東京発のフェリー情報まとめ!乗り場や航路・料金・所要時間まで徹底調査!

東京から船でどこかに行くというのはあまり経験がない方が多いのではないでしょうか。実は東京から出るフェリーや船便は複数あり、観光などで利用する方が多く見られます。そこで東京から出るフェリーや船の航路や料金、気になる所要時間などを紹介します。

東京発のフェリー情報まとめ!乗り場や航路・料金・所要時間まで徹底調査!のイメージ

目次

  1. 1東京発のフェリーでどこに行ける?
  2. 2東京のフェリー乗り場ってどこにある?
  3. 3東京発のフェリーは、オーシャン東九フェリーのみ
  4. 4東京から小笠原諸島へ行くフェリーはないの?
  5. 5東京からフェリーで伊豆諸島も行くことができる
  6. 6東京発のフェリーを利用する際の注意点
  7. 7東京発のフェリーで旅に出かけよう!

東京発のフェリーでどこに行ける?

東京からの旅行というと飛行機や新幹線などがあり、日本各地に便利に移動することができます。しかし実は東京からフェリーを使い、航路で行くことができる場所もあるのです。そこで東京からフェリーで行くことができる場所とその航路、料金や時間などの情報について紹介します。

東京のフェリー乗り場ってどこにある?

そもそも東京発のフェリー航路はいくつくらいあるのでしょうか。東京からの船というと、八丈島などに行く便を連想しますが、あの船は客船でフェリーではありません。

実は後で詳しく述べますが、東京発のフェリー航路は2022年現在1航路しかありません。その他の船の航路はすべて、車を乗せられない船で、フェリーではないのです。逆に言うと、東京発のフェリーというのはそれくらい珍しい乗り物となっているということかもしれません。

では、その東京発のフェリーの乗り場はどこなのでしょうか。その乗り場は「東京湾フェリーターミナル」で、東京都江東区の有明にあります。このフェリーターミナルはカーフェリー航路の首都圏基地として整備されたところです。

フェリー乗り場へのアクセス方法

この有明にある乗り場、東京湾フェリーターミナルへのアクセスですが、東京発のフェリーを使うという場合、多くは車でアクセスすることになるでしょう。車の場合は「台場出口」、「有明出口」、「臨海副都心出口」などが最寄りとなります。

公共交通機関を利用してアクセスする場合ですが、「国際展示場」駅が最寄りとなります。しかし駅からは距離があるため、送迎ワゴンタクシーを頼んでおきましょう。このタクシーを使うと乗り場のあるフェリーターミナルまで6分ほどで行くことができます。

なお、フェリーターミナルは長距離の船旅をする方が利用する乗り場でもあり、広々とした待合ロビーなどもあり、出発までの時間をゆったりと過ごすことができます。後で述べますが、出発時間より早めに着くように余裕をもって行きましょう。

東京発のフェリーは、オーシャン東九フェリーのみ

それでは次に、東京発のフェリーについてもう少し詳しく紹介していきましょう。今述べたように、東京発のフェリーは1航路しかありません。それがオーシャン東九フェリーの徳島経由北九州行きです。

たった1航路と言ってもそれが北九州まで行く便なのですから、かなりの長距離便であるということがわかります。それだけにのんびりとした船旅が楽しめるということで根強い人気のある航路だとのことです。

航路: 徳島経由北九州行き

それでは次に、その気になる航路について紹介します。東京発のフェリーはストレートに北九州に向かうのではありません。東京を出発したら、徳島港を経由し、北九州の新門司港に向かう航路となっています。

もちろん、東京から北九州まで必ず乗らなければならないということではなく、途中の徳島で乗り降りすることも可能です。そのため、東京から徳島へ、徳島から北九州へ向かう方にもよく利用されています。

フェリーなので、車を一緒に移動させることができるのがこの航路のおすすめポイントです。そのため引っ越しなどで車を移動させる必要がある方や、観光に行き目的地で車を使いたい方にとっては、フェリーの中で休んでいけることからこの航路を利用する方が多いです。

所要時間

気になるのが、東京から徳島を経由し北九州まで行くというルートで、いったいどのくらいの時間がかかるのだろうかということです。東京から九州の博多まで新幹線で行けば、「のぞみ」なら5時間程度、飛行機なら2時間弱で行くことができるのですが、船ならばどうなのでしょう。

東京から北九州に行く船は1日1便です。月曜日から土曜日までの時間帯でいうと、東京を出るのが19時30分で、徳島に着くのが翌日の13時20分、徳島で1時間停まったあと、北九州に着くのはさらに翌日の5時35分です。

