気仙沼『福よし』は美味しんぼの名店！メニューや料金・予約方法を紹介！

気仙沼魚市場にほど近い気仙沼「福よし」は1978（昭和53）年に現在とは異なる場所に魚料理専門店「福よし」を開業しました。主に魚料理にこだわりを持ち、特に焼き魚にも一手間加えた本格的なお店からスタートしました。その後、地元の人から根強い人気を集め、現在では県外からも多くの「福よし」ファンが集まるほど人気のお店です。

2011年3月11日、日本中が激震した東日本大震災。気仙沼港近くにお店を構えていた「福よし」も津波によって流されてしまいました。幸い店主の村上さんやスタッフさんは地震直後に高台へ避難したため無事でしたが、「福よし」は再建不可能になってしまいました。それでも多くの人の励ましの声もあり翌年2012年に再興を果たしました。

震災の翌年2012年8月に再オープンした気仙沼「福よし」はやはり震災前と比べると客層も変わり、地元の人の口数も減りました。それでもなお、地元気仙沼を少しでも盛り上げたいという気持ちから、以前よりもさらに海に近い場所に再建し、今もなお津波にも負けない熱い気持ちで営業を続けています。やはり暖かい声援があったからこそでしょう。

住所：宮城県気仙沼市魚町1-6-7
電話番号：0226-24-0284

気仙沼「福よし」はグルメ漫画「美味しんぼ」（86巻）にも掲載されました。掲載されてからは全国の「美味しんぼ」ファンが集まるなどの大盛況を見せたと言います。店主の村上さんも登場している「美味しんぼ」には、主人公の山岡士郎が「世界一の焼き魚だ!」と言っている場面が大変印象的でしょう。

「美味しんぼ」に掲載されているお店はほとんどが実在するお店です。また登場人物としても店主を登場させたりと少しリアリティのあるものが多いようです。もちろん気仙沼「福よし」の店主、村上さんも「美味しんぼ」に登場しています。気になる方はぜひ「美味しんぼ」（86巻）をチェックしてみましょう。

気仙沼「福よし」はなんと言っても絶品の魚料理です。お店の目の前には気仙沼漁港が存在し魚市場からそのまま新鮮な魚が運ばれてくるため、鮮度はどこのお店よりも抜群です。水揚げされたばかりの魚をすぐに食べられるとして多くの魚ファンを虜にさせる気仙沼ではおすすめのお店です。

気仙沼「福よし」は多くの人が知っているグルメ漫画の「美味しんぼ」にも登場したため、県外からも多くの観光客で賑わっています。平日のランチタイムでも行列ができるほど賑わいを見せている気仙沼「福よし」は休日になると予約をしないと食べることができないほど店内は大盛況です。どうしても行きたい方は予約をすることをおすすめします。

気仙沼「福よし」の店主、村上さんは「世界一美味しく魚を焼いてあげたい」という強い想いから独自に編み出した焼き方や一番美味しく食べられる焼き加減など、魚の焼き方に関してはプロフェッショナルを極めています。こだわり抜いた焼き方は「美味しんぼ」にも登場するほど圧巻であり、予約をしないと食べることのできないほどの人気です。

気仙沼「福よし」の魚の焼き方は囲炉裏の前でじっくりと魚を焼くことにこだわっています。そのため店内に入ると他のお店と違う光景が真っ先に飛び込んでくるでしょう。注文を受けてから囲炉裏の前の炭火で30分以上じっくりと焼き上げることで、余分な脂を落とし魚本来の美味しさを引き出すことができます。

囲炉裏ので焼くことによって雰囲気も抜群ですし、炭火ならではの香ばしい香りと焦げ目がつき、外はカリッと中はフワッとした食感を楽しむことができます。魚の焼き方にもこだわりがあり、炭火の上に網を乗せて焼く方法ではなく、魚の横から火を当てる方法にこだわることによりさらに美味しい魚を食べることができるでしょう。

