2021年08月18日公開
2021年08月18日更新
黒川温泉へのアクセス方法は?電車やバス・車で料金・所要時間を徹底比較!
熊本の黒川温泉へのアクセス方法を詳しくご紹介します。黒川温泉へは、各地から電車やバス・車などでアクセスすることができます。駅からの行き方や所要時間・料金なども触れているので、観光などで黒川温泉へアクセスする際の参考にしてください。
目次
黒川温泉のアクセス方法をご紹介
熊本にある黒川温泉は、今もっとも行ってみたい温泉地として人気のスポットです。周辺にはさまざまな観光地も充実しているので、九州へ旅行に行ったならぜひ黒川温泉にアクセスしてみましょう。
そんな黒川温泉へ実際に行ってみようと思い立った時に、詳しいアクセス方法を知っているとスムーズに行動することができます。そこで今回は、黒川温泉へのアクセス方法について電車やバス・車での行き方や所要時間・料金などを徹底比較してご紹介します。
黒川温泉の特徴
黒川温泉は、熊本県阿蘇郡南小国町にある温泉です。カルデラで有名な阿蘇山の北に位置していて、国内でも屈指の人気温泉地として年間多くの観光客が訪れます。
小さな和風の旅館が建ち並ぶ落ち着いた雰囲気ということもあり、隠れ家のような気分でのんびりと温泉が楽しめると評判です。多くの旅館には絶景が堪能できる露天風呂が完備されているので、じっくり湯巡りも楽しむことができます。
街全体が一つの旅館のようにくつろげる黒川温泉に行けば、身も心もリラックスできる癒しの時間を過ごせること間違いないでしょう。熊本に観光などで訪れた時はぜひアクセスしてみてください。

黒川温泉はグルメも人気
熊本にある黒川温泉には、素晴らしい温泉以外にもさまざまな魅力あふれる見どころがありますが、観光にかかせないグルメの食べ歩きも大変人気です。
温泉街のいご坂のふもとにある「パティスリー麓」は、美味しいケーキやプリンといったスイーツが堪能できる女性に人気の洋菓子店です。おすすめは濃厚なカスタードクリームとミルクを使った塩麹のシュークリームで、外はカリカリ中はトロトロの絶品です。
また、和の落ち着いた雰囲気でゆったりとした時間が過ごせる「白玉っこ甘味茶屋」は、インスタ映えするかき氷やパフェ・白玉ぜんざいなどが味わえる甘味処として人気があります。
その白玉っこ甘味茶屋の2階に姉妹店としてオープンしている「HoKaRi」というカフェでは、ボリューム満点の日替わりホットサンドやドリンクなどをテイクアウトすることができるので、がっつりと食事を楽しみたい人におすすめです。
黒川温泉までのアクセス方法(1)電車
ここからは、熊本にある黒川温泉へのアクセス方法についてご紹介していきます。各地から黒川温泉へのアクセス方法には、電車やバス・車などを利用して行くことができます。その中でもまず最初にご紹介するアクセス方法は、電車です。
各地から黒川温泉までの移動において、もっともメジャーなアクセス方法となるのが電車の利用です。そのため、黒川温泉へ観光で訪れた人の多くが電車を利用しています。最寄り駅やおすすめのポイントなどもご紹介するので参考にしてください。
阿蘇駅が最寄り駅
黒川温泉の最寄り駅となるのは、JR豊肥本線の「阿蘇駅」です。阿蘇市の中心部に位置する駅で、普通列車や特急列車などすべての列車が停車します。JR豊肥本線の起点である熊本駅からは約50キロの距離です。
1日の乗車人員は約200人弱とかなり少なく、利用者の多くは地元民と黒川温泉を訪れる観光客となっています。2面2線の有する地上駅となっていて、それぞれのホームは構内踏切をわたって行き来することができます。
駅の構内にはバスの営業所も併設され、案内窓口や自動券売機・待合室などが設置されています。ここから黒川温泉がある南小国町方面へ向かう路線バスも発着しています。
運行本数が少ないので注意が必要
阿蘇駅は各地から黒川温泉へアクセスする場合の最寄り駅となりますが、大都市にある駅とは異なり運行本数が少ないので注意が必要です。
JR豊肥本線は、熊本駅から大分駅までを結ぶローカル路線で、2016年に発生した熊本地震で甚大な損害を受けました。一時不通となる区間もありましたが、2021年現在は全線で運転を再開しています。
運行本数については、熊本駅方面からの上りは普通15本・特急3本の計18本で、1時間に1本程度の運行本数となっています。なお、熊本駅からは途中の肥後大津駅で乗り換えが必要となる電車もあるので注意してください。
