アルーシャ(タンザニア)観光の見どころまとめ!治安や天候・ホテル情報も!

アルーシャはタンザニアの地方都市の1つです。タンザニアのサファリ観光の玄関口で多くの観光客が訪れる都市でもあります。そんなアルーシャの観光情報をお伝えします。おすすめホテルや観光の見どころに加え、天候や服装、治安などをお伝えします。

アルーシャ(タンザニア)観光の見どころまとめ!治安や天候・ホテル情報も!のイメージ

目次

  1. 1タンザニアの都市アルーシャ
  2. 2アルーシャは会談・協定の地
  3. 3アルーシャはタンザニア観光の拠点
  4. 4アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその1:セレンゲティ国立公園
  5. 5アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその2:アルーシャ国立公園
  6. 6アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその3:マニャーラ湖
  7. 7アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその4:ムコマジ国立公園
  8. 8アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその5:キリマンジャロ
  9. 9アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその6:タランギレ国立公園
  10. 10アルーシャ周辺のおすすめ観光スポットその7:ンゴロンゴロ保全地域
  11. 11アルーシャのおすすめホテル
  12. 12アルーシャの治安
  13. 13アルーシャの天候
  14. 14アルーシャへのアクセス
  15. 15タンザニアの入国情報
  16. 16アフリカンサファリへの玄関口・アルーシャ

タンザニアの都市アルーシャ

アルーシャはタンザニアの中規模の地方都市です。しかし世界的に有名な都市でもあり、政治学的に重要な会談や宣言するための場所としてたびたび選ばれています。観光都市としても有名で、見どころ満載のタンザニア観光の玄関口としても知られています。そんなタンザニアのアルーシャの観光情報をお伝えします。治安や天候情報などもご覧ください。

アルーシャは会談・協定の地

アルーシャではこれまでいくつもの国際的な会議が開催されてきて、平和の都市としてあるいは調停役としてのタンザニアの役割をたびたび際立たせてきた都市です。このアルーシャではイギリス統治下からの独立を宣言したタンガニーカ共和国独立宣言、数多くの血を流してきたルワンダの内戦に終止符を打ったアルーシャ協定などが有名です。

アルーシャはタンザニア観光の拠点

しかし現代の人々にとってのアルーシャはタンザニアの観光拠点として知られています。このアルーシャを拠点としてタンザニアの見どころ満載のサファリや国立公園、保全区域などに向かうことができます。有名ホテルも沢山このアルーシャに展開し、世界中から人々が集まる国際的な観光都市です。

アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその1:セレンゲティ国立公園

この国立公園での見どころは大地を揺るがし大移動するヌーの大群です。彼らが闊歩するときの大地の響きは体の芯まで震わせます。この公園の醍醐味です。この公園はユネスコの世界遺産にも指定されているタンザニアで最も人気のある国立公園です。有名なヌーの大移動にはシマウマやトムソンにガゼルといった動物たちも参加します。

この国立公園のその他の見どころは肉食動物とその獲物の壮絶な戦いが毎日繰り広げられていることでしょう。ライオンの群れが草食動物をとらえて食べる姿を見ることができます。ヒョウは単独行動で狩りに出かけます。機敏なチーター加え、ハイエナやサーバルキャットといった小型の肉食動物も生息しています。

しかし何にもまして、人々の心を引き付けるのがこのセレンゲティ平野の地球の果てまで黄金色に染まっている地平線でしょう。果てしなく続くこの黄金の平原の解放感は人の人生観を変える力を持っています。雨が降った後には黄金色が緑に代わり、色とりどりの花が咲き始めます。乾季とは全く違った表情です。

ヌーの大移動を見たい方は、余裕のある旅の計画を作ることをおすすめします。ヌーのルートとタイミングは全く予想がつかないので、最低でも3日間をヌーのために抑えておく必要があるでしょう。それに加えて大型捕食動物も観察したい場合は、もう少しさらに長い滞在期間を予定したほうがいいでしょう。

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アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその2:アルーシャ国立公園

アルーシャから車で約40分のところにある国立公園です。この国立公園には大型動物のゾウやライオンはいませんが、ヒョウやブチハイエナなどを観察することができます。またこの公園から雄大なキリマンジャロ山を見ることができます。夕日に赤く染まったアフリカ最高峰のキリマンジャロが一番の見どころです。

アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその3:マニャーラ湖

偉大な小説家アーネスト・ヘミングウェイもこの土地を心から愛しこう述べました。「わたしがアフリカで出会った最も美しいもの」。湖岸の幾千ものフラミンゴたちがその翼を休めている姿は圧巻です。サファリの途中の見どころ、観光ポイントとして大勢の人たちが訪れる魅惑の場所です。

