札幌・円山で気軽に登山・ハイキングを楽しもう!コースや所要時間は?

札幌にある円山は、動物園などの観光スポットがある場所として知られますが、登山やハイキングができる山としても人気となっています。そこで札幌の円山の登山について、そのコースの難易度や所要時間、必要な服装やアクセス方法などについて紹介します。

札幌・円山で気軽に登山・ハイキングを楽しもう!コースや所要時間は?のイメージ

目次

  1. 1気軽に登山・ハイキングを楽しめる?札幌・円山とは?
  2. 2札幌・円山が登山・ハイキングで人気の理由
  3. 3札幌・円山の登山・ハイキングコース
  4. 4札幌・円山の登山・ハイキングの所要時間
  5. 5札幌・円山へ登山・ハイキングで訪れた人の口コミ
  6. 6札幌・丸山登山の服装は?
  7. 7札幌・円山へのアクセス
  8. 8初心者にもおすすめ!札幌・円山へ登山・ハイキングに行ってみよう!

気軽に登山・ハイキングを楽しめる?札幌・円山とは?

春から秋にかけての時期、比較的近場でハイキングや登山などをしてみたいという方もいるのではないでしょうか。

初心者の方にもおすすめの人気の登山スポットとして知られるのが札幌にある円山です。札幌の円山について、おすすめの登山のコースやアクセス方法などについて紹介します。

札幌・円山が登山・ハイキングで人気の理由

札幌の円山というと、円山公園、円山動物園など、子供にも人気の高いスポットの多い場所として知られています。実際に札幌の観光でこれらの場所を訪れたことがあるという方は少なくないでしょう。

実はこれらの施設は大きく「円山」という山のところにあります。札幌の中心部から西側のところにあり、市内からのアクセスもよいことから、ふだんあまり意識せずに行っているという方も多いかもしれません。

そこでまず、札幌の円山とはどのような山なのか、また登山などのレベル的には初心者などでも行くことができるようなところなのかなど、円山の基本的な情報と人気の理由について紹介します。

円山とはどのような山?

そもそも札幌の円山というのは標高225メートルほどの山です。山としては今から約3400万年前から約500万年前にあたる第三紀中新世から漸新世に基盤が生成され、それを安山岩の溶岩が貫いて山の部分ができたと言われます。

なぜ「円山」という名前かというと、札幌中心部からこの山を見たら丸い形をしているからです。実はもともと、円山はアイヌ人により「小さな山」を意味する「モイワ」と呼ばれていました。

しかしその後、明治時代にやってきた和人は、その形から「円山」と名付け、「モイワ」は円山の南東にある今の「藻岩山」の名前となったと言われます。こうしてやってきた開拓判官は、円山に登り都市計画を考え、ここに神社を置きます。これが北海道神宮です。

それ以降、円山は山林保護政策が行われ、1921年には円山原始林ということで国の天然記念物に指定されます。さらに西の麓に置かれた試験林の跡地は1903年ごろから公園として整備され、運動場や札幌市円山動物園などが作られ、現在に至ります。

また、後で述べるように1914年に登山コースに88ヶ所の石仏が設けられたことから登山が盛んに行われるようになりました。さらに20世紀になると住宅地が作られて、現在では円山が住宅地に取り囲まれるようになっています。

このように、円山は札幌からすぐに行ける山ということで知られるようになり、気軽にアウトドアを楽しみたいという札幌市民の方などを中心に、ハイキングや登山などでいつもたくさんの方が訪れるようになっています。

初心者でも楽しめる

札幌の円山は標高が225メートルと低いこともあり、初心者の方でも気軽に登山が楽しめる山として知られます。小学生や幼稚園の子供でも遠足で登ることがあるほどで、特に夏の気候が快適な時期は家族連れなどで気軽に登山やハイキングをする方も多いです。

子どもが遠足で行くくらいですから、子供でも容易に登ることができますし、もちろん大人ならさらに問題なく登ることができます。登山にかかる時間もさほど長くはないですし、それでいて天気がよければ札幌市内を一望できるということですから、初めての登山にもぜひおすすめします。

ただし、札幌は冬になると積雪がありますから、基本的に5月が山開きで、10月が山納めになります。行くならこの間の時期となるので、その点は注意が必要です。真冬は雪が積もり、子供には難しいでしょう。

