2022年06月16日公開
2022年06月16日更新
遠井キャンプ場で和歌山の満天の星空を大満喫!予約方法や利用料金は?
和歌山県有田川町にある「遠井キャンプ場」は、川遊びに満天の星空と自然豊かな環境でキャンプが楽しめるということで人気となっています。そこで遠井キャンプ場の施設状況や予約方法、そして料金や周辺でおすすめの観光スポットも含めて紹介します。

目次
【和歌山】有田川町の遠井キャンプ場をご紹介
和歌山県には人気のキャンプ場がいろいろとあり、豊かな自然の中で楽しい時間が過ごせると評判になっています。
その中で景色の美しさで特に口コミでの評判がいいキャンプ場の一つが「遠井キャンプ場」です。遠井キャンプ場のおすすめポイントや料金、予約方法などについて紹介します。
遠井キャンプ場のおすすめ施設
「遠井キャンプ場」は和歌山県有田川町にあるキャンプ場です。場所としては有田川の中流の川沿いに位置しており、周辺に集落もないため、文字通りの山間の豊かな自然に囲まれたキャンプ場となっています。
近くにある二川ダムが桜の名所として、またアユ釣りなどの人気スポットも近くにあることから、特に桜の時期やアユ釣りの時期にそれを楽しみつつキャンプをしたいという方が多く訪れます。集落から離れていることから、夜には満天の星空も楽しめます。
ではこの遠井キャンプ場にはどのようなキャンプ施設が揃っているのでしょうか。まずは遠井キャンプ場にある施設から紹介していきましょう。
フリーサイト
遠井キャンプ場は基本的にはフリーサイトとなっており、河原のところがオートサイトということで車乗り入れ可、草地がテントサイトになっています。河原の方には5メートル、8メートル四方の区画サイトもあります。
草地の方は河原から階段であがったところにあり、少し高台になっています。こちらは車は駐車場に停める必要があるので、天気などによって、どちらでも都合がいい方を利用するとよいでしょう。
河原の方は大きな石がゴロゴロしているため、テントはこの石を使って固定するか、もしくはしっかりめのペグを使って固定する方法がおすすめです。こちらは目の前に有田川が流れているため、目の前で川遊びができる点がおすすめポイントと言えるでしょう。
共同炊事場
遠井キャンプ場には、駐車場の奥に共同炊事場かあり、そこで炊事を行うことができます。またサイトでバーベキューをすることもできます。炊事場を利用してもいいですが、家族連れなどの場合は、サイトの近くでバーベキューをするという方の方が多いようです。
この炊事場ですが、炊事場としては1ヶ所だけなので、キャンプ場の利用者が多い時だと、やや混雑が気になります。ですから、キャンプシーズンに行くのであれば、バーベキューなどテント近くで炊事ができるようにしておくのがおすすめかもしれません。
また、キャンプ場には食材の販売がありません。食材の購入ができるお店は車で10分以内のところにありますが、日曜日など休みということもあるそうなので、食べ物や飲み物は用意していきましょう。
簡易トイレ
キャンプをする場合に気になるのが「トイレ」です。実は遠井キャンプ場はもともとは和式のトイレだったのですが、近年洋式の簡易水洗トイレになり、清潔に利用できるようになりました。この点は口コミでも評判がよくなっているポイントです。
トイレは1ヶ所ですが、きれいに利用できるので、その点では女性でも安心かもしれません。ただし、キャンプシーズンには混雑する可能性があります。
女子用脱衣場
和歌山の「遠井キャンプ場」にはお風呂はなく、水のみが出るシャワーがあります。しかし女性用の脱衣場はありますので、水遊びなどで汚れた場合には、そこで着替えをすることができます。テントの中で着替えるのはちょっと気が引けるという方はこちらを利用することをおすすめします。
なお、キャンプで一日水遊びなど楽しめば、どうしても体が汚れます。そのまま寝るのはちょっとという方は近くの温泉を利用しましょう。遠井キャンプ場から車で6分ほどのところに、「しみず温泉健康館」という温泉施設があります。
八角形の屋根が連なったような形の建物もユニークで、有田川の清流が眼下に流れる高台にある温泉で、宿泊のほか日帰り入浴ももちろんできます。地元の方はもちろん、和歌山県内外からも多くの方が利用する人気の温泉です。
こちらの温泉は槙作りの浴槽で天然温泉となっており、湯船から有田川町の景色を楽しみながら入浴を楽しむことができます。泉質はナトリウム塩化物炭酸水素温泉で、さまざまな効能が期待できます。
