寄島の牡蠣情報まとめ!おすすめの直売所・牡蠣小屋からベストな時期まで!

牡蠣と言えば広島や宮城が有名ですが、岡山県にある寄島もまた牡蠣の美味しいところとして知られています。そこで寄島の牡蠣のおすすめポイントや購入できる場所、値段の状況、さらには地元で寄島の牡蠣が食べられるお店も含めて紹介します。

寄島の牡蠣情報まとめ!おすすめの直売所・牡蠣小屋からベストな時期まで!のイメージ

目次

  1. 1牡蠣好き必見!寄島の牡蠣の魅力
  2. 2寄島とはどのようなところ?
  3. 3寄島は牡蠣の名産地
  4. 4寄島の牡蠣が美味しい時期
  5. 5寄島の牡蠣の値段
  6. 6寄島の牡蠣が買えるおすすめ直売所
  7. 7寄島の牡蠣が味わえるおすすめ店・牡蠣小屋
  8. 8寄島の牡蠣を食べ尽くそう!

牡蠣好き必見!寄島の牡蠣の魅力

寒い時期に美味しいものの一つが牡蠣ですが、広島や宮城などは牡蠣の名産地として知られており、いろいろ食べてみている方も多いでしょう。その中でも知る人ぞ知るおすすめの牡蠣が獲れる場所が岡山県の寄島です。そこで寄島の牡蠣のおすすめポイントや、地元で牡蠣が味わえる牡蠣小屋などについて紹介します。

寄島とはどのようなところ?

牡蠣の名産地というと、広島県や宮城県が一番にイメージされます。実際この二県は日本でも牡蠣の生産が多い県の1位、2位となっています。それに次いで3位にあがるのが岡山県です。

この岡山県の中でも、牡蠣の生産が盛んな場所の一つに挙げられるのが寄島町です。この寄島ですが、名前の通りもともとは水島群島の一つの島であり、人が住む島でした。「でした」というのは今は実は島ではなくなっているためです。

現在は陸繋島に

実は、その寄島は昭和期に干拓が行われた際にいわゆる陸繋島となり、現在は寄島半島ということで陸続きになっています。住所としては岡山県浅口市寄島町になっていて、もちろん船など使わずに車などでそのまま行くことができます。

この干拓地の部分はもともとは農業用地として干拓が行われたのですが、現在では展望台などが整備された「寄島園地」として、桜の時期などには多くの方が訪れます。また10月中旬ごろの時期にはアッケシソウという珍しい植物が自生し、観光スポットとして人気が高いです。

また、寄島の南西100メートルのところには三郎島という島があり、こちらとは大潮の際に砂州でつながります。この周辺は景色もそうですが、海水浴場としても人気が高く、特に三郎島は「三ツ山」と呼ばれ、夕陽のスポットとしてもおすすめです。

寄島牡蠣は名産品の一つ

岡山県の牡蠣はなんと江戸時代くらいから児島湾の干潟などを中心に牡蠣を育てていました。そして1965年ごろからは寄島周辺でいかだを使って牡蠣を養殖するようになり、現在に至っています。

先ほど述べたように岡山県の牡蠣の生産量は日本で第三位であり、「岡山かき」というブランドもあります。その岡山かきの洋食の中心が現在では寄島となっているのです。つまり寄島牡蠣は岡山を代表する名産品の一つに数えられています。

寄島は牡蠣の名産地

このように寄島は今や、岡山県を代表する牡蠣の名産地となっているわけですが、なぜ寄島が牡蠣の名産地となったのでしょうか。もちろん牡蠣は海産物ですから、海があればどこでも育てることはできますが、名産地と言われるからには、牡蠣に適した条件が揃っていることは必須と言っていいでしょう。

そこで寄島の牡蠣が美味しいと言われる秘密について、寄島の環境とその牡蠣のおすすめポイントについてそれぞれ紹介していきましょう。

牡蠣養殖に適した寄島

岡山県の寄島は言うまでもなく、瀬戸内海に面しています。寄島の周辺の海は海流の関係で潮位差が大きく、多くのプランクトンが発生します。このプランクトンは言うまでもなく、牡蠣の餌となるわけです。

このプランクトンをたっぷりと摂取した牡蠣は、栄養価も高く、濃厚で味わい深く育ちます。海流という自然の恵みが、美味しい牡蠣を作り出すと言っていいでしょう。

寄島を含めた岡山の牡蠣は6月から8月という夏に産卵の時期を迎えます。その卵が海中を漂うので、それをホタテの貝殻に付着させます。そして翌年の春いかだにぶら下げ、波の静かなところで育てます。

秋の台風シーズンが終わるころ、こんどはこのいかだを沖合の栄養が豊かな漁場に移します。今述べたように寄島の沖合はプランクトンが多いですから、牡蠣はここでしっかりと栄養をとり、成長していきます。

そして10月末ごろから、プランクトンでよく身の太ったものから順番に出荷を始めます。このプランクトン豊かな海は、今述べた海流などの自然条件がいいだけでなく、地元の漁師の方が海に流れ込む川や上流の山などの保全も考え、行き届いた管理をすることで生まれています。

寄島の牡蠣のおすすめポイントは?