つまり、所要時間は東京から徳島までが約18時間、徳島から北九州が約14時間、合計で32時間かかるわけです。北九州まで行くと、3日目の早朝までかかるということになります。

料金

次に料金についてです。東京発のフェリーの料金には、人間の旅客運賃と車を一緒に運ぶ場合の車両構想料金があります。そして旅客運賃のほうは、個室と相部屋があり、個室のほうは個室の使用料金がかかります。

個室と相部屋の違いはどこにあるのでしょうか。まず相部屋というのは階段式の二段ベッドになっている部屋で、一人で利用する場合など他の方と相部屋になります。一方個室の方は二人部屋を一人で使う場合でも一人で利用できるようになっています。

なお、こちらのフェリーにはこのほかにさまざまな割引料金もあります。例えばWEB予約事前決済割引、往復割引、学割、障がいを持つ方の割引などがあるので、利用する際にはこれらの割引料金に該当しないか確認することをおすすめします。

利用した人の口コミ

それでは次に、東京発のフェリーに実際に乗った方の口コミなどをチェックしてみましょう。まず多くの方はフェリーというと、広い部屋に雑魚寝をするというイメージがあるかもしれません。しかしこちらのフェリーは個室などもあり、設備が整っていることに驚いたというものが多く見られます。

実際、フェリーの中には売店やお風呂、リラクゼーションスペースなども用意されていて、快適な船旅を楽しむことができるようになっています。レストランはありませんが、さまざまな食品の自動販売機があり、レンジで温めていつでも食べられるのです。

のんびりと船旅を楽しむことができ、しかも設備もかなり充実しているため、楽しい船旅ができたという口コミが多く見られます。一度は船旅を楽しんでみたいという方にはおすすめと言っていいでしょう。

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東京から小笠原諸島へ行くフェリーはないの?

さて、東京からの船旅ということで、ほとんどの方がイメージするのは、北九州という遠距離のものではなく、伊豆諸島や小笠原諸島への旅ではないでしょうか。伊豆大島などへの旅行について調べた時に船便があったはずと記憶している方もいるでしょう。

先ほども少し触れたのですが、東京からの船旅という点でいうと、伊豆諸島と小笠原諸島に行く船便があります。しかしこの船便は高速ジェット船と大型客船であり、フェリーのように車を乗せることはできません。

ではこの小笠原諸島に行く東京発の船便の乗り場はどこで、どのような航路で伊豆諸島に行くことができるのでしょうか。そのことについて次に紹介していきましょう。

東京の竹芝から行くことができる!

東京から小笠原諸島に行く便の乗り場は竹芝客船ターミナルです。この竹芝客船ターミナルは東京都港区にあります。竹芝客船ターミナルは観光スポットとしても知られているのでご存知の方も多いでしょう。

公共交通機関でアクセスする場合は「浜松町」駅、「竹芝」駅、「大門」駅が最寄りです。どの駅からも徒歩で10分程度で行くことができ、中でも竹芝駅からは徒歩で1分とすぐのところにあります。そのため大荷物の場合でも安心して乗り場まで行くことができます。

小笠原諸島までの所要時間と運行日

では小笠原諸島に行く船便のルートや運航日などはどうなっているのでしょうか。東京と小笠原諸島の距離は約1000キロで、札幌や福岡とほぼ同じなのですが、ここには飛行機がありません。定期船の「おがさわら丸」を利用します。

このおがさわら丸ですが、まず、便そのものが週1便しかありません。しかも父島まで24時間かかります。さらに母島までは父島で船を乗り換え、さらに2時間かかるのです。

旅のパターンとしては、月曜日の11時に東京から船に乗り、翌火曜日の11時に父島に到着し、水、木と父島で過ごし、金曜日の15時に父島を出て、翌土曜日の15時に東京に到着するというような形が基本となります。

小笠原諸島までの料金

次に小笠原諸島に行く便の料金です。小笠原諸島行きの船も船室に等級があり、その等級により料金に違いがあります。最も高い特等室の場合、2022年7月現在で料金が98320円となります。

なお、客室の料金についてですが、特等室、特1等室、1等室は、1部屋を1人で使うこともできます。その場合は料金がプラスされます。また2等の客室に関しては学割などもありますので、利用する場合は確認をおすすめします。

ちなみに、小笠原諸島に行くツアーなどの場合は、この船の料金と宿がセットになったものが多いので、初めての方はこのツアーを利用すると楽に行くことができます。いろいろな組み合わせがあるのでぜひチェックしてみてください。

