モアイ像で有名な『イースター島』を観光!行き方や島の謎を詳しく解説!

太平洋のチリ領に浮かぶイースター島は、島内にモアイ像が建つ謎の島です。日本からはかなり遠いイースター島。今回は、イースター島まで詳しい行き方の他、モアイ像が見られるおすすめの観光スポットや旅行に役立つ情報をまとめてお伝えします。

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目次

  1. 1モアイ像の謎を追え!イースター島への誘い
  2. 2モアイ像が有名なイースター島ってどんな島?
  3. 3イースター島に残されたモアイ像の謎とは?
  4. 4イースター島観光のベストシーズン
  5. 5モアイ像の島「イースター島」への行き方1:タヒチ経由
  6. 6モアイ像の島「イースター島」への行き方2:チリ経由
  7. 7イースター島のモアイ像観光スポット1:アフ・トンガリキ
  8. 8イースター島のモアイ像観光スポット2:アフ・アキビ
  9. 9イースター島のモアイ像観光スポット3:ラノ・ララク
  10. 10イースター島のモアイ像観光スポット4:アフ・ナウナウ
  11. 11モアイ像だけじゃない!イースター島の観光スポット1:ハンガ・ロア村
  12. 12モアイ像だけじゃない!イースター島の観光スポット2:島唯一の教会
  13. 13モアイ像だけじゃない!イースター島の観光スポット3:島唯一の郵便局
  14. 14モアイ像だけじゃない!イースター島の観光スポット4:オロンゴ火山湖
  15. 15モアイ像に会いにイースター島へ行ってみよう!

モアイ像の謎を追え!イースター島への誘い

太平洋に浮かぶ火山の島「イースター島」(Easter Island)は、南米チリ本土から約3800kmも離れた絶海の孤島です。島全体が国立公園に指定されているイースター島名物と言えばモアイ像です。世界遺産に登録されているイースター島のモアイ像は、今も謎に包まれた巨石群です。今回は、イースター島への詳しい行き方やモアイ像の謎に迫ります。

モアイ像が有名なイースター島ってどんな島?

モアイ像で有名なイースター島は、現地の言葉で「輝く偉大な島」(Isla de Rapa Nui)という意味の「ラパ・ヌイ」と呼ばれています。おにぎりのような三角形のイースター島は、約119km平方メートルの島面積を誇り、その3分の1に当たる地域が、ラパ・ヌイ国立公園(Parque Nacional Rapa Nui)となっています。に指定されています。

絶海の孤島として知られるイースター島の島内には、1000年以上に描かれた岩絵や洞窟壁画が数多く残されており、この島に住んでいた太古の民族の歴史を垣間見ることができます。イースター島が発見されたのは18世紀頃で、それ以来多くの研究者たちが、この謎に満ちた島の研究に取り組んでいます。 

イースター島のシンボルと言えばモアイ像ですが、1960年の南米チリ大地震により、壊滅的な被害を受けました。当時、イースター島内に立っているモアイ像は、約20体ほどだったと言われています。その後、1990年代に日系企業の協力により、15体ほどのモアイ像が再建されました。巨大な重機を使っても数年がかりの作業だったそうです。

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イースター島に残されたモアイ像の謎とは?

イースター島の巨大な「モアイ像」は「未来に生きる」という意味が込められた謎の石像です。イースター島では、「アフ」と呼ばれる祭壇にモアイ像を立てると「マナ」という特別な力が宿ると信じられていたようです。イースター島内には、約1000体にも及ぶモアイ像が立てられていたようで、島の東側には作りかけのモアイ像も残されています。

なぜ、イースター島の人々がこのモアイ像を作ったのか?そして、どうやってこの島までモアイ像を運んだのか?1000年以上が経った今でも、その謎は解けていません。モアイ像は、近代的な重機を使ってもなかなか立てられないほど重いのですが、その重い石像を立てる技術を持つ謎の文明が、この島に栄えていたのかもしれません。

イースター島のモアイ像は、16世紀頃までは島内で製造されていたと考えられています。巨石信仰が急激に衰退した謎の裏には、ヨーロッパ人の入植が影響しているとも考えられています。現在では、キリスト教が布教されているイースター島では、モアイ像や土着神への信仰が邪魔なものだったのかもしれません。謎の答えはモアイのみぞ知るです。

イースター島観光のベストシーズン

ここからは、チリのイースター島観光のベストシーズンをご紹介します。世界中から旅行者が訪れる謎の島イースター島は、海洋性亜熱帯気候に属しており、1年中観光することができる島です。イースター島には四季がなく、雨季と乾季に分かれています。年間平均気温は21度前後と温かく、湿度も77%と、かなり高温多湿な気候となっています。

