『気仙沼線BRT』とは?バスルートや料金紹介!復興の気仙沼を観光しよう!

気仙沼線は、前谷地駅と気仙沼駅を結ぶ全長72.8kmのローカル線です。リアス式海岸に沿った景色が人気の路線でした。震災で甚大な被害を受けた気仙沼線は「BRT」で仮復旧を果たし現在に至ります。ここでは気仙沼線のバスルートや料金、復興の気仙沼観光を紹介します。

『気仙沼線BRT』とは?バスルートや料金紹介!復興の気仙沼を観光しよう!のイメージ

目次

  1. 1気仙沼線で気仙沼を観光しよう!
  2. 2気仙沼線「BRT」とは?
  3. 3気仙沼線「BRT」の運行ルートについて
  4. 4気仙沼線「BRT」の料金は?
  5. 5気仙沼線「BRT」から列車に乗換する場合
  6. 6気仙沼線の復興観光スポット1:気仙沼「海の市」
  7. 7気仙沼線の復興観光スポット2:岩井崎の潮吹き岩
  8. 8気仙沼線の復興観光スポット3:三陸復興国立公園
  9. 9気仙沼線の復興観光スポット4:気仙沼湾「大島」
  10. 10気仙沼線「BRT」に乗ろう!

気仙沼線で気仙沼を観光しよう!

JR気仙沼線は、宮城県の石巻の「前谷地駅」から「気仙沼駅」までを結ぶ全長72.8kmのローカル線です。美しい景色を眺めることが出来た気仙沼線は、東日本大震災の発生により甚大な被害を受けました。気仙沼線は2012年より「BRT」という方式で仮復旧をしました。ここでは気仙沼線「BRT」のバスルートや料金、復興の観光スポットを紹介します。

気仙沼線「BRT」とは?

気仙沼線は宮城県の三陸海岸を通ります。東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼線・大船渡線をBRT(バス・ラピット・トランジット)システムにより復旧されることになりました。BRTの路線はJR東日本では鉄道と同じ扱いがされますが、運行されるのは鉄道車両ではなくバスになります。「BRT」のバスはバス専用道路・一般道を走行します。

気仙沼線「BRT」の運行ルートについて

気仙沼線は、前谷地ー柳津・柳津ー気仙沼を全長72.8kmで結ぶ鉄道ルートです。このうち柳津ー気仙沼間は2011年に発生した東日本大震災の津波で甚大な被害を受けました。JR東日本では、気仙沼線の一部の区間でBRTによる代行バスの運行を始めました。BRTは気仙沼線の他に、同じく津波の被害を受けた大船渡線でも運行しています。

「BRT」のバスルート

気仙沼線BRTのルートは、前谷地ー柳津ー陸奥横山ー陸前戸倉ー志津川ーベイサイドアリーナー歌津ー陸前港ー蔵内ー陸前小泉ー本吉ー小金沢ー大谷海岸ー陸前階上ー最知ー松岩ー気仙沼市立病院ー南気仙沼ー不動の沢ー気仙沼です。前谷地ー柳津間はJR気仙沼線とBRTが並行で運行しています。柳津駅からは気仙沼線BRTが走行しています。

気仙沼線「BRT」の料金は?

気仙沼線BRTを利用する場合、JR線(鉄道)と気仙沼線BRTを連続して乗車する場合の普通料金は、JR線(鉄道)と気仙沼線BRTの料金を合計した金額になります。(宮城県の一部地区ででは特定の料金が適用される区間があります。)BRTの乗車料金は「えきねっと乗換・運賃案内」で検索することが出来ます。気仙沼線BRTでは交通系ICカードを利用出来ます。

気仙沼線BRTで前谷地ー柳津間の気仙沼線料金は320円です。所要時間は約20分です。柳津ー気仙沼間の気仙沼線BRTの料金は1140円です。所要時間は約1時間50分です。前谷地ー気仙沼間の気仙沼線BRTの料金は1360円です。所要時間は約2時間30分です。利用する気仙沼線BRTにより所要時間は異なる場合があります。

Odeca・Suicaの利用について

気仙沼線BRTを利用する場合、BRT専用ICカード「Odeca」や「Suica」などの交通系ICカードを利用することが出来ます。Suicaへチャージ(入金)は気仙沼線BRT車内で取り扱います。仙台Suicaエリア(古川・小牛田・石巻等の各駅)とBRT区間をSuicaを利用した乗車は出来ません。あらかじめ乗車券を購入する必要があります。

気仙沼線「BRT」から列車に乗換する場合

気仙沼線BRTから鉄道に乗換をする場合、気仙沼線BRTに乗車する時に整理券を取ります。降りる駅で整理券と共に料金を支払います。「Odeca」を利用して鉄道・BRTに続けて乗車する場合には、事前にきっぷを購入するか、BRT車内で現金を支払います。一部の区間で鉄道とBRTを続けて乗車する場合は普通料金が割引の対象となります。

気仙沼線BRTに乗車をして、気仙沼駅等で再び気仙沼線BRTに乗車する場合、乗り継ぐことを乗務員に伝えて、利用全区間の料金をバスの車内で支払います。その際に乗務員から「清算証明書」が渡されるので、最終目的地でBRTを降りる時に「清算証明書」をBRTの運賃箱へ入れてから下車します。詳しくはBRTのHPで確認をお願いします。

