ザンジバル島(タンザニア)観光の魅力!美しいビーチや見所・ホテル紹介!
アフリカといえばサファリでしょう。しかしタンザニアのザンジバル諸島にはとても綺麗な海とビーチがたくさんあります。ハワイにも負けない美しさのザンジバル周辺の島についてお伝えします。ビーチや周辺の島々の観光情報や行き方、ホテル情報などもお伝えします。

目次
- 1ハワイに負けない美しさ・タンザニアのザンジバル島
- 2ユネスコの世界遺産でもあるザンジバル島
- 3ザンジバル島の観光スポットその1:ストーンタウン
- 4ザンジバル島の観光スポットその2:旧要塞
- 5ザンジバル島の観光スポットその3:驚嘆の家
- 6ザンジバル島の観光スポットその4:フォロダニ公園
- 7ザンジバル島の観光スポットその5:旧英国総領事館
- 8ザンジバル島の観光スポットその6:ティプ・ティプ・ハウス
- 9ザンジバル島の観光スポットその7:ジャンビアニ
- 10ザンジバル島の観光スポットその8:ブウェワウ
- 11ザンジバル島の観光スポットその9:ピングウェ
- 12ザンジバル島の観光スポットその10:バウェ島
- 13ザンジバル島のその他のビーチ
- 14ザンジバル島のおすすめホテル
- 15ザンジバル島の治安
- 16ザンジバル島の気候とベストシーズン
- 17ザンジバル島への行き方
- 18タンザニア入国情報
- 19ザンジバルからタンザニアの国立公園へ
- 20東アフリカの歴史と美しさを伝える町・ザンジバル
ハワイに負けない美しさ・タンザニアのザンジバル島
アフリカ東海岸にある小さな島ですが、大航海時代以来重要な貿易の拠点として栄えてきた島でもあり、古くから世界中の商人たちが訪れる島ザンジバル島。そんな文化も自然も楽しめるタンザニアのザンジバル島についてご紹介します。ザンジバル島への行き方やビーチの情報、おすすめのホテルなど観光情報についてお伝えします。
ユネスコの世界遺産でもあるザンジバル島
タンザニアの海岸から35キロメートルほど沖に出るとこのザンジバル島があります。実際には小さい島もたくさんあるのでザンジバル諸島という言い方もします。
アフリカというとサバンナの大自然というイメージがあるかもしれませんが、このザンジバルは歴史的、文化的に価値のある場所がたくさんあります。ユネスコの世界遺産に登録されたストーンタウンやスルタンの宮殿、アラブ砦などは、アフリカとアラブの融合した独特の文化を味合わせてくれます。
ザンジバル島の観光スポットその1:ストーンタウン
まず最初にご紹介するザンジバル島のおすすめ観光スポットは、ユネスコの世界遺産にも登録されているストーンタウンです。ザンジバル島の主要都市ザンジバルシティーにある旧市街のことです。10世紀にはアラブ商人が定住し、大航海時代にはポルトガル、その後はオマーン、イギリスと支配者が変遷していきました。
土壁が主流だったのはアフリカからの影響ですが、アラブやヨーロッパの文化の影響を受けて、3階建て以上の石造りの建物が建設されるようになってきました。これが街中に広がり独特の景観を形成するようになってゆき、いつの日かこの街がストーンタウンと呼ばれるようになりました。
町のあちこちに雰囲気と趣のある風景が広がり、歴史を感じさせる建物の間を歩くとまるでタイムスリップしたかのように感じる人たちも多いことでしょう。
ザンジバル島の観光スポットその2:旧要塞
この要塞は約2世紀にわたるポルトガル人によるこの島の支配からザンジバル島を奪取した後に、オマーン人たちがポルトガル教会を取り壊し、その跡地に建造したものです。時代の流れと共にその用途も変化していき、監獄や鉄道倉庫などとして使われてきました。1994年には野外ホールが建てられザンジバル島の音楽祭の会場としても使われています。
ザンジバル島の観光スポットその3:驚嘆の家
旧市街ストーンタウンの大通り沿いにある、目を引く建物が、驚嘆の家とも呼ばれているこの建物です。ザンジバルで一番最初に電灯や電動式エレベーターが使用された建物としても有名です。これが当時の人々に「驚嘆の家」と呼ばれた理由です。王様の宮殿としても使用されていたこの建物は、現在では国立ザンジバル歴史文化博物館となっています。
ザンジバル島の観光スポットその4:フォロダニ公園
同じくストーンタウン内にあるおすすめスポットです。この貢献はかつてスルタン(王)の銀婚式の記念として1936年に建設された公園です。観光客も多いですが、地元の人たちの憩いの場でもあり夜になると屋台が立ち並び、シーフードなどの郷土料理がたくさん並んでいます。
ザンジバル島の観光スポットその5:旧英国総領事館
英国統治時代の名残を見せる旧英国総領事館です。アフリカが暗黒大陸といわれていた19世紀にアフリカ大陸横断した偉大な探検家リヴィングストンが探検中に息を引き取ったパガモヨから、その遺体が運ばれてこの建物の中で英国に送られるまで安置されていました。現在では観光局のオフィスになっています。
