2018年05月11日公開
2020年03月25日更新
ドーハ・ハマド空港を攻略!乗り継ぎの空き時間も楽しいレストランなど紹介!
中東カタールの首都ドーハにあるハマド空港。急成長中の大規模空港で、ヨーロッパ路線の経由地になることも多いです。今回はドーハ・ハマド空港での長い乗り継ぎ時間を快適に過ごせる方法をご紹介いたします。子供連れでも安心の施設ですのでお出掛け前の参考にしてみて下さい。

目次
ドーハ・ハマド空港を攻略!
昨今急成長中のドーハ・ハマド空港。あまり馴染みのない中東圏ですが、ヨーロッパやアフリカ路線の経由地になることも多くなっています。カタールのイメージ通り、空港はとても豪華で広く、様々な過ごし方ができます。今回は長い乗り継ぎ時間の方や子供連れの方でも、快適に過ごせるような時間の過ごし方をご紹介いたします。
ドーハ・ハマド空港はどんな空港?
ドーハ・ハマド空港はカタールの首都ドーハにある国際空港です。2014年に従来の国際空港に代わってオープンした比較的新しい空港です。「ハマド」とはカタールの首長の名に由来しています。カタール航空のハブ空港として、世界の160路線を就航しています。日本では成田空港と羽田空港に就航しています。
ハマド空港は、イギリスの格付け会社Skytrax社が選ぶ、五つ星空港に選ばれています。五つ星は世界で6空港、中東はハマド空港のみです。広大で豪華な見た目だけでなく、利便性や快適性も追求しています。カウンターや通路は十分な数と広さで、保安検査はスピーディです。有名な近隣のドバイ国際空港のライバルとして急成長している空港です。

ハマド空港を楽しむ前にまずは乗り継ぎ手続きを
ドーハ・ハマド空港を楽しむ前に、まずは乗り継ぎ手続きを済ませます。案内に沿って「transfers(乗り継ぎ)」を目指しましょう。乗り継ぎの手荷物検査場まで進むと、カタール航空のカウンターもあります。乗り継ぎのチェックインは本来日本であらかじめ手続きされますが、何らかの変更をしたい場合はカウンターで手続きをします。
手荷物検査を終えると出発階に進むことができます。初めに確認しておきたい点が搭乗便のゲートです。日本からドーハのフライトは長いため、乗継便のゲートは決まっていない場合が多いです。ハマド空港は搭乗ゲートが40もあり、空港内をシャトルが走るほど広大です。搭乗便のゲートを間違えないよう、こまめに確認することをおすすめします。
ドーハ・ハマド空港での過ごし方1:免税店
出発ロビーで目立つのが、巨大なテディベアです。記念撮影スポットしても人気のテディベアを取り囲むようにショップが並びます。免税店には、中東らしいお土産からブランド品まで様々なものが手に入ります。ドーハ・ハマド空港ならではなのが車のショールームや貴金属店。このような豪華なものをウィンドーショッピングするだけでも楽しめます。
ハマド空港では現地通貨で支払うのが基本です。カタール通貨は「カタール・レアル」といい、店頭では「QAR」と表記されます。お札であればドルやユーロでも支払いできますが、お釣りはカタール・レアルで返ってきてしまいます。乗り継ぎでしか使わないのであれば、クレジットカードで支払うと、面倒な計算や小銭処理に追われずおすすめです。
ドーハ・ハマド空港での過ごし方2:レストラン
長いフライトの後はレストランでゆっくり食事をとりたいものです。せっかくだから中東料理を食べてみたいという方も、食べ慣れた和食やファーストフードを食べたいという方も、ハマド空港にはどちらのレストランも揃っています。メインロビーを中心に、キャビアやロブスターまであるシーフードバーや、マクドナルド、カフェなど豊富にあります。
レストランに入らずに、色々なものを食べたい方や子供連れの方にはフードコートがおすすめです。ファーストフードからパン、飲茶、寿司、スイーツなど何でもあるので便利です。中東料理を食べたい方は、フードコート内の「azka」というお店で楽しむことができます。中東の本格料理からスイーツまで取り扱っています。
ドーハ・ハマド空港での過ごし方3:子供向け遊具
ドーハ・ハマド空港は子供連れにとても優しい空港です。空港内には掃除が行き届いた授乳室やファミリー用お手洗いが用意されていて、ゆっくりと次のフライトへの準備ができます。中でも人気なのが空港内の色々な場所にある遊具です。巨人を象ったブロンズのオブジェで、子供なら中に入って遊ぶことができます。
中は遊具ですが、像自体はニューヨークを拠点とするアーティストの作品です。メインロビーの大きなうさぎなどと併せてアート鑑賞するのも楽しいです。長いフライトを頑張った子供達は、きっと体を動かしたくてたまらないはず。このような施設が充実しているのは助かります。
ドーハ・ハマド空港での過ごし方4:ネットやテレビ
フライトや乗継時間が長かったりすると、メールやSNSをチェックしたり、旅情報を検索したり、と通信手段が必要になります。ドーハ・ハマド空港では通信設備やエンターテイメント系の設備が充実しています。インターネットは空港内でほぼ繋がるフリーWi-Fiが利用できます。
PCを無料で使えるコーナーもあります。空港内に数か所あり、すべてMacが備え付けられています。子供向けゲームをしたりするのにもおすすめです。また半個室の空間で充電をしながらテレビを見られるスペースもあります。くつろげるので、このような通信スペースを利用するだけでも、滞在時間を過ごすことができます。
ドーハ・ハマド空港での過ごし方5:仮眠室
ドーハ・ハマド空港には「クワイエットルーム」という無料の仮眠室があります。まさに仮眠をとるための部屋で、フライトアナウンスなどの館内放送が流れず、静かに過ごすことができます。大きな部屋に背もたれを倒した状態の椅子がズラリと並んでいます。長時間フライトで座っていた体を伸ばすことができます。
クワイエットルームは男女別になっているので、安心して眠ることができます。手荷物が心配な場合はコインロッカーに預けましょう。子供のお昼寝に重なってしまった場合も、静かな空間で横になることができるのでおすすめです。毛布を借りることもできますので、ここでフライトの疲れを少しでもとりましょう。
ドーハ・ハマド空港での過ごし方6:有料ラウンジ
ドーハ・ハマド空港には、各航空会社のビジネス・ファーストクラス客のみ利用できるラウンジや、カード会社運営、空港運営のラウンジなど条件によって利用できるものとできないものがあります。エコノミークラスでも利用できるのは、カード会社運営のオリックスラウンジと空港運営のアルマハラウンジです。どちらも有料で55米ドルです。
ラウンジは、飲食無料、専用Wi-Fiやシャワールームなどの利点があります。使い方によっては料金相応の価値があります。オリックスラウンジは6時間、アルマハラウンジは4時間の制限があるので注意です。特定のクレジットカードやプライオリティパスがあると無料で入室できる場合があるので、利用前に条件を確認することをお勧めします。

