ウトナイ湖は苫小牧の絶景観光スポット!道の駅や野鳥観察など見どころ満載!

北海道の苫小牧にあるウトナイ湖は、野鳥の種類や数がとても多い、日本でも有数の絶景スポットとして知られています。そこでウトナイ湖のおすすめの見どころや訪れたい場所、そしてアクセス方法や周辺の観光スポットなども含めて紹介します。

ウトナイ湖は苫小牧の絶景観光スポット!道の駅や野鳥観察など見どころ満載!のイメージ

目次

  1. 1【北海道】苫小牧の人気観光スポット・ウトナイ湖とは?
  2. 2ウトナイ湖の見どころ
  3. 3ウトナイ湖の野鳥観察のおすすめスポットとは?
  4. 4ウトナイ湖の道の駅は立ち寄るべし!
  5. 5ウトナイ湖へ訪れた人の感想
  6. 6ウトナイ湖へのアクセス
  7. 7ウトナイ湖の周辺観光スポット
  8. 8人気のウトナイ湖へ行ってみよう!

【北海道】苫小牧の人気観光スポット・ウトナイ湖とは?

北海道の観光スポットの中には、他では見られないような豊かな自然にあふれたところがたくさんあります。苫小牧の「ウトナイ湖」もまたその一つであり、たくさんの野鳥や豊かな植物に驚きを感じる方も多いです。ウトナイ湖のおすすめポイントや道の駅などの情報について紹介します。

ウトナイ湖の見どころ

ウトナイ湖というのは北海道苫小牧市にある湖で、苫小牧東部を流れる勇払川の中流に位置しています。ウトナイ湖周辺は低湿地で、いくつかの沼があるのですが、ウトナイ湖はその中では最も大きく、周囲が約9キロあります。

北海道で自然豊かな観光スポットというと、街中からかなり離れたところにあるイメージがありますが、ウトナイ湖は苫小牧の市街から約10キロほど、車でも25分程度で行くことができるため、比較的観光に行きやすいスポットの一つです。

それではまず、ウトナイ湖とはどのような湖なのか、またウトナイ湖に行ったらぜひ見ておきたいおすすめの見どころなどについても合わせて紹介しましょう。

ウトナイ湖とはどのような湖?

さて、苫小牧にあるウトナイ湖は「海跡湖」という湖です。今から6000万年前までは、このあたりは一面の海でした。その後約3000年前ごろにかけ、砂がたまり、さらに海岸線が下がったことで広い砂浜ができました。

この砂浜に美々川から注ぐ水がたまることで作られたのが現在のウトナイ湖となります。実は今でも少しずつ形を変えていると言われており、地形図を何種類か合わせてみるとその違いがわかります。

1981年、ウトナイ湖の周辺は日本初のバードサンクチュアリに指定され、翌年にはウトナイ湖鳥獣保護区に、そして1991年には日本で4番目のラムサール条約登録湿地となり、現在に至っています。

ウトナイ湖の名前の意味は?

では、「ウトナイ湖」というのはどういう意味なのでしょうか。もともとこのアイヌ語で「キムウント」と呼ばれていました。これは「山にある沼」という意味です。

現在のウトナイ湖の「ウトナイ」というのは「あばら骨の川の沼」という意味です。これはウトナイ湖に美々川や勇払川などいくつもの川が流れ込んでいる、その様子があばら骨のように見えることからつけられたと言われます。

現在のウトナイ湖は北側から勇払川、美々川、オタルマップ川が流れ込み、南側の勇払川に水が流れ出すという形になっています。周辺には水性植物群落、マコモ、ヨシの群落、ハンノキの林などが広がり、豊かな自然を感じることができます。

地元のものを買える道の駅

後でアクセスのところで述べますが、ウトナイ湖は新千歳空港から苫小牧に向かう途中にあり、観光を兼ねて立ち寄る方も多く見られます。そのような方に特におすすめなのが「道の駅ウトナイ湖」です。この道の駅は文字通りウトナイ湖の湖畔に位置しているため、景色を見ながら休憩する方に人気です。

ウトナイ湖に面して大きなガラス窓があり、そこからはウトナイ湖にやってくるたくさんの野鳥を一望することができます。特に冬の時期など、外でずっと野鳥を見ているのは大変なので、道の駅の中から野鳥を見るのはおすすめです。

また、道の駅ということで建物にはレストランなどもあるほか、地元北海道の特産品を使ったさまざまな商品が並びます。北海道といえばグルメなど魅力的なものが目白押しです。ぜひ道の駅で北海道の魅力的な商品をチェックしてみましょう。

200種類以上の野鳥を観察できる

ここまで述べてきたように、ウトナイ湖の観光のメインはやはり野鳥です。ウトナイ湖は動植物の宝庫、野鳥の楽園と呼ばれることも多く、特に渡り鳥がいる時期にはたくさんの鳥が見られます。その種類はなんと270種類にもなります。

特にマガンやハクチョウはウトナイ湖を渡りの中継地にしていることから、集団で飛来することが多く、その時期には湖を埋めつくすほどのたくさんの野鳥が見られます。

また、2020年には130年ぶりでタンチョウがひなを育てている様子が観察されるなど、その豊かな自然は野鳥が育つ場としても注目を集めています。北海道の豊かな自然を感じたいという方には特におすすめと言えるでしょう。

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ウトナイ湖の野鳥観察のおすすめスポットとは?