旅行者が多いピークシーズンは、イースター島の乾季となる11月から4月です。南半球にあるため、日本の冬がちょうどイースター島の夏になります。1年の中で最も気温が高くなるのは2月頃で、日中の最高気温は30度前後まで上がります。5月から10月の雨季のイースター島は、雨のお天気が多くなります。この時期に旅行するなら雨具は必須です。

モアイ像の島「イースター島」への行き方1:タヒチ経由

ここからは、モアイ像のいる島「イースター島」への行き方をご紹介していきます。まず、一つ目の行き方は、タヒチを経由してイースター島へ行く行き方です。まず、日本から太平洋のリゾート「タヒチ」までの行き方は、成田からの直行便を利用します。日本からタヒチまでの所要時間は、約10時間30分から11時間ほどとなっています。

続いてタヒチからイースター島への行き方は、週1便のLATAM航空を利用するか、チャーター便を利用して行く2通りの行き方があります。LATAM航空を利用する行き方の場合は、毎週1便しか就航していませんので、旅行スケジュールの調整が必要となります。どちらの飛行機を利用してもタヒチからイースター島までの所要時間は約5時間です。

モアイ像の島「イースター島」への行き方2:チリ経由

もう一つのイースター島への行き方は、南米チリを経由する行き方です。チリのマチュピチュ等、南米旅行と合わせてイースター島まで行きたい方は、このルートでの行き方がおすすめです。成田からは、アメリカのロサンゼルス経由でチリのサンチャゴ空港まで移動します。成田からロサンゼルスまでの所要時間は約10時間かかります。

ロサンゼルスからチリのサンチャゴ空港までの所要時間は約13時間。続いて、南米チリのサンチャゴ空港からイースター島までの所要時間は、約5時間30分。各経由空港での乗り継ぎにかかる時間も合わせると、全行程で30時間以上かかります。時差もかなりありますので、時間と体力に自信のない旅行者にはおすすめできない行き方です。

イースター島のモアイ像観光スポット1:アフ・トンガリキ

ここからは、世界中の旅行者を魅了する謎の島「イースター島」の観光スポットをご紹介していきます。まずはイースター島名物「モアイ像」の観光スポットから回っていきましょう!最初にご紹介するモアイ像スポットは「アフ・トンガリキ」。イースター島のモアイ像が15体も並んでいる巨大遺跡は、島の東側に位置しています。

一説には村の人々の守り神として立てられたとも伝えられているモアイ像は、高さ5メートルを越える巨大な石像です。長さ100メートルのアフ(祭壇)に立つ15体のモアイ像は、古い石に新しい石を3回重ねて再建されたそうで、当時の人々の信仰を伝える貴重な遺跡となっています。イースター島でもっともインスタ映えするモアイスポットです!

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イースター島のモアイ像観光スポット2:アフ・アキビ

続いてご紹介するイースター島のモアイ像スポットは「アフ・アキビ」。島の中央に位置する「アフ・アビキ」は、先ほどご紹介した「アフ・トンガリキ」と同じく、祭壇に載ったモアイ像の遺跡です。長方形の祭壇「アフ」の上に7体のモアイ像が載っており、すべてのモアイ像は、イースター島の目の前に広がる海を向いて立てられています。

約1000体ものモアイ像があると言われているイースター島で、唯一海の方向を向いているモアイ像が見られる「アフ・アキビ」には、イースター島の古代神話に登場する7人の王子を表しているそうです。なぜこのモアイ像だけが海の方向を向いているのか?その謎は解明されていません。海から来る外敵をから島民を守るためだったのかもしれません。

アフ・アキビは、モアイ像だけでなく、夕日が美しいスポットとしても旅行者に人気です。特に、春分と秋分の両日には、モアイ像が見ている真正面の位置に日が沈むことから、天文学的な意味のあるモアイ像の可能性も示唆されています。アフ・アキビは集落から遠いので、夕日を見に行く場合は、レンタカーを利用することをおすすめします。

イースター島のモアイ像観光スポット3:ラノ・ララク

続いてご紹介するイースター島の観光スポットは「ラノ・ララク」。イースター島南東部にある「ラノ・ララク」は小高い山になっており、この地域はモアイ像を作っていた場所だと考えられています。山麓には作りかけのモアイ像が約400体もあり、どのようにモアイ像が作られていたのかを解明することができる遺跡として研究が進んでいます。

火山の島であるイースター島は、島のあちこちに噴火によってできた柔らかい火山岩が落ちており「ラノ・ララク」は、モアイ像の製造に適した柔らかい火山岩が豊富にある地域だったようです。「ラノ・ララク」の遺跡には、正座しているモアイ像など珍しいものもあり、旅行者に人気を集めています。古代ロマンに浸ってみて下さい。

イースター島のモアイ像観光スポット4:アフ・ナウナウ

続いてご紹介するイースター島のモアイ像スポットは「アフ・ナウナウ」。旅行者で賑わう美しい「アナケナビーチ」から歩いてすぐのところに、モアイ像が立っています!「アフ・ナウナウ」のモアイ像は、全部で7体あります。「アフ・ナウナウ」のモアイ像は、地中から掘り起こされたモアイ像で、輪郭がはっきりしているところがポイントです。

