2018年05月06日公開
2020年03月25日更新
ナミビア観光の名所&現在の治安状況まとめ!首都ウィントフックも紹介!
ナミビア共和国はアフリカ南西部にあります。およそ日本の2.2倍の国土ですが、その大部分は砂漠及びサバンナです。広がる景色は大地と地平線、そして太陽。そんなナミビアの観光名所、治安、言語などを紹介していきます。首都ウィントフック情報にも注目です。

目次
ナミビアについて知ろう!
ナミビア共和国という国について、あまり馴染みのない人が多いのではないでしょうか。ナミビアには、想像を超える大スケールな自然が広がっています。ナミビアを知り、ナミビア旅行をより素敵なものにするために、今回はおすすめの観光スポットから治安・言語まで詳しく紹介していきます。
ナミビアのおすすめ観光スポット1:ナミブ砂漠
ナミビアのおすすめ観光スポット一つ目は「ナミブ砂漠」です。世界最古の砂漠と言われるこのナミブ砂漠は、日本の北海道ほどの広さを誇ります。砂漠の中に霧が発生する珍しい砂漠で、世界遺産にも登録されています。ちなみに「ナミブ」とは「何もない」という意味の言葉です。
どこまでも続く赤褐色の砂丘は、心の中にある小さな悩みなどとても小さなものに思えてしまうほど広大です。砂漠を紅く染める朝日は、幻想的で美しく、ナミビアに旅行に来た際は見ておきたい絶景です。ここにしか生息していない珍しい生物にも出会えるかもしれません。
ナミビアのおすすめ観光スポット2:トゥウェイフルフォンテーン
ナミビアのおすすめ観光スポット二つ目の「トゥウェイフルフォンテーン」とは、2007年にナミビア初のユネスコ世界遺産に登録された岩刻画です。先住民ブッシュマンが描いたと言われています。2000年以上も昔にいたとされる動物たちの画が残されている貴重な観光スポットです。保存状態も良く、ガイドの方に詳しく説明してもらえます。
ただ、この場所は日陰という日陰が無く、かなり暑いので事前に日焼け対策をしていくといいでしょう。さらに、足場の悪いところもありますので注意が必要です。しかし、この岩刻画は一見の価値ありなのでナミビア旅行には絶対に外せない観光スポットでしょう。ナミビア北西部クネネ州にあります。
ナミビアのおすすめ観光スポット3:ソススフレイ
ナミビア旅行でナミブ砂漠に来たのなら、「ソススフレイ」に来なければ意味がない!とまで言われているこの場所が、ナミビアのおすすめ観光スポット三つ目です。広大な砂漠のフォトジェニックな景色が広がっています。人の大きさと比べてソススフレイの大きさがなんとも言えず、自分の常識のサイズ感が狂ってしまうほどの圧巻の景色です。
砂漠ではスニーカーよりもビーチサンダルのようなものの方が歩きやすいです。そして、かなり暑く砂漠からの照り返しもキツイので、サングラスが必須です。距離がありますので、ウィントフックから車をレンタルするか、現地のツアーに参加することをおすすめします。
ナミビアのおすすめ観光スポット4:エトーシャ国立公園
ナミビアのおすすめ観光スポット四つ目は「エトーシャ国立公園」です。ナミビア北部にある巨大なサファリパークで、広大な敷地内で多数の動物を見ることが出来ます。300種以上の野鳥も生息しています。ゾウが車道を横切ることもあり、パーク内では車の制限速度を守ることが必須です。
パーク内には、タイプの違う4ヶ所の宿泊施設やキャンピング設備があります。夜間、ライトアップして観察できるスポットもあるので、サバンナに沈む夕日や夜空、輝く朝日などを楽しむことが出来ます。自然の水場もあり、そこに集まる動物たちを観察するのもおすすめです。
ナミビアのおすすめ観光スポット5:ムーンランドスケープ
地球に居ながら、月面を体験できる場所。それがナミビアのおすすめ観光スポット五つ目の「ムーンランドスケープ」です。どこまでも広がる月面世界は、非日常そのものです。周囲には岩と谷ばかりですが、不思議と孤独感を感じさせない魅力があります。ナミビア旅行の定番観光スポットとして人気の場所です。
ムーンランドスケープを過ぎると、怪奇植物「ウェルウィッチア」の生息場所があります。(この周辺に入るには観光局にて入域許可証をとる必要があります)この植物はなんと2000年以上も生き続けることが出来るのです。絶滅の危惧にあるので、取り扱いに細心の注意をもって観光してください。
ナミビアのおすすめ観光スポット6:港町リューデリッツ
ナミビアのおすすめ観光スポット六つ目は「港町リューデリッツ」です。この場所はナミビア南部にあり、大西洋に面しています。砂漠と海のコラボレーションがなんとも不思議な雰囲気です。ドイツの商人が築いた町なのでドイツ色が濃く、立ち並ぶ建物や色合いもどこかドイツを思わせる港町です。
港町ということでシーフードが人気です。カキやクレイフィッシュと呼ばれる大型の海老も味わうことが出来ます。町にはお土産屋さんもあるので、ナミビア旅行の思い出に素敵なお土産を探すのも楽しいでしょう。ちなみに町には鉄道が走っていますが、貨物用なので人は乗ることが出来ません。
ナミビアのおすすめ観光スポット7:コールマンスコップのゴーストタウン
ナミビアのおすすめ観光スポット七つ目は「コールマンスコップのゴーストタウン」です。ここは1908年にダイヤモンドが発掘されてから、鉱山として発展し、労働者の休息の町として栄えました。しかし、第二次世界大戦後、ダイヤモンドの価格が暴落し衰退してしまったゴーストタウンです。
現在は観光用に整備され、博物館も作られています。(入口で一人80ナミビアドルを支払う必要があります)ナミブ砂漠により浸食された町は、建物も室内も砂だらけ。人の気配が全く感じられない町は、まさに廃墟です。港町リューデリッツから約2kmの場所にあるので、アクセスしやすく人気の観光スポットです。
ナミビアの首都ウィントフックはどんな場所?
