、江戸時代以来の城下町や商家の姿が現在も保存されています。そのため、「飛騨高山」というと日本人はもちろん外国人にも人気が高い観光スポットとなっています。

中でも高山陣屋から徒歩で5分ほどのところにある「高山市三町伝統的建造物群保存地区」は、江戸時代に金森長近が整備した商家町で、飛騨地方の商業の中心地として栄えたエリアです。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

建物そのものもそうですが、電柱もなく、道には用水路が流れるなど、まさに江戸時代にタイムスリップしたような景色が楽しめるということで人気が高く、散策を楽しむ方が多く見られます。

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歴史に触れられるおすすめ観光スポット「高山陣屋」は訪れてみるべし!

「高山陣屋」はあまり残っていない陣屋の遺構ということで、日本国内でも貴重で歴史的価値も高い観光スポットとなっています。周囲の「飛騨の小京都」の雰囲気を味わうことができる街並みと共に、歴史を実体験できる場ともなっています。ぜひ高山陣屋で歴史の重みをじっくりと堪能してください。

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この記事のライター
茉莉花

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