ザンジバル島の観光スポットその6:ティプ・ティプ・ハウス
アフリカ系住民が奴隷として支配されていたころの奴隷貿易者でもあり、象牙の密猟者でもあった、ハメッド・ビン・ムハメッド・アルマルジャブが住んでいたのがこの砦です。ティプ・ティプというのはハメッド・ビン・ムハメッド・アルマルジャブの通称です。ザンジバル島の悲しい歴史を物語る建造物の一つです。
ザンジバル島の観光スポットその7:ジャンビアニ
ジャンビアニはザンジバル島の南東にある小さな村です。ザンジバルで海を楽しみたいならここはおすすめの場所です。ここにあるのは海とヤシの木のみ。近代的な設備はなくWiFi環境もまだないとの情報もあります。何もかも忘れて、心からゆっくりしたいならおすすめの場所です。
ザンジバル島の観光スポットその8:ブウェワウ
このビーチはザンジバル島の東側にある広大なインド洋を一面に見渡せるビーチです。とても静かな場所で休息には最適の場所です。ザンジバルシティーからは自動車で約1時間の距離なので遠く感じる距離ではありません。ちょっと遠出すれば目の前に大きく広がるインド洋沿いのビーチリゾートです。
ザンジバル島の観光スポットその9:ピングウェ
こちらのスポットはブウェワウからさらに北、自動車で15分ほど北上したところにあるビーチです。ザンジバルシティーからは自動車で1時間半ほどの距離にあるビーチです。インド洋に面したビーチ沿いにはレストランやビーチリゾートホテルが立ち並び、西側のチカワ湾沿いにもきれいなバーやホテルが並んでいます。
ザンジバル島の観光スポットその10:バウェ島
ザンジバル本島の西側に位置する小島です。この島にもわずかですがとてもきれいなビーチとリゾートホテルがあります。遠くアフリカまで来てさらにもう一歩遠くまで足を延ばすとそこは本当の休息地です。とても静かでゆったりできます。のんびりしたい人たちだけが訪れる魅惑の島です。静かさを求める方には最適の場所です。
ザンジバル島のその他のビーチ
エメラルドグリーンのインド洋に囲まれた島、ザンジバル島にはきれいなビーチもたくさんあります。世界中から訪れた観光客たちが、シュノーケリングやダイビング、釣りやクルージングに海水浴など思い思いの方法でザンジバル島の自然を楽しんでいます。その他のザンジバル島のビーチも楽しんでください。
ザンジバル島のおすすめホテル
ザンジバル島のおすすめホテル:コホールハウス
もともとはザンジバルの伯爵、コレル伯爵の娘によって建てられた建物です。ザンジバルでも支配的な立場だったため、このホテルはザンジバル王女の家とも呼ばれています。その内装はとても素晴らしくアフリカとは到底思えない歴史の深さとセンスの良さを醸し出しています。
ザンジバル島のおすすめホテル:ゴールデンチューリップ
ザンジバル島の中央部西海岸側に立地するこのホテルはとてもゴージャスなビーチリゾートです。歴史のあるザンジバル島の過去の時代と現代の時間を結ぶ空間はとても不思議な雰囲気です。インド洋へ沈む夕日を眺めながらゆっくりできるインフィニティプールやレストランなどリラックスするための設備が整っています。
ザンジバル島のおすすめホテル:カーサデルマーレ
こちらはザンジバル島東海岸にある、とてもローカルなエリアにたたずむビーチリゾートです。このホテルのコンセプトはエコフレンドリー。ホテルの全客室は現地の素材で建てられており、また装飾されたりデザインされています。東アフリカのユニークな空間を楽しむことができるホテルです。
ザンジバル島のおすすホテル:マハリザンジバル
こちらもザンジバル島の東海岸の町パジェにあるビーチリゾートです。アフリカ東海岸は適度な風と波があり、カイトサーフィンのメッカとなっている地域です。このビーチフロントのホテルではカイトサーフィンのために最適なホテルでしょう。もちろん休息にも最適です。ビーチにヤシの木に波の音。癒しに必要な要素はすべてそろっています。
ザンジバル島の治安
タンザニア全体としては治安はそれほど悪くはありません。もちろん日本ほどではないので日本から来た旅行者たちにとっては十分注意が必要でしょう。このザンジバル島は島という閉鎖された場所でもあり、また観光地として保護されている場所でもあるので治安は比較的良いほうと言えるでしょう。
もちろん夜間の移動や街中の人気のない静かな場所に一人で行くようなことはしないほうがいいでしょう。複数で行くかあるいはタクシーなどの手段を使っていくことをおすすめします。
ザンジバル島の気候とベストシーズン
赤道に近い場所にあるので暑いのはもちろんですが、沿岸部と中央部の気候に差があるので注意が必要です。タンザニア全体に言えることですが、こちらには1年に2度の雨期があります。小雨期と呼ばれる11月から1月は少量の雨が長く続きます。大雨期と呼ばれる3月から5月は大雨が降ってあとは晴れ上がり青い空が広がることもしばしばです。