気仙沼「福よし」のさらにこだわっているところは、焼き魚に刺してある竹串は全て店主の村上さんが作っているほど細部にまでこだわっています。さらに魚の種類によっても長さや太さを変えるほどの徹底ぶりであり、魚の焼き方に対する情熱が目にしみるほどです。これこそが気仙沼「福よし」が「世界一の焼き魚」と言われる理由でしょう。

多くの人から「世界一の焼き魚」とも称されているため、焼き魚には強い自信を持っています。特にその季節にあった朝に採れた新鮮な魚をそのまま焼くので、鮮度は抜群です。「きちぢ」「さんま」「かれい」「ホッケ」「いわし」などの種類があり、串刺しの状態で提供されます。囲炉裏の前に焼かれる魚は写真を撮りたくなるような圧巻の光景です。

気仙沼「福よし」は焼き魚だけではありません。その日に獲れた生きた魚をそのまま捌いてお刺身として出されるメニューもおすすめであり、多くの人が感動する美味しさです。「福よし」の定番メニュー「かつお」「まぐろ」「たこ」「いか」などお刺身の中でも美味しいところを選りすぐりしたおすすめメニューです。

気仙沼「福よし」で食べるお刺身はどれも新鮮で美味しくておすすめですが、その他にも珍しいお刺身メニューを紹介します。「ホヤ」「つぶ」「めかじき」「マンボウの腸」など通常の魚料理店では扱っていないようなメニューがあるのも「美味しんぼ」にも掲載された理由でもあるでしょう。

魚料理店あるがゆえに絶品の一品料理も存在します。多くの人が注文する「いかふみそ焼」は「福よし」でも特に人気メニューであり、イカの身と内臓を和えたものを小鍋で焦げないように炙っていくと、半透明だった以下の色が乳白色に染まり見た目もさらに美味しさを引き立てます。日本酒との相性抜群で多くの人が頼むおすすめメニューです。

気仙沼「福よし」ファンが必ず頼むと行っても過言ではないものがホヤの内臓です。一般的にはあまり食べることのできないホヤの内臓ですが、少し癖があるものの一度食べれば病みつきになるほどの絶品メニューです。少し火で炙ると香ばしい匂いがしてさらにおすすめです。日本酒片手に食べてみてはいかがでしょうか。

気仙沼はホヤの養殖の発祥地であり、収穫量日本一ということをご存知でしょうか。そのため気仙沼漁港にはシーズンになると獲れたてほやほやのホヤがたくさん水揚げされて各卸へと運ばれて行きます。気仙沼「福よし」ではそんな日本一のホヤを新鮮な状態で食べることができます。ぜひ珍味と呼ばれるホヤを味わってみませんか。

「料理の数も多くてどれを頼んでいいか分からない」という方におすすめなのが、その日に獲れた一番粋のある魚をオリジナルで出してくれる「料理おまかせコース」です。一品の前菜から始まり、刺身盛り合わせや焼き魚、さらにその日一番のおすすめの魚をアレンジしてくれます。事前に予約をしていれば珍しい魚料理も食べれるかもしれません。

さらに嬉しいのが遠方の方に合わせて、せっかく気仙沼に足を運んでもらったならという思いから気仙沼で獲れた「福よし」でしか食べることのできない珍しい魚料理をアレンジしてくれます。特に魚好きにはたまらない逸品の料理もあります。これも「福よし」が人気とも言える気遣いでしょう。日本酒と一緒に頼めばさらに美味しく召しあがれます。

「料理おまかせコース」の料理の種類や量は特に決まっておらず、その日のおすすめな魚を値段相応で出してくれます。料金は一人前3000円から6000円までの中で好みの料金設定で注文することができます。「珍しい魚を思う存分食べたい」という方は6000円の料金設定で注文することをおすすめします。きっとあなたを満足させてくれるでしょう。

気仙沼「福よし」の代名詞とも言えるのが「きちぢ」の焼き魚です。カサゴの仲間であり、北海道地方ではキンキとも呼ばれる魚ですが、赤い姿をしながら身はふっくらとしている美味しい高級魚です。「美味しんぼ」の中にも登場するこの焼き魚は「福よし」にきたら必ず注文するメニューにもランクインするなど大変おすすめです。