小笠原諸島までの航路を利用した人の口コミ

では次に、この小笠原諸島に行く航路を実際に利用した方の口コミを紹介していきましょう。なんといっても小笠原諸島に行くためには、船で行くしかありません。そのため同じ小笠原諸島に行く人たちと楽しく過ごすことができたという口コミが多く見られます。

特に2等和室は料金が安く、若者などが多く利用することもあって、他の人とにぎやかに楽しんだという口コミが多く、旅そのものを楽しみたい方におすすめです。また女性で雑魚寝は気になるという方はレディースルームを利用するとよいでしょう。

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東京からフェリーで伊豆諸島も行くことができる

東京から船で行くことができるところとしては、もう一つ、伊豆諸島があります。先ほども述べたように、伊豆大島などに行く時に調べたことがある方もいるのではないでしょうか。

東京から伊豆諸島に行く航路は2ルートあります。1つはジェット船を使うルート、もう1つは大型客船を使うルートです。そのうち、神津島へ行くルートの方にはジェット船、大型客船の両方が、八丈島に行くルートのほうは大型客船が就航しています。

伊豆諸島への航路

それでは次に、伊豆諸島に行く船のルートについて、もう少し詳しく見て行きましょう。今述べたように、東京から伊豆諸島に行く航路は2つあり、伊豆大島から神津島に行くルートと、八丈島の方に行くルートがあります。

そこで、それぞれのルートとそれぞれの島までの所要時間について紹介します。神津島に行くルートはジェット船と大型客船があると述べましたが、ジェット船は早くアクセスできるので、短期間の旅行をしたい時に、大型客船は早朝に目的地に着くので、朝から楽しみたい方におすすめです。

神津島行き

神津島行きのルートのうち、ジェット船を使うルートは、東京から大島、利島、新島、式根島を経由し神津島に向かいます。伊豆大島までは最速で1時間45分、終着の神津島でも3時間ちょっとですから、かなり早いということがわかります。

一方、大型客船でのルートは大島に行く前に横浜に立ち寄ります。こちらは夜行便になっており、大島まで6時間、神津島まで9時間55分かかります。所要時間はずいぶん違うのですが、早朝にそれぞれの島に着くため、朝から観光などを楽しむことができます。

八丈島行き

一方、八丈島行きの航路の方は、大島の方には向かわず、まっすぐに三宅島に向かいます。三宅島と御蔵島を経由して、八丈島に向かうルートとなります。こちらはすべて大型客船であり、神津島行の大型客船と同様に夜行便となっています。

ですからこちらのほうも、夜に東京ないしはそれぞれの島を出て、海上で一晩を過ごし、翌日の早朝にそれぞれの目的地に着くという運行ルートになっています。

所要時間

次に所要時間についてです。神津島に行く便については先ほど述べたように、ジェット船と大型客船で大きく所要時間が違います。その理由は船そのもののスピードの違いももちろんありますが、大型客船は海上で一夜を過ごして、翌早朝に着くようなダイヤになっているためという理由もあります。

実際、八丈島ルートのほうも、所要時間は三宅島まで最短で6時間30分、八丈島で10時間20分となっていますから、最も遠い八丈島でも朝のうちに到着するという形になっています。

先ほども少し触れたように、ジェット船で大島などに行くのであれば、短時間で行くことができる分、日帰りなどでも楽しめますし、朝からしっかり遊びたいなら、大型客船で宿泊の時間を移動時間にするという方法を取ることもできるでしょう。

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東京発のフェリーを利用する際の注意点

最後に、東京発のフェリーや船を利用して旅行に行く際に注意したい点についてです。まず、服装に関してですが、基本的に船旅は長時間になることが多いので、楽に過ごせる服を持っていくことをおすすめします。また甲板で海を見る機会も多いので、その時海風が寒くないよう羽織りものも用意しておきましょう。

また、フェリーで車を持っていく方は特に注意してほしいのが、船に乗るために行く時間です。電車などと違い、出発時間に間に合うのでは遅いです。最低でも出航の1時間前、繁忙期は90分前を目安に乗り場に行くようにしましょう。

東京発のフェリーで旅に出かけよう!

東京発のフェリーは徳島から北九州に行くルートで、そのほかに伊豆諸島や小笠原諸島に行く船便などがあります。東京で船に乗るということはふだんはあまりないかもしれません。ぜひこれらの場所に行く時に時間の余裕があるようなら、ぜひ船での旅を楽しんでみてください。

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この記事のライター
茉莉花

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