2018年04月27日公開
2020年03月26日更新
熱海『MOA美術館』は国宝展示や絶景が魅力!入館料やアクセスは?
静岡県熱海市にあるMOA美術館は、国宝を含む数々の収蔵物が人気の美術館。2017年にリニューアルオープンしてからは、展示物を撮影しても良い国内でも珍しい美術館として注目を浴びています。今回は、熱海MOA美術館の入館料やお得な割引券の情報もご紹介します。

目次
- 1熱海のMOA美術館をご紹介!
- 2熱海のMOA美術館ってどんな美術館?
- 3熱海MOA美術館へのアクセス方法
- 4熱海MOA美術館の入館料と割引券について
- 5熱海MOA美術館は国宝も撮影できる!
- 6熱海MOA美術館の必見アート1:紅白梅図屏風
- 7熱海MOA美術館の必見アート2:絵藤花文茶壺
- 8熱海MOA美術館の必見アート3:手鑑 翰墨城
- 9熱海MOA美術館の必見アート4:黄金の茶室
- 10熱海MOA美術館の必見アート5:冨嶽三十六景
- 11熱海MOA美術館のアートなカフェ1: オー・ミラドー
- 12熱海MOA美術館のアートなカフェ2: 和食・甘味 花の茶屋
- 13熱海MOA美術館のアートなカフェ3: 茶室 一白庵
- 14熱海MOA美術館のアートなカフェ4:the café
- 15熱海のMOA美術館でアートな休日をすごそう!
熱海のMOA美術館をご紹介!
静岡県熱海市にあるMOA美術館は、国宝や国の重要文化財を含めた3500点に及ぶ展示物を収蔵する国内有数の美術館で、熱海の海を見渡せる絶景のロケーションにあります。外観からしてインスタ映えするMOA美術館は、若い世代にも人気を集めています。今回は、熱海MOA美術館の気になる入館料やアクセス方法の他、お得な割引券についてお伝えします。
熱海のMOA美術館ってどんな美術館?
熱海のMOA美術館は、30年以上の歴史ある美術館で、老朽化が進んだことにより、2017年2月にリニューアルオープンされました。リニューアルには、世界的に有名な建築家や現代美術作家が携わり、モダンかつ斬新でありながら、日本の伝統工芸である漆塗りの技法を用いた扉を採用するなど、そのアーティスティックな空間が話題となっています。
新しく生まれかわった熱海のMOA美術館は、2つのエントランスがあり、入り口に到達するまでそれぞれ長い通路を通って展示室まで向かいます。長さ100m以上ある壮大なエスカレーターは、近未来を思わせることから、インスタ映えする撮影スポットとして人気を集めています。また、プロジェクションマッピングを使った華麗な天井アートも人気です。
MOA美術館には、国宝3点を含めた膨大な展示品がありますが、その中心となっているのが日本美術です。MOA美術館では、アートを通して、日本の能や茶の湯等の文化を広める活動にも力を入れており、熱海から世界に向けて日本文化を発信する美術館として、外国人からも注目されています。能の講演も定期的に開催されており、見どころの一つとなっています。
リニューアルオープン後の熱海MOA美術館には、お茶と和食が楽しめるカフェが3ヶ所、洋風のお料理とコーヒー等がいただけるカフェが2ヶ所設けられ、熱海の相模湾に広がる絶景を眺めながらいただくランチが人気となっています。入館料だけでもかなりのお金がかかりますが、アーティスティックなランチも美味しいのでおすすめです!

