2018年05月13日公開
2018年05月13日更新
グアテマラ観光に行く前に!日本との時差・気候・名物料理をまとめて紹介!
中米の小国グアテマラは、日本人にはあまり馴染みのない国ですが、世界的に有名なコーヒーの産地です。今回は、グアテマラ旅行の際に役立つ、時差、言語、気候などの基本情報と合わせて、グアテマラの観光スポットや美味しい現地料理をご紹介致します。

目次
グアテマラの基本情報をご紹介
マヤ文明の遺跡が残るグアテマラは、南北アメリカ大陸をつなぐ中央アメリカにある国です。
たくさんの先住民族が暮らすグアテマラでは、公用語以外にもたくさんの言語が話されています。
今回は、グアテマラ旅行に役立つ時差や気候などの基本情報の他、おすすめの観光スポットや美味しいグアテマラ料理もまとめてご紹介します。
グアテマラってどんな国?
中央アメリカ大陸にある「グアテマラ共和国」は、メキシコ、ベリーズ、ホンジュラス、エルサルバドルという4つの国と国境を接する国です。
縦に長い国土を持つグアテマラは、北と南がそれぞれカリブ海と太平洋に面しています。
首都グアテマラシティでは、スペイン語が共通言語として話されており、ほとんどの観光地でスペイン語が通じます。
グアテマラは、他の中南米の国々同様、スペインの統治下にあった国ですが、先コロンブス期にはマヤ文明が栄えており、国民の過半数は、今もマヤ古代人の流れを組む「インディヘナ」と呼ばれる人々です。
そのため、グアテマラでは、共通言語であるスペイン語以外にも、様々な少数民族の言語が話されています。
グアテマラは、メキシコを除くと、中央アメリカで最も人口の多い国です。
グアテマラは、30年以上に渡って内戦が続いたことから、国土が疲弊し、中南米の国々の中では、まだまだ経済的に貧しい国の一つです。
中央アメリカで最も治安の悪い国ホンジュラスと国境を接していることもあり、グアテマラの治安はあまりよいとは言えません。

グアテマラの気候とベストシーズン
続いては、グアテマラの気候をご紹介します。
中央アメリカ大陸に位置するグアテマラの気候は、亜熱帯性気候で、一年を通じてかなり温暖な気候と言えます。
国土の北と南で、気候帯が少し異なっており、グアテマラ北部は、熱帯雨林やサバンナの広がる地域となっています。
グアテマラ南部は、山岳地帯と太平洋地域でそれぞれ気候が異なっており、太平洋側の低地では、雨季と乾季の2つの季節があります。
コスタと呼ばれる低地では、サバンナ気候で年間降水量は1000から2000ミリと比較的雨が多くなっています。
標高の高い地域では、降雨量がさらに増え、乾季が短くなり雨の多い気候となっています。
グアテマラ旅行のベストシーズンは、首都グアテマラシティを含む南部を観光するなら、乾季となる11月から4月の時期となります。
この時期のグアテマラは気温が高い気候ですので、服装は日本の夏服で十分です。安全に旅をするためにも旅行者と分からないような目立たない服装がおすすめです。
グアテマラの言語は何?
グアテマラの言語は、スペイン語が公用語とされていますが、スペイン語を話すのは、人口の約6割ほどといわれています。
残りの4割の人々は、今もマヤ系言語を使用しており、なんと23種類もの言語がグアテマラの国語として認められていると言われています。
スペイン語を話す人口が多いのは、グアテマラ北部とグアテマラ南部の地域で、中央部は、ほとんどマヤ系言語を話す人々が暮らしています。
また、非マヤ系言語であるシンカ語やアラワク語を話す地域もあります。ほとんどの観光地ではスペイン語が通じます。また、場所によっては英語も通じますので、旅行者は最低限英語が話せるとよいでしょう。

