サバランはフランスの伝統菓子!味・カロリー・日本で購入できる店舗は?

「大人のケーキ」といわれると多くの方がイメージするケーキの一つが「サバラン」ではないでしょうか。このサバランにはどのような歴史があるのでしょうか。その由来や特徴、カロリーなどのほか、日本でサバランが有名な人気のケーキ店についても紹介します。

サバランはフランスの伝統菓子!味・カロリー・日本で購入できる店舗は?のイメージ

目次

  1. 1フランスの伝統菓子サバランについて解説
  2. 2サバランとは?由来と特徴
  3. 3サバランとババの大きな違いは形状
  4. 4サバランの味やカロリーは?
  5. 5サバランが購入できるおすすめ店
  6. 6サバランは自作も可能
  7. 7紅茶のお供に人気のサバランを頂こう

フランスの伝統菓子サバランについて解説

近年ではさまざまなケーキが売られていますが、「大人のケーキ」というとサバランが浮かぶという方が多いのではないでしょうか。たっぷりの洋酒が使われたサバランは、伝統的なフランスのケーキであり、高い人気を誇ります。そんなサバランの由来やおすすめポイント、そして人気のお店などについても紹介します。

サバランとは?由来と特徴

まずはサバランの由来から紹介していきましょう。サバランというのはフランスの伝統的なケーキであり、以前はどこのケーキ店でも置いているというくらいによく知られているお菓子でした。近年ではサバランを扱っているお店は一時期より少ないものの、やはり人気の高いケーキの一つです。

そもそもサバランという名前自体、19世紀の半ばに美食家として知られているブリア・サバランに捧げるお菓子として作られたためと言われています。つまりサバランという名前はサバランという人の名前に由来するのです。

ではそもそも、サバランというのはどのようなケーキなのか、その由来と歴史、その特徴について紹介していきましょう。

ババを元に作れらた洋酒入りのケーキ

サバランというのはフランス生まれのお菓子で、19世紀半ばごろ、オーギュスト・ジュリアンというパティシエが作り出したと言われています。今述べたように、サバランという名前は人の名前に由来しています。

リング型に焼いたブリオッシュを使い、その生地にラム酒やオレンジキュラソーを使った洋酒をしみ込ませます。そして中央の穴のところにホイップクリームやカスタードクリーム、フルーツなどをトッピングさせて仕上げたお菓子です。

このサバランは当時人気のあった「ババ」というお菓子をヒントにして作った、つまり由来するものと言われており、フランスやベルギーのケーキ店では「ババ・オ・ロム」と呼ぶことが多いとのことです。

ババとはどのようなケーキ?

ところでそのサバランの由来になった「ババ」とはどのようなお菓子なのでしょうか。ババというのはフランスやイタリアのナポリなどで人気の高いお菓子の一つです。このケーキはイースト菌で発酵させふくらませた生地を焼き、ラム酒風味のシロップをしみこませたものです。

このお菓子は18世紀初め、スタニスラフ・レクチンスキーという人物のナンシーの宮廷で生まれたと言われます。歯痛に苦しむこの人のために、クグロフに洋酒をしみ込ませたのが始まりと言われているのです。

このラム酒をかけたクグロフをフランベした様子をみたスタニスラフは、その美しさから「千夜一夜物語」のアリババを連想し、このお菓子にババと名づけたと言われています。スタニスラフはもともとポーランド王で、その座を追われてロレーヌ公になっていました。

このスタニスラフの娘はフランス王ルイ15世に嫁いだため、フランスの宮廷にもこのお菓子は伝わり、そしてロレーヌ出身の菓子職人の手により、1836年ごろにはフランスのパリの庶民にもババは知られるようになりました。

洋酒たっぷりの大人のケーキ

このように、ババ、サバランというケーキは、生地に洋酒をたっぷりとしみ込ませたケーキです。一般的にサバランは洋酒を加えたシロップが温かいうちにブリオッシュの生地を浸し、シロップをすべて吸わせるという手順を取ります。

そのためアルコールが含まれたケーキということもあって、大人のケーキというイメージが強いお菓子でもあります。実際、子供やアルコールに弱い方の場合は、販売されているサバランはあまりおすすめできないかもしれません。

しかし、自作するのであれば、シロップの洋酒を抜くことでアルコールなしで作ることができるため、子供などでも安心して食べることができます。そのあたりについては後で紹介しましょう。

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サバランとババの大きな違いは形状

さて、このようにサバランはババに由来するケーキであり、フランスなどではよく知られたお菓子ということがわかりました。しかし日本では、サバランは見覚えがあるものの、ババというケーキはあまり知られていないかもしれません。

