鎌倉の寿福寺の見どころは?御朱印・拝観料・アクセスを一挙紹介!

パワースポットと言われる鎌倉の寿福寺は全面公開の日が少なく、なかなか観光のハードルが高い寺院です。が、普段の日でも拝観可能な見どころがいくつかあります。今回は寿福寺へのアクセスから、拝観料、見どころ、そして御朱印などについてお伝えします。

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目次

  1. 1寿福寺は鎌倉の名刹
  2. 2寿福寺は鎌倉五山の第三位
  3. 3寿福寺はパワースポット
  4. 4寿福寺は源氏ゆかりの寺
  5. 5寿福寺の開祖
  6. 6寿福寺へのアクセス
  7. 7寿福寺の一般公開と特別公開
  8. 8寿福寺の見どころ1:総門
  9. 9寿福寺の見どころ2:参道
  10. 10寿福寺の見どころ3:仏殿
  11. 11寿福寺の見どころ4:仏像
  12. 12寿福寺の見どころ5:墓地
  13. 13寿福寺の御朱印
  14. 14寿福寺周辺の観光スポット
  15. 15寿福寺で静かな時間を過ごそう

寿福寺は鎌倉の名刹

神奈川県鎌倉市にある「寿福寺」は、落ち着いた雰囲気をもつ、鎌倉五山の第三位という格式ある寺院です。「鎌倉三十三観音霊場」の第二十四番、「鎌倉二十四地蔵」の第十八番にもなっていて、多くの人の信仰を集めています。今回は苔や木々の緑が美しい「寿福寺」のアクセスや見どころ、拝観料や御朱印などについて幅広くご紹介します。

寿福寺は鎌倉五山の第三位

鎌倉の寿福寺は臨済宗建長寺派の寺院で、山号は亀谷山(きこくさん)、寺号は「寿福金剛禅寺」と称しています。この寿福寺は「鎌倉五山」の第三位に位置している格式の高い寺です。

「五山」とは禅宗の寺の格式を表す制度で、五山の下には十刹、諸山、林下が続きます。鎌倉だけでなく、京都にも五山の制度があります。

鎌倉五山は第一位「建長寺」、第二位「円覚寺」、第三位「寿福寺」、第四位「浄智寺」、第五位「浄妙寺」の順になっています。この五山の制度は中国に倣ったものではありますが、執権や将軍など、時の権力者が寺院勢力をコントロールしやすくするため、寺の順序を入れ替えたりしながら今の順番を定めていったようです。

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寿福寺はパワースポット

神奈川県内には箱根にある箱根神社や九頭竜神社をはじめ、パワースポットと呼ばれる場所がたくさんありますが、寺社の多い鎌倉にも多くのパワースポットがあります。格式の高い寿福寺も当然パワースポットとしてリストアップされています。寿福寺では静寂な空気が漂う参道を歩くだけで、すがすがしい気を感じることができます。

パワースポットとされる鎌倉の寿福寺の周辺には、他にもたくさんのパワースポットがあります。近くの源氏山周辺には「銭洗弁天 宇賀福神社」「葛原岡神社」「佐助稲荷神社」という3つのパワースポット、駅を挟んで反対側には「大巧寺」「本覚寺」などのパワースポットが散在しています。興味があればパワースポット巡りもできるエリアです。

寿福寺は源氏ゆかりの寺

寿福寺は、鎌倉幕府を開いた源頼朝を中心とした源氏と深い縁のある寺院です。まず、創立者が頼朝の正室である北条政子です。彼女が頼朝の死の翌年に、夫の菩提を弔うために開いた寺なのです。そして寿福寺のある場所は、頼朝の父である源義朝の住居のあった場所ですから、父祖伝来の土地というわけです。

さらに、寿福寺のある場所は、源頼朝が幕府を置こうとした場所だったのですが、すでに建物があったこと、土地が狭かったことなどから断念したという経緯もあります。

このように二重三重に源家とのゆかりの深い寿福寺は、創建当初は壮大な伽藍をもつ大きな寺院だったようですが、幾度かにわたる大火で焼失、その後室町時代に再建されました。

寿福寺の開祖

鎌倉の寿福寺の創立者は尼将軍とも言われた北条政子ですが、彼女が住職になったわけではありません。政子の命を受けて寿福寺を開山したのは明庵栄西という僧で、当時はまだ少数派だった禅宗(現在の臨済宗や曹洞宗)を広めようとしていた人です。今は臨済宗の寺院である寿福寺ですが、創建当初は天台宗、真言宗、禅宗の三宗兼学だったようです。

鎌倉の寿福寺を開山した栄西という僧侶は中国で修行をしていましたが、修行を終えて帰国した時にお茶の種を持ち帰った人です。

栄西が中国で見聞したお茶の効能についてまとめた『喫茶養生記』という本は鎌倉3代将軍の源頼家に献上され、我が国に茶道や喫茶の習慣が根付くもとを作った人として知られています。