この地域の特徴は豊かな森林地帯です。アカシアが群生する森林ベルトがありそこには、木登りライオン、見事な牙を見せるゾウなどが生息しています。湖畔の近くには厚く煮えたぎって蒸気を出す温泉もあり独特の雰囲気を醸し出しています。

このマニャーラ湖畔ではタンザニアに生息する鳥類について知る絶好の場所です。これまで400種以上が記録されていて、初めて訪れた人たちでも1日のうち100種類以上を観察できるといわれています。フラミンゴの他にもペリカン、コウノトリといった大型の水鳥たちがバードウォッチャーを楽しませています。

アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその4:ムコマジ国立公園

緑豊かなパレ山地の斜面とキリマンジャロの麓にあるのがムコマジ国立公園です。ケニアとの国境にも接するタンザニアでも最も知られていない未開の国立公園です。まさに自然の宝庫という名前がふさわしい公園です。実はこの公園はタンザニア一番交通量の多いハイウェイから数キロのところにあり、毎日何千人もの人がこの近くを通っています。

この公園は、キリン、エランド、シマウマ、バッファローやゾウのための保護区となっています。近くを通るほとんどの人は保護区のすぐ近くを通っていることなど知りません。その他の見どころとしてはクロサイとアフリカン・ワイルド・ドッグがいることでしょう。これらは絶滅の危機にさらされた大型哺乳類動物です。ムコマジで大切に保護されています。

アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその5:キリマンジャロ

多くの人を感動させ続けてきたタンザニアの宝がキリマンジャロです。東アフリカの自然美の象徴ともいえるこの山は日本の富士山のように完全な形がその見どころです。サバンナで真ん中にそびえたつ山頂は雪で真っ白に覆われ、その頂上のドームはあまりにも有名で、だれでも見たことがある風景でしょう。生で見るときの感動はかなりのものです。

興味深いのはこのキリマンジャロという山の名前の由来がはっきり分からないことです。「光の山」「偉大な山」という意味ではないかと言われていますが、正確なことはわかっていません。

このキリマンジャロは世界で最も簡単に登れるサミットの一つだといわれています。山頂に上るのにそれほど大掛かりな装備は必要ありません、山登り用の杖とふさわしい服装、そして何よりも大切な「登りきる」という決意さえあれば噴火口の際にまで到達できるといわれています。

最も高い頂はウルフ・ポイントでその次の高さの頂はステラ・ポイントと呼ばれています。これらの場所に到達した人たちには証明書が発行されます。特にステラ・ポイントのほうは特別な登山技術がなくてもアタックできるポイントとして知られていて多くの観光客が毎年訪れています。

アルーシャ周辺の見どころ観光スポットその6:タランギレ国立公園

雲一つない日々が続く熱帯地域にあるこの場所は乾季と雨季でその表情を180度変えます。乾季は太陽が水分を吸い取り、土地を灰色がかった赤褐色に焼き上げます。草も干からび藁のようになってしまいます。しかしそれでもたくましく生きていく野生動物がたくさんいます。

水を求めて地下を流れる川を目当てに多くの動物たちがこの地に向かってきます。ゾウやヌー、シマウマ、バッファロー、インパラ、ガゼルなどは乾季にどんどん狭まる沼地に集まってきます。その動物たちを追ってライオンなどの肉食動物も集まってきます。

いったん雨が降り出して雨季に入ると、それらの動物たちが一気に散らばっていき緑の草原の草を食べに行きます。およそ20万平方キロにわたって各々行きたい場所に散らばっていきます。草原の草がなくなったころには乾季が始まり、また川や沼に集まってきます。毎年この動作を繰り返し行ってきたのがこの地域の動物たちです。

アルーシャ周辺のおすすめ観光スポットその7:ンゴロンゴロ保全地域

セレンゲティ国立公園に接し、約300万年前の火山活動によってできた3つのカルデラが特徴の保全区です。この広大なクレーターでさえ、保全地域の一部にすぎません。盆地という地形により独特の生態系を作り出したこの大自然の中には、これまで見たことのない風景が広がっています。

野生動物を観察するのに最も適しているのが、この保全地域のクレーター、ンゴロンゴロクレーターです。直径は19キロメートル、深さは610メートル、面積は300平方キロメートルもある巨大なクレーターです。豊かな緑と水に恵まれた環境の中に多くの草食動物が生息しています。

ヌー、シマウマ、ガゼル、水牛、クロサイなどです。もちろんライオン、ヒョウ、チーターなどの捕食動物も観察することができます。沼地や森の中に入っていけば、カバ、ゾウといった動物たちが水場を求めて集まってきています。

マサイ族が定住する場所・ンゴロンゴロ保全地域

この地域は遊牧民が多数行き来する区域なので、数千年の間、いろいろな民族が居住地としてきました。しかし200年前に北部から移住してきたこのマサイ族が支配するようになりました。自然と共存できる彼らの文化はこの土地での生活に合っていたのかもしれません。

