札幌市のおすすめ美術館をチェック!無料の施設や人気の展示情報も!

札幌市にはさまざまな観光スポットがありますが、近年珍しいタイプの美術館などが増えてきており、北海道外の方からも注目を集めています。そこで札幌市にある美術館の中でも特に注目を集めている人気の施設について、おすすめポイントなどを紹介します。

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目次

  1. 1札幌市のおすすめ美術館をご紹介
  2. 2札幌市のおすすめ美術館(1)北海道立近代美術館
  3. 3札幌市のおすすめ美術館(2)札幌芸術の森
  4. 4札幌市のおすすめ美術館(3)本郷新記念札幌彫刻美術館
  5. 5札幌市のおすすめ美術館(4)北海道立三岸好太郎美術館
  6. 6札幌市の美術館はまだまだある
  7. 7札幌市の美術館で芸術鑑賞を楽しもう

札幌市のおすすめ美術館をご紹介

美味しいグルメにさまざまな観光スポットと、見どころが多い札幌市には、同様に魅力的な美術館がいくつもあり、中には無料で楽しめるところや子供にも人気のところがあります。そこで札幌で人気のあるおすすめの美術館について、それぞれの見どころなどを含め紹介します。

札幌市のおすすめ美術館(1)北海道立近代美術館

札幌の美術館と言えばまず挙げられるのが「北海道立近代美術館」です。なんといっても北海道立の美術館ということもあり、規模も大きく、見どころも多いことから人気が高く、展示もとても充実しているのがおすすめポイントです。

また、札幌市中央区という、まさに札幌の中心街、都心にあるにもかかわらず、広々とした敷地を持っているのも魅力的です。ゆったりした雰囲気の中で充実した時間を楽しみたい方に特におすすめです。

札幌市中央区にある道立美術館

「北海道立近代美術館」は、北海道立ということもあって、北海道にゆかりのある作家の美術品が充実しているのが特徴の一つです。北海道にゆかりのある作家のもののほか、特に明治以降の北海道に関する美術品を多く扱っている美術館なのです。

また、国内外のガラス工芸品や「エコール・ド・パリ」の作家の作品なども多く所蔵しているため、これらもよく展示されています。それらの美術品は「これくしょん・ぎゃらりい」という常設展で展示されており、北海道の魅力を美術の面からも感じられます。

また、この常設展のほかに、年4回、「近美コレクション」として、テーマを決めて約200点の所蔵品を紹介する展示をしたり、国内外の有名な作品を集めた「特別展」なども行っており、一年を通して見ごたえのある展示が楽しめる点がおすすめです。

道立の美術館ということもあり、コレクションの数は5000点以上と言われており、いつ行っても新しい発見がある美術館です。また野外彫刻も飾られていて、天気がよい日はそれらをのんびりと楽しむ方も多いです。

さらに、美術館ボランティアにより「ギャラリーツアー」があり、これに参加すると30分ほどで見どころをわかりやすく紹介してくれるので、子供連れの方やあまり美術に詳しくない方でも楽しむことができるようになっています。

展示・詳細情報

「北海道立近代美術館」は、特に明治以降の美術品に興味がある方や、北海道に根差した美術に興味がある方にもおすすめです。開館時間は9時30分から17時までですが、16時30分までに入館しましょう。毎週月曜日と年末年始が休館ですが、展示替えなどで休みの場合もあるので、確認をおすすめします。

入館料は高校生以上は有料なのですが、中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方などは無料となります。65歳以上の方などは、年齢を証明するものを持っていきましょう。

アクセスは地下鉄「西18丁目」駅から徒歩5分ほどです。このほかバスならば、札幌駅バスターミナルから手稲、小樽方面のバスに乗り、「近代美術館前」で下車してもすぐにアクセスすることができます。なお、一般用の駐車場はありません。

札幌市のおすすめ美術館(2)札幌芸術の森

札幌の美術館の中でも特に自然と触れ合える雰囲気がよい美術館として知られるのが「札幌芸術の森」です。札幌の郊外にある、なんと40ヘクタールもの広大な敷地の中に、「札幌芸術の森美術館」や「野外美術館」などの施設があり、周囲の自然に溶け込んでいるのが人気です。

札幌アートパーク構想からスタートしており、周辺には芸術大学のキャンパスなども隣接していることから、敷地全体が美術館という雰囲気になっているのが特徴で、室内はもちろん、野外の美術品も魅力的なものが揃っています。

入園無料・カフェ併設で子供連れにおすすめ

「札幌芸術の森」には今述べたように、いくつかの芸術関係の施設が建てられています。その中でも中心となるのが「札幌芸術の森美術館」です。こちらには北海道、札幌にゆかりのある作家の作品を中心に、国内外の近現代の美術品を所蔵していて、それらに関する特別展が年に5回から7回ほど開かれます。

