沖縄へフェリーで行こう!料金や乗り場・車も一緒に旅行するには?
沖縄に旅行に行く場合、飛行機で行くのが一般的なのですが、実はフェリーを利用していく方法もあります。きれいな海を眺めながらのフェリー旅はいかがでしょうか。そこで沖縄へのフェリー旅の料金やルート、予約方法などについて紹介します。

目次
沖縄フェリー旅の魅力
沖縄へ行くという場合、一般的には東京や鹿児島などから出ている飛行機を利用します。しかし実は、沖縄へフェリーで船旅をするという方法もあり、車を持っていきたい方に人気です。そこで沖縄行きのフェリーが出ているところ、所要時間や料金、乗り場などの情報を紹介します。
沖縄へフェリーで行くには?
そもそも、沖縄の隣の県は鹿児島県ですが、どのくらいの距離があるのでしょうか。もちろん場所によっても違いますが、鹿児島市から沖縄本島までの距離はなんと約660キロで、東京から高知くらいの距離があるのです。
実際、飛行機での所要時間を調べてみると、東京まではだいたい2時間半前後、鹿児島まででも1時間20分ほどかかるのです。これだけ離れていてさらに間は海なのですから、飛行機以外の乗り物での移動はないと考えがちです。
しかし実は、沖縄に飛行機以外で行ける方法というのがちゃんと存在しています。ではその方法とは具体的にはどのような方法で、一般の方でも使える方法なのでしょうか。
飛行機以外でも行くことができる
沖縄に飛行機以外で行く方法というのは、フェリーによる方法です。東京にしろ、鹿児島にしろ、これだけ距離が離れていても、沖縄は周囲が海ですから、フェリーを使えば普通にアクセスすることができます。
沖縄にフェリーでアクセスする大きなメリットとして挙げられるのが車です。沖縄の場合、公共交通機関としてモノレールやバス、タクシーなどがあります。しかし観光地が空港などから遠いことも少なくありませんから車でのアクセスが便利です。
多くの場合は空港でレンタカーを借りて、それを旅行中に使う方が多いのですが、自分の車を持っていくことができるなら、そのほうがいいのはもちろんです。沖縄までフェリーを利用すればそれができるわけですから、乗り場さえわかればぜひ利用したいという方もいるのではないでしょうか。

沖縄へフェリーの乗り場は鹿児島新港「奄美・沖縄ターミナル」
では、沖縄に行くフェリー乗り場はどこにあるのでしょうか。2022年現在、沖縄へのフェリー乗り場があるのは、鹿児島にある鹿児島新港の「奄美・沖縄ターミナル」となっています。
この鹿児島新港のフェリー乗り場は、奄美、沖縄に行くフェリーのみが発着しています。鹿児島空港、鹿児島中央駅などからはバスが出ていますので、車でない方はこれらのバスを利用するか、タクシーでアクセスするのがおすすめです。
沖縄方面に行くフェリー乗り場しかないため、乗り場がわからず迷うということはないですし、鹿児島中央駅からのバスはこのフェリーの発着時間に合わせて運行されていますので、時間さえ合えばそれほど大変なことはないでしょう。
東京便はあるの?
鹿児島周辺に住む方ならば、車で鹿児島新港まで行き、そこから沖縄方面行きのフェリーを利用するだけなので、それほど大変なことはありません。しかし、東京周辺などの方が沖縄までフェリー旅をしてみたいという場合、どうしたらいいのでしょうか。
東京から沖縄に行くフェリーですが、以前はあったということです。しかし東京から直通で沖縄に行くフェリーは廃止になっており、現在では利用することができません。
他のところからのフェリー便は?