グルメ漫画「美味しんぼ」の中でも称されている「世界一の焼き魚」はきっと「福よし」の代名詞「きちぢ」を食べれば納得することでしょう。囲炉裏の横で焼かれた魚は香ばしい香りとともに焦げ目がなんとも言えないアクセントとなり、さらに美味しさを引き立たせてくれます。出来上がった「きちぢ」に箸を入れれば脂があふれ出すことでしょう。

この「きちぢ」は頭と骨以外は全て美味しく食べられるのが人気の理由です。「もうこれ以上食べるところがない」というところまでいったら、残った頭と骨に特製のお出汁をかけて汁物として召し上がるのが通の食べ方です。「福よし」でしか食べることのできない逸品料理であり、頭と骨から出る脂とお出汁が絶妙なバランスです。

気仙沼「福よし」のメニューには料金は載っていません。唯一載っているとすれば「料理おまかせコース」の料金設定のみです。これは新鮮な魚料理を食べてもらいたいという店主の願いから、魚市場でその日一番おすすめの魚をセリによって購入しています。そのため全てその時の市場価格の時価で料金が設定がされています。

時価は少し不安で頼めないという方は「料理おまかせコース」が無難でしょう。料金は3000円からとなっていますが、思う存分魚料理を食べることができるコストパフォーマンス抜群のおすすめメニューです。基本的にはおまかせですが「珍しい魚が食べたい」と注文すればきっとそれに応えてくれるでしょう。

お酒片手に魚料理が食べられる至福のひとときはきっと忘れられないでしょう。気仙沼「福よし」はお酒メニューも置いてあり、お手頃な料金で飲むことができます。日本酒も地酒をメインにあまり聞いたことがないような銘柄が並び、それほど高くない料金で楽しむことができます。気仙沼「福よし」に訪れた際はぜひお酒と一緒に楽しみましょう。

気仙沼「福よし」は気仙沼市の中でも有名店なため、予約をすることが困難となっています。特に休日の予約は3ヵ月先になるほどの人気っぷりです。平日でも多くの人で賑わっている人気店ですので、遠方から訪れる際は必ず予約をしてから来店するようにしましょう。きっと満足のいく時間を過ごせることができるでしょう。

平日、休日問わず予約で満席になっている気仙沼「福よし」どうしても行きたいという方は必ず予約をすることをおすすめします。「料理おまかせコース」を頼むならば事前に電話予約の際に伝えておくといいでしょう。お店側も予約をされていた方が事前に用意ができるので、もしかしたら食べたことのないような珍しい魚を食べられるかもしれません。

気仙沼「福よし」へのアクセスは車がおすすめです。JR気仙沼駅から車で5分と駅からも近い場所にあります。電車から来られる際はバス等は走っていませんので、タクシーまたは徒歩での移動になります。気仙沼「福よし」の近くには気仙沼魚市場がありますので、そこを目印にするとさらにわかりやすいかもしれません。

生鮮カツオ水揚げ21年連続日本一を誇る気仙沼漁港や魚料理専門店が数多く軒を連ねている気仙沼駅周辺は、なんと言っても絶品の魚料理が食べられるとして魚好きにはおすすめのスポットです。近くには新鮮な魚次から次へと運ばれてくる気仙沼市魚市場や三陸の海の幸が揃っている「気仙沼海の市」があり、新鮮な魚が食べられるとして有名です。

特に気仙沼市魚市場は早朝から仲介人や氷屋などが走り回っています。中でも水揚げされた魚をいかに素早く氷とともに箱詰めされていくかの関係者たちの息の合った連携プレーはその姿を見た人にしか分からない圧巻の姿と感動を覚えます。気仙沼に訪れた際は漁師さんや仲介人の連携プレーもご覧になってはいかがでしょうか。

気仙沼「福よし」の詳しい情報はいかがでしたでしょうか。他にも気仙沼には魚料理専門店はありますが、ここまで珍しい魚を食べることができるお店は数少ないです。気仙沼漁港から水揚げされた新鮮な魚をその日に食べられる文句なしの逸品の料理をぜひ食べに行ってみませんか。