「不知火」はみかんの仲間?デコポンとの違いやおすすめの食べ方まで徹底解説!

「不知火」はみかんの仲間で、熊本や愛媛、和歌山などで栽培されています。濃厚な甘みと果汁がたっぷりなのが特徴で、皮がむきやすいため子供から年配の方まで人気があります。同じみかんの仲間であるデコポンと不知火の違いやおすすめの食べ方、保存方法などをご紹介します。

「不知火」はみかんの仲間?デコポンとの違いやおすすめの食べ方まで徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1みかんの品種「不知火」について解説
  2. 2不知火とは
  3. 3みかんの「不知火」とデコポンとの違い
  4. 4みかんの「不知火」の栄養素とカロリー
  5. 5みかんの「不知火」のおすすめの食べ方
  6. 6「不知火」をお取り寄せしよう
  7. 7みかんの「不知火」を食べてみよう

みかんの品種「不知火」について解説

不知火(しらぬひ)をご存知ですか。不知火はみかんの仲間で、ヘタの部分がぽこんと飛び出たような形をしています。食べ方も簡単で、手でむいて内袋もそのまま食べることができる人気の品種です。

みかんの仲間には不知火に似たデコポンという品種があります。形も味もそっくりなのですが、デコポンと不知火は少し違います。不知火の特徴や栄養、カロリー、おすすめの食べ方、デコポンと不知火の違いなどについてご紹介しましょう。

また不知火をお取り寄せできる通販も合わせてご紹介しますので、美味しい不知火をたっぷりと味わってください。

不知火とは

不知火の大きさは温州みかんの2倍ほどあり、直径は8~10cmほど、重さは200~280gです。ヘタの部分がコブのようにぽっこりと膨らんでいるのが特徴で、デコポンとよく似た形をしています。この膨らんだ部分を「デコ」と呼び、デコポンの名前の由来になっています。

不知火は全体的にゴツゴツとしていて皮が硬そうに見えますが、見た目と違い皮は柔らかく、手で簡単にむけます。果肉は色鮮やかなオレンジ色で柔らかく、果汁がたっぷりと含まれています。

交配で作られた糖度の高いみかんの人気品種

不知火は、長崎県の農林水産省果樹試験場で1972年に誕生したみかんの仲間です。清見と中野3号ポンカンを掛け合わせて作られた品種です。当初はゴツゴツとした形が不人気で品種登録されませんでした。

後に味がいいことが分かり、熊本県宇土郡不知火町(現・宇城市)で生産が開始されることとなりました。その際、地名にちなんで「不知火(しらぬひ)」と名付けられました。現在は熊本県の他、愛媛県や鹿児島県でも栽培されています。

不知火は糖度が高く食べ方も簡単なため、みかんの仲間の中でも人気がある品種です。果肉は果汁が多く、濃厚な甘みがあります。みかんのような苦味もないので食べやすく、子供から年配の方まで、幅広い年齢層におすすめです。

食べごろの時期

不知火の収穫時期や食べ頃、旬は産地によって異なります。ハウス栽培のものは、12月から2月末頃まで出回ります。露地栽培のものは12月から1月頃に収穫され、2月頃から3月頃まで出回ります。農園によっては4月下旬頃まで出荷するところもあります。

ハウス栽培も露地栽培も、不知火は収穫直後は酸味が強いため、しばらく貯蔵して減酸してから販売されるのが一般的です。貯蔵することにより不知火の酸味が抜け、甘さが増し、美味しく食べられるようになります。貯蔵したものは、5月下旬まで出回ります。

不知火の最も美味しい食べ頃の時期は、露地栽培のものが旬を迎える3月から4月になります。完熟型の不知火は4月頃に収穫され、4月いっぱいが旬となります。

「不知火」の主な産地

不知火の産地は、全国の主なみかん産地と同様、西日本が中心です。中でも不知火発祥の地である、熊本県不知火地区が不知火の名産地として有名です。

全国で最も不知火の生産高が多いのは熊本県で、2017年の統計では全国の約28パーセントを占めています。次いで第2位は愛媛県の22パーセント、第3位は和歌山県の12パーセントとなっています。

その他、佐賀県、広島県、鹿児島県でも生産されており、露地栽培の他、ハウス栽培も行われています。

みかんの「不知火」とデコポンとの違い

不知火とデコポンは同じみかんの仲間で形も味もよく似ていますが、どんな違いがあるのでしょうか。ここでは、不知火とデコポンの違いを見てみましょう。

実はデコポンの正式名称は不知火といいます。デコポンは1993年に熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)が商標登録を行ったものです。