東京からフェリーで沖縄に直通で行く方法はないと述べましたが、他の場所からはどうなのでしょうか。以前沖縄にフェリーで行く予定を立てたことがある方の中には、確か関西から沖縄までフェリーで行けたはずという記憶がある方もいるかもしれません。
実は2017年まで、関西からも沖縄にフェリーで行く方法がありました。神戸の六甲旅客ターミナル、大阪の南港フェリーターミナルから沖縄方面に行く便があったのです。奄美大島の名瀬、徳之島、沖永良部島、与論島を経由し、約43時間の船旅でした。
しかしこのルートは2017年10月、旅客フェリーとしての運行が休止となりました。そのため2022年現在では、沖縄に直通でフェリーで行こうとすれば、鹿児島新港から行く方法しかないということになります。
九州までフェリーで移動する方法はある
では、鹿児島以外の方が車を沖縄に持っていきたい場合、ひたすら鹿児島まで高速道路を走るしかないのでしょうか。東京から鹿児島まで車で移動するとなると、時間だけでなく運転による疲れも心配になるところです。
その場合、大阪方面から九州へフェリーで移動し、そこから鹿児島新港まで車を走らせ、沖縄のフェリーを利用するという方法があります。具体的には志布志、大分の別府、新門司などに大阪からのフェリーが出ており、それを利用できるのです。
これでも東京からなら大阪まで車を走らせる必要がありますが、鹿児島まで走らせるよりは半分以下の距離で済みますし、フェリーの中ではゆっくり休むことができます。所要時間は気になりますが、方法としてはこのような方法を取ることもできます。
鹿児島便のルート
では、鹿児島新港から沖縄までのフェリーですが、どのようなルートを通って行くのでしょうか。鹿児島新港から沖縄に行くフェリーは、まっすぐ沖縄本島に行くのではなく、途中の島を経由しながら沖縄に向かいます。
鹿児島新港を出発したフェリーは、奄美大島の名瀬港、徳之島の亀徳港、沖永良部島の和泊港、与論島の与論港を経由し、沖縄本島に向かいます。沖縄本島も本部港、那覇港と経由します。
鹿児島新港から南下しつつ、いくつかの島を経由するため、車を持っていきたい方だけでなく、島観光をしたいという方にもこのフェリーは利用されています。島の間にはこの長距離便以外にも船便があるので、それも使いつつ観光をすることもできるのです。
所要時間
次に鹿児島新港から沖縄までのフェリーの所要時間です。ただですら距離が遠いうえ、いくつかの島を経由しつつ沖縄に向かうルートですから、当然所要時間はかなりかかります。
基本的な時間でいうと、鹿児島から本部までで約23時間、那覇までとなると25時間ほどかかります。つまりフェリーだけでまる1日かかるということになります。鹿児島を出発するのが18時で、名瀬に着くのが翌朝の5時ごろ、そして各島を順番に経由して、本部に着くのが16時40分ごろ、那覇着が19時です。
逆に沖縄から鹿児島に向かう便は、朝の7時ごろに那覇を出発し、名瀬に着くのが20時30分ごろ、そして翌朝の8時30分ごろに鹿児島に着くことになります。行き帰りとも一番距離が離れている鹿児島と名瀬の間で一泊する時間帯です。
予約方法
次に、鹿児島と沖縄を結ぶフェリーの予約方法です。フェリーの予約は旅客、車両ともに1か月前の同日8時30分から電話で受け付けとなります。特に観光シーズンに利用を計画している場合は、早めに予約をすることをおすすめします。
後で触れますが、鹿児島と沖縄の間のフェリーは、2つの会社で運行しています。基本的には1日1便で交代で運行しているので、まずは自分が乗る日どちらの会社が運行しているのかを確認しましょう。そのうえでそれぞれの会社の予約センターに連絡をすることになります。
なお、予約をした場合でも、人間だけが乗る場合は出航30分前までに乗船手続きをしてください。車両の場合は、沖縄本島行きは2時間30分前に手続きをしないと予約が取り消しになります。時間を間違えないようにしましょう。
沖縄の到着ターミナルは?