グアテマラと日本の時差はどのぐらい?
続いては、グアテマラと日本の時差をご紹介致します。
グアテマラと日本の時差は15時間で、グアテマラが0時の時、日本は15時となっています。
グアテマラではサマータイムを実施していないため、季節によって時差が変わることはありません。
日本からグアテマラへ行く場合は、アメリカのロサンゼルスなどを経由するのが一般的ですが、所要時間は最短でも20時間近くかかります。
かなり時差がある上に、日本からグアテマラへ行く直行便はありませんので、ついた頃には、時差と移動の疲れでヘロヘロという可能性もあります。
グアテマラ旅行を場合は、時差ぼけも配慮して、最低でも10泊から12泊ぐらいの日程で観光するようにしましょう。
また、グアテマラ出発前から就寝時間を調整するなど、時差ぼけ対策をしておくのも効果的です。現地に到着したら、できるだけ現地時間に合わせて生活するようにすると、時差ぼけの影響が少なくて済むようです。
グアテマラで食べたいおすすめ料理
日本人には、あまり馴染みのない国「グアテマラ」では、一体どんな料理を食べることができるのでしょうか?
グアテマラは、他の中南米の国々同様、とうもろこしを主食としており、グアテマラ料理の定番である「トルティージャ」は、観光客にも人気のあるメニューの一つです。
また、豆を使った料理も豊富で、グアテマラ料理は非常にヘルシーと言われています。
肉料理が多いグアテマラを代表するメニューと言えば、お米をすりつぶした生地に鶏肉やジャガイモなどを入れたものをバナナの皮で包んで蒸し焼きにした「タマーレス」。
お誕生日やクリスマスなど、特別な日に食べるグアテマラの郷土料理の一つです。
グアテマラ料理は、メキシコ料理と同じく、たくさん唐辛子を使いますので、辛い物が苦手な方はご注意ください!
グアテマラの観光名所1:ティカル遺跡
ここからは、グアテマラの観光名所をご紹介していきます。
まず最初にご紹介するのは「ティカル遺跡」。ティカル国立公園(Tikal National Park)の中にあるこちらの遺跡は、グアテマラの首都グアテマラシティから車で11時間ほど北上したところにあります。
国内線を利用すれば、最寄りとなる「ムンド・マヤ国際空港」まで飛行機で約1時間半ほととなっています。
メキシコのユカタン半島にも近いグアテマラは、マヤ文明が栄えた地域で、ティカル遺跡は、マヤ最大の神殿都市があった場所と言われています。
世界遺産にも登録されているティカル遺跡は、グアテマラ観光のハイライト。歴史好きな方にぜひおすすめしたい素晴らしい観光名所です。
グアテマラの観光名所2:セムックチャンペイ
続いてご紹介するグアテマラの観光名所は「セムックチャンペイ」(Semuc Champey)です。
舌を噛みそうな名前の観光名所「セムックチャンペイ」は、グアテマラの中央部にある絶景の湖で、グアテマラの秘境スポットとして観光客に人気です。
神秘の泉「セムックチャンペイ」は、グアテマラから車で約7時間半ほどかかります。
「セムックチャンペイ」は、世界でも珍しい段になった湖で、メキシコのユカタン半島と同じく、石灰岩でできた大地にできた階段状の湖です。
透明度の高い「セムックチャンペイ」は、泳ぐこともできる湖ですので、ぜひ、水着を持って出かけましょう。
グアテマラシティから現地発のツアーがたくさん出ていますので、参加してみて下さい。
グアテマラの観光名所3:アンティグア・グアテマラ
続いてご紹介するグアテマラの観光名所は「アンティグア・グアテマラ」。
世界遺産にも登録された都市「アンティグア・グアテマラ」は、首都グアテマラシティから車で約1時間ほど南西に降ったところにあります。
ヨーロッパ文化と伝統民族文化が混在する歴史的な街並みが美しいこの地は、グアテマラの古都です。
世界遺産「アンティグア・グアテマラ」には「ラ・メルセー教会」、「カプチナス教会・修道院」や「サンホセ大聖堂」など、1500年代に建設された数々の建築物我の越されています。
世界中からたくさんの旅行者が訪れる「アンティグア・グアテマラ」の見どころは、コロニアル風の美しい街並みです。散策しながら、グアテマラの歴史に思いを馳せてみてください。
グアテマラの観光名所4:アティトラン湖
最後にご紹介するグアテマラの観光名所は「アティトラン湖」(Lake Atitlan)。
「アティトラン湖」は、グアテマラシティから西に車で約4時間ほど行った、ソロラ県にある美しい湖です。
約8万4先年前の噴火によってできたと言われる巨大なカルデラ湖は、断崖絶壁と火山に囲まれた絶景スポットです。
アティトラン湖の周辺は、コーヒーの栽培やとうもろこしの栽培に適した土壌が広がっており、湖を囲むように6つの集落ができています。
集落の中には、グアテマラ旅行のお土産に最適なグアテマラコーヒーを販売しているところや、アティトラン湖の絶景を見られるおすすめのスポットもあります。
グアテマラ旅行へ行ってみよう!
中央アメリカに位置する「グアテマラ共和国」をご紹介しました。
中南米の国の中では、比較的経済力のある国であるグアテマラは、世界中から旅行者が訪れる素晴らしい観光スポットがあります。
古代マヤ文明や美しい自然を感じられるグアテマラを、ぜひ旅行してみて下さい!