勝連城跡は歴史ある世界遺産で観光にもおすすめ!料金や所要時間は?

沖縄にはグスクと呼ばれる城がありました。その中で有名なものは首里城ですが、ここで紹介する勝連城跡はユネスコ世界遺産に登録された中で最も古い歴史を持つと言われるグスク跡です。勝連城跡の歴史やアクセス、見どころなどについて紹介します。

勝連城跡は歴史ある世界遺産で観光にもおすすめ!料金や所要時間は?のイメージ

目次

  1. 1勝連城跡へ行ってみたい
  2. 2勝連城跡とは
  3. 3勝連城跡はどこにある?
  4. 4勝連城跡へのアクセス
  5. 5勝連城跡は世界遺産
  6. 6勝連城跡の歴史
  7. 7勝連城跡観光の料金は?
  8. 8勝連城跡の見どころ
  9. 9勝連城跡の周辺観光スポット
  10. 10勝連城跡で歴史に思いを

勝連城跡へ行ってみたい

近年は歴史ファンの方で、お城巡りなどを楽しむ方が増えてきました。いわゆる天守閣があるお城も見ごたえがありますが、沖縄の首里城などの城(グスク)も違った雰囲気があり、いいものです。現在復元がすすめられている勝連城跡について、アクセスやおすすめ観光ポイントなどを紹介します。

勝連城跡とは

32237906 1788094447915934 8665004646034571264 n.jpg? nc ht=scontent hkg3 1.cdninstagram
kazautarch

勝連城跡(かつれんじょう、かつれんぐすく)とは、沖縄の城の一つです。2000年、ユネスコ世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成要素の一つに指定されました(世界遺産名はかつれんじょうあとです)。また、1972年には史跡指定を、2017年には続日本100名城にも選定されています。

勝連城跡はどこにある?

勝連城跡があるのは沖縄県うるま市です。沖縄県中部にある勝連半島の根元にある、標高約60メートルから100メートル(一の曲輪)の丘陵の上にあり、自然地形をいかしたつくりとなっています。そのため勝連城跡に行くと、周辺の美しい景観が楽しめるということで観光客の人気も高い場所です。

勝連城跡へのアクセス

まずは勝連城跡までのアクセスを紹介します。前述したように勝連城は沖縄県中部のうるま市にある、勝連半島にあります。ゆいレールなどは近くにはなく、基本的には車もしくはバスでアクセスすることになります。まずは公共交通機関を利用してアクセスする場合から紹介します。

沖縄の場合、遠方からのアクセスは飛行機になります。うるま市は沖縄本島ですから、最寄り空港は那覇空港です。那覇空港に降りたら、まずはゆいレールなどを使い、バス停までアクセスしましょう。勝連城跡に行くためのバスが出るのは那覇バスターミナルで、ゆいレールの「旭橋」駅のそばにあります。

那覇バスターミナルに到着したら、バスに乗り換えます。屋慶名線(27番)のバスなら「西原」のバス停、与勝線(52番)なら「勝連城跡前」のバス停で下車します。西原からは徒歩で10分ほど、勝連城跡前なら城の前に到着することになります。所要時間はバスのみで約1時間30分かかります。

もう一つのルートはゆいレールで「おもろまち」駅まで移動し、バスに乗る方法です。屋慶名おもろまち線(227番)のバスに乗り、「西原」のバス停で下車します。ただ、こちらはバスの本数が非常に少なく、また時間もさほど短縮できるわけではないので、那覇バスターミナル乗り換えのほうがおすすめでしょう。

勝連城跡以外にも沖縄の各地を観光したいという方には、レンタカーを使って車でアクセスする方法がおすすめです。勝連城跡は電車などがない分、アクセスに時間がかかるからです。車の場合は那覇空港から沖縄自動車道を経由してアクセスするか、もしくは一般道を通っていくことになります。

沖縄自動車道の最寄りICは「沖縄北IC」となります。高速道路を利用した場合の所要時間は那覇空港から約1時間、一般道のみを使った場合は約1時間30分です。高速道路を使うと料金がかかりますので、観光の予定時間などを考えてどちらを使うか決めるとよいでしょう。

勝連城跡は世界遺産

さて、先ほど述べたように、勝連城跡は2000年にユネスコ世界遺産に登録されています。しかも「琉球王国のグスク及び関連遺産群」で指定されたものの中で、勝連城跡は最も築城年代が古い城跡とされているのです。つまり有名な首里城跡などよりも勝連城跡は古いものとされています。

次の歴史のところで詳しく述べますが、勝連城はいわゆる琉球王朝がかたちづくられていく過程で、最後まで琉球王朝に抵抗した、いや琉球統一をもくろんだ城主がいた城とされています。実際勝連城からは琉球王朝に匹敵する力を持っていた証拠となる遺物なども出土しています。

沖縄の城というと、やはり首里城が代表的なものですが、勝連城跡もまた、その琉球の歴史や文化を伝える貴重な遺跡であり、沖縄有数の規模と歴史を持つ名城です。勝連城跡が世界遺産の構成要素に選ばれたのは、勝連城が持つ歴史的な価値が世界遺産として世界的に認められたということを示しているのです。

勝連城跡の歴史

では、その勝連城跡の歴史について紹介しましょう。もともとこの勝連城跡がある場所は先史時代から古代の人々が生活していた場でした。崖の下にはそのことを示す貝塚が出土しています。この場所に城が築かれたのは13世紀から14世紀ごろのことで、茂知附按司(あじ:城を拠点とする地方豪族の首長)によると言われています。

