2018年05月11日公開
2020年03月25日更新
ヨルダン観光の名所&穴場をまとめて紹介!ベストな季節や見どころも!
歴史と自然を感じることができるアラブ諸国のひとつ・ヨルダン。今回はそんなヨルダンを観光する上で必要な基本情報、日本からのアクセス、食べもの、観光名所、穴場スポットをご紹介します。ヨルダンを観光する際の参考にしてみてください。

目次
アラブ諸国のひとつ・ヨルダン
ヨルダン・ハシミテ王国(通称ヨルダン)は、アラブ諸国のひとつで、イスラエル、パレスチナ、サウジアラビア、イラク、シリアに面しています。今回はヨルダンを観光する上で必要な基本情報、日本からのアクセス、食べもの、観光名所、そして穴場スポットをご紹介します。

ヨルダンを観光しよう1:日本との時差
ヨルダンは東ヨーロッパ時間を採用していて、日本との時差はマイナス7時間です。日本が午前7時になったら、ヨルダンも同じ日になります。サマータイム制を採っているため、サマータイム期間中は時差がマイナス6時間になります。2018年のサマータイムは3月25日から10月28日までです。
ヨルダンを観光しよう2:季節
ヨルダンの季節1:春
ヨルダンはどの季節に行っても楽しむことができますが、ベストシーズンは、適度に暖かく、湿度も高くない3月から5月の春と言われています。しかし、春から初夏にかけてアラブ諸国で定期的に吹く砂嵐により、空が暗くなったり、気温が10度ほど上がることもあります。
ヨルダンの季節2:夏
ヨルダンの夏(6月から9月)はとても暑いです。首都であるアンマンの中心では気温が40度まで上がることも珍しくありません。午後0時から午後3時の一日で一番暑くなる時間帯には、カフェやレストランなどの涼しいところで過ごされることをおすすめします。また、熱中症や熱射病対策もしておきましょう。
ヨルダンの季節3:秋
ヨルダンの秋は一般的に9月中旬から11月中旬です。特に10月初旬から中旬にかけて降る雨は、まだ高い気温を心地よい気温まで下げてくれます。お花もきれいに咲くので、春に続いておすすめの季節だと言うことができます。軽く羽織れるものを持っていきましょう。
ヨルダンの季節4:冬
ヨルダンをはじめとするアラブ諸国は暖かい、または暑いイメージがあると思います。しかし、12月から2月に訪れるヨルダンの冬は、驚くほど寒くなります。もちろん、地域によって寒さのレベルは様々ですが、ペトラという都市では、過去にマイナス8度を記録したこともあるんです。
ヨルダンを観光しよう3:言語
ヨルダンはアラブ諸国のひとつで、公用語はアラビア語ですが、英語を話すことができる人も多いようです。ヨルダン旅行へ行かれる際には、「サラーム(こんにちは)」、「シュクラン(ありがとう)」、「ビカーム?(いくらですか?)」などの簡単なアラビア語は覚えておいた方がいいかもしれません。
ヨルダンを観光しよう4:通貨
ヨルダンで使われている通貨は「ヨルダン・ディナール」です。1ヨルダン・ディナールは日本円に換算すると約154.7円です(2018年5月9日現在)。紙幣は50JDと20JD、10JD、5JD、1JD、そしてあまり見かけることはありませんが、0.5JDの6種類あります。
ヨルダンを観光しよう5:日本からのアクセス
残念ながら2018年5月9日現在、日本とヨルダン間を飛んでいる直行便はありません。ドバイ、アブダビ、ドーハ、イスタンブールなどの中東・アラブ諸国またはアジアを経由すると14時間から16時間、ヨーロッパを経由するとだいたい17時間で行くことができます。
ヨルダンを観光しよう6:食べもの
ヨルダンの食べもの1:ファラフェル
ファラフェルは、挽いたひよこ豆と様々なスパイスを合わせて丸めて揚げたものです。ヨルダンではストリートフードや軽食として親しまれています。外はサクサク、中はフワフワで、揚げ物なのに全然しつこくないので、たくさん食べられるみたいです。ヨルダンに滞在している間に一度は食べたいものです。
ヨルダンの食べもの2:レブネ
ラブネはアラブ諸国で見ることができるヨーグルトチーズまたはギリシャヨーグルトです。ヨルダンでは朝ごはんでよく食べられるようですが、味がとても濃厚なので、普通のヨーグルトのように多くは食べられないみたいです。味は普通のヨーグルトよりもサワークリームに似ているそうです。
ヨルダンの食べもの3:タブーリ
タブーリは角切りしたパセリ、トマト、ニンニク、麦に、レモン汁と塩、オリーブオイルで作ったドレッシングをかけたサラダのようなものです。アペタイザーとして、パンやナンなどと一緒に食べることが多く、基本的にヨルダンのどのレストランでも食べることができます。
ヨルダンの食べもの4:マンサフ
ヨルダンで一番愛されている食べものといえばマンサフです。マンサフはお米とラム、ヤギのミルクから作られたヨーグルトを乾燥させたジャミードを合わせたものが基本で、レストランや家庭によってそれに何かを加えたりするようです。食べた瞬間ヨルダンを舌で感じることができます。
