2018年04月27日公開
2020年03月26日更新
マリ共和国の観光名所や現在の治安は?世界遺産や食べ物もチェック!
マリ共和国はアフリカ大陸西部にある内陸国で、貧しいながらも魅力が多い国です。今回はマリ共和国の言語や観光名所、現在の治安、世界遺産、食べ物などの情報をご紹介します。マリ共和国への旅行を計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次
アフリカ大陸西部にあるマリ共和国
アフリカ西部にあるマリ共和国は貧しい国と知られていますが、実はとても美しく、濃い歴史を持っている国なんです。そんなマリ共和国の言語や観光名所、現在の治安、世界遺産、食べ物などの情報をシェアします。ぜひマリ共和国へ行く際の参考にして、旅行をもっと充実したものにしてください!

マリ共和国を観光しよう1:地理
マリ共和国はアフリカ大陸西部にある国で、北はアルジェリア、東はニジェール、南はブルキナファソとコートジボワール、ギニア、西はセネガルとマウレタニアに囲まれています。面積は124万平方キロメートルで、日本の面積の約3.3倍、フランスの面積の約2倍です。
マリ共和国を観光しよう2:言語
マリ共和国の公用語はフランス語です。しかし国内で使われている言語は14個もあり、民族やその地域のみで話されている言語や方言は40個以上あると言われています。そのため、マリ共和国だけでなくコートジボワールでも話されているバンバラ語という言語が、マリ共和国の共通言語として使われています。
マリ共和国を観光しよう3:治安
現在のマリ共和国の治安はとても悪い状況です。テロと犯罪による治安の悪化により、アメリカ政府からレベル4のトラベルワーニングが出されるほどです。マリ共和国での犯罪はどの地域横行していますが、中でも首都であるバマコやマリ共和国南部の地域の治安は悪いと言われています。
テロも外国人観光客が多い場所をターゲットにしているケースが多いため、現在のマリ共和国は安心して旅行することは難しいかもしれません。マリ共和国の観光すべきところや魅力は十分にあるので、治安がもう少し良くなってから、旅行されることをおすすめします。
マリ共和国を観光しよう4:食べ物
マリ共和国は食べ物が美味しい国と言われています。主食はお米で、オクラシース、ピーナッツバターソース、玉ねぎソースなどのソースをお米にかけて食べるそうです。日本人が海外旅行をする際、お米が恋しくなるとよく言いますが、マリ共和国でお米が恋しくなることはなさそうです。
また、もうひとつの主食として、ミレットという食べ物があります。ミレットは雑穀の一種で、マリ共和国をはじめとするアフリカの国でよく見られる食べ物なんだそうです。食感はモチモチしていて、癖はあまりありません。レストランや屋台では見かけることはありませんが、見かけたら食べてみてください。
マリ共和国を観光しよう5:ベストシーズン
11月から2月の冷たい乾季の時期がマリ共和国を訪れるベストシーズンだと言われています。気温も丁度よく、雨もあまり降ることがないからです。しかしこの時期は、ベストシーズンであるため観光客が多くなります。それに伴い、様々な物の価格が高くなる可能性があります。
マリ共和国を観光しよう6:日本の時差
マリ共和国はグリニッジ標準時を採用しています。日本との時差はマイナス9時間で、日本とイギリスの時差と同じです。サマータイム制は採っていないので、一年中同じ時差です。時差ボケしやすいので、時差ボケを予防してくれる薬などを持っていった方が良いでしょう。
マリ共和国を観光しよう7:日本からのアクセス
日本からマリ共和国へは、フランス・パリを経由するヨーロッパルート、エチオピア・アディスアベバを経由するアフリカルート、ケニア共和国・ナイロビまたはタイ・バンコクを経由するアジアルートの3つがあります。それぞれ所要時間もチケットの価格も違うので、調べてみてください。
マリ共和国を観光しよう8:世界遺産
ジェンネ旧市街
ジェンネ旧市街は1988年に文化遺産として世界遺産に登録されています。マリ共和国の昔の雰囲気を味わえるのはもちろん、カラフルマーケットではお土産も買うことができたり、様々なことをすることができます。また、ジェンネ旧市街の象徴的建造物である泥のモスクは「100年後には見られない可能性が一番高い世界遺産」にも選ばれています。
トンブクトゥ
トンブクトゥはマリ共和国のニジェール川流域の都市で、ジェンネ旧市街と同じく1988年に文化遺産として世界遺産に登録されました。2012年にアンサル・ディーンという人によって聖廟が壊されてしまいましたが、地元職人の手によって現在は復元されています。