サバランはババに由来するケーキと言われますが、ではサバランとババにはどのような違いがあるのでしょうか。次にそのあたりについて紹介していきましょう。

サバランはドーナツ型でババはコルク型が多い

サバランとババの最も大きな違いはその「形」にあります。先ほど述べたように、サバランというのはドーナツ型、リング型をしていて、真ん中の穴の部分にフルーツやクリームなどをトッピングして飾ることが多いです。

一方、ババの方は円柱型やコルク型をしていることが多いです。コルクのことを「ブーション」ということから、「ババ・ブーション」と呼ばれることもあるほどです。そしてババの場合は生地にレーズンが入っていることが多いと言われます。

しかし、ババもサバランも生まれてから長い年月を経るうちに、少しずつその違いは小さくなっていると言われています。そのため現在では、ババとサバランの違いはこの「形」だけと言ってもいいかもしれません。

サバランの味やカロリーは?

次にサバランの味やカロリーの問題について紹介していきましょう。ここまで述べてきたように、サバランというのは洋酒がたっぷり含まれるため、どうしてもその洋酒の味が感じられるため、大人っぽい味と言われています。そのため、お酒が好きという方にも人気が高いおすすめのケーキとなっています。

それと同時に気になるのがカロリーです。一般的にケーキというのはカロリーや糖質が高いということが言われていますが、サバランは標準的なものとして100グラム当たりでカロリーが258キロカロリーとなります。糖質は30.9グラムです。

このようにサバランそのもののカロリーや糖質は決して低くありません。ケーキですからある意味では当然ではありますが、問題は実際の摂取量です。標準的なサバランのサイズは133グラム程度で、1個食べたカロリーは343キロカロリーとされています。

ただし、このカロリーだけでいうならば、サバランは特別にカロリーが高いケーキではありません。実はサバランの場合、洋酒がたっぷり含まれているため、いくらケーキが好きな方でもそうはたくさん食べられないというところがあります。

ケーキが好きという方の中には、普通のフルーツが乗っているケーキなど、一気に2個でも普通に食べられるという方もいるのではないでしょうか。しかしサバランではそうはいきません。

ですから、サバランは洋酒がたっぷり含まれていると言っても、だからカロリーが特別高いわけではないということになります。食べる時には洋酒の量にも十分注意し、食べすぎないように気を付けることをおすすめします。

サバランが購入できるおすすめ店

さて、近年日本ではさまざまなケーキが販売されるようになり、その結果としてサバランは一時期よりも売られることが少なくなってきています。子供のころに見ていたサバランを大人になってから食べてみたいという場合は、どこのケーキ店に行けば食べることができるのでしょうか。

そこで次に、美味しいサバランが販売されているおすすめのケーキ店と、そこのサバランのおすすめポイントについて紹介します。今まで食べたことがなかった方も、これらのお店でぜひサバランを味わってみてはいかがでしょうか。

不二家

ケーキ店と言えば全国的に有名で高い人気を誇るのが「不二家」です。ブリオッシュの生地にサバランのシロップをしみ込ませ、あんずジャムを塗りカスタードクリームをトッピングするという、定番中の定番のサバランを食べることができます。

全体にあっさりした味わいで、アルコールが約2パーセント含まれているため、文字通りのフランス伝統の味わいで仕上げられており、大人の好むケーキとなっています。正統派のサバランが食べたいという方に特に人気です。

ただし、カットケーキとして販売されているサバランは、関東エリア限定商品となっているため、購入前に確認をすることをおすすめします。

パティスリー・スリール(東京都)

東京都目黒区の「学芸大学」駅、「祐天寺」駅から徒歩で行けるところにある「パティスリー・スリール」は、原材料にこだわった伝統的な美味しいケーキを食べることができると人気のケーキ店です。

こちらのサバランはベーシックで伝統的なタイプで、シロップがかかった生地の上にこんもりとしたクリームと季節のフルーツがトッピングされています。彩りもとてもきれいで、大人っぽく上品な味わいを堪能することができます。

住所 東京都目黒区五本木2-40-8
電話番号 03-3715-5470

タカセ 池袋本店(東京都)

東京の「池袋」駅近くにある「タカセ 池袋本店」は、なんと1920年創業、つまり100年以上もの歴史を持つ老舗のケーキ店です。創業以来変わらぬ美味しさが楽しめると人気が高く、レトロな雰囲気の昔ながらの喫茶店で美味しいケーキを食べたい方におすすめです。