さて、牡蠣の育て方についても紹介したのですが、この育て方にも寄島の牡蠣のおすすめポイントの一つがあります。寄島など岡山の牡蠣は、春にいかだに付いた牡蠣を育て、その年の秋に出荷します。この牡蠣を「一年もの」と言います。

一般的な牡蠣は一年ではなかなか出荷できるサイズまで育たないので、二年、三年と育てることが多いです。一年もので出荷できるようになるというのは、やはり育つ海が豊かな栄養分を持つからであると言えるでしょう。

一方、一年ものの牡蠣はほとんど排卵を行わないため、身の栄養分が逃げず、また殻づくりにエネルギーを費やす期間が少ないことから、身が大きく育ち、味も濃厚になります。寄島の牡蠣は関西の料亭などからも指名買いされるほどの人気商品でもあるのです。

また、一年ものの牡蠣というのは当然ながら二年ものや三年ものに比べて若いです。牡蠣が若いということはそれだけ味も癖が少なく食べやすいということになります。そのため、あまり牡蠣は得意ではないという方にとっても食べやすいと言われます。

今まで牡蠣は苦手であまり食べてこなかったという方で、寄島の牡蠣を食べたら美味しくて好きになったという方も少なくないと言われます。ぜひあまり食べていないという方も試してみてください。

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寄島の牡蠣が美味しい時期

それでは、その寄島の牡蠣が美味しい時期はいつなのでしょうか。実は日本で食べられる牡蠣には大きく分けて「真牡蠣」と「岩牡蠣」の二種類があり、それぞれ旬の時期が違います。岡山の牡蠣は先ほど述べたように夏に産卵するので、真牡蠣の方となります。

この真牡蠣は冬から春の時期に旬を迎えます。ですから寄島の牡蠣の旬の時期も10月末頃からとなります。寄島の牡蠣小屋や直売所もこの時期を中心に店開きし、寄島にずらりと並ぶのです。

ですから、寄島の牡蠣を味わいたいというのであれば、11月から3月ごろがおすすめです。寄島の牡蠣は一年ものなので、特に年明けになるとさらに栄養を蓄え、美味しくなると言われます。

牡蠣の時期にはイベントも

この寄島の牡蠣が旬を迎える時期である2月には、「よりしまかき祭り」というイベントがあります。2021年、2022年は感染症流行のため中止となっていますが、例年この時期には多くの観光客でにぎわいます。

このイベントは寄島の牡蠣小屋、直売所が並ぶエリアで、新鮮な牡蠣のむき身の販売や焼き牡蠣の無料試食、さらには牡蠣をお手頃値段で購入できるなど、早朝から長い行列ができるほどだそうです。

2023年度以降については未定ですが、行われるのであれば寄島の牡蠣を食べてみたいという方にはまさにおすすめのイベントと言えるでしょう。毎年2月ごろに行われるので、ぜひチェックをおすすめします。

寄島の牡蠣の値段

このように美味しいと評判が高い寄島の牡蠣ですが、気になるのが値段です。関西の料理屋からも指名されるほどと言われると、相当に値段が高いのではないかと考えがちですが、どうなのでしょうか。

結論から言うと、寄島の牡蠣はこれだけの品質としては破格と言っていいお手頃値段で購入することができます。寄島の牡蠣は漁師の方が開く牡蠣小屋や牡蠣の直売所で販売されるからなのですが、牡蠣が好きという方にはとても魅力的です。

口コミなどによると、数年前のデータで、殻付きの大で10キロ8000円、むき身大1キロ3500円という値段があります。また、小の殻付きで3キロで1500円で購入したら、なんと60個以上入っていたというものもあります。

値段はどこで買っても一律

しかも寄島の牡蠣の値段は、どの牡蠣小屋、直売所で購入しても同じという点も魅力的です。先ほど述べたように、牡蠣の時期にはずらりと牡蠣小屋、牡蠣直売所が並ぶのですが、値段が同じなので、損をしたなどということがありません。

もちろんその日により、直売所や牡蠣小屋によっては希望のサイズがなかったりすることはありますが、その場合は隣の直売所や牡蠣小屋で購入すればいいわけです。値段としてはどこでも変わらないので、その点は安心して購入することができそうです。

ただし、直売所や牡蠣小屋によって定休日は違いがありますし、牡蠣がなくなれば閉店というところも多いので、寄島に行く前にそのあたりもチェックすることをおすすめします。