さて、今述べたように、ウトナイ湖はたくさんの野鳥が生息する場所として世界的にも注目を集めています。日ごろから野鳥観察を趣味にしている方にとっては北海道観光では外せないスポットですが、普通の観光客なら、野鳥の名前など知らないという方もいるのではないでしょうか。

せっかく貴重な野鳥を観察できるウトナイ湖に来たのですから、どんな野鳥がいるのか知ることができたら、さらに有意義な観光が楽しめるでしょう。そこで野鳥について知りたい方におすすめしたい施設について次に紹介します。

ウトナイ湖野生鳥獣保護センター

ウトナイ湖の野鳥について知りたいなら、「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」にまず行ってみましょう。こちらの施設はウトナイ湖の湖畔にあり、ウトナイ湖のビジターセンターとしての役割を持っています。

施設でまず目を引くのが、ウトナイ湖の四季を描いた壁画です。北海道の豊かな自然の四季の移り変わりがよくわかり、またそこに描かれるたくさんの動植物を実際に絵として見ることで、実際の野鳥を見るのにも役立ちます。

また中にはウトナイ湖に面して大きな窓があり、そこに無料の双眼鏡が並んでいます。その双眼鏡を使うことで、ウトナイ湖の野鳥をより詳しく観察することもできます。こちらでそれぞれのいきものを知ったうえで見ることで、さらに野鳥に関する知識を深めることができそうです。

ネイチャーセンター

ウトナイ湖野生鳥獣保護センターからウトナイ湖沿いに2キロほどの湖岸遊歩道が整備されています。この遊歩道を進んだところにあるのが「ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター」です。

こちらは日本野鳥の会が作ったサンクチュアリで、望遠鏡を使ってウトナイ湖の野鳥観察ができるほか、レンジャーが常駐していて、その時期の野鳥の情報を教えてもらうこともできます。また野鳥観察会など多様なイベントも行われています。

徒歩で移動する必要はありますが、何といっても今のリアルな野鳥を直接知ることができる点が人気のポイントであり、イベントなどに参加することを希望する方も多いです。遊歩道を歩きながら、実際の野鳥観察を楽しむのもおすすめです。

ウトナイ湖の道の駅は立ち寄るべし!

先ほども触れましたが、次に紹介するウトナイ湖近くの施設は「道の駅ウトナイ湖」です。もともとウトナイ湖は西側を国道36号が通過しており、苫小牧と新千歳空港を結ぶルートとして人気です。そのため、ウトナイ湖に行く方以外にも人気の道の駅です。

近年では道の駅そのものが魅力的であり、観光スポットの一つとなっている所も少なくありませんが、この「道の駅ウトナイ湖」も同様です。裏がすぐウトナイ湖ですから、野鳥など観察したいという方にもうれしい施設です。

それでは、道の駅ウトナイ湖はウトナイ湖を見ること以外にどのようなおすすめポイントがあるのでしょうか。その点について紹介しましょう。

地元の食材を使ったグルメを味わえる

北海道と言ったら外せないのがグルメです。北海道の人気グルメと言えば数えきれないほどですが、特に苫小牧はホッキガイやハスカップなどが知られています。道の駅ウトナイ湖には「ラポ・ラポラ食堂」があり、これらの苫小牧周辺のグルメを楽しむことができます。

特に人気なのがカレーで、ホッキガイのほかホタテやエビなどのシーフードが盛りだくさんの「ほっきシーフードカレー」は、地元グルメを手軽に味わうことができると評判になっています。

先ほども述べたようにこの道の駅はウトナイ湖に向かって大きな窓があるので、美味しい食事を楽しみながら湖にいる野鳥を見ることもできます。新千歳空港に向かう途中の一休みにもぜひおすすめします。

お土産にもおすすめのアイテムがずらり!

道の駅ウトナイ湖には「農林海産物直売所」と「アンテナショップミール」があります。農林海産物直売所は苫小牧の周辺で収穫された農産物や「海の駅ぷらっとみなと市場」の海産物などが販売され、地元の方にも人気となっています。

また、アンテナショップミールのほうはウトナイ湖の道の駅ということもあって、ホッキガイやハスカップを使ったお土産品だけでなく日本野鳥の会のオリジナルグッズなども販売されているのが特徴です。ウトナイ湖らしいお土産品が欲しい方におすすめです。

お土産品コーナーも充実しており、お弁当など購入してゆっくり宿などで食べたいという方も多いですし、農産物や海産物もまた同様に人気となっています。ぜひ苫小牧の魅力的な産物をチェックしてみてください。