また、北海道や札幌の美術家をクローズアップする「札幌の美術家シリーズ」などの企画も人気が高く、質が高いことで知られます。また北海道大学の名誉教授の方が集めたアフリカの部族芸術のコレクションは珍しく、注目を集めています。

また、こちらの美術館の中にはカフェも併設されています。こちらのカフェは美術館前庭に面しており、窓越しに四季の自然のうつろいや野鳥の姿を見ながら一休みできるということで人気となっています。

一方、「野外美術館」の方は芸術の森の緑豊かな敷地の中に74点の彫刻作品を展示します。多くは作者がこの地を訪れ、その場で作り上げたものであり、冬になると雪に埋まるため、かんじきを履いて雪中で見るというのが北海道らしいと人気です。

ふだんはボランティアの作品解説などもあるため、あまり美術に詳しくない方や子供連れの方でも安心し而訪れることができるうえ、広い敷地の中で子供たちがのんびり過ごすことができるのもいいところです。

とにかく見どころが多く、カフェで休憩しつつ、ゆっくりと時間をかけて自然のたたずまいと共に楽しみたい美術館であり、その点では新しいタイプの美術館と言えるかもしれません。

展示・詳細情報

こちらの美術館は「芸術の森」という大きな森の中にあります。そのため森自体の料金は無料なのですが、美術館に入るために料金が必要となります。「札幌芸術の森美術館」は小学生以上、「野外美術館」は高校生以上が有料となります。

ただし、野外美術館は11月4日から4月28日まで冬期休館となり、かんじきを履いて観覧する「かんじきウォーク」の時だけ無料で見ることができるようになっています。基本的に子供は無料なので、その点でも子供連れに優しい施設です。

アクセスは、「真駒内」駅からバスで「芸術の森入口」または「芸術の森センター」まで移動します。広大な敷地なので、行きたい場所によりバス停が変わります。車の場合は札幌市内から国道453号線で40分ほどのところになります。

札幌市のおすすめ美術館(3)本郷新記念札幌彫刻美術館

「本郷新記念 札幌彫刻美術館」は、札幌出身で日本を代表する彫刻家である、本郷新の作品を多く集めた美術館です。彫刻や絵画など約1800点を所蔵しており、それらをじっくりと堪能することができます。

もともと本郷は札幌の宮の森にアトリエを構えており、それを一般公開することで美術文化に貢献したいという意志が示されたことから、その計画が立ち上がりました。その過程で本郷が亡くなり、遺族により土地、建物、作品などが寄贈されたことで、1981年に美術館が開館するに至ります。

本郷のアトリエ、ギャラリーだった建物は記念館として使われ、さらに本館が作られており、2館から成り立つ美術館となっています。規模はさほど大きくありませんが、巨匠の作品を堪能できるということで人気の美術館です。

彫刻家・本郷新の所蔵作品を展示

「本郷新記念 札幌彫刻美術館」の本館は、主として本郷の作品を紹介するコレクション展や、彫刻や立体造形に関する企画展などを行っています。この企画展では本郷以外の有名な彫刻家の作品なども企画されているため、それらのファンの方も多く訪れます。

一方、記念館の方は全国各地に作られた野外彫刻の石膏模型や制作道具などを展示しています。先ほども述べたように記念館の方は本郷のアトリエを使っているため、かつての邸宅の雰囲気を感じることができます。また2階からは札幌市街の眺望を楽しむこともできます。

また、本郷は全国各地に野外彫刻を作っていました。その模型は今述べたように記念館の方にあるのですが、何体かは美術館の外に置かれ、その生命力あふれる作品を実際に近くで見ることができる点も魅力の一つです。

先ほど述べたように本郷は美術文化に貢献したいという意志をもっていたことから、若い彫刻家を対象とした賞も作られており、その受賞者の個展なども開かれ、多くの彫刻ファンの注目を集めています。

展示・詳細情報

「本郷新記念 札幌彫刻美術館」は10時から17時まで開館しており、毎週月曜日と年末年始、展示替え期間などが休館となります。料金は基本的に中学生以下が無料、高校生からが有料です。こちらも子供連れにもありがたい美術館となっています。

ただし、本館が閉館の場合に限り、記念館のみを見る場合は安い料金で入ることができます。また、札幌芸術の森美術館の半券がある場合、割引がある場合があるので、前もって確認しておくことをおすすめします。