ドーハ・ハマド空港での過ごし方7:ホテル
カタール航空利用で、ドーハでの乗り継ぎが8時間以上ある方はトランジットサービスを受けることができます。無料で休憩用のホテルを提供してもらえ、送迎や入国ビザ、レストラン手配なども含まれる至れり尽くせりのサービスです。チケットの種別や乗り継ぎ旅程によっては適用外ということもありますので確認が必要です。
ハマド空港に直結するホテルを利用する方法もあります。「オリックス・エアポートホテル」はハマド空港に直結したホテルで、入国審査の前にあります。5時間から利用でき、レストランも完備、屋内プールやフィットネスルームを無料で利用できます。利用する時間帯にもよりますが、市内のホテルよりは高めの料金設定になっています。
番外編:空港を出てドーハ市内の観光
カタール航空利用で乗り継ぎ時間が5時間以上12時間以内の方は、無料の市内観光ツアーに参加することができます。現地時間で4~19時に到着する方限定になりますが、ビザも免除されるので人気のツアーとなっています。申し込みは空港ドーハ内の市内観光ツアーデスクで受け付けています。
ツアーの内容は、2時間30分程度で、ザ・パール・カタール、カターラ・カルチュラル・ヴィレッジ、スーク・ワキーフ、イスラム美術館という4つの有名観光地をツアーバスで回ります。事前予約はできず、先着順の申し込みで定員に達し次第、締め切りとなります。希望の方は到着したらまず申し込みを済ませることをお勧めします。

ドーハ・ハマド空港で長い乗り継ぎ時間も快適に
いかがでしたか?情報が少なく馴染みのない中東圏ですが、ドーハ・ハマド空港の魅力を知っていただけたと思います。豪華な内装やサービスの一方で、レストランやショップは幅広い種類があり、お一人でも子供連れでも乗継時間も楽しんで過ごすことができます。お気に入りの過ごし方を見つけて、旅行の乗り継ぎ時間を快適にお過ごしください。