気仙沼線の復興観光スポット1:気仙沼「海の市」

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気仙沼線復興の観光スポットには気仙沼「海の市」があります。「海の市」にはマイナス20℃の氷の水族館や、日本で唯一のサメの水族館「シャークミュージアム」があります。レストランでは魚市場で水揚げされた魚介類を楽しむことが出来たり、気仙沼ならではのお土産を購入できるショップなどが入る観光スポットです。

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気仙沼「海の市」の「シャークミュージアム」の営業時間は5月ー9月(9時ー18時)10月ー4月(9時ー17時)です。料金は「シャークミュージアム」のみ利用の場合は大人(中学生以上)500円・小学生200円・小学生未満は無料になります。10名以上の団体で利用する場合は、入館料が10%オフになります。クレジットカード・電子マネーの利用はできません。

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気仙沼「海の市」の「氷の水族館」営業時間は5月ー9月(9時ー18時)10月ー4月(9時ー17時)です。料金は「氷の水族館」のみ利用の場合は大人(中学生以上)500円・小学生300円・小学生未満無料となります。「シャークミュージアム」「氷の水族館」2館の共通券は大人(中学生以上)900円・小学生400円になります。

気仙沼「海の市」へ公共交通機関を利用する場合のアクセスは、大船渡線・気仙沼線の気仙沼駅で下車をします。気仙沼駅からは車・タクシーで約10分になります。仙台駅・一ノ関駅からは気仙沼までの直行バスが運行しています。車を利用する場合は、東北自動車道「一関IC」または三陸道「登米東和IC」を利用すると便利です。

住所:宮城県気仙沼市魚市場前7ー13
電話番号:0226-24-5755

気仙沼線の復興観光スポット2:岩井崎の潮吹き岩

気仙沼線の復興観光スポットに「岩井崎の潮吹岩」があります。「岩井崎の潮吹岩」は三陸復興国立公園の最南端の位置にあります。港の先端には、波が打ち寄せるたびに潮を吹き上げる「潮吹岩」があります。波が荒い時には潮がダイナミックに吹き上がり、自然の不思議さを感じることが出来る人気の観光スポットです。

「岩井崎の潮吹岩」へのアクセスする場合は、JR気仙沼線を利用すると便利です。JR気仙沼線の陸前階上駅より車で約5分の場所にあります。車を利用してアクセスする場合は、東北自動車道「一関IC」より車で約90分の場所にあります。「岩井崎の潮吹岩」では景色や見晴らしも最高の場所です。家族連れでも楽しむことが出来るのでオススメです。

気仙沼線の復興観光スポット3:三陸復興国立公園

気仙沼線の復興観光スポットに「三陸復興国立公園」があります。「三陸復興国立公園」は青森県南部から宮城県の男鹿半島までの三陸海岸一帯を占める国立公園です。国立公園唯一の海岸公園としても知られています。「三陸復興国立公園」ではハイキングや観光船に乗り三陸海岸の絶景が楽しめたり、キャンプや海水浴なども楽しむことが出来ます。

「三陸海岸復興公園」の気仙沼市の絶景スポットは、「巨釜」と「半造」があります。海の侵食により出来た奇岩を眺めることが出来る絶景スポットです。「巨釜」と「半造」は遊歩道で繋がっています。シンボルとなっているのは、「折石」です。高さ12m・幅3mの大理石の石柱です。「半造」では芝生広場も整備され美しい景色を眺めることが出来ます。

気仙沼線の復興観光スポット4:気仙沼湾「大島」

気仙沼線の復興観光スポット「大島」は気仙沼湾内に存在します。気仙沼からはフェリーを利用して大島へと向かうことが出来ます。「大島」の北部には海抜235mの亀山があり、亀山からは大島全島を一望することが出来ます。その景色は「緑の真珠」とも呼ばれています。「大島」は見て・遊んで・楽しめる観光スポットとして人気があります。

気仙沼湾に位置する「大島」には、「亀山」の他にも見どころがあります。「小田の浜海水浴場」は「快水浴場百選」にも選ばれた、半円形のカーブの海水浴場です。震災により大きな被害を受けましたが、震災から1年4ヶ月後の平成24年に海開きを行うことが出来ました。現在は沢山の海水浴客が訪れる海水浴場として人気の観光スポットです。

気仙沼湾に位置する「大島」へはフェリーを利用して行くことが出来ます。フェリーを利用する場合の旅客料金は大人410円・小人200円です。カーフェリーを利用する場合は事前に予約が必要となります。カーフェリー・特殊車両を利用する場合は、車両サイズや区分により料金が異なります。詳しくは「大島汽船」HPで確認をお願いします。

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気仙沼線「BRT」に乗ろう!

気仙沼線「BRT」のバスルートや料金・気仙沼の観光情報などを紹介しました。気仙沼線「BRT」は電車の扱いになるため、JR東日本のフリーパスを利用することが出来ます。復興ボランティア・観光・グルメ・ビジネスなどの目的で南三陸・気仙沼を訪れる人も多いと思います。気仙沼線の「BRT」に乗車して、気仙沼の観光を楽しんでください。

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この記事のライター
櫻井まりも