鹿児島と沖縄を結ぶフェリーの出発は鹿児島新港ですが、沖縄のほうは本部港と那覇港の2ヶ所が到着ターミナルとなります。本部港は名護市内から車で20分ほどの所にあります。
那覇港の方は那覇市にある那覇港ターミナルビルです。那覇市内から10分ほどで、こちらも周辺の島々とを結ぶフェリーが多く発着するビルとなっているので、わかりにくいということはないでしょう。

沖縄のフェリー料金
次にフェリー料金についてです。沖縄と鹿児島を結ぶフェリーの料金は基本的に人間の料金と車両の料金があります。人間の料金は船室により違います。特等、1等、2等船室、2等に分かれています。
車両の料金は車のサイズにより違ってきます。大きく、軽自動車、普通自動車、自動二輪車に分かれ、普通自動車は大きさ、自動二輪車は排気量によりさらに細かく分かれています。そのため、自分の車がどのくらいの料金になるか、事前にチェックしておくことをおすすめします。
マルエーフェリー
先ほど述べたように、沖縄と鹿児島を結ぶフェリーは、2つの会社で運行をしています。その1つがマルエーフェリーです。2隻が運行しており、中には売店やレストランなどもありますし、バリアフリータイプの船室を備えた船も就航しています。
船室というと、ふつうの椅子などがずらりと並ぶ様子を連想することが多いですが、沖縄と鹿児島を結ぶ便は何といっても途中で宿泊する必要があります。そのため特等や1等などは普通のホテルの部屋のような作りになっていますし、2等船室でもちゃんと布団などがあり、寝られるようになっています。
また、マルエーフェリーの方は学割料金があります。学割は2等の和室になるようですが、料金が割引になるため、それだけ利用しやすくなります。もし学割が使える方がいるのであれば、問い合わせしてみることをおすすめします。
マリックスライン
もう1つ、鹿児島と沖縄を結ぶフェリーを運航しているのが「マリックスライン」です。こちらも2隻が就航しており、船室の他レストランや売店などが同じように揃っています。
こちらの船も同様に、特等、1等船室はホテルのような作りの部屋となっており、2等船室は敷布団があるタイプとなっています。また、家族連れの方が利用しやすいように、4人部屋の1等船室などもあります。
いずれにしても、どちらの会社も日によって運行予定の船が決まっています。旅行の日程が決まったら、どちらの会社のどの船が運行予定なのかを確認し、船室も公式サイトなとで確認して決めることをおすすめします。
車やバイクと一緒に沖縄旅行をするには
ここまで述べてきたように、フェリーを使えば、沖縄まで自分の車やバイクを持っていくことができます。沖縄の旅は東京などとは違って、車で観光するほうがずっと効率的ですから、もし時間的に可能なら、自分の車を持っていくためにフェリーを利用するのもいいでしょう。
そこで次に、車やバイクなどを沖縄行きのフェリーに乗せたいという時の方法と、注意点などについて紹介していきましょう。
車やバイクも乗せられる
先ほど予約のところで、利用する1ヶ月前から電話で予約をすると述べました。人間だけがフェリーを利用するという場合、フェリーに空きがあれば、当日乗り場でチケットを購入して乗ることもできます。
しかし、車やバイクなどを一緒に運びたいという場合、全区間完全予約制となっているため、必ず事前の予約が必要となります。また、車の場合は旅客だけの場合と違い、早めに港に行くことが必要です。先ほども述べたように2時間半前までに行く必要があり、間に合わないと予約取り消しになってしまいます。
フェリーで沖縄に行く際の注意点は?
さて、沖縄にフェリーで行くルートや料金、予約方法などについてここまで紹介してきました。船での旅は時間はかかるのですが、美しい沖縄の海を見ながら旅ができるということで人気となっています。
ここまで述べてきたように、船の場合は電車などと違い、出航時間よりも早く乗り場に行く必要があるなどの注意が必要でしたが、このほかにもいくつか注意したいところがあります。そこで最後にフェリーで沖縄に行く場合に注意したいポイントについて紹介します。
持ち込むことができる荷物に注意
沖縄にフェリーで行くという場合、引っ越しなどの場合を除くと、日程に余裕がある旅というパターンが多いです。そうすると荷物の量が気になる所です。基本的に沖縄に行くフェリーは、船内に持ち込める手回り品の量が決まっていて、それ以上のものは貨物扱いになります。
また、当然のことながら、危険物など、船内に持ちこめないものもあります。さらにペットなどはペットルームなどを利用することになるなど、荷物によっては特別な扱いが必要なものがあります。
沖縄にフェリーで行く時の荷物はなるべくコンパクトにすること、また持ち込みできるか気になる荷物があるときは事前に電話などで問い合わせをすることをおすすめします。
酔い止めの用意
船旅で一番心配なことと言えば船酔いという方は少なくありません。その時の海の状況にもよるのですが、沖縄にフェリーで行く場合、乗船時間が長いこともあり、そのリスクは高いものと考えた方がいいです。
ですから、沖縄にフェリーで行こうという場合は、酔い止めを準備しておくことをおすすめします。もちろん船の中の売店で販売している場合もありますが、確実ではありません。ぜひ荷物に忘れずにいれておきましょう。
フェリーで沖縄の旅を楽しもう
沖縄へのフェリー旅は視線いっぱいに広がるきれいな海を見ながら旅を楽しむことができるので、特に観光シーズンには乗り場がいっぱいになるほどに混雑するほど人気の航路となっています。時間に余裕があるならば、ぜひ沖縄までのフェリーでのんびり旅行を楽しんでみてください。
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