2018年05月04日公開
2018年05月04日更新
アタカマ砂漠は美しい星空や花畑の絶景スポット!行き方や見どころは?
アタカマ砂漠は、南米チリにある観光スポットです。星空や花園など大自然を全身で感じることができるスポットが数多くあり、地球の偉大さ、雄大さを感じることができます。今回は「アタカマ砂漠」について、行き方や見どころをたっぷり紹介します。

目次
アタカマ砂漠で絶景を堪能しよう!
「アタカマ砂漠」を知っていますか?あまり耳馴染みのない言葉ですが、南米チリの観光スポットとして大人気の砂漠で、スケール感のある、壮大な風景を楽しむことができます。今回は「アタカマ砂漠」について、行き方や見どころなど魅力をたっぷり紹介します。ぜひ楽しいチリ旅行の参考にしてみてください。

アタカマ砂漠ってどんな場所?
アタカマ砂漠とはチリにある砂漠で、アフリカのサハラ砂漠、中国のゴビ砂漠と並ぶ世界3大砂漠の一つとして有名です。アンデス山脈と太平洋に挟まれており、世界で最も乾燥している砂漠だと言われています。そのため晴天がとても多く、世界の天文台が集中しています。アタカマ砂漠では、世界一綺麗だと言われている星空を楽しむことができます。
南北の長さは1000kmにも渡り、全体の標高は2000mにも達します。日中は灼熱の太陽が降り注ぎますが、夜は氷点下まで気温が下がります。あまりに過酷な環境なので昔は「死への道」として恐れられていました。現在は観光業が盛んで、壮大な砂漠の景観や星空、夕日など厳しい大自然が作り出す美しい景観が観光客には大人気です。
アタカマ砂漠の行き方は?
日本から行く場合、国際線でアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港へ向かいます。チリの首都であるサンティアゴの近くにある空港で、この行き方が最もポピュラーです。その後、アタカマ砂漠の玄関口である「サン・ペドロ・デ・アタカマ」に向かい、そこからアタカマ砂漠へと入る行き方がおすすめです。
「サン・ペドロ・デ・アタカマ」へは、陸路と空路二つの行き方があります。チリから陸路で行く場合、サンディアゴから長距離バスに乗り20時間ほどかけて向かうことになります。毎日数便運航していますが、これが一番時間のかかる行き方です。カラマからも行くことができます。こちらは1時間半ほどで到着します。
アルゼンチンからも陸路でアタカマ砂漠へ向かうことができます。サルタから長距離バスで約12時間、フライから長距離バスで約9時間半〜12時間ほどで到着します。どちらも便数が少ないのでもし利用する場合は綿密に計画を練ることをおすすめします。値段やスケジュールは変動がありますので細かく確認してください。
空路での行き方は、サンティアゴ空港からカラマ空港へ行き、そこから サン・ペドロ・デ・アタカマへ乗り継ぐ行き方がおすすめです。サンティアゴ空港からカラマ空港は約2時間程度です。カラマ空港からサン・ペドロ・デ・アタカマへは直通バスが出ていますので、それを利用しましょう。
基本的に、ツアーを利用するか現地の観光ガイドを雇うかのどちらかがおすすめです。アタカマ砂漠は広大な敷地ですので、アタカマ砂漠を知り尽くしていない限り自力での観光は難しいです。美しい景色や観光スポットを見逃したくない方は、必ずツアーかガイドを利用しましょう。
アタカマ砂漠のおすすめ観光スポット1:サン・ペドロ・デ・アタカマ
「サン・ペドロ・デ・アタカマ」はチリの最古の街として有名な観光スポットです。アタカマ砂漠ツアーの拠点となる場所で、年間を通じてたくさんの観光客が訪れます。町の建築物は全て伝統的な土壁を用いているアドベ建築で、日干しレンガで造られた平屋が印象的です。
町には3〜5つ星ホテルやレストラン、パブなどが軒を連ね、観光客で賑わっています。一時間ほどで回れる小さな街ですが、サン・ペドロ・デ・アタカマ教会など、美しい建築物は観光客に人気です。道路も舗装されないよう統一されていたりと、砂漠のオアシスを存分に楽しむことができます。
アタカマ砂漠のおすすめ観光スポット2:月の谷
「月の谷」はアタカマ砂漠の中で一番有名な観光スポットで、最も多様な表情を見せてくれる場所でもあります。範囲がとても広いので、個人でいくよりもツアーを利用するのがおすすめです。日本では出会うことのできない景色と出会うことができます。また、でこぼこした道を歩きますのでしっかりとした靴で行くようにしましょう。