寿福寺へのアクセス

電車でのアクセス

寿福寺の最寄り駅はJR横須賀線と江ノ島電鉄が乗り入れている「鎌倉駅」です。東京駅や渋谷駅周辺からは約1時間、横浜からは約30分でアクセスできます。寿福寺は鎌倉駅から800メートルの距離なので、徒歩だと10分ほどで到着です。近くには鎌倉で唯一の尼寺である英勝寺もありますので、時間があれば同時に拝観すると良いでしょう。

車でのアクセス

鎌倉の寿福寺に車でアクセスする場合は、東京方面からなら首都高速や第三京浜を使います。横浜横須賀道路の朝比奈ICで降りるのが定番のアクセスルートです。小田原方面からなら西湘バイパスを使い、国道134号でアクセスするのが分かりやすいルートです。寿福寺に駐車場はありませんので、少し離れたところにあるコインパーキングを利用します。

正直を言えば、寿福寺に車でアクセスすることはおすすめできません。駐車場がないという理由だけでなく、鎌倉の中心部は慢性的に渋滞があり、入るのも出るのも難儀だからです。週末や休日には車の乗り入れ規制区域も設けられます。鎌倉に暮らしている人々の環境を守るために、鎌倉市でも公共交通機関でのアクセスを推奨しています。

どうしても車でアクセスするのなら、由比ヶ浜、稲村ケ崎、七里ガ浜などのビーチサイドの大きな駐車場に車を停め、「パーク&レイルライド」のシステムを利用することをおすすめします。これは4時間分の駐車料金と鎌倉中心部までのシャトル利用、江ノ島電鉄の指定区間内フリー切符などがお得に利用できるシステムです。

住所 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-17-7
電話番号 0467-22-6607

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寿福寺の一般公開と特別公開

鎌倉の寿福寺には定休日はありませんが、「一般公開」の日と「特別公開」の日があります。「一般公開」は立ち入れるのが総門から中門までの参道約300メートルと、裏山にある墓地だけです。

1月の元旦から七草の期間と、5月初め1週間が「特別公開」の日で中門が開かれ、その中の境内や仏殿が公開されて多くの人で賑わいます。

鎌倉の寿福寺では、2月の梅の時期にも「特別公開」される場合がありますので、仏殿の拝観を希望される人は鎌倉市のHPや観光案内サイト等で情報収集を怠りなく。寿福寺の拝観時間は8:00から16:00までですので、一般公開の時でもこの時間は守りましょう。また、参道に生えている美しい苔などを踏まないよう、足元に注意することも必要です。

鎌倉の寿福寺においては一般公開の場合、つまり1年のほとんどの日では拝観料はかかりません。安からぬ拝観料がかかることが多い鎌倉の寺院の中で、見られる場所が限られているとはいえ、拝観料がかからないというのはとてもありがたいことです。ただし、仏殿が公開される特別拝観の日は拝観料がかかってきます。

寿福寺の見どころ1:総門

鎌倉の寿福寺の総門は、道路から少し奥に入ったところにあります。門に向かって右手には石柱が建っており、「壽福金剛禅寺」と刻まれています。門に掲げられた扁額には「亀谷山」と山号が書かれています。総門の横に建っている鎌倉第3代将軍の源実朝の生誕800年を記念する石碑も見どころの一つですので、お見落としのないように。

寿福寺の見どころ2:参道

鎌倉の寿福寺の参道は「桂敷き」という技法で配置された石畳で、鎌倉随一の美しさと言われています。着物を着た人や、カメラを構えている人も少なくありません。周囲の杉や梅、カエデなど木々の緑や、艶やかな地面の苔もこの参道の美しさを引き立てています。総門から中門まで約300メートル。ゆっくりと歩きたい寿福寺の見どころです。

寿福寺の見どころ3:仏殿

鎌倉の寿福寺の仏殿(本殿)は五間四面の瓦葺宝形造りです。中門の中にあり、普段の日でも中門越しに垣間見ることはできますが、拝観料がかかる特別公開の日以外は近づくことができません。この仏殿は江戸時代中期から後期に建てられたといわれ、中には釈迦如来像、仁王像、十一面観世音菩薩像が安置されています。

鎌倉の寿福寺の本殿の前には大きなビャクシンの木があります。このビャクシンの木は本殿が火災で焼失してしまった折にも生き残ったと言われています。

寿福寺境内にはビャクシンが4本あり、いずれもが鎌倉市の天然記念物に指定されている立派なものです。パワースポットと言われている寿福寺ですが、この大木からは特にパワーがもらえそうです。