遠井キャンプ場を利用する方は日帰り入浴ということで利用でき、マッサージなどもあります。料金も大人700円と比較的手ごろな料金であり、11時から20時まで入浴ができます。水曜日、木曜日が休館なので、その点は注意しましょう。
人気の川遊びスポット
和歌山の「遠井キャンプ場」で外せないのが川遊びです。最初に述べたように遠井キャンプ場は有田川の河原にあるので、多くの方がこの川遊びを楽しむためにここでキャンプをします。
目の前に川が流れ、清流なので子供でも気持ちよく遊ぶことができますし、魚などを捕まえることももちろんできます。こちらで釣り上げた魚を焼いて食べるという楽しみ方もおすすめであり、口コミでも人気となっています。
川の流れはその前の降水量などによっても違いますが、サイトの真ん中あたりから入口あたりは比較的流れが緩やかだと口コミにありました。子供連れでキャンプをして水遊びをするなら、このあたりの地点で遊ぶのがおすすめです。
また近年、遠井キャンプ場では、アマゴのつかみ取り体験ができる池を設置しました。これは4月から8月ごろの期間限定のイベントとなっており、予約が必要なのですが、子供も楽しむことができることから人気となっています。
なお、目の前に自然の川が流れているということは、自然の天候に左右されることが多いということでもあります。特に降雨の場合、上流で雨量が多いと増水の危険があります。行く前に天気予報をしっかり確認し、雨が降ってきたらすぐに移動することをおすすめします。

遠井キャンプ場の利用料金
次に和歌山の「遠井キャンプ場」の料金についてです。実は遠井キャンプ場が人気であるポイントの一つが料金の安さにあります。遠井キャンプ場は泊数により料金が変わり、デイキャンプなら3000円、1泊2日なら4000円で利用できるのです。
ただし、この料金には注意する点があります。この料金は車1台、5人までならこの料金となります。では6人以上になった場合の料金はどうなるかというと、超えた人数分超過料金がかかります。超過料金は大人が800円、小中学生は400円です。
ですから、キャンプの人数が大人6人でデイキャンプなら3800円という計算になります。この料金でもかなりお得な料金と言えるのではないでしょうか。そのためキャンプシーズンの時期には多くの方が訪れる人気キャンプ場となっているのです。
遠井キャンプ場の予約方法
このように和歌山の「遠井キャンプ場」は料金が安いことから人気なのですが、人気となると特にシーズン期間の予約が取れるのかが心配という方もいるでしょう。遠井キャンプ場は予約はどのようにして取るのでしょうか。
実は遠井キャンプ場は予約ができません。そのため、キャンプをしたいという場合はその日に直接キャンプ場に行く必要があります。平常時や平日などの場合は予約なしでも問題なく利用できるのですが、キャンプシーズンには日によって混雑することがあります。
そのため、遠井キャンプ場にキャンプシーズンの休日に行く予定を立てている場合、予約をしなくてもキャンプをするためには、早めにアクセスすることが必要となります。予約なしで早いもの勝ちなので、ぜひ早く行って水遊びなどたっぷり楽しみましょう。
遠井キャンプ場の口コミ情報
次に、和歌山県の「遠井キャンプ場」の口コミ情報をチェックしてみましょう。遠井キャンプ場は山間にあるキャンプ場ですが、水遊びが楽しめるなどロケーションがよいことから、口コミなどでもとても評判がいいことがわかります。
口コミを見た中で目立つのが、やはり水遊びに関することです。遠井キャンプ場を利用した方の多くが有田川で遊ぶことを目的としており、一日中水遊びが楽しめたという口コミがとても多く見られました。川には飛び込みポイントもあり、そちらも子供に人気です。
また、口コミで評判がいい点は、川遊びも含めた自然の豊かさです。設備の面では近年のグランピング施設や高規格キャンプ場に及びませんが、ある程度キャンプに慣れている方ならば料金も安く、予約なしで楽しめるので、気軽に行くことができるキャンプ場と評価されています。
遠井キャンプ場の口コミで気になるポイントとして挙げるなら、やはり混雑の問題です。次にアクセスについて述べますが、遠井キャンプ場は車でのアクセスがよく料金が安い、予約がいらないということから混雑が気になるところです。
実際、口コミの中にはキャンプシーズンには「恐ろしく混む」というものが見られました。GW、夏休みなどに遠井キャンプ場でのキャンプを計画している方は、早めに行くことが必須と言っていいでしょう。
遠井キャンプ場のアクセス方法
それでは次に、「遠井キャンプ場」へのアクセスについて紹介します。最初に述べたように、遠井キャンプ場は和歌山県有田川町の山間にあります。そのためアクセスは基本的には車となります。
