鞆の浦は「崖の上のポニョ」のロケ地で有名!話題のスポットを徹底ガイド!

広島県福山市の鞆の浦は人気アニメ映画「崖の上のポニョ」のロケ地で、ポニョゆかりの観光スポットとしておすすめです。また鞆の浦は歴史のある港町で、史跡も多く残されています。鞆の浦の魅力やおすすめ観光スポット、人気グルメなどをご紹介します。

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目次

  1. 1【広島】鞆の浦は「崖の上のポニョ」のロケ地なの?
  2. 2「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦ってどんな街?
  3. 3「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦の魅力
  4. 4「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦のおすすめ観光スポット
  5. 5「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦のグルメスポット
  6. 6「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦に訪れた人の感想
  7. 7「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦へのアクセス
  8. 8話題の街「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦へ行ってみよう!

【広島】鞆の浦は「崖の上のポニョ」のロケ地なの?

「崖の上のポニョ」は2008年にスタジオジブリが公開した長編アニメーション映画です。宮崎駿監督による人気作品で、海沿いの小さな町を舞台に、人間になりたいと願う魚の子・ポニョと5歳の男の子・宗介との心温まる交流を描いています。

宮崎駿監督は偶然旅行で訪れた広島の鞆の浦の美しさにほれ込み、後に長期滞在して「崖の上のポニョ」の構想を練ったと言われています。

スタジオジブリでは鞆の浦を「崖の上のポニョ」のロケ地として公表していませんが、ファンの間では映画のモデルになった町として知られ、訪れる観光客も多くいます。今回はそんな鞆の浦の魅力や観光スポットをご紹介します。

「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦ってどんな街?

鞆の浦(とものうら)は広島県福山市の沼隈半島南端にある港町です。瀬戸内海に面し、鞆の浦周辺で潮の流れが変わることから「潮待ちの港」とも呼ばれています。古くは万葉集にも詠まれ、1200年前以上から港町として栄えてきました。

江戸時代になると瀬戸内海を往来する北前船や朝鮮通信使、琉球使節、オランダ商館長など外国の要人もたびたび寄港するようになり、国内外との交易で栄えるようになりました。江戸時代後期には坂本龍馬が関わったいろは丸事件の舞台にもなっています。

現在は瀬戸内海国立公園の中にある景勝地として知られ、日本遺産やユネスコ世界記憶遺産、「重要伝統的建造物群保存地区」にも登録されています。今も江戸時代に作られた街並みが色濃く残り、ノスタルジックな雰囲気が漂う観光スポットとして人気を集めています。

町には江戸時代の町屋や白壁の土蔵などを改装した宿泊施設やカフェ、雑貨店などがたくさんあります。史跡や遺構などの観光スポットをめぐりながら、グルメやショッピングを楽しむのもおすすめです。

「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦の魅力

広島県福山市の鞆の浦は、レトロな雰囲気が楽しめる観光地として人気があります。坂の多い港町で、通りのあちらこちらにネコがのんびりと過ごしている様子も見られます。

レトロな街並みは映画やドラマ、CMなどのロケ地にも多く使われています。観光をしながら、ロケ地を探して見るのもおすすめです。

歴史的な町並み

広島の鞆の浦には江戸時代の街並みが残されていて、ノスタルジックな景観が人気を集めています。街並みは江戸時代からほとんど変わらず、石畳の道の両側には町屋や土蔵などが並んでいて、まるで昔にタイムスリップしたような気分になります。

鞆の浦には、江戸時代に作られた港湾施設、常夜燈・雁木・波止・焚場跡・船番所跡が残っています。完全な形で全て揃っているのは、全国でも広島の鞆の浦だけです。

たくさんの映画やドラマのロケ地

広島の鞆の浦はノスタルジックな街並みが保存されていて、「崖の上のポニョ」の他にも映画やドラマのロケ地として使われています。

少し前になりますが、2013年公開の長澤まさみ・岡田将生主演の映画「潔く柔く」や、2015年の西島秀俊・香川照之主演のドラマ「流星ワゴン」、2017年公開の「銀魂」などのロケ地に使われました。その他にもハリウッド映画「ウルヴァリン:SAMURAI(サムライ)」のロケも行われました。

「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦のおすすめ観光スポット

広島県福山市の鞆の浦は小さな港町ですが見どころがたくさんあります。ここからは、鞆の浦のおすすめ観光スポットをご紹介してしきましょう。

鞆の浦の観光は、鞆の浦のシンボル「常夜燈」を起点として周辺の資料館やお寺、神社などを訪れるのがおすすめです。幕末の歴史に関する史跡も多く、歴史ファンにもおすすめの観光地です。