アクセスは東西線「西28丁目」駅が最寄りです。ここからタクシーで行くか、もしくはバスに乗り「彫刻美術館前」まで行くのがおすすめです。駐車場は無料で10台分あります。札幌市内中心部から車だと15分ほどでアクセスできます。

札幌市のおすすめ美術館(4)北海道立三岸好太郎美術館

「北海道立三岸好太郎美術館」は札幌出身の美術家三岸好太郎の作品が展示されている美術館です。三岸好太郎の作品が北海道に寄贈されたことから、1967年に北海道立美術館三岸好太郎記念室として開館しました。2011年からは北海道立近代美術館の分館となっています。

場所が北海道立近代美術館に隣接しており、北海道知事公館の敷地内にあることから、観光がてらに訪れる方も多く見られます。中にはカフェも併設されていて、自然を楽しみながらカフェで一休みをしつつ、美術に浸るのもおすすめです。

洋画家・三岸好太郎の作品を展示

三岸好太郎は夭折した画家であり、画業そのものは10年ほどなのですが、約220点の作品が所蔵されていて、札幌の街並みや人物像、抽象画など多様な作品があります。「北海道立三岸好太郎美術館」はこの作家の作品を専門に展示する美術館なので、作家の人生なども感じられる点がおすすめです。

代表作を並べているため、作家の人生や画風の変化などもわかりやすいので、初めての方でもいろいろなことを知ることができます。またテーマによる特別展や子ども向けのワークショップなどもあり、子ども連れの方にも人気の施設です。

また、併設されているカフェでは、作品にちなんだクッキーがつくコーヒーが人気です。ネルドリップで丁寧に淹れられたコーヒーを飲みながら外の自然を楽しむのもいいでしょう。他にもこのカフェでは地元らしいメニューが楽しめます。

展示・詳細情報

こちらの美術館は北海道立近代美術館と開館時間、休館日、アクセスなどはすべて同じです。ただし休館日に関しては、展示の日程によっては別の日になることもありますので、そこはチェックすることをおすすめします。カフェも時間は同じです。

また、子どもを対象としたワークショップなどに関しては、予約などが必要な場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。また音楽会などが開かれることもありますので、そちらも確認しておきましょう。

札幌市の美術館はまだまだある

ここまで、札幌の中でも規模が大きい、よく知られた美術館を紹介してきました。しかし札幌にはまだまだ魅力的な美術館があります。それらの中には無料で楽しめるところなどもあるので、観光の合間にちょっと美術を楽しみたい時にもおすすめです。

そこで次に、今まで紹介したほかにもおすすめしたい、注目の美術館をいくつか紹介します。観光ルートの近くにあったら、ぜひこちらの美術館にも足を伸ばしてみてください。

モエレ沼公園

子供連れの方に特に人気がある美術館の一つが「モエレ沼公園」です。これは名前の通り「公園」で、札幌の「環状グリーンベルト構想」によって作られた総合公園なのですが、彫刻家のイサム・ノグチが手掛けており、公園全体が彫刻作品というコンセプトのもと作られています。

ガラスのピラミッドの中で休憩をしたり、外のプレイマウンテンで遊んだりと、大人も子供も楽しめるのが魅力の一つで、しかも入場料、駐車場ともに無料で利用できる点も人気のポイントです。公園内にレストランがあり、カフェメニューなども楽しめます。

アクセスは「環状通東」駅からバスで「モエレ沼公園東口」「モエレ沼公園西口」まで行くか、もしくは車でアクセスとなります。駅からはバスでもかなり距離があるので、時間を確認していくことをおすすめします。

札幌大通地下ギャラリー 500メートル美術館

最後に紹介する「札幌大通地下ギャラリー 500メートル美術館」は地下鉄大通駅から地下鉄東西線バスセンターに向かうまでの地下通路にあるギャラリーです。名前の通り500メートルもあり、日本で最も長いギャラリーとなっています。

ここには地元のアーティストによる作品が展示されており、北海道の魅力を感じられるところとなっています。なんといっても料金は無料ですし、子供連れでもなんの気兼ねもいらない点がいいところです。もちろん天候に左右されることもありません。

子供連れでお出かけの際やカフェデートなどの際の行き来に通る機会があれば、ぜひ見てみてはいかがでしょうか。新たな才能の発見に立ち会うことになるかもしれません。

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札幌市の美術館で芸術鑑賞を楽しもう

札幌にはさまざまな美術館があり、単に美術品を見るだけでなく、時にはゆったりカフェでお茶を楽しみながら見たり、ワークショップに参加したりなど、大人から子供まで楽しめるところが多いです。ぜひ札幌の美術館で、さまざまな美術品と共に過ごす時間をゆっくりと楽しんでみてください。

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この記事のライター
茉莉花

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