「イトウ」は絶滅危惧種の幻の怪魚!生息地や大きさ・釣り方まで徹底調査!

幻の魚ということで話題となっている、「イトウ」のおすすめ情報について詳しくご紹介していきます。絶滅危惧種にも指定されているイトウの人気の秘密や特徴から、北海道などのイトウの生息地の情報から、イトウの気になる釣りのおすすめ情報まで、詳しくまとめています。

「イトウ」は絶滅危惧種の幻の怪魚!生息地や大きさ・釣り方まで徹底調査!のイメージ

目次

  1. 1北海道の淡水魚「イトウ」について解説
  2. 2イトウとは
  3. 3イトウの生息地
  4. 4イトウの生態と特徴
  5. 5イトウの釣り方とおすすめのタックル
  6. 6イトウはどこで見ることができる?
  7. 7人気の魚イトウについての知識を深めよう

北海道の淡水魚「イトウ」について解説

お魚は海にも川にも湖にも、たくさんの種類が生息しています。お魚によって生息地や生態は様々となっていますが、そんな中でも北海道の幻の淡水魚ということで人気を集めているお魚といえば「イトウ」です。イトウのおすすめ情報について、詳しくご紹介していきますので、イトウがちょっとでも気になるという人は要チェックです。

イトウとは

幻のお魚ということで大きな話題を集めているイトウですが、そんなイトウとはいったいどういったタイプのお魚なのでしょうか。イトウというお魚についてまだよく知らないという人や、イトウの生体や釣り情報について詳しく知っておきたいという人は、イトウのおすすめ情報を参考にしてみてください。

イトウはとても大きなサイズ感のお魚として知られていて、淡水魚としては国内でも屈指の大きさを誇っているお魚とされています。イトウは釣りシーンでも人気を集めていて、北海道などの生息地までわざわざ釣りに出かけるという人も多いようです。

イトウは淡水魚の中でも特殊な生態を持っているお魚で、サイズや産卵の様子、さらに寿命に至るまで、一般的な淡水魚とは違った部分がたくさんあります。魅力いっぱいのお魚なので、釣り好きさん・魚好きさんは是非チェックしてみてください。

人気の漫画にも登場している

イトウについて語っていく上で、まずご紹介しておきたいポイントが、イトウは人気の漫画・アニメにも登場しているということです。イトウは昔から貴重なお魚ということで知られていましたが、イトウが一躍有名になるきっかけの一つが、人気の釣り漫画の中で登場したことです。

イトウは「釣りキチ三平」という大人気釣り漫画の作中で登場しています。釣りキチ三平でイトウの存在を知ったという人も多いのではないでしょうか。釣りキチ三平は「週刊少年マガジン」で連載されていた人気漫画で、テレビアニメ化もされていました。

釣りキチ三平はコミックスでは67巻程度発売されていて、アニメも100話以上に渡って放送されて人気となっていました。そんな釣りキチ三平の中でイトウは2回登場していて、アニメだと24話付近と、98話のストーリーで描かれています。

絶滅危惧種にも指定されている貴重な魚

イトウのおすすめ情報として次にご紹介しておきたいのが、イトウはとても貴重なお魚であるということです。実はイトウというお魚は絶滅危惧種にも指定されているお魚となっていて、今後も今のように見ることができるか危惧されています。

一般的にスーパーや巷のお魚屋さんなどで出回っているお魚は、個体数も多くて気軽に釣りができたり、日々全国で水揚げされているお魚も多いですが、イトウの場合は生息地も限られていて、環境省の絶滅危惧種のレッドリストにも載っています。

個体数も減少している

イトウは絶滅危惧種に指定されてからも、どんどん個体数は減少をしていて、確認される数も減ってきてしまっているお魚です。イトウの個体数が減少している理由としては、シンプルに昔と自然環境が変わってきてしまっているという部分もありますが、それ以外にも幾つかの要因が指摘されています。

イトウが絶滅危惧種に指定されるほどに減少してしまっている要因の一つが、河川構造物の増加だと言われています。イトウは基本的に河川の上流部に行って産卵をする習性があります。しかし、河川構造物によって川上りが阻害されている部分があります。

魚の数が増えていくためには、きちんとした産卵場所の環境が確保されている必要があります。また、孵化した後の稚魚が安全に生活できる環境も必要となっています。その点、河畔林の減少などの環境要因もあって、良い産卵環境が少なくなってきています。