車で遠井キャンプ場に行く場合、最寄りは阪和自動車道「有田」ICとなります。ここから国道480号線で高野方面に向かいます。有田ICから約30キロほど進んだところの国道沿いに遠井キャンプ場があります。40分ほどで到着できるでしょう。
場所が国道480号線の真下にあり、有田川沿いにあるキャンプ場なので、あまり迷うことなく行くことができそうです。アクセスのしやすさもまた、遠井キャンプ場が人気となっている理由の一つでもあります。
遠井キャンプ場の周辺観光スポット
最後に、「遠井キャンプ場」の周辺観光スポットをいくつか紹介します。遠井キャンプ場は山間にあり、近くに集落などがないので、いずれにしても車でのアクセスが基本となるのですが、いずれも景色がよく、キャンプの途中で立ち寄るのにぴったりの場所となっています。
ただし、いずれの観光スポットも距離はかなりありますので、歩いていくのは難しいです。最も近い道の駅でも1.7キロほどありますから、キャンプの往復のいずれかのルートに組み込むとよいでしょう。
道の駅 あらぎの里
「道の駅 あらぎの里」は、次に述べるあらぎ島とセットで訪れるのがおすすめです。展望台の近く、国道480号線沿いにあるため、遠井キャンプ場からのアクセスもしやすいです。
地元の産品を多く取り扱っているのが特徴で、日本一の生産量を誇る「ぶどう山椒」の商品や、紀州手漉き和紙「保田紙」製品、地元の産直野菜などがあるので、キャンプの食材として使うのもおすすめです。またこんにゃくうどんは自家製こんにゃくを使っており、ヘルシーで人気が高いです。
営業時間ですが、3月から10月までは10時から17時30分まで、それ以外の時期は17時までとなっています。そのため遠井キャンプ場で足りないものを買う予定なら、時間を確認していくことをおすすめします。
あらぎ島
遠井キャンプ場まで行ったなら、ぜひ見ておきたいのが「あらぎ島」(蘭島)です。正式名称は「嶋新田」というのですが、こちらの通称がよく知られています。有田川の川がΩの形に曲がりくねり、舌状の台地ができており、そこに階段状の扇形に棚田が作られています。
開墾が行われたのは江戸時代ですが、1996年にこの景観を保存する会が作られ、景観保全や維持の負担軽減のためにさまざまな施策が行われています。現在でも休耕田がなく、すべてが耕作されているのも特徴です。
この島状の丘に棚田が並ぶ景色は「日本の棚田百選」や「和歌山県朝陽夕陽百選」などに選ばれており、さらに観光パンフレットの表紙になるなど、広く知られています。ぜひその雄大さを実際に見てください。
生石高原
遠井キャンプ場のある有田川町と、隣の紀美野町との町境にある「生石高原」は標高870メートルの高原で、360度の眺望が楽しめるということでハイキングなどで訪れる方も多い観光スポットです。
四季折々の自然が楽しめる生石高原ですが、特におすすめしたいのが秋のススキです。実はこの生石高原は山頂一帯がススキに覆われた大草原となっており、しかも11月の遅い時期までそのススキが見られるということで人気なのです。
特にススキが見られる時期には和歌山だけでなく、関西一円からも観光客がやってくると言われるほどの人気観光スポットとなっています。この時期にキャンプをする予定ならぜひ足を伸ばしてみてください。
安楽寺
同じく和歌山県有田川町にある「安楽寺」は、二川の山麓にあり、開創は不詳ですが、1359年、南朝方の四条隆俊が逃れる途上、一時的にこの寺に身を寄せたという言い伝えがある歴史のあるお寺です。
こちらのお寺には高さ2メートルほどの多宝小塔があります。屋内用の小さいサイズのものなのですが、中に大日如来が祀られている厨子で、部材に女竹を使っているという珍しいものです。そのため重要文化財にも指定されています。ただ、ふだんはこちらの拝観はできないようです。
のどかな雰囲気の中にあるお寺ということで、気持ちが安らぐと評判になっています。こちらも国道480号線沿いなので、遠山キャンプ場と組み合わせて観光しやすいスポットと言えそうです。


ロケーション抜群な遠井キャンプ場へ行こう
有田川に沿って作られている「遠井キャンプ場」は、豊かな自然に囲まれ、目の前の川でたっぷりと川遊びが楽しめるうえ、料金も安いので、キャンプに慣れている方を中心にとても人気があります。関西方面からのアクセスも比較的よいので、ぜひ遠井キャンプ場で自然の中でたっぷり楽しんでください。
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