自然豊かな環境に触れられる

円山は札幌市内にあり、しかも山の麓まで家があるほどですから、まさに都市にある山です。それでいて円山が魅力的なのは、豊かな自然を体験できる点です。

先ほども少し触れましたが、円山は古くから自然保護が重視されてきました。1921年には国の天然記念物として円山の原始林が指定されたほどであり、それは2022年の現在でも同様です。そのため開拓前からの自然が保存されていて、今でもそれが体験できるのです。

円山には豊かな動植物があり、登山の際中にそれらに触れ合うことができます。特にシマリスやエゾリスはポピュラーないきものであり、実際に見たという口コミは少なくありません。子供はもちろんですが、大人にとっても人気となっているのです。

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札幌・円山の登山・ハイキングコース

このように札幌の円山は登山やハイキングの人気スポットの一つであり、子供でも登山ができるということで初心者の方も気軽にお出かけしています。このように気軽に登山ができるというのは、円山の登山コースが整備されているからという点も挙げられるでしょう。

では次に、札幌の円山にはどのような登山コースがあり、どのような方におすすめなのかということについて紹介します。実際に円山に行く時、どのコースで行くかを考えてみてはいかがでしょうか。

整備された登山コース

札幌の円山の登山コースは、大きく分けて2つのコースに分かれます。スタート地点が違うので、行きと帰りで別のコースを使ってハイキングや登山を楽しむ方も少なくありません。

また、円山は先ほども述べたように円山公園という公園になっていて、子供が喜ぶ施設などがあるため、それと組み合わせて円山登山の計画を立てる方も多いです。他の観光の予定と合わせてプランを組むのもおすすめです。

八十八か所コース

先ほど少し触れたのですが、札幌の円山には1914年、四国の八十八箇所巡りにならい、円山八十八箇所として88の石仏が建てられました。それに伴い、円山の北西の麓に大師堂が建てられました。「八十八か所コース」はこちらをスタートし、石仏を数えながら登山を楽しむコースとなっています。

この石仏、もともとは四国から移住してきた人々により建立されたのですが、その後も増え続け、現在では200体以上もあると言われます。しかし88の石仏にはちゃんと番号がふってあります。

番号がある石仏の数が88とわかっているため、大人も子供もこちらのコースを使う際は石仏を数えながら登って行きます。そうすることで、今どのくらい進んできたかが数字でわかり、それを励みに頂上を目指すことができる点がおすすめです。

登山道は入口付近は少し急な坂道があるものの、後は比較的登りやすい道になっており、その点でも初心者でも気軽に登ることができます。スタート地点には大きなカツラの木があり、途中には先ほど紹介したエゾリスなどが顔を出すこともあります。

こちらのルートは円山登山をする方の多くが利用するコースで、山頂までの距離は約1キロです。距離の面でも子供や初心者でも無理のないコースと言っていいでしょう。眺望もよく、山の北側で木も多いので、夏でも比較的涼しく登ることができる点もおすすめです。

動物園コース

札幌の円山登山のもう1つのコースは、円山動物園の裏から登るコースで、「動物園コース」と言われます。先ほどのコースに比べるとやや所要時間は長くなるのですが、その分道の傾斜がゆるく、のんびり歩いていくことができると言われています。

距離もややこちらの方が短めなようで、小さな子供を連れている方だとこちらの方が楽に登山ができると人気があります。また、帰りに円山動物園に寄る方なら、登りを八十八か所コース、下りをこちらの動物園コースに取るのもおすすめです。

どちらのコースをとっても、山頂は岩場になっていて、眼下に札幌の街並みが一望できます。また広く平らなスペースになっているところがあり、そこでお弁当を食べる方もいます。山の空気で食事をすれば、ふだんよりもおいしく感じられるという方も多いようです。

札幌・円山の登山・ハイキングの所要時間

さて、今円山登山の後で円山動物園に行くプランを紹介したのですが、その場合に気になるのが登山にかかる所要時間です。一般的に登山というとそれで1日費やすのが普通というイメージですから、いくら麓とはいえ、動物園まで行く時間があるのか疑問に感じる方もいるでしょう。

今述べたように円山登山のコースは2つありますが、いずれも距離としては1キロほどであり、子供連れでも登りで1時間から1時間30分ほど見れば十分と言われます。下りは言うまでもなく早く降りてこられますから、40分ほどで十分でしょう。