ウトナイ湖へ訪れた人の感想

では、実際にウトナイ湖に行った方はどのような感想を持ったのでしょうか。口コミなどを見て行くと、ウトナイ湖を訪れた多くの方が、多くの野鳥に驚きを感じたようです。特にハクチョウがいる時期になるとその数の多さはほかではなかなか見られないということでした。

また、基本的にハクチョウは渡り鳥ですから、特定の時期でなければ見られないのですが、渡りをしないハクチョウも少しいるようで、本来はいない時期でも運がよければ見ることができるということです。

特に道の駅ウトナイ湖やウトナイ湖野生鳥獣保護センターからだと、寒い時期でも室内から野鳥の様子を見たりすることができるため、特に渡り鳥を見たい方などからはとても評判がいいです。ぜひ行ってみてください。

ウトナイ湖へのアクセス

次にウトナイ湖へのアクセスについてです。先ほども少し触れたのですが、北海道の自然豊かな観光スポットというと、街中からのアクセスが遠かったり、山道を進まなくてはならなかったりとハードルが高いところもあります。

しかしウトナイ湖はアクセスが非常によく、しかも実はバスを利用してのアクセスもできるという点がおすすめポイントでもあります。そこで車でのアクセスとバスでのアクセス、両方について紹介します。

車でのアクセス

まず、ウトナイ湖への車でのアクセスについてです。先ほども触れたのですが、ウトナイ湖は湖の西側に国道36号線が通っています。この36号線は新千歳空港と苫小牧を結ぶルートです。しかも道央自動車道の「苫小牧東」ICもすぐ近くにあります。

そのため、車でアクセスする場合にはこの苫小牧東ICを利用するのがおすすめです。また苫小牧市街からは車で25分ほど、札幌市内からでも90分ほどでアクセスすることができます。新千歳空港からも15分ほどでアクセス可能です。

バスでのアクセス

次に公共交通機関を利用してアクセスしたいという場合ですが、ウトナイ湖はバスでのアクセスがおすすめです。その理由は苫小牧と新千歳空港を結ぶ路線バスがウトナイ湖の横を通り、停留場があるからです。

この路線バスですが、「ウトナイ湖」もしくは「ネイチャーセンター入口」がウトナイ湖の最寄りのバス停となります。新千歳空港という北海道の玄関口とを結ぶバスですから本数もそれなりにあり、アクセスはさほど面倒ではないでしょう。

ですから、苫小牧で観光をする予定があるなら、飛行機で新千歳空港に着いたら、そこから苫小牧に行く前にバスなどでウトナイ湖に行くプランも人気です。ぜひ上手に組み込んでみてください。

ウトナイ湖の周辺観光スポット

最後に、ウトナイ湖の周辺にある人気の観光スポットをいくつか紹介します。ここまで述べてきたようにウトナイ湖は苫小牧からの距離も比較的近く、さらに交通のアクセスも比較的いいため、苫小牧や新千歳空港周辺の観光スポットと組み合わせるのも人気が高いです。

そこで、ウトナイ湖近くにあり、自然を感じられる観光スポットや、特に家族連れの方に人気がある観光スポットなどを中心に紹介していきましょう。

自然体験工房うえなえ村

ウトナイ湖は苫小牧にあるのですが、この苫小牧の中でも美々川に近い方にある植苗は、特に自然が感じられる場所として人気があります。その中にある「自然体験工房うえなえ村」を紹介します。

こちらの施設は、美々川の自然に触れたいという方に特におすすめの人気スポットです。特におすすめなのがカヌー体験で、近年美々川にカヌースポットが作られたことから盛んに行われるようになりました。もちろんスタッフがちゃんとついて指導してくれますから、初心者でも心配なく楽しむことができます。

なお、初心者の方で景色をゆっくり楽しみたいという場合には、それに対応した貸切コースがあり、そちらも人気が高まっています。ぜひ行く前にプランなどチェックし、楽しんでください。

ノーザンホースパーク

同じく苫小牧にある「ノーザンホースパーク」は、馬に特化したテーマパークです。馬と言ってもポニーショーなど目で見て楽しむほか、馬車や乗馬体験、さらにきゅう舎で実際に馬に触れる体験など、その内容は多様です。

特に乗馬体験は人気が高く、スタッフが引いてくれる馬に乗る「観光ひき馬」から、本格的な乗馬が楽しめる「乗馬レッスン」、「ホーストレッキング」とさまざまな楽しみ方ができるため、自分のレベルに合わせて選ぶこともできます。

もともとが競馬の馬を育てている会社がやっているため、競馬などを趣味とする方もいろいろ楽しめますし、子供や馬初心者ももちろん満足できる充実した施設です。

人気のウトナイ湖へ行ってみよう!

苫小牧にあるウトナイ湖は街中などからのアクセスが比較的いいのですが、その自然の豊かさは特筆すべきほどであり、特にたくさんの野鳥はここならではの魅力にあふれます。さまざまな種類の野鳥がいきいきと過ごす様子はウトナイ湖でなくては見られないかもしれません。ぜひウトナイ湖で豊かな自然体験を楽しみましょう。

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この記事のライター
茉莉花

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