この茂知附按司を倒し、勝連の10代目按司となったのが阿麻和利(あまわり)です。阿麻和利は人々から慕われ、海外貿易を積極的に行うことで力を持っていきます。阿麻和利は中継貿易を行い利を得ると共に、勝連城を現在の姿まで発展させました。勝連城はその形と盛んな交易から「進貢船のグスク」と呼ばれます。

勝連城からは中国元代の陶磁器である染付が出土し、後に首里王府で作られた歌謡集である「おもろさうし」の中にも「勝連はてだ向て門開けて真玉金寄り合う玉の御内」(勝連は太陽に向かい門を開けて、真玉や黄金が寄り合い栄えている)と詠まれました。また首里城、浦添城とともに瓦が出土しており、経済力や軍事力の大きさがうかがえます。

強大な力を持つ阿麻和利を恐れ、当時の琉球国王尚泰久は、娘の百度踏揚(ももとふみあがり)を阿麻和利に嫁がせたほか、近くの中城城に家臣を派遣し、監視させます。しかし阿麻和利はこの中城城を滅ぼして、首里攻略をはかります。百度踏揚の知らせにより攻防戦が行われましたが、勝連軍は陥落し、琉球統一は幻となりました。

1972年、沖縄が本土復帰となったのに伴って、勝連城跡はその歴史から史跡指定を受けました。そして前述したように2000年にユネスコの世界遺産登録の構成要素の一つに指定され、現在に至ります。現在では世界遺産指定も後押しとなって復元工事が行われており、往時の姿を取り戻しつつあるのです。

勝連城跡観光の料金は?

ところで気になるのが、勝連城跡の見学に料金が必要なのかということです。実は勝連城跡には特別な見学時間の設定がなく、入場料金などもかかりません。いつでも自由に観光することができます。ただし、ライトアップなどの施設もないため、日没後に観光することはおすすめしません。

また、駐車場に関しても城内に乗り入れることはできませんが、休憩所周辺に駐車場があり、駐車料金無料でそれらを利用することができます。車でアクセスする場合はこの料金無料の駐車場を利用するとよいでしょう。休憩所にはトイレやお弁当を食べるスペースがあり、こちらも料金無料で利用できます。

勝連城跡の見どころ

32368389 206723700123184 3160779502435434496 n.jpg? nc ht=scontent hkg3 1.cdninstagram
ryujinkanko.co.ltd

それでは、勝連城の見どころをいくつか紹介しましょう。勝連城でまずおすすめしたいのは居住スペースとして使われていた四の曲輪です。ここまでならだれでも問題なく行くことができるでしょう。この場所から一の曲輪に向かって、自然の丘陵を利用し、それに石垣を付ける形で勝連城が構成されている様子が見えます。

歴史のところで述べたように、勝連城は琉球統一を目指し、城塞として作り上げられた城です。ですから四の曲輪から上の部分は、石垣が復元されたこともあって、まさに「城塞」という言葉がぴったりの絶壁のような壁がそびえます。ここからがんばって一の曲輪をめざしましょう。

一の曲輪をめざすルートはそれなりに急な坂などを上っていくルートとなります。なかなか厳しいのですが、ここまで来たらぜひ上まで登ることをおすすめします。なぜならば、一の曲輪まで行くと、周囲に高所がないために360度の眺望を楽しむことができるためです。

31497792 2022203668019249 1557266643728465920 n.jpg? nc ht=scontent nrt1 1.cdninstagram
akarin_okinawa

中城湾に金武湾、そして山並に美しい海と、がんばって登ったかいがあったと心から思うほどの景色が楽しめます。時間帯によっても太陽の光が変化して、見飽きることがない景色が堪能できるのです。勝連城跡を観光するならぜひ歩きやすい靴で、一の曲輪の景色を楽しんでください。

勝連城跡の周辺観光スポット

海中道路

車で勝連城跡に来ているなら、おすすめのドライブコースが海中道路です。勝連半島から平安座島を結ぶ道路ですが、その名の通り、海の上に作られた道路なのです。もともとは平安座島に作られた石油会社のパイプラインを敷設するための道路でしたが、今は観光スポットの一つとしてドライブを楽しむ人が多く訪れます。

黄金茶屋

21147542 127264301233439 2764192504474501120 n.jpg? nc ht=scontent hkg3 2.cdninstagram
ito.375

スイーツが大好きな方におすすめなのが黄金茶屋です。ここではうるま市の特産品である黄金芋を使ったスイーツを販売しています。黄金芋は生の状態で沖縄県外に持ちだせないので、ぜひ焼き芋の状態で、その自然の甘さを楽しみ、いろいろなスイーツを味わってください。

Thumb沖縄・海中道路の観光ドライブ!海の駅や周辺ランチ&カフェも紹介!
沖縄県中部のうるま市にある「海中道路」は、ドライブに最適な場所です。海中道路には海の駅がある...

勝連城跡で歴史に思いを

現在は石垣だけが復元されていますが、ここに首里城に匹敵するような力を持ち、貿易で利を得ていた人が住んでいたというのは、なんとも不思議な感じがします。勝連城跡に立つとその時代の人々の息吹が感じられるようです。ぜひ勝連城跡で沖縄の古き歴史に思いをはせてみてください。

関連記事

関連するキーワード

Noimage
この記事のライター
茉莉花

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