雌阿寒岳の登山にチャレンジ!初心者でもおすすめのコースもあり!

日本百名山のひとつでもある雌阿寒岳はこれから登山にチャレンジしようと思ってる方や、まだ始めたばかりという方にもおすすめの山です。初心者にもおすすめの雌阿寒岳の3つの登山コースと難易度、そしてその周辺の観光スポットをお伝えします。

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目次

  1. 1活火山の雌阿寒岳
  2. 2活火山の雌阿寒岳「雌阿寒温泉コース」
  3. 3活火山の雌阿寒岳「オンネトー湖畔コース」
  4. 4活火山の雌阿寒岳「阿寒湖畔コース」
  5. 5活火山の雌阿寒岳山頂で活火山体験
  6. 6活火山の雌阿寒岳の高山植物
  7. 7活火山の雌阿寒岳1:登山口までのアクセス
  8. 8活火山の雌阿寒岳2:周りの山々
  9. 9活火山の雌阿寒岳3:おすすめの日帰り温泉
  10. 10活火山の雌阿寒岳4:周辺のおすすめ観光スポット
  11. 11活火山の雌阿寒岳5:登山の注意点
  12. 12日本百名山の雌阿寒岳をまずは制覇しに行こう

活火山の雌阿寒岳

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北海道東部にある日本百名山にも数えられる標高1499mの雌阿寒岳は山頂に大きな噴火口がある活火山です。一見、登山初心者には難易度の高い山にも見えるのですが北海道でも比較的整備された登山道で、家族連れで登山も出来るお手軽な難易度の低い初心者向けの山です。その雌阿寒岳の3つの登山ルートをご紹介します。

活火山の雌阿寒岳「雌阿寒温泉コース」

雌阿寒温泉(野中温泉)コース歩行距離は3.3km平均時間4時間で3つの登山ルートの中で一番利用者が多く初心者におすすめの難易度の低いルートです。距離も短くアップダウンも少なくて山頂までの目安がたてやすいルートになっています。7合目辺りまではハイマツの樹林帯でそれ以降は岩石や砂礫帯で雄大な景色は格別です。

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標高1100mから岩石や砂礫帯になり1200mからは所々に高山植物が群生しています。残雪があるときは滑りやすいのでスパイクやアイゼンがあると安心です。焦らずゆっくりと景色や高山植物を楽しみながら登るといいと思います。スタート地点にある野中温泉には看板犬がいてタイミングがあえば登山口から山頂まで一緒に登ってくれます。

活火山の雌阿寒岳「オンネトー湖畔コース」

オンネトー湖畔コースは、歩行距離4.2km、平均時間5時間で、オンネトー国設野営場から行くルートです。北海道三大秘湖のオンネトー湖畔の野営場で、キャンプで一泊し家族連れで登山ができます。難易度も低く初心者にもおすすめのルートです。途阿寒富士に行くこともできるルートで右手に阿寒富士、後ろにはオンネトーを眺めながら山頂を目指します。

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このルートは途中の8合目から阿寒富士に行くことも出来るルートでそこには高山植物などの花畑が広がっています。山頂に行くにはゴーゴーと噴煙をあげる火口の右側を煙を吸わないように足早に通過し、山頂へ向かいます。急な勾配ではありますが距離も比較的短めなので余裕があったら阿寒富士を経由してみるのも良いと思います。

活火山の雌阿寒岳「阿寒湖畔コース」

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阿寒湖畔コースは、歩行距離6km、平均時間6時間、雌阿寒岳登山コースの中では一番長いルートです。距離はありますが難易度は低めで初心者にもおすすめのルートです。阿寒湖温泉西からフレベツ林道を車で6km先の登山口からスタートします。勾配は緩やかで迫力ある火山の景観を楽しみながら東岳·西岳·阿寒富士の3座を望めるルートです。

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トドマツを主とした美しい林の緩やかな登りを行くと5合目からハイマツ·ナナカマドが表れ、急に視界が広がります。1042mの辺りから剣ヶ峰、中マチネシリを通り山頂のポンマチネシリへ。頂上は高山植物の女王と呼ばれるコマクサやメアカンキンバイなどの高山植物が咲く溶岩の尾根と広い砂礫地が緩やかに続きます。

活火山の雌阿寒岳山頂で活火山体験

雌阿寒岳の山頂は噴煙と硫黄の匂い、砂礫地、そして山頂に行かなければ見ることが出来ない赤沼・青沼。そして360度パノラマの絶景が見れます。大噴と呼ばれる中マチネシリ、剣ヶ峰、阿寒湖、遠方には雄阿寒岳。その奥に斜里岳、摩周岳、更に遠方に釧路湿原、厚岸の海岸線まで遠望出来てしまうのです。

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山頂の噴火口の近くには雨水がたまって出来た小さな沼が存在します。もともと沼は3つあって赤沼·青沼·小赤沼と呼ばれてたのですが火山活動の活発化で温度が上昇し子赤沼の水は蒸発し無くなってしまいました。今は赤沼と青沼のふたつだけがあり、ここに来なければ見ることの出来ない沼です。

活火山の雌阿寒岳の高山植物

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雌阿寒岳は高山植物の豊富な山です。標高1100mを越えると所々にその姿を見れます。雌阿寒温泉ルートではメアカンキンバイやメアカンフスマ。オンネトー湖畔ルートではコケモモ、ガンコウラン、イワギキョウ等、他にも山頂ではタルマエソウと呼ばれるイワブクロや高山植物の女王と呼ばれるコマグサも見れます。