保護活動も進められている

イトウは数が減少しているということもあって、保護に向けた活動も進められています。イトウを今後も絶滅させずに守っていこうという動きは、ボランティアや北海道をはじめとした各地域でも進められてきています。

イトウは現在は釣りのターゲットとしても狙うことができるお魚となってはいますが、今後は自由な釣りが制限されたり、市場に出回ることも少なくなってしまう可能性もあります。釣りをしたりする際は、きちんとルールを守って楽しんでみてください。

イトウの生息地

イトウの気になる情報として、次にご紹介していきたいのが、イトウの生息地に関する情報についてです。イトウの生息地がどこなのか詳しく知りたいという人は、参考にしてみてください。イトウの生息地は、日本国内でも一部の地域に限られています。

イトウは日本でも北のエリアを生息地としていて、昔は北海道、さらに青森県や岩手県などの東北エリアも生息地となっていましたが、個体数の減少もあって、2022年現在のイトウの生息地は北海道のみとなってしまっています。

イトウの生息地は北海道のどこでもというわけではなくて、北海道の中でも一部に限られています。また、北海道の中でも個体数は減ってきてしまっているので、安定してイトウが生息できている環境はとても少ないとされています。

イトウの生態と特徴

幻の魚のイトウのおすすめ情報として、次に解説していきたいのが、イトウの生態と特徴に関する情報についてです。イトウが具体的にどんな生態を持っているのか気になる方はチェックしてみてください。イトウのサイズや産卵時期に関する情報から、寿命なども詳しく解説していきます。

見た目

イトウの生態と特徴の情報として、まずご紹介していきたいのが、イトウの見た目に関するおすすめ情報についてです。イトウは身体の部位によっても少し色合いが違っています。イトウの背中部分は、少し青みかがった色合いとなっています。

イトウの身体の側面の部分は、白みがかった銀色となっていて、お腹の部分は白い色合いになっています。太陽の光に照らされるとキラキラと反射して美しい見た目のお魚です。また、産卵の時期が近づいてくると、少し色に変化があります。

産卵時期が近づいてきたオスのイトウは、通常よりも少し赤みがかかった色合いとなってきます。また、イトウの身体の形は、一般的な他の淡水魚と比較して細長めのフォルムが特徴的です。

どんな物を食べている?

イトウは一体どういったものを食べて生活しているのでしょうか。イトウは大人になると非常に大きなサイズになるお魚です。そのため、年齢やサイズによっても食べているエサは少しずつ違ってきています。イトウがまだ小さい稚魚の頃は、小さな昆虫などを餌としています。

水中にいる昆虫などを食べて、どんどん成長してサイズが大きくなってくると、今度は小さな小魚なども捕食するようになってきます。そして、さらに大きな大人のサイズのイトウになってくると、ネズミや鳥などの動物も食べるとされています。

大きさ・重さ

イトウの気になる生態として、次にご紹介していきたいのが、イトウの大きさ・重さに関する情報についてです。イトウは国内でも最大級の大きさの淡水魚ということで有名です。大人まで成長すると、驚くほどの大きさ・サイズになります。

一般的なイトウのサイズとしては、大人になると1メートル程度の大きさになることが知られています。また、大きなサイズの個体になってくると1.5メートル程度にまでなるイトウも確認されています。また、これまでの記録としては最大で2.1メートル程度のサイズのイトウが確認されています。

イトウの重さですが、もちろん個体の体長によっても違ってきますが、一般的なイトウだと5キログラム程度の重さとなっています。大きな個体だと10キログラム近くまで達するものもいるとされています。

産卵時期

イトウの産卵時期に関する情報について、詳しくご紹介していきます。イトウはサケ目サケ科に属しているお魚です。ただ、イトウは日本に生息している一般的なサケ科のお魚とは産卵時期が少し違っていて、春のシーズンが産卵時期となっています。

具体的なイトウの産卵時期は、4月から5月のシーズンとされています。寒い冬の時期が明けて、暖かくなってきた4月から5月のシーズンになると、イトウは産卵場所となる河川の上流部分へと移動していきます。

イトウの産卵時期はそのシーズンの気候・気温によっても多少前後するようです。産卵期間は2週間程度となっていて、河川の複数箇所に分けて卵を生むという習性があります。また、イトウが卵から孵化するのは7月ごろの夏のシーズンです。

