フゴッペ洞窟は北海道の国指定史跡!見どころや料金・アクセス方法は?

北海道余市町にある「フゴッペ洞窟」をご存知でしょうか。フゴッペ洞窟は国の史跡になっており、とても珍しい見どころがあるということで知られています。フゴッペ洞窟のおすすめのポイントやアクセス方法、そして周辺にある人気観光スポットを合わせて紹介します。

フゴッペ洞窟は北海道の国指定史跡!見どころや料金・アクセス方法は?のイメージ

目次

  1. 1【北海道】国指定の史跡・フゴッペ洞窟とは?
  2. 2フゴッペ洞窟の歴史
  3. 3フゴッペ洞窟の見どころ
  4. 4フゴッペ洞窟の料金
  5. 5フゴッペ洞窟の口コミ
  6. 6フゴッペ洞窟に行く際の服装は?
  7. 7フゴッペ洞窟の基本情報とアクセス
  8. 8フゴッペ洞窟周辺のおすすめ観光スポット
  9. 9人気スポットのフゴッペ洞窟へ行ってみよう!

【北海道】国指定の史跡・フゴッペ洞窟とは?

洞窟というのは、大人も子供も探検気分が味わえそうということで人気が高い観光スポットなのですが、その中でも不思議なものがあるということで有名なのが、北海道にある「フゴッペ洞窟」です。名前も不思議ですが、どんなおすすめポイントがあるのでしようか。フゴッペ洞窟の特徴や料金、アクセス方法についても紹介します。

フゴッペ洞窟の歴史

「フゴッペ洞窟」というのは北海道余市町栄町にある、続縄文時代の遺跡です。日本海の海岸から約250メートルほどのところにある、「丸山」という小さな丘陵の中腹にあります。

「フゴッペ」というのは漢字では「畚部」と書き、もともとはこの栄町の旧村名でした。この不思議な響きの言葉ですが、アイヌ語の「フムコイペ」(意味は波声高いところ)に由来するなどいわれますが、諸説あるようです。

このフゴッペ洞窟は北海道余市町の海岸から少し内陸に入ったところにある、海にのびた丘陵の先端にあります。今から約5000年前、世界的に温暖な時期が到来し、海水面の上昇が起こる「縄文海進」が起こりました。その時に波の浸食によりえぐられて、張り出した岩盤が屋根のようになった岩陰遺跡ができました。

一般的に洞窟などの遺跡が見つかるという場合、大学などの研究機関による発掘調査や、大規模な建設工事の前の調査などによるものが多いのですが、実はフゴッペ洞窟はその点でも珍しい見つかり方をしています。

もともと1927年ごろ、鉄道建設のためにこの丸山を掘削したところ、壁面に古代文字のような壁画や石偶が出てきたといわれます。しかしこの際、これらは現代人による偽物であるとされたようで、そのまま放置されました。

1925年、北海道小樽市蘭島に海水浴に来た中学生が丸山に足を伸ばしたところ、洞窟が見つかりました。中学生の兄は高校生で、郷土研究部に属しており、「畚部古代文字の遺跡がある」と聞いたことがあったため、あわてて兄を呼びます。

兄もその状況を確認し、郷土研究部の顧問に報告したことから、部活動で発掘を行ったところ、土器などが発見されました。さらにその後で入ったチームが壁画を発見、フゴッペ洞窟が知られるようになったのです。

この発見を受けて1951年、1953年に北海道大学の教授を中心に発掘調査が行われ、この兄弟なども参加しました。この成果を受けて1953年に国の史跡に指定され、1972年にはカプセル式の施設に保護され、その状態で展示されるようになり、現在に至るのです。

フゴッペ洞窟の見どころ

それではまず、「フゴッペ洞窟」はどのような点がおすすめなのかということから紹介していきましょう。フゴッペ洞窟は今述べたように、縄文時代の遺跡なのですが、他の縄文時代の遺跡にはないものがあります。それが「壁画」です。

日本にはフゴッペ洞窟のような洞窟遺跡は700以上あるのですが、その中で壁画が見つかっているのはここフゴッペ洞窟と同じく北海道の小樽市にある手宮遺跡の2ヶ所しかありません。これだけでもかなりの希少価値のある遺跡とみてよいでしょう。

また、フゴッペ洞窟には発掘により見つかったものなど、さまざまな歴史的価値があるものが発見されています。歴史ファンの方にはぜひ見ていただきたいおすすめの洞窟なのです。

200を超す壁画

そもそもフゴッペ洞窟というのは幅約6メートル、高さ約5メートル、奥行約7メートルほどと、それほど広い洞窟ではありません。このさほど広くない洞窟の壁面いっぱいに壁画が描かれている様子は、まさに壮観という言葉がぴったりです。