現代ではマサイ族のうち42000人はこの保全地域内で昔と変わらない生活をしています。雨季には牧草地に移動して暮らし、乾季には森や山腹で生活します。観光客として訪れた人々はこのマサイ族の生活に触れることができます。「ボマ」というマサイ族の集落を訪れることができます。

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アルーシャのおすすめホテル

おすすめホテルその1:アフリカンチューリップホテル

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アルーシャの中心にあるエレガントでチャーミングなホテルです。こじんまりとはしていますが、サファリツアーの拠点としては最高の設備と立地です。サファリで疲れた体を癒してくれるプールやきれいな花が咲く庭は癒されます。そして日本人にうれしいのはバスタブがあるところです。

おすすめホテルその2:ンガレセロ・マウンテンロッジ

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こちらはメルー山斜面にある森と澄んだ水の中に建てられたホテルです。キリマンジャロの日々変化する氷河の色を見ながらベランダで過ごしたり、多くの小動物が生息する森の中でのハイキングなどもその魅力の一つです。アルーシャの町から30分ほどの距離にあり、サファリには最適なホテルです。

おすすめホテルその3:マウントメルー・ゲームロッジ

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美しく静かな環境に囲まれたホテルです。ウサリバーと野生動物保護区の間に位置しており、保護区ではシマウマ、ダチョウ、鳥や猿などを監察することができます。キリマンジャロ国際空港から25分の好立地です。ヨーロッパ王室のメンバーや大統領なども滞在したことがある由緒あるホテルです。

アルーシャの治安

アルーシャの治安ですが日本の治安よりは悪いので、十分に気を付けたほうがいいでしょう。ケニアとの国境近くなので隣国から流入してくる犯罪者たちによって治安が悪くなっています。観光客が待ち伏せを受けたとの報告もあるので治安に注意をしておいたほうがいいでしょう。

外務省の治安情報のページを見るとタンザニア全土はレベル1の治安状況です。これはその地域の治安に関し特別な注意が必要であるというレベルです。実際に訪れた方によると、昼間の治安はいいようでそれほど心配する必要がないとのことです。しかし夜間の治安には不安が残ります。道路が暗くなるので治安を考えて夜はタクシーで移動されることをおすすめします。

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アルーシャの天候

タンザニアの都市アルーシャの天候に関してもお伝えします。アルーシャの天候といってもメインはサファリなのでそちらの天候情報のほうがいいでしょう。サファリの天候の特徴は雨季と乾季があるところです。そしてそれぞれの季節ごとの見どころが異なります。

アルーシャを始めタンザニアには雨季が2回あります。3月から5月にかけての天候は雨量が多い大雨期、11月から1月にかけての天候は雨量が少ない小雨期と呼ばれています。大雨期は早朝に雨が降っていても午後にはやんでしまうことが多いですが、小雨期は小雨が降り続く天候です。旅行に適した天候のベストシーズンは1月か2月でしょう。

アルーシャへのアクセス

アルーシャへのアクセスではキリマンジャロ国際空港への発着が最も一般的です。日本からの直通便はないのでどこかを経由して行く必要があります。値段や時間を考えると中東の航空会社を利用するのが無難な選択だと言えるでしょう。

例えばカタール航空なら東京からドーハまで12時間ほど、そこからキリマンジャロ国際空港までは4時間半の道のりです。またエミレーツ航空ならドバイ経由で飛行時間はそれほど変わりありません。他にもトルコ経由、オランダ経由などもあります。プロモーション料金などもまめにチェックしておくと、お手頃な価格のチケットを購入できるかもしれません。

キリマンジャロ国際空港からアルーシャまでは車で1時間半ほどの距離です。日本と同じ左側通行なので、右ハンドルの車がたくさん走っています。そのせいか街中を走っている自動車は、日本からの中古車がほとんどを占めています。日本の広告をそのままつけて走っている車もいます。車だけを見るとまるで日本の様です。

タンザニアの入国情報

タンザニアへ入国するにはヨーロッパと違いビザが必要です。一般的なのがシングル入国ビザで、有効期間が3か月、最大滞在可能日数が入国日から90日となっています。日本のタンザニア大使館などで事前に取得できますし、キリマンジャロ国際空港などの現地でも取得可能という情報もあります。費用は50ドルほどとなっています。

アフリカンサファリへの玄関口・アルーシャ

アルーシャがいかに魅力的な町かわかります。国の政策として大事に守られ続けた大自然を堪能するための拠点としての役割を持った都市です。周辺にある大自然は魅力たっぷりです。その自然と共に生きてきた人々の文化も大変興味深いものです。一生のうち一度は訪れてみたい場所の一つでしょう。多くの人の人生観を変える力を持つ都市です。

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この記事のライター
Canna