デコポンと不知火の違いは、不知火の中で糖度13.0度以上、酸度1.0度以下などの基準を満たしたものだけをデコポンとして出荷できるという点です。さらに全国のJA(農業協同組会)が出荷するものに限ってデコポンという商標を使用できます。

独自に出荷している農園では、条件を満たしていてもデコポンとして出荷できないため、不知火という名称で出荷しています。また独自のブランド名で出荷している農家もあり、例えば佐賀県の吉森果樹園では「凸百恵(でこももえ)」という名前で出荷しています。

その他にも、かわいい名前で出荷したいということから、愛媛では「ひめぽん」という名前で、、徳島では「ポンダリン」という名前で出荷されることもあります。JAを通していないから味が劣るというわけではなく、どんな名称の不知火でも違いはなく美味しく食べられます。

みかんの「不知火」の栄養素とカロリー

デコポンと不知火の違いをチェックしたところで、今度は不知火の栄養やカロリーを見てみましょう。

不知火にはさまざまな栄養素や成分が含まれています。ここでは果肉と薄皮に分けて、その成分をチェックします。

カロリーと糖質量

不知火のカロリーは、可食部100gあたり51キロカロリーとなっています。不知火1個を200gとすると、可食部は約140gとなり、不知火1個のカロリーは78キロカロリーです。果物の中ではカロリーは低めです。

不知火の可食部100gあたり糖質量は12.3gとなります。不知火1個を200gとすると可食部は約140gなので、不知火1個の糖質量は18.1gです。これは白米ご飯100gに相当します。糖質量は、果物の中では標準な値といえるでしょう。

果肉

不知火の果肉にはビタミンCが豊富で、みかんの1.6倍のビタミンCを含んでいます。ビタミンCは美容のためのビタミンと言われ、細胞と細胞の間をつなぐコラーゲンというたんぱく質を生成するのに欠かせない成分です。

ビタミンCは皮膚や粘膜の維持に欠かせない栄養素で、抗酸化作用やストレスへの抵抗力を強める働きもあります。風邪予防にもおすすめです。

不知火の果肉にはクエン酸が豊富に含まれています。クエン酸は体内の酸性物質を減少させる働きがあり、血液をさらさらにする効果や、疲労回復の効果などがあります。

不知火の果肉にはβキチンキトサン(カロテン)がたっぷりと含まれているのが特徴です。βキチンキトサンは コレステロールやその他の有害物質を吸着し、体の外に排出させる役割があります。また抗酸化作用もあり、成人病予防やがん予防などにもおすすめです。

薄皮

不知火の薄皮または内袋と呼ばれる部分は柔らかく、むかずにそのまま食べることができます。薄皮にも栄養が豊富に含まれているので、捨てずに果肉と一緒に食べましょう。

不知火の薄皮にはペクチンが豊富に含まれています。ペクチンは水溶性食物繊維で整腸作用があり、便秘で困っている人にもおすすめです。

不知火の薄皮にはヘスペリジン(ビタミンP)も豊富に含まれています。ヘスペリジンは血管の健康に役立つ働きがあります。毛細血管を強化し、血流をよくする働きがあり、心臓疾患と脳血管疾患の予防、コレステロール値の改善などの効果があるとされています。

みかんの「不知火」のおすすめの食べ方

不知火のおすすめの食べ方をご紹介しましょう。不知火はジューシーで美味しい果物で人気があります。旬の季節に味わってみてください。

ここからはおすすめの食べ方の他、美味しい不知火の選び方や保存方法も合わせてご紹介します。参考にしてください。

皮をむいてそのまま食べることが出来る

不知火のおすすめの食べ方は、外皮をむいて薄皮ごと食べる食べ方です。不知火の皮は見た目と違い大変柔らかく、手で簡単にむけます。

皮をむくときは、膨らんだ部分からむくのがおすすめです。むきにくい場合は、、膨らんだ部分をナイフで切り落としてから、みかんをむくようにむくと簡単にできます。

稀に種が入っていることがありますが、通常は種は入っていないので、そのまま薄皮ごと食べる食べ方がおすすめです。

不知火がたくさんあり食べきれない場合のおすすめの食べ方もご紹介しましょう。不知火は果汁がたっぷりと含まれているので、絞ってジュースにする食べ方もおすすめです。またジャムにしたり、ゼリーやシャーベットなどのスイーツ作りにもおすすめです。