路線バスで「南小国町役場前」まで行き、下車後は送迎やタクシーを利用しよう
阿蘇駅からは先ほどご紹介したように黒川温泉がある南小国町方面へ向かう路線バスが出ているので、電車で到着したら駅前のロータリーから出ている産交バスに乗車してください。
杖立線の杖立行きに乗って「南小国町役場前」というバス停まで行き、下車した後は宿泊する旅館の送迎車やタクシーを利用しましょう。
南小国町役場前まで行く杖立行きのバスは平日・土日祝ともに1日4本から6本程度とかなり本数が少ないので、電車の到着時間にあわせて都合の良い便を選択してください。送迎車については、あらかじめ旅館に確認しておくことをおすすめします。
所要時間と料金
熊本駅から黒川温泉までの所要時間ですが、熊本駅から阿蘇駅までは普通列車で約1時間40分、阿蘇駅から南小国町役場前までは路線バスで約1時間、南小国町役場前から黒川温泉までは車で約10分の合計約2時間50分となります。
料金については、熊本駅から阿蘇駅までは1130円です。特急の自由席を利用する場合は630円、指定席を利用する場合は1160円がそれぞれ追加料金としてかかるので注意しましょう。阿蘇駅から南小国町役場までは930円です。
黒川温泉までのアクセス方法(2)バス
電車や路線バスを利用する以外にも、各地から黒川温泉までのアクセス方法はあります。それは、高速バスを利用してアクセスする方法です。
九州でも人気の温泉地である黒川温泉へは、熊本駅や博多駅といった新幹線が乗り入れるターミナル駅から直接アクセスできる高速バスの路線も出ています。メリットは何といっても料金の安さで、交通費をより安く抑えたい人におすすめです。
熊本駅・博多駅から高速バスが運行しているのでおすすめ
まず、熊本駅から黒川温泉まで高速バスを使ってアクセスする場合は、産交バスが運行している「九州横断バス」がおすすめとなっています。熊本駅から乗り換えなしで直行で行くことができるので人気です。
熊本駅前バスターミナルの7番乗り場から8時3分発の便が1本出ていて、途中阿蘇くまもと空港や阿蘇駅などを経由して黒川温泉まで向かいます。座席定員制となっていて、満席の場合は乗車できないので早めに予約しておくと良いでしょう。
車内の設備に関しては4列シートの座席で、車内には無料のWi-Fiも完備されています。途中にサービスエリアなどでの休憩がないので、飲み物など必要なものは事前に買い求めておくことをおすすめします。
次に、博多駅から黒川温泉まで高速バスを使ってアクセスする場合は、同じく産交バスが運行している「福岡・黒川線」がおすすめです。九州の玄関口である福岡からダイレクトにアクセスできる人気の路線で、電車よりも安い料金となっています。
博多駅バスターミナル34番乗り場から9時36分発と13時3分発の2本が出ていて、黒川温泉までの途中には西鉄天神高速バスターミナルや福岡空港国際線ターミナルなどにも経由します。
車内は4列シートで、無料で利用できるWi-Fiも設備としてあります。こちらも座席定員制となっているので、事前の予約が必要です。以前は途中のサービスエリアで休憩がありましたが、速達性重視のため現在はノンストップの運転となっています。
所要時間と料金
熊本駅から黒川温泉まで高速バスを使った場合と、博多駅から黒川温泉まで高速バスを使った場合の所要時間はともに約3時間です。道路状況によっては到着時間が少しずれ込むことがあるので、時間に余裕をもったスケジューリングをおすすめします。
熊本駅から黒川温泉までの料金は、片道2500円となっています。往復による割引の設定はありませんが、SUGOCAやSuica・PASMO・ICOCAなどの交通系ICカードが利用できます。
博多駅から黒川温泉までの料金は、片道であれば3470円ですが、往復割引を適用すれば6220円と片道で購入するより720円もお安くなっています。
また、博多駅と黒川温泉の間の往復と黒川温泉入湯手形引換券がセットになった「黒川湯けむりきっぷ」というお得なチケットもあり、観光客を中心にとても人気です。料金は6860円で、引換券は黒川温泉の旅館組合案内所にて入湯手形と交換してくれます。
黒川温泉までのアクセス方法(3)車