熱海MOA美術館へのアクセス方法
続いて熱海MOA美術館へのアクセス方法をご紹介します。まず、公共交通機関でのアクセスについてです。もっとも安いアクセス方法は、バスがおすすめです。JR熱海駅から、MOA美術館行きのバスが出ており、時期によってはバスの本数も増便されるので、バスでのアクセスは非常に便利です。運賃は大人片道170円で、MOA美術館までは7分程で到着です。
また、バスでアクセスする場合は、お得な割引券があり、MOA美術館の入館料が300円安くなります。割引券付きのバスチケットについては、購入できる場所も含めて、後ほど詳しくご紹介致します。続いては車でのアクセス方法についてです。首都圏から、車でアクセスする場合は東名高速道路か厚木方面から一般道でのアクセスとなります。
小田原西出口を経由して西湘バイバス方面をめざし、その後真鶴道路湯河原出口から国道135号線に入ります。熱海のMOA美術館までの所要時間は約2時間ほどとなります。静岡方面からのアクセスなら、東名高速道の沼津インターチェンジか、新東名高速道の長泉沼津インターチェンジから、熱函道路経由でMOA美術館到着です。所要時間は約1時間ほどです。
入館料がかなり高いMOA美術館ですが、駐車場は無料となっていますので、車でのアクセスにも便利です。利用時間は、美術館の開館時間とほぼ連動しており、9:00から17:00までとなっています。駐車場の収容台数は、200台ほどですが、国宝が期間限定で公開される週末等は、満車になる場合もあります。早めのおでかけがおすすめです。
熱海MOA美術館の入館料と割引券について
気になる熱海MOA美術館の入館料についてお伝えします。まず、一般の入館料は1600円、高大生は1000円、小中学生は無料となっています。団体入館料は、それぞれ300円安くなっており、10名以上でおでかけの場合は、そちらをご利用いただけます。また65歳以上はシニア料金で1400円と、一般より200円入館料が安くなっています。
小中学生の入館料が無料なのは、子連れでMOA美術館へ行きたい方には大変ありがたいサービスです。しかしながら、大人の入館料は、かなり高めに設定されていますので、少しでもをお得に鑑賞するためには、割引券を利用するのがおすすめです。熱海MOA美術館には、提携窓口で割引券を販売しており、正規入館料より最大300円安く入館できます。
割引券を販売しているのは、熱海駅向かいの熱海第一ビル内にある「伊豆東海バス」窓口の他、熱海市内の契約旅館です。アクセスにも使えておすすめなのは、バスの運賃とセットになった割引券です。また、熱海観光と合わせてMOA美術館に行くなら、熱海梅園の梅まつりの時期がおすすめ。熱海梅園の半券が割引券となっており300円引きとなります。
その他の割引券としては、MOA美術館の前売観覧券があります。コンビニ各社や熱海の契約旅行会社でも前売観覧券を購入できます。場所によって、1300円から1400円と割引券の価格が違うようです。コンビニでも購入できますが、コンビニで購入すると1400円になっているようです。詳しくは、各社のホームページにアクセスしてみて下さい。
割引券をわざわざ購入しに行くのは面倒という方には、MOA美術館のSNS割引がおすすめです。MOA美術館の公式インスタグラムをフォローした画面をチケット販売カウンターで提示すると、入館料が100円割引になるというサービスがあります。SNS世代の若い方にも、日本美術を通して「美育したい」というMOA美術館の粋な計らいです!
熱海MOA美術館は国宝も撮影できる!
SNS世代を意識した新しい取り組みで話題沸騰中のMOA美術館。先にご紹介しました通り、熱海MOA美術館では、ほとんどの展示品をカメラで撮影することができます!撮影許可されている展示品の中には、国宝や国の重要文化財も含まれており、実物を見に来られなかった家族や友人と、写真を通してその感動を分かち合いたいという方に喜ばれています。
国内に数ある美術館の中でも、写真撮影が許可されているケースは稀で、特に、国宝が撮影できるというのは、かなり珍しい美術館と言えます。MOA美術館では、フラッシュ撮影は禁止ですが、展示品を美しく撮影できるよう低反射ガラスを使う等、展示方法にも工夫がされています。また、ガラスに作品が映り込むのを防ぐため背景にも工夫しています。
国宝も撮影できるMOA美術館ですが、撮影規制もいくつかあります。先述しました通り、展示室でのフラッシュ撮影は禁止で、三脚や自撮り棒の使用も禁止となっています。また、撮影した展示品の画像を営利目的で使用することも禁止されています。展示品の中には、撮影不可となっているものもいくつかありますので、確認してから撮影しましょう。
熱海MOA美術館の必見アート1:紅白梅図屏風
ここからは、熱海MOA美術館で必見のアートをご紹介していきます。トップバッターは、MOA美術館でもっとも人気のある展示物国宝「紅白梅図屏風」です。琳派の代表的な画家「尾形光琳」の名作である「紅白梅図屏風」は、美術の教科書や歴史の教科書にも登場する大変有名な名画です。国宝は、劣化を防ぐため展示期間が60日以下となっています。
写真撮影もOKな国宝「紅白梅図屏風」ですが、展示期間は、例年熱海の梅の時期のみで、2018年は既に公開が終了してしまっています。国宝は、他の美術館への貸出されることもほとんどありませんので、MOA美術館で鑑賞するしかありません。今年は既にタイミングを逃してしまったという方は、来年MOA美術館に足を運んでみて下さい。