アスキアの墓
アスキアの墓は、ソンガイ帝国の皇帝の一人であるアスキア・ムハンマドの墓地と考えられている15世紀末の遺跡です。2004年に文化遺産として世界遺産に登録されましたが、マリ共和国北部の紛争を理由に「危機にさらされている世界遺産(危機遺産)」に登録されました。
バンディアガラの断崖
バンディアガラの断崖はマリ共和国にある断崖で、ドゴン族という民族の移住地域になっています。その豊かな自然と、ドゴン族の研究で知られるマルセル・グリオールによって広く知られるようになったドゴン族の文化により、1989年に複合遺産として世界遺産に登録されました。
マリ共和国を観光しよう9:観光名所
Ahmed baba Institute
「Ahmed baba Institute」には、12世紀のものも含む古代の書物や、世界中から集められた歴史と科学に関する本がたくさん保管されています。アフリカ大陸の歴史やイスラム教に興味がある方だけでなく、マリ共和国を訪れる全ての人に一度は行ってほしい場所です。
Sankore Mosque
「Sankore Mosque」はトンボクトゥにあるモスクのひとつです。イスラム教徒以外は中に入ることはできません。16世紀に建てられたこのモスクは、マリ共和国の深い歴史を教えてくれます。また、大学としても機能しており、学びの場としても重要な場所になっています。
National Museum of Mali
「National Museum of Mali」は小さい博物館ですが、木で作られたお面や彫刻、操り人形、古代の織物など、マリ共和国の様々な民族の品が展示されています。英語とフランス語を話すことができるガイドはいるそうですが、日本語が可能なガイドは残念ながらいないそうです。
La Dune Rose
「La Dune Rose」はガオという都市にある、ニジェール川の土手にある砂丘です。11月から2月までの、川の水位が上がる時期にしか行くことができません。サンセット時にはピンク色に変わることから、マジシャンのホームとして、地元の人々からも昔から親しまれていたようです。
Mopti Port
「Mopti Port」は川に来る船と、どこかへ行く船で賑わっている場所です。トンブクトゥの塩や、魚の干物、薪、陶器、ヤギ、鶏など、様々なものを見ることができます。近くにはレストランもあるので、ぜひニジェール川で採れた魚や、地元の食材を味わってみてください。
Parc National Du Mali
「Parc National du Mali」はマリ共和国の首都であるバマコの中心にある国立公園です。バマコのエデンと呼ぶ人もいるそうです。緑が多く、南国を感じることができるヤシの木や色とりどりの花、池には魚が泳いでいます。地元の人々はここでピクニックしたりするようなので、近くのスーパーで食材を買ってこちらで食べるのもおすすめです。
Zoo National du Mali
「Zoo National Du Mali」は、「Parc National Du Mali」と同じく、マリ共和国の首都であるバマコにある国立動物園です。ゾウやキリン、バッファロー、ライオンなど、100種類の様々な動物を見ることができます。園内には食事をすることができるところもあるので、お腹が空いても安心!
Central Market
「Central Market」は、バマコで一番活気のある市場です。マリ共和国の民族衣装や、地元のアーティストが作った民芸品、アフリカ大陸の国でしか食べることのできないフルーツや野菜が売られています。お土産を買うのにもぴったりの場所です。日本とはひと味違う、マリ共和国の市場を一度見てみてください。
Musee De Bamako
海外旅行へ行くなら、現地の歴史や文化を知っていた方が良いでしょう。「Musee De Mali」はリーズナブルな価格で、古代の生活様式や、伝統衣装、歴史など、マリ共和国の首都であるバマコについて学ぶことができる博物館です。あまり大きくない博物館なので、全部見て回っても疲れることはありません。
マリ共和国へ行ってみよう
言語や観光名所、現在の治安、世界遺産、食べ物など、マリ共和国の様々な情報をご紹介しましたが、いかがでしたか?今はテロや犯罪などによる治安の悪化により旅行が難しい状況にあるマリ共和国ですが、様々な魅力がたっぷり詰まっている国です。治安が良くなったら、マリ共和国の魅力を肌で感じてみてください。