常夜燈

常夜燈は鞆の浦のシンボルで、港の西側にあります。1859年(安政6年)に作られた灯台で、150年以上にわたって港に出入りする船の安全を見守ってきました。江戸時代はニシン油を使って灯りをともしていました。

常夜燈の高さは海中の基礎まで含めると約11mあり、江戸時代に作られた現存する常夜燈の中では、日本一の高さを誇ります。現在も現役で、夕方になると灯りがともります。辺りは日中とは違った幻想的な雰囲気に包まれ、夜の散策にもおすすめです。

住所 広島県福山市鞆町鞆843-1 

いろは丸展示館

いろは丸展示館は常夜燈のすぐ近くにある観光スポットで、江戸時代に作られた白壁の建物を活用した資料館です。この建物は「大蔵」とも呼ばれ、歴史的文化財にも登録されています。建物だけでも一見の価値があるので訪れてみてください。

いろは丸展示館では、幕末の志士・坂本龍馬が率いる海援隊の船が、鞆の浦の沖合で紀州藩の軍艦と衝突し沈没した「いろは丸事件」に関する資料を展示していて、大変見ごたえがあります。

龍馬の隠れ部屋を再現したものや、沈没の様子を表したジオラマ、調査風景写真の展示、関連映像のビデオ上映などあり、幕末の歴史に興味のある方や龍馬ファンにおすすめの観光スポットです。

住所 広島県福山市鞆町鞆843-1
電話番号 084-982-1681

医王寺

次にご紹介する鞆の浦の人気観光スポットは医王寺(いおうじ)です。医王寺は鞆の浦で2番めに古いお寺で、平安時代の826年に弘法大師・空海によって開かれた真言宗のお寺です。

その後、本殿は火災によって焼失し、現在あるのは江戸時代に再建されたものです。医王寺は後山の中腹にあり、瀬戸内海を一望できる展望スポットとしてもおすすめです。

医王寺から少し歩いたところに圓福寺があります。圓福寺は「いろは丸事件」の際、紀州藩側の宿舎として使用されました。

圓福寺は大可島城跡に作られています。大可島城は鎌倉時代に築城され、瀬戸内海を支配した村上水軍の拠点の一つです。江戸時代初期に廃城となり、当時の建物は残されていませんが、歴史ファンにおすすめの観光スポットです。

住所 広島県福山市鞆町後地1397
電話番号 084-982-3076

鞆七卿落遺跡・太田家住宅

鞆の浦の太田家は江戸時代から明治にかけて、薬用酒「保命酒」の蔵元として栄えました。太田家住宅は瀬戸内海を代表する商家建築で、国重要文化財として一般に公開されています。

太田家住宅は主屋の他、醸造蔵や土蔵、炊事場、釜屋など9棟から成ります。市松模様の土間や土蔵の海鼠壁など大商家の風格を備えた立派な建物で、鞆の浦の歴史を知るうえでおすすめの観光スポットとなっています。

太田家住宅には幕末に尊王攘夷派の三条実美ら7人の公家が立ち寄ったことから、「鞆七卿落遺跡」とも呼ばれています。三条実美らは1863年の政変で官職を免ぜられ長州(今の山口県)に下る途中に鞆の浦に立ち寄りました。太田家で保命酒を飲み、あまりの美味しさに保命酒を称える歌を残しています。

住所 広島県福山市鞆町鞆842
電話番号 084-982-3553

仙酔島

仙酔島(せんすいじま)は鞆の浦の沖合に浮かぶ島で、鞆の浦の景勝地として人気があります。鞆の浦の港からは、海援隊の蒸気船「いろは丸」を模した連絡船に乗って約5分のところにあり、日帰り観光の他、宿泊をして楽しむのもおすすめです。

「仙人も酔ってしまうほど美しい」という意味で仙酔島と名付けられた島で、海水浴や散策が楽しめます。島には「五色岩」と呼ばれるパワースポットがあり、赤・青・白・黄・黒色入り混じった珍しい地層を見ることができます。

その他にも御膳山展望台や大弥山展望台などの観光スポット、「日本の夕陽百景」に選ばれている田ノ浦海岸などの観光スポットがあります。ハイキングコースが整備されていて、自然を満喫できるおすすめスポットです。

仙酔島では毎年5月に鯛網のイベントが行われます。これは鞆の浦で380年以上前から行われている伝統漁法で、福山市指定無形民族文化財になっています。初夏の風物詩として知られる人気行事で、多くの観光客が訪れます。