寿福寺の見どころ4:仏像

拝観料が必要な特別公開の日にしか公開されない鎌倉の寿福寺の仏殿の中には、何体かの仏像が安置されています。中央は釈迦如来の坐像ですが、高さが3メートル近いという大きなものです。室町時代に造られた関東の仏像としては珍しい乾漆仏(紙や布を貼って作られた仏像)だそうです。

鎌倉の寿福寺の釈迦如来像の両脇は、木造の文殊菩薩像と普賢菩薩像が守っています。三つの仏像は表現上のまとまりもあり、三体で一組のものとして制作されたと考えられています。

普賢菩薩は鎌倉十三仏の一つになっています。三体とも神奈川県の文化財に指定されていますが、残念ながら特別公開の日でも撮影禁止です。

寿福寺の見どころ5:墓地

鎌倉の寿福寺の境内裏にある墓地は拝観料がかからない普段の日にも見られるエリアです。広い墓地の中には高浜虚子や大佛次郎といった文学者、政治家陸奥宗光の墓などがありますが、観光客が一番訪れる見どころは、その奥にある源頼朝の正妻北条政子とその息子である3代将軍の実朝の墓と伝わる五輪塔です。

鎌倉の寿福寺の境内裏にある北条政子と源実朝の五輪塔は、「やぐら」と呼ばれる横穴の中にあります。

納骨堂や供養堂の役割をした「やぐら」は鎌倉時代から室町時代という古い時代のものなので、今はただの穴にしか見えませんが、当時は豪華なものも多くありました。実朝の五輪塔があるやぐらも牡丹唐草の模様が色鮮やかに描かれていたそうです。

寿福寺の御朱印

鎌倉の寿福寺の御朱印は、中門をななめ右へ進んだところにある庫裏で受付けています。中門には通行止めのサインがありますが、納経をする人は例外でここを通れます。庫裏に行く途中には鐘楼もあるので見学ができます。呼び鈴を鳴らして対応を求めますが、場合によってはかなりの時間待つことがあります。

鎌倉の寿福寺の御朱印にはいくつかの種類があります。鎌倉五山としての御朱印、鎌倉十三仏霊場巡りとしての御朱印、鎌倉二十四地蔵尊としての御朱印、鎌倉三十三観音としての御朱印などです。

しかし、参拝したからといって複数の御朱印をいっぺんに頂くことはおすすめできません。一参拝一ご朱印が基本です。

鎌倉の寿福寺では、御朱印はその場で書いてもらうこともあれば、あらかじめ用意された御朱印を渡されることもあります。寿福寺の寺務所では、御朱印はじめ全てをお一人で対応されているようなので、御朱印をもらう参拝者側もそれなりの気配りを持つことが大切です。ふだん拝観料は必要のない寺院ですが、もちろん御朱印には志納をお忘れなく。

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寿福寺周辺の観光スポット

英勝寺

鎌倉の寿福寺だけの観光ならさほど時間はかかりません。寿福寺から徒歩でアクセスできる観光スポットをいくつかご紹介します。寿福寺とは背中合わせですが、アクセスするにはぐるりと回って10分ほどの「英勝寺」は唯一の尼寺で、境内を彩る四季折々の花が美しいことで有名です。建物のほとんどが国の重要文化財という点にも注目です。

海蔵寺

鎌倉の寿福寺から北に徒歩で15分ほどのところにある「海蔵寺」は「底脱ノ井(そこぬけのい)」「十六ノ井」という2つの有名な井戸をもつ寺院です。「底脱ノ井」の方は鎌倉十井の1つにも数えられています。「十六ノ井」は規則正しく並んだ窪みで、納骨に使われていたという説もあります。海蔵寺は4月のカイドウと9月のハギの花が有名です。

源氏山公園

鎌倉の寿福寺から徒歩20分ほどの「源氏山公園」には、源頼朝の座像があります。周辺には銭洗い弁天として知られる宇賀福神社、葛原岡神社など、パワースポットが点在しています。ちょっと足を延ばしてもう一つのパワースポットである佐助稲荷神社まで歩いてみるのも良いかもしれません。

小町通り

「小町通り」は寿福寺と鎌倉駅をはさんで反対側にある、鎌倉一賑やかな通りです。駅から鶴岡八幡宮に向かう通り沿いにはたくさんの食事処や土産もの店が軒を連ね、外国人観光客を含めた多くの人でいつも賑わっています。食べ歩きも楽しく、鎌倉土産もこの通りで揃いますので、寿福寺参拝の前後に是非歩いてみてください。

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寿福寺で静かな時間を過ごそう

境内の中まで入れる公開日が少ないため、観光スポットとして紹介されることの少ない鎌倉の寿福寺ですが、長い歴史と由緒をもった落ち着きのある寺です。総門から中門までを歩くだけでもすがすがしい気持ちになれるはずですし、裏山の北条政子と源実朝の五輪塔も歴史を感じられるスポットです。鎌倉訪問の際には寿福寺にも足を運んでください。

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この記事のライター
MinminK

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