最後に黒川温泉までのアクセスとして、車を利用してアクセスする方法をご紹介します。車でのアクセスの一番の魅力は、向かう途中にいろいろな場所に立ち寄るなど自由に行動できることです。
ファミリーやグループなど大人数で行く場合には、ガソリン代や高速料金なども割り勘にすれば料金を安く抑えることができるでしょう。また、駐車場の情報についてもご紹介していくので、車でのアクセスを考えている人は参考にしてください。
九州各地からアクセスしやすく利便性が高い
黒川温泉は九州のちょうど真ん中あたりにあるため、各地から高速道路などを使えばとてもアクセスしやすくなっています。九州各地から黒川温泉へアクセスする場合は、国道212号線・やまなみハイウェイ・国道57号線などのルートをまず目標に進んでください。
福岡方面から黒川温泉にアクセスする場合には、九州道の太宰府インターチェンジから鳥栖ジャンクションを経由して大分道の日田インターチェンジで降りる形となります。そこからは国道212号線を小国方面に約30キロメートル進みましょう。
大分方面から黒川温泉にアクセス場合には、大分道の大分インターチェンジから日出ジャンクションを経由して大分道の九重インターチェンジで降ります。そこからはやまなみハイウェイを阿蘇方面に約20キロメートル進んでください。
熊本駅・熊本空港からは県道339号線を進もう
熊本駅と阿蘇くまもと空港から黒川温泉にアクセスする場合には、国道57号線を阿蘇方面に進んでミルクロード入口交差点を経由し、県道339号線を約20キロメートル進みます。
黒川温泉までの道中は、なだらかな起伏で広々とした牧草地がどこまでも続いているので、美しい風景を眺めながらドライブを楽しむことができます。交通量がやや少なくなるので、渋滞などもなくスムーズに移動できるでしょう。
黒川温泉周辺の駐車場情報
車で黒川温泉へアクセスした場合にぜひチェックしておきたいのが、駐車場情報です。黒川温泉の周辺には、5つの無料駐車場が点在している形になっています。各駐車場はあまり大きくないですが、車を使って観光を楽しむのには便利といえるでしょう。
温泉街には第2駐車場・第3駐車場・第4駐車場が近く、高速バスの乗り場には第1駐車場・新駐車場が近くなっています。最も大きい新駐車場は約150台収容可能で、場内には男女トイレも完備しています。
また、温泉街の道路は比較的狭く、観光客が多く訪れるハイシーズンには渋滞や駐車場の満車がよく見受けられるので、時間と気持ちに余裕をもって安全運転を心がけるようにしてください。
所要時間と料金
九州各地から黒川温泉へ車でアクセスする場合には、ほとんどの人が高速道路を利用して向かうことになります。福岡方面からのアクセスで太宰府インターチェンジから日田インターチェンジまでは、約45分の所要時間で高速料金は1720円です。
大分方面からのアクセスで大分インターチェンジから九重インターチェンジまで向かった場合には、約40分の所要時間で高速料金は1550円となっています。スムーズに移動したいのであれば、交通量が少なくなる早朝などの時間帯がおすすめです。
黒川温泉までおすすめのアクセス方法は?
熊本にある黒川温泉まで公共交通機関を使って行きたいのであれば、電車または高速バスを利用してアクセスする方法がおすすめです。実際に、遠方から訪れる観光客の多くは電車や高速バスを使ってアクセスしています。
もし、子供連れなどのファミリーや大勢のグループで黒川温泉まで行きたい場合は、自由に行動することができる車でのアクセス方法をおすすめします。車でのアクセスであれば、日帰りで温泉を楽しむこともできますし、寄り道して観光を楽しむこともできます。
どのアクセス方法であっても事前にルートや時間をしっかりと調べておけば難なくアクセスすることができるので、自分たちにあった方法を考えてうまくチョイスしてみると良いでしょう。
黒川温泉に入ろう!
熊本にある黒川温泉へのアクセス方法についてご紹介してきました。黒川温泉へは、電車やバス・車などあらゆる方法でアクセスすることができます。所要時間や料金など、それぞれの目的や利便性にあわせておすすめのアクセス方法を比較してみてください。
黒川温泉は、熊本に数ある温泉地の中でも一度は訪れたい人気のスポットです。ゆっくりと温泉に浸かって身も心もリフレッシュできて最高の時間を満喫できるでしょう。ぜひ、今回ご紹介したアクセス方法を参考にして人気の黒川温泉に訪れてみてください。