現在、イースター島で立っているモアイ像は約40体ほどと言われていますが、その中でも「プカオ」(帽子)をかぶっているモアイは、非常に珍しく、先にご紹介したアフ・トンガリキやコテリク遺跡に各1体ずつ、そしてこのアフ・ナウナウに4体あります。インパクトのあるプカオ・モアイ像を見に、ぜひ、アナケナ・ビーチへ行ってみて下さい。

モアイ像だけじゃない!イースター島の観光スポット1:ハンガ・ロア村

ここからは、モアイ像以外のイースター島の観光スポットをご紹介していきます。最初にご紹介するイースター島の観光スポットは「ハンガ・ロア村」です。チリのイースター島唯一の村である「ハンガ・ロア村」は、イースター島の西に位置しています。人口4000人のイースター島民のうち、大半がこのハンガ・ロア村で生活しています。

イースター島の観光拠点となるハンガ・ロア村は、宿泊施設やレストランの他、旅行に便利な観光案内所もあります。また、空港からアクセスもよいので、イースター島を観光する場合は、ハンガ・ロア村に宿泊するとよいでしょう。メインストリートとなっているエリアには、島民の生活に欠かせない銀行や郵便局の他、観光土産を売るお店があります。

イースター島の中心地となっているハンガ・ロア村では、ラパ・ヌイ語やスペイン語が話されています。観光ツアーの中には、英語でガイドしてくれるツアーもあります。ハンガ・ロア村でイースター島の伝統文化を知る半日ツアーもあり、マーケットや人類学博物館を観光したり伝統工芸について知ることもできます。ラヌ・パイ文化に触れてみましょう。

モアイ像だけじゃない!イースター島の観光スポット2:島唯一の教会

続いてご紹介するイースター島のモアイ像以外の観光スポットは、先ほどご紹介した観光拠点「ハンガ・ロア村」にある唯一の教会です。ラパ・ヌイ文化とキリスト教文化が融合した独特のデザインが目を引く教会は、イースター島のハンガ・ロア村の中心にあります。教会の壁のモチーフには、神職者だけが読めると言われる象形文字が描かれています。

独特な外観が観光客にも人気の教会には、木彫りのマリア像が飾られています。毎週日曜日には、朝9:00からと11:00からの2回に渡ってミサが開催され、信者である村人がたくさん集まります。パイプオルガンではなく、イースター島の伝統的な楽器を使ったミサはこの島ならでは。ミサは入場無料で、旅行者も参加することができます。

モアイ像だけじゃない!イースター島の観光スポット3:島唯一の郵便局

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続いてご紹介するイースター島の観光スポットは、旅行者に大人気の「郵便局」。ハンガ・ロア村にある島唯一の郵便局は、モアイ像の記念スタンプを押してもらえるおすすめの観光スポット。ノートやパスポートなど、希望に応じてスタンプを押してくれます。スタンプには数種類デザインがあり、イースター島内オンリーの貴重なスタンプです。

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この郵便局からは、イースター島オリジナルのモアイ像スタンプと、モアイ像切手を貼ったエアメールを送ることができます。旅の記念に、自分自身への手紙を書いて送ってみるのもおすすめです。イースター島からエアメールを送った場合は、10日間ほどで日本に到着するようです。旅行から帰ったら、旅の思い出が届いているかもしれません。

モアイ像だけじゃない!イースター島の観光スポット4:オロンゴ火山湖

最後にご紹介するイースター島の観光スポットは「オロンゴ火山湖」。火山の島イースター島の中央に位置するこの火山湖は、直径約1.6kmに及ぶ巨大なクレーター湖。火山の噴火活動によって生まれた絶景の観光スポットとして、イースター島を訪れる旅行者に人気を集めています。青く澄んだ火口湖は、イースター島の神秘を感じられる場所です。

「オロンゴ火山湖」は、ハンガ・ロア村からレンタルサイクルかレンタカーでアクセスするのが一般的ですが、中には徒歩で観光する強者もいるようです!オロンゴ儀式村と合わせて観光できるツアーもありますので、詳しい文化を知りたい方は、ツアーに参加して行くのがおすすめ。イースター島のパワースポットでエネルギーチャージしましょう!

モアイ像に会いにイースター島へ行ってみよう!

モアイ像で知られるイースター島をご紹介しました。太平洋南部に浮かぶ絶海の孤島「イースター島」は、謎のモアイ像が眠る神秘の島です。イースター島は、日本からかなり遠く行き方も難しい島ですが、謎の古代文明は今も多くの旅行者を魅了しています。モアイ像が沈んでいる海底スポットもありますので、ぜひ、海底のモアイ像もご覧下さい!

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この記事のライター
Yukilifegoeson