砂漠の中に突如として現れる断崖絶壁や壁のようにそびえ立つ砂丘など、まるで月の世界に降り立ったような気分に浸ることができます。ミネラルが噴出することによって白い部分ができ、まるで雪を被っているような景色も楽しめます。壮大なスケールの月の谷はいつ見ても圧倒されますが、特に夕日に染まる月の谷は絶景です。
アタカマ砂漠のおすすめ観光スポット3:タティオ間欠泉
「タティオ間欠泉」は世界で最も標高が高い間欠泉群として有名です。「間欠泉」とは、一定の周期で熱湯や水蒸気を噴出する温泉のことで、日本では熱海や鬼首など温泉が盛んな地域で見ることができます。大小80もの間欠泉があたり一面に広がっており、リズムよく吹き出てくる熱湯からは大地の鼓動が伝わってきます。
特に間欠泉は早朝に最も活発に活動しますので、タティオ間欠泉をたっぷり堪能したい場合は夜明け前の到着がおすすめです。朝日の眩しい光と真っ白な水蒸気が合わさって壮大で神秘的な景色を作り出します。また、タティオ間欠泉の傍には水着着用可、更衣室有りの天然露天風呂があります。砂漠の中で温泉に浸かるという珍しい体験ができます。
アタカマ砂漠のおすすめ観光スポット4:奇跡の花園
世界で最も雨が降らない場所として名高いアタカマ砂漠ですが、6月にある一定以上の雨が降った場合のみ、砂漠一面に花が咲き乱れるという現象が起きます。数年に一度、限られた期間しか見ることができないため「奇跡の花園」や「砂漠の奇跡」と呼ばれ、砂漠の上に見たことのない美しい景色を作り出します。
毎年決まった時期にあるわけではないので、もし花が咲いていたら必ず足を運んで欲しい場所です。6〜7月頃に花が咲くかどうかだいたいわかりますので、要チェックです。場所は中・南部に位置するコピアポやラセレナの街周辺ですが野生の花ですので、もし花園に行く場合は必ず確認しましょう。
アタカマ砂漠おすすめの観光スポット5:ミスカンティ湖
「ミスカンティ湖」はサン・ペドロ・デ・アタカマから車で2時間程度行った場所にあります。標高4350mの場所にある湖で、青いミスカンティ山と赤いミニケス山に囲まれています。高山の美しい風景を映し込む紺青色の澄み切った湖はとても美しく、観光客にも大人気です。
すぐ近くにあるミニスケ湖や周囲に広がる一面のサボテンも一見の価値ありです。また、自然保護区やフラミンゴ保護区に指定されており、野生動物をたくさんみることができます。湖と空と山の美しいコントラストを存分に楽しむことができ、シンプルな景色だからこそ強く心に残る、そんな観光スポットです。
アタカマ砂漠おすすめの観光スポット6:アタカマ塩湖
「アタカマ塩湖」はチリ最大のソルト・フラットで、ウユニ塩湖に次ぐ世界で2番目に広い塩湖として有名です。ウユニ塩湖からアタカマ砂漠横断のツアーで訪れる人も多いです。湖と名がついてはいますがほとんど水はなく、広く岩塩が広がります。フラミンゴの生息地としても有名で、フラミンゴが羽を休めている姿を観察することができます。
塩湖の真ん中には地下水でできた「チャクサ湖」があり、そこでは美しい写真を撮ることができます。フラミンゴと空、雲、山々と他では味わえない青・白・ピンクの風景を楽しむことができます。素晴らしい壮大な塩湖に夕日が沈んでいく景色は美しく、夕暮れ時が一番のおすすめです。
アタカマ砂漠おすすめの観光スポット7:満点の星空
アタカマ砂漠に行ったら、夜は必ず星空を見上げましょう。標高の高さと乾いた空気が揃ったアタカマ砂漠では、満点の星空を肉眼で十分楽しむことができます。さすが世界中から天文台が集まっているだけあって大迫力です。星空と山や湖、砂漠などの大自然のコラボレーションは、息を呑む美しさです。
基本的に、自分たちで星空スポットを探しても美しい星空を堪能できますが、絶対に最も美しい星空を堪能したい!という人は、ツアーに参加したり、地元の人などにその時期に一番星空が綺麗に見えるスポットなどを聞いてリサーチするのがおすすめです。壮大な砂漠に寝っ転がり、壮大な星空に包まれて、ゆったりとした夜を過ごしてみませんか?
アタカマ砂漠で楽しいバカンスを!
いかがでしたでしょうか?チリのアタカマ砂漠には、日本では味わうことのできない景色がたくさんあり、日常を忘れて非日常に浸りたい!という方にぴったりの場所です。日本とは遠く離れたアタカマ砂漠だからこそ体験できる観光スポットがたくさんあります。雄大で美しい大自然に包まれて、楽しいバカンスを過ごしてみてはいかがでしょうか?
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