ナミビアの首都「ウィントフック」は、ナミビア国境から約300kmの距離にあります。都会的でアフリカのように思えない印象を受けるこのウィントフックでは、ヨーロッパ的な建物とドイツ車を多く見かけることが出来ます。通りの名前もドイツ系の発音が多く目立ちます。
ナミビアの広大な砂漠の中に、このような都会的な首都があるとは少し驚くかもしれません。このナミビアの首都ウィントフックには旅行会社も多く、ナミブ砂漠へのツアーも沢山あります。旅行客も大勢いるので、情報交換の場をしても適しているでしょう。そして、ウィントフックにも観光スポットが多数あるのです。
ナミビアの首都ウィントフックの観光スポット
クリストゥスキルヒェ
クリストゥスキルヒェとは、ドイツ語で「キリスト教会」という意味です。ナミビアがドイツの植民地だった頃に建設されました。首都ウィントフックのシンボル的な存在として市民に愛されている建物です。外観はドイツ風ですが、その脇にはヤシの樹があるなど、ナミビア独特の雰囲気を持っています。
カトゥトゥラ・タウンシップ
ウィントフック市街北部にあるカトゥトゥラ地区は、一般的には観光地として整備されていません。ナミビア現地のリアルな生活を見ることが出来ますが、個人では行かずガイドと一緒に訪れた方が安心です。この地区の牛肉屋台はとても美味しいと評判で、ひそかな話題となっています。
ナミビア・クラフトセンター
「ナミビア・クラフトセンター」はナミビアの旅行の記念にお土産を選ぶ場所に最適です。ナミビアらしいデザインの雑貨やバッグ・生地など品物が豊富です。また、伝統的な食べ物や本などもあり、きっと気に入ったものが見つかる事間違いなしでしょう。路上の売店よりも高クオリティで、値段も適正なので安心です。
ナミビアの言語は?
ナミビアでの言語について説明すると、公用語は「英語」です。しかし、日常生活で英語を使う人の割合はあまり高くありません。独立前の南西アフリカ時代には、英語はあまり使われなかった言語だったためです。国民の英語力はそれほど高くありませんが、公共の場では英語を使うことが推奨されています。
独立前まで「アフリカーンス語」「ドイツ語」の二つの言語が公用語であったことから、現在でもこの二つの言語を使う人が多いようです。また、通りの名や商業言語はドイツ語が主として大きな地位を得ています。現在でもアフリカーンス語が日常会話として一般的に広く使われている共通言語となっています。
ナミビアの治安は?
ナミビアの治安は、概ね良好と言えます。しかし情報の少ないナミビアはやっぱり未知ですので、治安の悪い地区にはどんな危険が潜んでいるのか分かりません。外国人の誘拐やテロなどの動きも見えないので、比較的穏やかな土地ですが、やはり気を付けなければならない点があります。
独立後、政情が安定し治安が良くなってきたナミビアですが、最近では、外国人を狙った詐欺などが増えています。ATMなどの使用時は特に注意が必要です。路上での押し売りや、スリにも警戒が必要です。広大な砂漠の移動手段として使用する車でも、車上荒らしなどが多発しているので気を付けましょう。
ナミビア旅行は素晴らしい体験!
ナミビアの観光名所、言語、治安などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。世界観を変える程の雄大な砂漠や首都ウィントフックなど、ナミビアには素晴らしい体験が出来る場所が多数あります。ぜひ一度ナミビア旅行に行ってみてください。非日常の風景に圧倒され、心に焼き付くことでしょう。