熱海MOA美術館の必見アート2:絵藤花文茶壺
続いてご紹介するMOA美術館の必見アートは、同じく国宝「絵藤花文茶壺」です。色絵藤花文茶壺(いろえふじはなもんちゃつぼ)は、江戸時代の作家、野々村仁清の作品で、四国丸亀城の姫君が所有していたと言われています。大胆な色使いと構図が特徴の色絵藤花文茶壺は、かなり薄い作りをしているそうで、見た目よりずっと軽いそうです。
こちらの国宝は、先ほどの「紅白梅図屏風」と違って通年鑑賞できるようになっています。ぽっかりと空いた真っ黒な空間の中に、浮かび上がるように展示されている姿は、その存在自体が既にアーティスティック!尾形光琳作の国宝が展示されている期間は、こちらの展示室が空いているようですので、アクセスしやすくじっくり鑑賞できておすすめです。
熱海MOA美術館の必見アート3:手鑑 翰墨城
続いてご紹介するMOA美術館の必見アートは、先にご紹介した2点と同じく国宝に指定されている「手鑑 翰墨城」です。「手鑑 翰墨城」は日本三大古筆の一つといわれ、奈良時代から、室町時代にわたる各時代の名所が綴られた名書の一つ。京都国立博物館の「藻塩草」(もしおぐさ)と出光美術館の「見ぬ世の友」と合わせて見ておきたい古筆です。
熱海MOA美術館の必見アート4:黄金の茶室
続いてご紹介するMOA美術館の必見アートは「黄金の茶室」です。現在では、日本各地に「黄金の茶室」のレプリカを鑑賞できる場所がありますが、国内初となる「黄金の茶室」が再現されたのは、ここMOA美術館です。天正14年に、太閤秀吉が正親町天皇にお茶を献上するために京都御所内に作らせたという組立式の茶室がモデルとなっています。
史実に基づいて再現された「黄金の茶室」は、使用した金の重さが約50キロとも言われています。金箔が張り巡らされた豪華絢爛な茶室は、中に入ることはできませんが、実物は思ったより広く、かなり迫力があるようです。また、展示されている茶道具もすべて金が使用されているそうですので、そのまばゆさに圧倒されること間違い無しです!
熱海MOA美術館の必見アート5:冨嶽三十六景
最後にご紹介するMOA美術館の必見アートは、葛飾北斎の不朽の名作「冨嶽三十六景」です。常設展示ではありませんが、MOA美術館では、毎年北斎の「冨嶽三十六景」を一挙に公開する展示を行っており、世界中から北斎ファンが訪れます。2018年4月末現在、36点の作品が一同に公開されています。初刷りと思われる作品も数多く展示されています。
熱海MOA美術館のアートなカフェ1: オー・ミラドー
MOA美術館ではアーティスティックなランチも楽しめます。まず、最初にご紹介するのは、カフェレストラン「オー・ミラドー」。箱根の人気レストラン「オー・ミラドー」の姉妹店として、MOA美術館で営業しています。人気シェフが手がける色鮮やかな食材を使ったランチは、まさに芸術品!一級の美術品と合わせて、アートなランチもお楽しみ下さい。

熱海MOA美術館のアートなカフェ2: 和食・甘味 花の茶屋
続いてご紹介するMOA美術館のアートなカフェは、和食と和菓子が楽しめる「和食・甘味 花の茶屋」です。美しい景色とともに、繊細な日本料理をいただける「花の茶屋」はMOA美術館の茶の庭にあります。熱海の地元の食材を使ったこだわりのランチは、ご年配の方にも人気のようです。オーガニック食材を使ったヘルシーなランチをぜひご賞味下さい。
熱海MOA美術館のアートなカフェ3: 茶室 一白庵
続いてご紹介するMOA美術館のカートなカフェは、同じく茶の庭にある「茶室 一白庵」。「黄金の茶室」とは違って、日本の「わびさび」を感じていただける素敵なカフェスペースとなっています。設計は、在ワシントン大使館の茶室も手がけた江守奈比古さんが行い、カフェの名前はMOA美術館創立者の生誕100年にちなんで名づけられたそうです。
四季折々の自然を表現する茶道の世界に基づいて「茶室 一白庵」では、熱海周辺の老舗和菓子店から季節の和菓子を取り寄せ、お抹茶と一緒に提供しています。お抹茶を入れる器も、MOA美術館の国宝「絵藤花文茶壺」と同じ藤柄だったりと、遊び心満載です。「茶室 一白庵」は、展示物鑑賞の合間に、ほっと一息小休憩するのにもよさそうです。
熱海MOA美術館のアートなカフェ4:the café
最後にご紹介するMOA美術館のアートなカフェはその名も「the café」です。MOA美術館1階ロビーにあるこちらのカフェは、目の前に広がる熱海の相模灘の絶景も見どころです。オーガニックコーヒーや米粉を使ったパンケーキなど、体にやさしいカフェメニューが揃っています。軽食用におすすめのパンもありますので、休憩スペースとしてご利用下さい。
熱海のMOA美術館でアートな休日をすごそう!
熱海のMOA美術館をご紹介致しました。国宝3点を含む膨大な展示物のほとんどを撮影できる先進的な取り組みが話題の熱海MOA美術館。高台にある館内からは、相模灘の絶景も楽しめます。MOA美術館では、GWや夏休みには特別な展示会が催されるようです。小中学生は入館料無料ですので、ご家族で素敵な休日をお過ごし下さい!
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