少し変わったおすすめの食べ方はサラダにする方法です。不知火と野菜を合わせたら、クリーミーなヨーグルトドレッシングをかけるのがおすすめの食べ方です。

美味しい「不知火」の選び方

スーパーなどで不知火を買うとき、美味しい不知火を選ぶポイントをご紹介しましょう。不知火は形はあまり気にせず、色が全体的に濃い橙色で皮にハリがあり、ヘタが青っぽいものがおすすめです。

中にはヘタがあまり盛り上がっていないものもありますが、栽培状況によるもので、味には影響しません。持った時にずっしりとした重さを感じられるものは、果汁がたっぷりと含まれています。同じサイズであれば、重いもののほうがおすすめです。

完熟タイプの不知火はもぎたてものもが美味しいのですが、不知火は収穫後、一定期間貯蔵されているのが一般的なので、もぎたてのものでなくても大丈夫です。

「不知火」の保存方法

不知火が出回るのは冬から春先にかけてで、気温が比較的低い時期なので、冷蔵庫に保存せず、冷暗所に置いておくだけで大丈夫です。春が近くなり気温が高くなったら、冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。

その際はラップで1つずつ包んだり、ナイロン袋に入れたりするなどして、乾燥しないようにすると長持ちがします。

不知火がたくさんあり、すぐに食べない時は冷凍保存もおすすめです。その場合は皮をむき、一房ずつ分けます。実が重ならないように並べ、ラップで包んで冷凍します。少量ずつ分けて冷凍すると便利です。自然解凍をして食べられますが、半解凍で食べるとシャリシャリとしたシャーベットのような食感が楽しめます。

「不知火」をお取り寄せしよう

不知火は、旬の時期になるとスーパーや果物屋に出回ります。また通販でお取り寄せをすることもでき、産地から直送される美味しい不知火を味わうことができます。

ここからは通販でお取り寄せができるおすすめの不知火をご紹介しましょう。産地ごとに特徴が異なるので、食べ比べをしてみるのもおすすめです。

早和果樹園「しらぬい」

早和果樹園は和歌山県有田市にある人気果樹園で、1979年に7戸のみかん農家集まって立ち上げたのがはじまりです。2005年に株式会社となり、収穫、加工、販売まで一貫して行っています。最新の技術を取り入れた新しいみかん作りを行っています。

早和果樹園の「しらぬい」は糖度が高く、もっちりとした食感が楽しめます。ほどよい酸味があり、爽やかな味わいが人気のフルーツです。収穫後は半月から1か月ほど貯蔵し、酸味を抜いています。

早和果樹園では不知火の他にも、旬のみかんを販売しています。また、みかんを使ったジュースや、ゼリー、ジャム、アイスなどのスイーツも販売しているので合わせてチェックしてください。

黒川農園「薩摩不知火」

黒川農園は、鹿児島薩摩半島のほぼ中央い位置する人気農園です。東シナ海を望む丘の上にあり、日当たりのいい場所で3代にわたってみかんや不知火を生産しています。自家製たい肥や山野草の手作り酵素などを使った環境に優しい農法を目指しています。

黒川農園「薩摩不知火」は、濃厚な甘さと酸味のバランスがよく、美味しいと人気があります。ギフト用と家庭用の2種類が用意されています。12月頃から予約販売を行っていますが、人気商品のため早めの予約がおすすめです。

黒川農園では、ハウス栽培と露地栽培の2種類の「薩摩不知火」を扱っており、露地栽培のものは5月頃まで注文できます。その他、みかん、せとか、小夏(日向夏)などの柑橘類や、温州みかんや不知火のジュースも扱っています。

吉田農園「不知火」

吉田農園は愛媛県南宇和郡愛南町にある人気農園で、愛媛みかんや不知火、文旦、はるかなどさまざまな柑橘類を生産しています。

不知火は露地栽培で、出荷は3月下旬から4月下旬頃になります。ハウス栽培ではないので、自然の旨味がたっぷりと含まれた美味しい不知火です。酸味が少なく、コクのある甘味が美味しいと好評です。

吉田農園は中玉~大玉とサイズ別に販売しています。大玉は直径が8~9cmあり、食べ応えがあります。また形が気にならない方は、B級の不知火がお得な値段で購入できるのでおすすめです。味は通常商品と変わりありませんが、皮に小さな傷や黒点があります。またサイズもバラツキがあります。

みかんの「不知火」を食べてみよう

不知火の特徴やおすすめの食べ方、デコポンとの違いなどについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。みかんの仲間である不知火は、果汁が多く濃厚な甘みのある人気フルーツです。

不知火は冬から春にかけてが旬なので、美味しい時期には不知火を購入して楽しんでください。そのまま食べても美味しいのですが、ジャムやスイーツ作りにもおすすめです。

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この記事のライター
Momoko

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