洞窟に描かれた絵の数は当初200個程度と言われていたのですが、その後調査が進むにつれて、約800個にもなるということがわかり、さらに驚きをもって知られるようになりました。

この壁画に描かれている絵ですが、人や舟、魚や海獣、4本足の動物など、多様にわたります。しかも中には、某アニメ映画に出てくるロボット兵に翼がついているようなものなど、とても不思議な形のものもあるのです。さらに人の姿に角が生えたような絵もあります。

人の形に角や翼が生えているという不思議な姿から、地球人ではなく宇宙人を描いたのではという説もあるほどで、また一方で北方民族のシャーマン(呪術師)の姿にも似ていると言われています。なにをイメージして書かれたのか、気になるところです。

このような点からフゴッペ洞窟はパワースポットと呼ばれることもあり、観光客の方にもとても人気が高い場所となっています。ぜひこの壁画からのパワーを感じてください。

多彩な発掘物

フゴッペ洞窟から見つかったものは、この壁画だけではありません。洞窟の中には厚さ約7メートルの遺物包含層があり、その中からさまざまなものが見つかっています。

ここから見つかった薄手の土器は続縄文式土器であり、この遺物からこの遺跡が今から約1500年前の続縄文時代と言われる時代の遺跡であるとされています。このほかに石器や骨角器、貝殻、さらには占いに使ったとみられる卜骨と呼ばれる獣骨なども見つかっています。先ほどのシャーマン説と合わせ、興味深いところです。

これら発掘されたさまざまな遺物もまた、フゴッペ洞窟の高い価値を示すものであり、観光客はもちろん、歴史ファンにも人気が高い理由でもあります。これらの遺物もまた実際に見ることができるので、ぜひおすすめします。

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フゴッペ洞窟の料金

次に、「フゴッペ洞窟」の料金です。後でも述べますが、現在フゴッペ洞窟は洞窟の開口部を完全に覆うような形で保護展示施設が作られており、洞窟そのものはカプセル方式の施設に入った状態になっています。そのためその建物に入るために料金が必要になります。

その料金ですが、大人は300円、小中学生は100円と、比較的リーズナブルな料金となっています。この料金で珍しい遺跡を目の前で見学できるというのですから、ぜひ観光に組み込みたい場所でもあります。

フゴッペ洞窟の口コミ

では、「フゴッペ洞窟」に実際に行った方はどのような感想を持ったのでしょうか。口コミを参考にチェックしてみましょう。フゴッペ洞窟を見学した方は観光などで訪れたという方も多いのですが、多くの方が高い評価をしていることがわかります。

特に壁画に関しては、歴史ファンの方はもちろんですが、単に観光で来たという方でも目を奪われたという者が多く見られます。先ほども述べたように、フゴッペ洞窟には一面たくさんの壁画があり、いろいろな形をしているため、その形から想像を膨らませて行くことができるのです。

アニメのキャラクターを連想する方、シャーマンの姿を連想する方、さらには地球人ではないのではないかという連想をする方とさまざまであり、また見ているうちに何かのパワーを感じたという方も多いようです。

このパワースポットという点では、近年パワースポット巡りということで、北海道などの寺社巡りをしている方にも人気があるようで、そのパワーをぜひいただきたいということで訪れたという口コミも見られます。

子供連れで観光に来た方にとっては、子供が歴史に触れるいいチャンスとなったという口コミもあり、さまざまな遺物などを実際に見ることで興味がさらにわいたという方も多いです。建物に覆われているため、気づかず通り過ぎる方もいるようですが、それはもったいないほどの洞窟です。

フゴッペ洞窟に行く際の服装は?

ところで気になるのは、フゴッペ洞窟に行く際の服装です。洞窟に行くということを考えた時、やはり探検のような服装にしっかりした靴を履いていくというのがイメージとしてあるのですが、このフゴッペ洞窟に行くのには服装などをどうしたらいいのでしょうか。

また、洞窟というと鍾乳洞などがそうであるように、外よりも気温が低い可能性も考えられます。特に真夏などに行く場合、中に入る時に羽織り物などが必要になるのでしょうか。そのあたりも確認しておきましょう。

軽装で大丈夫

結論から言うと、フゴッペ洞窟に行くのに特別な装備や服装は全く必要ありません。先ほども述べたように、フゴッペ洞窟は現在、洞窟の開口部に建物が建てられており、この建物の中から洞窟を見るような施設となっています。

建物はとてもきれいな新しい建物であり、ベビーカーなどでアクセスしたいという方でも問題なく行くことができます。もちろん探検用の靴やヘルメットなども必要ありません。軽装のままで見ることができるのです。