ベストな観光シーズンとしてはこの2つの雨期、3から5月と10から12月を外した時期が望ましいでしょう。特に12月から3月は蒸し暑いので7,8,9月あたりが観光のベストシーズンかもしれません。
ザンジバル島への行き方
ザンジバル島への行き方ですが、島内にある国際空港へ飛行機で、という行き方が一般的でしょう。中東のドバイやドーハを経由する行き方なら1回の乗り換えでこのザンジバル島へ来ることができます。エミレーツ航空やカタール航空なら乗り継ぎの時間を入れても20時間で到着します。
空港に到着した後の、観光スポットやホテルなどへ行き方ですが、タクシーに行きたい場所を言えばどこへでも連れて行ってくれます。それほど大きい島ではないので1時間もあれば島の中の好きな場所まで連れて行ってくれるでしょう。
もしアフリカのサファリ見学なども含めた旅行にしたいならタンザニア本土を経由する行き方を考えたほうがいいでしょう。タンザニア国内のサファリ見学ですと、アルーシャという街がサファリやその他の近隣の国立公園へ訪れるための玄関口となっているので、この街を拠点とするほうがいいかもしれません。
このアルーシャにはキリマンジャロ国際空港という空港があり、ここへも日本からは中東のドーハやドバイなどで1度の乗り換えで向かうことができます。キリマンジャロ国際空港からザンジバル島の空港までは国内線も出ています。約1時間のフライトですので気軽に行ける距離です。
ここからキリマンジャロ山やンゴロンゴロ保全地域などへ訪れることができますのでこのアルーシャ経由してザンジバル島に行くという行き方が一般的です。

タンザニア入国情報
タンザニア国内に入るには、ビザが必要です。ヨーロッパやアジアの国の中にはパスポートのみでビザの購入は短期の観光で訪れるだけでは不要な場合がほとんどですが、このタンザニアではビザの購入が必要になってきます。自由旅行での行き方を選ぶ人の中には空港でビザを購入するという方もいる様ですが、事前購入が無難です。
トラブルの少ないザンジバルへの行き方を選びたいならタンザニアへの渡航ビザを事前に取得しておくほうがいいでしょう。今ではインターネットなどで簡単にとることができるようになりました。ビザの申請費用は50ドルほどです。インターネットで購入する場合は早いですしクレジットカード決済なのでとても便利です。

ザンジバルからタンザニアの国立公園へ
タンザニアの魅力の一つは野生の自然を観察できるサファリツアーです。ザンジバルではアフリカの文化の歴史に触れ、アフリカ本土の国立公園では大自然を観察するというのもツアーの定番の一つです。そんなタンザニアある野生動物を保護するために作られた国立公園のいくつかをご紹介します。
タンザニアの国立公園その1:セレンゲティ国立公園
タンザニアで最も古くまた人気のある国立公園です。ここはユネスコの世界遺産にも指定されている地域です。この国立公園の見どころは、有名なヌーの大移動です。約600万頭ともいわれているヌーの大群が平野を駆け抜けていく様はまさに圧巻です。大自然がかなでる大地のリズムを感じることができます。
タンザニアの国立公園その2:キリマンジャロ国立公園
アフリカ最高峰のキリマンジャロがあるのはタンザニアです。この山は比較的登頂がしやすい山としても知られていて、盆地状になっている部分までは適切な服装と杖さえあれば上っていくことができます。またキリマンジャロにある2番目の高さの頂では、高度な登山技術を必要とせず登頂することができるので大勢の観光客が訪れています。
タンザニアの国立公園その3:サダニ鳥獣保護区
サダニは1960年代から鳥獣保護区に指定されていましたが、1990年代の密猟で多大な被害を受けた地域でもあります。しかし近隣の村人たちの協力を取り付けることに成功し、密猟の取り締まりが強化された結果沢山の動物たちが戻ってきています。ザンジバル島の対岸に位置するこの公園はザンジバルからもっとも近い国立公園かもしれません。
タンザニアの国立公園その4:ゴンべ国立公園
ここはタンザニアで最も小さい国立公園です。しかし訪れる人に大きなインパクトを与えるのはそこで保護されているチンパンジーたちです。またその他の霊長類が多数生息している場所としても有名で世界中から多くの学者たちが訪れています。チンパンジーを見るためのベストシーズンは雨期です。あまり移動しないので見つけやすいとのことです。

東アフリカの歴史と美しさを伝える町・ザンジバル
東アフリカのインド洋に浮かぶ小さな島、ザンジバルの魅力をお伝えしました。行き方もそれほど複雑ではないこともわかり興味がわいた方も多いと思います。またアフリカには自然だけではなく文化遺産も多数保存されている事を知り興味がわいた方も多いことでしょう。ザンジバル島は一生のうち一度は訪れてみたい場所の1つです。
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