寿命

イトウの寿命に関する情報を解説していきます。イトウは他のお魚と比較して、寿命が長い魚となっています。長生きする個体になると、なんと20年以上も生きるのが特徴的です。年数を重ねるごとに、サイズもどんどん大きく成長していきます。

実はイトウは成長がとてもゆっくりなお魚です。長い年数をかけて、少しずつ成長していって、1メートル以上の大きさまで成長するのには10年程度かかると言われています。そのため、1メートルを超える大きな個体はとても少なくて貴重です。

基本的なイトウの成熟する年齢としては、オスの場合は4歳から6歳程度、メスだとt6歳から8歳程度となります。また、卵から孵ったばかりのイトウは、体長2センチメートル程度で、大人と比べるととても小さいです。

イトウの釣り方とおすすめのタックル

イトウの釣り方に関するおすすめ情報について、詳しくご紹介していきます。イトウは幻の魚ということで、釣りシーンでも人気を集めています。特に釣りキチ三平の作中に登場したことで、イトウを釣りたいという人も増えたようです。おすすめの釣り情報をチェックしてみてください。

おすすめの釣りの時期

イトウの釣りのおすすめ情報として、まずご紹介していきたいのが、イトウのおすすめの釣りの時期に関する情報です。イトウは特定の時期に限らず狙っていけるお魚ではありますが、特に釣りやすいおすすめの時期・シーズンがあります。

具体的なイトウの釣りの時期ですが、生息地の北海道の中でも地域によって少しずつ違っているので注意してみてください。北海道の南のエリアだと、春先の3月や、秋の10月ごろの時期がおすすめですし、北海道の北のエリアだと5月ごろや12月のシーズンがおすすめです。

どこで釣れる?

イトウの釣りのおすすめ情報として、次にご紹介しておきたいのが、イトウが釣れる場所についての情報です。野生のイトウを釣るためには、もちろん生息地となる北海道に行く必要があります。北海道の中でも、イトウが釣れる人気のポイントがいくつかあります。

イトウの釣りの人気のスポットとしては、有名どころだと北海道の「天塩川」や「猿払川」などの川釣りポイントや、「朱鞠内湖」などの湖も人気となっています。朱鞠内湖は、イトウの保護活動なども行われていて、個体数も回復してきています。

おすすめのタックル

イトウを釣るための情報として、次にタックルのおすすめ情報を解説していきます。イトウを釣るためにどんなタックルを使えば良いか悩んでいるという人は参考にしてみてください。イトウ釣りのロッドは、7~8フィート程度のロッドが一般的です。

イトウはスタンダードなルアーフィッシングでも、フライフィッシングでも狙っていくことができます。ルアーで釣りに行く場合は20グラム程度のスプーンや、10センチ程度のミノーなどを使っていくのもおすすめです。

フライフィッシングの場合は、ちょっと大きめの番手のロッド・リーダーを用意するのがおすすめです。有名なフィッシングメーカーからも、イトウ釣りにピッタリのタックルがたくさん発売されているのでチェックしてみてください。

イトウはどこで見ることができる?

イトウは北海道の一部の地域に生息している淡水魚ですが、釣り上げたりしないとなかなか生きている姿を見ることができないのがネックです。しかし、実はイトウは水族館でも飼育されているので、場所によっては気軽にイトウの姿を見ることができます。

実はイトウを展示している水族館は全国の色んな場所にあります。イトウの姿を見るだけであれば、わざわざ北海道の生息エリアまで行かなくても見ることができるのでおすすめです。もちろん北海道でも「おたる水族館」や「サンピアザ水族館」などの施設で飼育されています。

北海道以外のエリアでも、「栃木県なかがわ水遊園」や「寺泊水族博物館」、「蓼科アミューズメント水族館」などの色んなスポットで展示されています。

人気の魚イトウについての知識を深めよう

貴重なお魚ということで人気を集めている、イトウのおすすめ情報はいかがでしたでしょうか。イトウは絶滅危惧種にも指定されているお魚で、北海道エリアで生息しているお魚です。

イトウは淡水魚の中でもトップクラスの大きさになるお魚で、見た目に迫力もあるので、釣りや水族館でイトウの姿を一目見てみましょう。

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