ヨルダンを観光しよう7:観光名所
ヨルダンの観光名所1:ペトラ
ギリシャ語で「崖」を意味するペトラは険しい山々や谷に囲まれています。何百年もの期間を経て1800年代に発見されたペトラは、今やヨルダンのナンバーワン観光地というだけではなく、世界で最も凄い遺跡としても知られています。1985年には文化遺産として世界遺産に登録されており、2007年には新・世界七不思議にも選ばれています。
ヨルダンの観光名所2:ワディ・ラム
ヨルダン南部にあるワディ・ラムの特徴は、川とパステルカラーの砂漠、ジェベルとよばれる岩層が作り出す幻想的な地形です。砂漠でキャンプをして、ヨルダン料理を楽しんだり星を眺めたりするのも良いです。2011年には「ワディ・ラム保護区」が複合遺産として世界遺産に登録されました。
ヨルダンの観光名所3:死海
「死海」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?死海はイスラエルとヨルダンの間にある、地表で最も低い場所にある塩湖です。癒しの効果もあると言われているので、日ごろの疲れやストレスを癒すのにぴったりのスポットです。ぜひ行ってみてください。
ヨルダンの観光名所4:ジェラシュ
観光地としてはペトラに次いで二番目に人気があるジェラシュはヨルダン北部にあります。約2000年前の古代ローマ時代の都市遺跡が現在も残っており、歴史を感じることができる都市です。特にハドリアヌスの門(凱旋門)は、ジェラシュで必ず訪れるべきスポットです。
ヨルダンの観光名所5:アカバ
アカバは紅海とアカバ湾に面しています。また、ヨルダンで唯一海に面している都市でもあります。そのため、ここでは太陽の光を浴びながらスイミングやシュノーケリング、ダイビングなどを楽しむことをできます。もちろん歴史を感じることができるスポットも多く残っています。
ヨルダンの観光名所6:ワディ・ムジブ
ワディ・ムジブは死海の東側に位置する、約500メートルの深さと約4キロメートルの長さを誇る渓谷で、ヨルダンの首都であるアンマンからは2時間ほどで行くことができます。野生生物や植物も多く、自然保護区に指定されています。春や秋にはハイキングを楽しむこともできます。
ヨルダンの観光名所7:マダバ
マダバはヨルダン西部にある都市です。キリスト教とイスラム教が交わっている場所でもあり、街中ではどちらの要素も感じることができるスポットがたくさんあるので、歩きながら街をゆっくり散策するのをおすすめします。先ほどご紹介した死海やワディ・ムジブへのアクセスも良いです。
ヨルダンの観光名所8:ネボ山
ネボ山は宗教的にとても意味のある場所と言われており、モーセが亡くなる前に山頂から約束の地を眺めたとも信じられています。ネボ山に登れば、ヨルダン川や死海など、ヨルダンの様々な観光スポットを眺めることができます。あなたがキリスト教やイスラム教の信者でなくても、行く価値がある場所です。
ヨルダンの観光名所9:アジュルン城
アジュルン城は約1000年前に建てられたイスラム教の城で、ヨルダン北西部のアジュラン地区の丘の上に位置しています。城の正門に小さく英語の説明が書かれているだけで、日本語での説明はありませんが、城のそばにある博物館で城で見つかった遺物を見ることができます。
ヨルダンの観光名所10:アンマン
最後にご紹介するのはヨルダンの首都であるアンマンです。アンマンは政治的、文化的、そして商業的にもヨルダンの中心として活躍してきました。歴史と共に新しさを感じることができるアンマンは、どれだけ観光しても飽きることはありません。ヨルダン旅行で外せないスポットです。
ヨルダンを観光しよう8:穴場スポット
ヨルダンの穴場スポット1:サルト
サルトはアンマンがヨルダンの首都に制定される1921年から約25年間、首都的な役割を果たしていた都市です。日本のジャイカの協力により作られたハーモニートレイルに乗れば1時間30分ほどで、サルトの街をゆっくり眺めながら観光することができるので、ぜひ乗ってみてください。
ヨルダンの穴場スポット2:ダナ自然保護区
ダナ自然保護区は、日本人にこそあまり知られていませんが、ヨーロッパやアメリカからの観光客にはとても人気がある穴場スポットです。5時間から7時間ほどかけて、14キロメートルの道のりを進むのは決して楽ではありませんが、ヨルダンの自然を目いっぱい味わうことができるチャンスです。
ヨルダンに行ってみよう
ここまでヨルダンの基本情報、日本からのアクセス、食べもの、観光名所、そして穴場スポットをご紹介しましたが、いかがでしたか?日本ではあまりアラブ諸国の歴史や文化、またイスラム教に触れる機会があまりないので、ぜひ現地でそれらに直接触れてみてください!