往復に最大2時間かかり、頂上でのんびり1時間過ごしてもトータルで3時間ですから、半日で円山登山をして、その後ゆっくり円山動物園に行ったり、カフェに行ったりする時間はあるということになります。

ですから、円山登山に行こうという場合は、無理な時間配分をせずとも、たっぷり楽しむことができるということになります。特に初心者の方や子供がいる場合は、ゆったりと時間を取り、リスなどを見つけながら行くことをおすすめします。

札幌・円山へ登山・ハイキングで訪れた人の口コミ

さてそれでは、実際に札幌の円山登山をした方はどのように感じたのでしょうか。ここまで述べてきたように、札幌の円山は山の標高も低く、街中からも近いと言うこともあって、気軽に登山やハイキングで訪れる方が多く見られます。

口コミを見て行くと、やはり家族連れのレジャーで円山に行ったという意見が多く見られます。もちろん初心者でしかも子供を含む家族連れという方も少なくありません。それでも特に問題なく行くことができたというものがほとんどです。

特に八十八か所コースでは、子供たちが88の石仏を数えたり、途中に出てくるリスを見つけたりしているうちに山頂に着いたという口コミも多く、子供連れでも行きは1時間、帰り30分程度で軽く行き来できたというものも見られます。

円山はバードウォッチングを趣味にする方にも人気の山です。札幌という大都市中心部からも近いうえ、自然が残っていて、初心者でも登山などで行きやすく自然もよく残っているため、登山に不慣れな方でも自然を気軽に楽しんでいるようです。

また、これだけ市内に近い山だと混雑が気になる所ですが、混雑している場所がないというような口コミは見られませんでした。連休でなくてはいけないということではないため、混雑などはあまり気にしなくてもよさそうです。

札幌・丸山登山の服装は?

さて、ここまで述べてきたように、札幌の円山は初心者でも登山やハイキングが楽しめる人気の山ということですが、円山登山をする場合の服装としてはどのようなものがおすすめなのでしょうか。

もちろんいくら低くても登山という以上、動きやすい服装がおすすめなのは言うまでもありません。ただし、八十八か所コースのほうは北側斜面なので、時期が早いと雪が残っている場合があります。早い時期に行く方は靴だけは滑らないタイプのものがおすすめです。

そのほか、食べ物や飲み物、汗を拭くタオルなど、アウトドアを楽しむ際に必要なものは用意しておくのがおすすめです。子供連れの場合は汚す可能性があるので、着替えも持っておくとさらに安心です。

札幌・円山へのアクセス

それでは次に、円山へのアクセス方法について紹介します。円山が人気なのは、初心者でも自然を感じながら登山やハイキングかできるという点ももちろんなのですが、札幌市内からのアクセスがとてもよいという点もおすすめポイントとなっています。

円山へのアクセスには、車だけでなく、公共交通機関を利用することもできます。そこで公共交通機関でのアクセスと車でのアクセスの両方を紹介するので、登山や観光のプランに合わせて選ぶとよいでしょう。

公共交通機関でのアクセス

まずは円山への公共交通機関を利用したアクセスです。公共交通機関を利用する際は札幌市営地下鉄が便利です。東西線の「円山公園」駅が最寄りとなり、こちらの3番出口からアクセスします。

駅からは道なりに進んでいき、丸山公園の中を通れば、徒歩で10分ほどでアクセスすることができます。地下鉄でアクセスできる山というのは他ではあまりないかもしれません。これならば観光がてらに行きたいという方も行きやすく、人気となる理由もわかります。

車でのアクセスと駐車場

一方、車を使ってアクセスする場合は、どちらのコースをとるかにもよりますが、北海道神宮、もしくは円山動物園からアクセスするのがおすすめです。いずれも有料ではありますが駐車場が完備されているため、安心して登山を楽しむことができます。

また、この北海道神宮と円山動物園はいずれも札幌の人気観光スポットでもあります。円山登山の後でこれらの観光スポットに立ち寄ることもできるので、自分の観光プランや登山のコースを考えてどちらかを選ぶとよいでしょう。

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初心者にもおすすめ!札幌・円山へ登山・ハイキングに行ってみよう!

札幌にある円山は、札幌市内からすぐアクセスできるところにあり、それでいてリスなども見ることができるほどの豊かな自然が残っています。

加えて山としても低く、初心者の方でも心配なく登山やハイキングかできる点も人気のポイントとなっています。ぜひ札幌の自然を円山で満喫してください。

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この記事のライター
茉莉花

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