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以前は登山道の近くでも数多くの高山植物を見ることが出来たそうです。特に高山植物の女王と呼ばれるコマグサは多数生えていました。しかしその多くは登山者の盗堀により激減、今では登山道から離れた場所か山頂付近でしか見ることが出来ません。コマグサは他の高山植物が生息出来ないような砂礫地でも生えています。

活火山の雌阿寒岳1:登山口までのアクセス

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雌阿寒温泉コースの登山口、雌阿寒温泉公共駐車へ行くには釧路駅、釧路空港ともに北上します。国道240号線から阿寒湖を過ぎて国道241号線を左折、そして道道664号線を通って行きます。阿寒温泉方面別左手き見えます。オンネトー国設野営場駐車場は道道664号線からオンネトーに向かいオンネトー湖を過ぎてオンネトー茶屋を左折した先です。
 

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阿寒湖畔登山口駐車場は240号線を北上し道なりに進みます。道なりに進み阿寒湖を過ぎて左折。フレベツ林道を6km進む。雌阿寒岳の登山は難易度も低く、それほど時間はかかりませんが水や食料等しっかり準備していきましょう。飲料水等は阿寒湖温泉街にあるコンビニで用意すると良いかもしれません。

活火山の雌阿寒岳2:周りの山々

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雌阿寒岳のまわりには数々の山があります。阿寒国立公園、阿寒湖の西にある活火山の雌阿寒岳は南岳、東岳、瘤山、剣ヶ峰に続いて中マチネシリとあり、中マチネシリの南には北山、西山、ポンマチネシリが寄生火山としてあり、すぐ近くに阿寒富士、少し離れた場所に雄阿寒岳があり、ともに火山で登れます。

阿寒富士は雌阿寒岳からも分岐があり登山は勿論できます。そして雌阿寒岳と対の雄阿寒岳も滝口付近の雄阿寒岳の南から標高差1000mの登山ルートがあり、雄阿寒岳はアイヌ語で男山を意味するピンネシリ、雌阿寒岳は女山を意味するマチネシリと呼ばれ夫婦山として対にして呼ばれます。

活火山の雌阿寒岳3:おすすめの日帰り温泉

野中温泉山の宿

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足寄市外からオンネトーに向かう手前にある温泉です。原生林に囲まれた開湯大正3年の昔ながらの本物の温泉です。本館と別館が隣接していて本館は以前はユースホテルとして営業していましたが今は日帰り入浴のみです。別館は以前は国民宿舎として営業していました。今では宿泊できるのは別館のここだけとなっています。

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本館は温泉濃度が高く内湯が1つだけです。別館は内湯と露天風呂があり本館、別館共に源泉かけ流しの温泉になります。日帰り入浴本館の営業時間は午前7時から午後7時大人200円小人100円別館は営業時間午前9時から午後8時大人350円。営業時間も金額も違いますが両方入るのをおすすめします。金額も湯質も別格です。

住所:北海道足寄郡足寄町茂足寄159
電話番号:0156-29-7321

活火山の雌阿寒岳4:周辺のおすすめ観光スポット

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雌阿寒岳の周辺には湖が点在しています。釧路市の阿寒国立公園にある雄阿寒岳のふところ阿寒湖は温泉街としても有名です。湖上には大小の島々が浮かび、釣り人にも人気です。お土産屋さんや飲食店もあり登山のあとに温泉や食べ歩き、遊覧船に乗って湖から雌阿寒岳や雄阿寒岳を眺めるのもおすすめです。

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阿寒湖温泉にある阿寒湖アイヌコタンは北海道で最も大きなアイヌ民族のコタンでコタンとは集落という意味です。芸術的な木彫りが数多くある民芸品店や北海道でも珍しいアイヌ料理を楽しめる店もあります。アイヌシアターイコロでは、北海道にいてもなかなか観ることが出来ないアイヌ古式舞踊が観れます。

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活火山の雌阿寒岳5:登山の注意点

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雌阿寒岳は北海道の中でも整備された登山道で初心者にも登りやすい難易度の低いおすすめの山ですが火山活動が活発になれば制限が入ります。天候も急に変わる場合も多々あります。飲料水、食料の他にも雨具や速乾性のある上着、防寒具、足首まである登山靴、残雪がある時はアイゼンも必要です。しっかりと準備をしてください。

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雌阿寒岳は阿寒国立公園の中にあるので高山植物やキノコ等も持ち帰る事は出来ません。どんなに高山植物が可愛いといっても持ってくることは出来ません。雌阿寒岳だけでしか見れない北海道の雄大な景色を見て感じて楽しんでくさい。周りの山々や湖、山頂に行った人しか見れない光景を楽しんでください。

日本百名山の雌阿寒岳をまずは制覇しに行こう

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雌阿寒岳登山のあとは温泉で疲れを癒すのもよし、周りの阿寒湖やオンネトー湖に行き、登ってきた雌阿寒岳を眺めたり阿寒湖で食べ歩きや温泉のはしごも良いと思います。雌阿寒岳周辺は見所が沢山あります。そして何処からも雌阿寒岳は見えます。色々な角度から雌阿寒岳を楽しんでください。

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この記事のライター
Barista Sho

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