住所 広島県福山市鞆町後地

「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦のグルメスポット

広島県福山市の鞆の浦を訪れたら、グルメも楽しんでください。鞆の浦には古民家を改装したおしゃれなカフェが多く、地元の食材を使ったメニューが味わえます。

また、港町・鞆の浦ならではの地魚料理も有名です。鞆の浦には地魚を使った食事処が多く、ランチも夕食も満喫できます。ここからは鞆の浦のおすすめグルメスポットをご紹介していきます。

鞆の浦 a cafe

鞆の浦 a cafe(アカフェ)は、鞆の浦の人気観光スポット・常夜燈からすぐ、いろは丸展示館に隣接するカフェです。江戸時代に作られた伝統的な長屋を改装したおしゃれなカフェとして人気があります。

鞆の港を望む絶好のロケーションにあり、観光の途中に立ち寄ってランチやティータイムを楽しむのにおすすめです。瀬戸内海の食材を使ったメニューを提供していて、ランチには魚介のパスタやサンドイッチがいただけます。

季節限定で瀬戸内レモンの冷製パスタや瀬戸内レモンスカッシュなども楽しめます。また、鞆の浦の名産・保命酒のショットやソーダ割りもおすすめです。とろりとして甘く、薬草の香りが効いたパンチのある味が人気を集めています。

住所 広島県福山市鞆町844-2
電話番号 084-982-0131

千とせ

千とせは鞆の浦の郷土料理が味わえる人気店です。鞆町は「鞆の浦といえば鯛」と言われるほど鯛で有名で、鯛料理を提供する店がたくさんあります。

千とせは仙酔島を望む好立地にある活魚料理で、地魚料理が楽しめます。中でもおすすめは鯛めしと鯛のおかしらが入った鯛そうめんで、ランチには行列ができるほどです。鯛そうめんは、鯛で出汁を取ったつゆがそうめんいよく絡み、絶品料理として人気を集めています。

住所 広島県福山市鞆町鞆552-7
電話番号 084-982-3165

鯛亭

鯛亭は鞆の浦の東海岸にある地魚料理の人気店です。50年以上の歴史がある老舗で、ガイドブックにもよく紹介されている有名店です。

さまざまなメニューがありますが、おすすめは鞆の浦の名物・鯛めしです。鯛の出汁をしっかりと効かせた絶品料理で、鞆の浦ならではの味が楽しめます。「鯛めしデラックス」はお造りやお漬物がセットになっていて、お腹がいっぱいになります。ランチの他、夜の地魚料理もおすすめです。

住所 広島県福山市鞆町550-4
電話番号 084-982-0481

御舟宿いろは

御舟宿いろはは、坂本龍馬が「いろは丸事件」後に紀州藩との談判の場として使用した旧魚屋萬蔵宅を旅館に改装したものです。宮崎駿監督のデザイン画をもとに改装したもので、宮崎駿ファンにもおすすめの観光スポットです。

旅館の1階は町屋の雰囲気を残した食事処になっていて、ランチや夕食がいただけます。瀬戸内海の食材を中心にした料理を提供していて、美味しいと評判があります。ランチには鯛漬けが付く「いろは御膳」や「鯛づくし御膳」、福山の郷土料理「うずみ飯御膳」などが食べられます。

住所 広島県福山市鞆町670
電話番号 084-982-1920

「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦に訪れた人の感想

広島県福山市の鞆の浦はアクセスがよく、広島の日帰り観光地として人気があります。ノスタルジックな街並みが楽しめるスポットとして、インスタグラムでも話題になっています。

散策やハイキング、グルメなど様々な楽しみ方ができ、「何度でも訪れたい」という感想を寄せるもたくさんいます。リピーターも多く、広島でも人気の観光地となっています。

鞆の浦は地魚が味わえるグルメスポットが多く、鯛めしなどの美味しい強度料理が味わえるという感想を寄せる人もたくさんいます。

「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦へのアクセス

広島県福山市の人気観光スポット、鞆の浦を訪れたい方のためにアクセス方法をご紹介します。鞆の浦へ車でアクセスする場合は山陽自動車道・福山東ICまたは福山西ICから約40分です。鞆町には有料駐車場が4か所あります。

鞆の浦へ公共交通機関で訪れる場合は、JR福山駅南口から鞆鉄バスを利用し約30分、「鞆の浦」で下車し徒歩5分です。バスは15分間隔で運行されているので便利です。

話題の街「崖の上のポニョ」のロケ地・鞆の浦へ行ってみよう!

広島県福山市の景勝地、鞆の浦をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。鞆の浦は江戸時代の建物が残り、ノスタルジックな雰囲気が味わえます。

史跡や展望スポットも多く、福山市の観光スポットとして人気を集めています。古民家を改装したカフェや地魚料理が楽しめる食事処もたくさんあるので、グルメも味わってみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
Momoko

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