この店のサバランは、カップの中に銀紙を敷き、そこにサバランが入れられているという昔ながらの素朴なタイプで、今までの由来まで感じられそうな一品です。下の方はしっかりと洋酒に浸っており、豊かな香りと味わいが魅力的です。

サバランはテイクアウトももちろんできますし、2階の喫茶室と9階のコーヒーラウンジでイートインを楽しむことができ、人気となっています。美味しいケーキが食べたいという時にぜひおすすめします。

住所 東京都豊島区東池袋1-1-4 タカセセントラルビル 1F・2F・3F・9F
電話番号 03-3971-0211

パティスリー・ミラベル(東京都)

東京の「経堂」駅から徒歩10分ほどのところにある「パティスリー・ミラベル」は夫婦で経営しているこじんまりとしたケーキ店です。パリなどで修業を積んだパティシエが作るケーキは気軽に立ち寄れる温かな雰囲気とほっこりしたケーキが並ぶことで人気です。

中でもサバランはメディアなどでも取り上げられたことがある、こちらのお店の人気商品の一つです。洋酒がたっぷりしみ込んだブリオッシュ生地の上にクリームがたっぷりしぼってあるシンプルなタイプですが、ラム酒の香りが強すぎないため、あまりお酒は強くないという方でも食べやすいと評判になっています。

住所 東京都世田谷区経堂1-6-13 第3いずみビル 1F
電話番号 03-3420-6779

サバラン(広島県)

店名からしてサバランが一押しだろうと想像してしまう、「サバラン」は、広島市の「本通」駅の近くにあります。実は店舗が少しわかりにくく、スーツ店の奥の厨房部分でテイクアウトのみで営業しています。

こちらのサバランはブリオッシュ生地に生クリーム、カスタードクリーム、いちごが飾ってあります。実はこの状態で食べると甘いシロップの味メインなのですが、ケーキに刺さっているスポイトの中にラム酒が入っており、これで好みのラム酒を入れて味変ができるのです。

ラム酒の量を調整することができるので、アルコールに弱いという方も少なめに入れたり、入れなかったりすることで食べることができる点も魅力で、まさにお店を代表するケーキとなっているのです。

住所 広島県広島市中区本通6-2
電話番号 082-247-3968

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サバランは自作も可能

さて、美味しいサバランが食べられるお店が近くにないという方がサバランを食べたいという時、自作してみるという方もいます。もちろん本格的にケーキを作ろうとすれば難易度か高く、だれにでもおすすめできるというものではありませんが、サバランの場合比較的簡単に自作することができるのです。

サバランを自作する方法で最もおすすめの方法は、ブリオッシュを使う方法です。実は基本的なサバランはブリオッシュにラム酒と水、砂糖で作るシロップをしみ込ませれば簡単に作ることができます。後はフルーツやクリームなどを飾り付ければできあがりです。

少しはお菓子作りの経験があるという方ならば、ブリオッシュの部分をマフィンなどにしたり、生地から本格的に作ったりするのも人気です。またシロップにオレンジの果汁を加えたりすると、よりフルーティで美味しいサバランになります。

お酒が苦手な方にもおすすめのレシピも

一方、自作でサバランを作るという場合の一番のおすすめポイントは、子供などアルコールがだめという方でも食べられるケーキを作ることができるという点にあります。サバランの場合、もともとの由来からしてアルコールは外せないように考えがちですが、他の香りづけを使うことでアルコール抜きで作ることもできます。

サバランは生地となるブリオッシュやマフィン、そして生地を最初から作る場合も同様にその中にはアルコールは入りません。そのため生地を漬けるシロップを変えるだけでアルコール抜きにできます。単純に砂糖と水で作ったものでも十分に可能です。

それではまったく香りがなくて気分が出ないというのであれば、オレンジジュースを使うと、オレンジキュラソーを使ったような香りが出て、物足りなさを感じません。また、大人の方の場合で、アルコールに弱いという程度なら、ほんの少し洋酒を加えるだけで香りが立ち、ぐんと本格的になるのでおすすめです。

後は普通のサバランと同様にクリームやフルーツなどを飾れば完成です。これならば、アルコールが苦手な方でも安心して食べることができますし、じゅわっとシロップが染み出す感じも十分に味わうことができます。ぜひお試しください。

紅茶のお供に人気のサバランを頂こう

フランスのお菓子にその由来を持つサバランは、美食家の方の名前が付けられるだけあり、大人が優雅に楽しむことができるケーキです。アルコールが多いので今まで食べたことがないという方もいるかもしれませんが、とても魅力的なケーキです。ぜひ一度、この大人の味を堪能してみてください。

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この記事のライター
茉莉花

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