寄島の牡蠣が買えるおすすめ直売所

それでは次に、寄島の牡蠣を購入したいという方のために、おすすめの牡蠣の直売所について紹介します。今述べたように牡蠣の時期になると、寄島にはたくさんの牡蠣小屋や直売所がオープンし、同じ値段で牡蠣を販売しています。

ですから基本的には、それらの直売所や牡蠣小屋を見て、自分が気に入ったところで購入すればいいわけですが、やはり大きいところの方が取り扱っている量も多く、売り切れの心配がないのでおすすめかもしれません。

寄島カキ直売所

寄島の牡蠣を購入しようというなら、やはり「寄島カキ直売所」は外せません。ここまで述べてきたように、寄島の牡蠣はこの直売所で購入すれば、値段も一律ですし、確実にブランド品である寄島の牡蠣を購入することができます。

この寄島カキ直売所ですが、毎年11月ごろから3月ごろまでオープンしています。牡蠣を購入できるのはもちろんですが、一部のお店では焼き牡蠣の試食をさせてくれるところもあり、そこで実際に味わってみて購入を決めるという方も少なくありません。

寄島の牡蠣が味わえるおすすめ店・牡蠣小屋

美味しい牡蠣は食べたい、しかし牡蠣を持ち帰っても家で食べるのは大変という方には、ぜひ寄島でとれたての新鮮な牡蠣を味わうことをおすすめします。寄島には牡蠣を使ったメニューを提供しているお店があります。

牡蠣が食べられるお店と言ってもいろいろなメニューがありますが、中でも特に観光客の方などを中心に人気が高いお店について、どんな牡蠣料理が食べられるのか、おすすめポイントを含めて紹介します。

海賊亭

「海賊亭」は寄島で牡蠣の養殖を手掛けている水産会社の直営店です。さすがに牡蠣を専門に扱うお店が運営しているだけあり、牡蠣メニューには事欠きません。焼き牡蠣や蒸し牡蠣など、さまざまなメニューを楽しむことができます。

中でも特におすすめしたいのが「牡蠣づくし定食」です。その名前の通り、カキフライに牡蠣めし、佃煮に南蛮漬けも全部牡蠣です。さらにお味噌汁にも牡蠣が入っています。牡蠣にこれほどの食べ方があったのかと驚くほどのバリエーションを楽しむことができます。

寄島の牡蠣はたっぷりと身に栄養を蓄えているので、加熱してもあまり縮まないと言われます。ぶりぶりの食感をたっぷり味わいたいという方にぜひおすすめします。また食べて気に入ったらもちろん購入することもできます。

割烹バル 京ひろ

岡山観光に来たけれど寄島まで足を伸ばすのは難しいという方には、倉敷市の「割烹バル 京ひろ」はいかがでしょうか。こちらのお店では寄島の牡蠣をメニューに使っており、さまざまな旬の魚と共に寄島牡蠣を味わうことができます。

特に「牡蠣食べ放題プラン」では蒸し牡蠣を食べ放題できるうえ、牡蠣めし、カキフライももちろん食べられるということで満足感が高いと評判になっており、毎年多くの方が楽しみに訪れます。こちらも寄島の牡蠣の時期のみの提供なので、ぜひ楽しんでみてください。

もちろんこのほかのコース料理などでも寄島の牡蠣がメニューに入っているものもありますし、割烹バルということからお酒なども充実しています。美味しいお酒と共に寄島の牡蠣を楽しみたいという方にもおすすめです。

海鮮厨房まからずや

「まからずや」は寄島に2店舗を構えるお店なのですが、こちらでは少し珍しい牡蠣料理を楽しむことができます。なんとこのお店では牡蠣を使ったお好み焼きが名物なのです。

イカやエビなど、お好み焼きに海鮮系のものが入ること自体はさほど珍しくないのですが、実は同じく岡山県の牡蠣の名産地である備前市日生には「カキオコ」という郷土料理があるほど、牡蠣のお好み焼きはポピュラーな料理のようです。

ふっくら焼けた生地の中には「ごろごろ」という表現がぴったりなほどに牡蠣が入っています。牡蠣の豊かな風味が口に広がり、満足感もあります。ただし、注文を受けてから焼き上げますので、30分ほどかかります。行く場合は時間をゆったり取っていくことをおすすめします。

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寄島の牡蠣を食べ尽くそう!

岡山県の牡蠣の養殖の中心値である寄島は、冬の時期になると直営店や牡蠣小屋で新鮮な牡蠣が販売されるほか、その牡蠣を使ったさまざまなメニューが食べられるお店もいろいろ揃っています。まさに旬の美味しさが味わえる寄島の牡蠣を、ぜひいろいろな楽しみ方で味わってみてください。

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この記事のライター
茉莉花

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