建物の中にはフゴッペ洞窟のジオラマや遺物を展示したエリアと、実際の洞窟を見学するエリアがあります。洞窟エリアのほうは遺跡を保護するためということもあり、照明が暗くなっており、洞窟探検をしている気分も味わうことができます。

植物も生えないように、温度や湿度などもしっかり管理されており、壁画を後世にまで遺すようにさまざまな工夫がされていることがわかります。ぜひ普通の服装でも気にせずに、ゆっくり探検気分を楽しんでみましょう。

フゴッペ洞窟の基本情報とアクセス

それでは次に、フゴッペ洞窟の基本情報とアクセスについて紹介します。先ほど料金については触れましたが、フゴッペ洞窟は建物になっており、そこで料金を支払って入るようになります。開館時間は9時から16時30分までです。定休日は毎週月曜日で、祝日の場合は翌日が休みです。

注意が必要なのは、フゴッペ洞窟は12月中旬から4月上旬までの冬期間は閉鎖になることです。冬の北海道観光に行く場合は注意が必要です。時期的にぎりぎりの場合は前もってチェックして行くことをおすすめします。

アクセスですが、電車の場合はJR「余市」駅から中央バスに乗り「フゴッペ洞窟前」で下車します。駅からはバスで10分ほどです。車の場合は札幌から札樽自動車道で1時間ほどでアクセスできます。アクセスは北海道ではまずまずといったところでしょう。

フゴッペ洞窟周辺のおすすめ観光スポット

最後に、フゴッペ洞窟にアクセスした後でおすすめしたい、周辺観光スポットについて紹介します。実は北海道の余市町は比較的観光スポットが多い場所であり、フゴッペ洞窟と一緒にアクセスしやすいスポットがけっこうあります。

ですから、フゴッペ洞窟に行く時にはぜひ人気の観光スポットを一緒に組み合わせて楽しんでください。次にその中でも代表的なおすすめのスポットについて紹介していきます。

余市宇宙記念館スペース童夢

余市町の道の駅「道の駅スペース・アップルよいち」の中に「余市宇宙記念館スペース童夢」があります。実は北海道余市町というのは、日本人初の宇宙飛行士の方の出身地で、その方にゆかりの場所としてこの記念館が作られました。

中には宇宙に行く際の宇宙船のトイレや宇宙服などのほか、4ヶ国の宇宙食などが展示されています。さらに3Dシアターや最新の宇宙開発の状況などについても知ることができ、人気の施設となっています。入館料金は大人500円、小人300円となっています。

余市駅から徒歩7分とアクセスもよく、フゴッペ洞窟と組み合わせても行きやすい場所にあり、大人も子供も興味深い展示が多いと人気です。なお、宇宙食を購入することもでき、こちらも人気となっています。

ニッカウヰスキー余市蒸溜所

「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」はウイスキーメーカーの創業地であり、この創業者夫婦の生涯をモデルにしたドラマが人気を博したことで、こちらも有名な観光スポットとなりました。創業者がウイスキーづくりを学んだスコットランドに似た気候ということでこの地が選ばれたと言われます。

建物そのものが「北海道遺産」に指定されているほか、建造物などが国の「登録有形文化財」に指定され、さらには「近代化産業遺産」にも登録されているこの建物は、建物そのものも歴史を感じさせてくれます。

こちらも余市駅から徒歩で2分から3分とアクセスがよく、もちろん車でのアクセスも可能です。ただ、2021年8月現在見学は中止となっており、再開の際は公式サイト、SNSなどでの告知があります。見学希望の方はこちらをチェックすることをおすすめします。

余市ワイナリー

余市町はウイスキーもそうですが、ワインの生産も盛んな地域であり、「余市ワイン」は人気のブランドとなっています。このワインの工場見学もまた、北海道の観光では人気の高いおすすめのスポットです。

ワインの工場見学のほか、レストランやカフェなどでワインを味わうのも人気が高く、またワインの他地元余市のさまざまな名産品を購入できるショップもにぎわっています。工場見学は自由にできるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

アクセスは余市駅から車で5分ほど、もちろん車でアクセスすることもできます。こちらもフゴッペ洞窟などほかの観光スポットと組み合わせるのにおすすめの場所と言えるでしょう。観光の際の食事などでもおすすめです。

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人気スポットのフゴッペ洞窟へ行ってみよう!

「フゴッペ洞窟」は何といっても日本には他にほとんどない、たくさんの壁画が目を引きます。この料金でこれだけ貴重なものが見られるというのは、観光スポットとしてもうれしいところではないでしょうか。ぜひフゴッペ洞窟で歴史の奥深さやパワーを存分に体験してきてください。

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この記事のライター
茉莉花

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