名古屋城の本丸御殿がついに完成!見学のポイントや料金など楽しみ方紹介!

2009年に始まった名古屋城本丸御殿の復元工事が2018年完成を迎えました。これまでも3期に分けて進められてきた復元工事の最終部分の完成です。新たな観光スポットにもなるこの名古屋城本丸御殿の情報を見学料金などの情報も含めてお伝えしたいと思います。

名古屋城の本丸御殿がついに完成!見学のポイントや料金など楽しみ方紹介!のイメージ

目次

  1. 110年かけて復元された名古屋城本丸御殿
  2. 2名古屋城本丸御殿の利用案内
  3. 3名古屋城本丸御殿とは
  4. 4名古屋城本丸御殿の概要
  5. 5名古屋城本丸御殿の障壁画
  6. 6名古屋城本丸御殿の復元事業
  7. 7名古屋城本丸御殿積立基金
  8. 8名古屋城本丸御殿のアクセス
  9. 9名古屋城の設備案内
  10. 10名古屋城茶室
  11. 11名古屋城本丸御殿孔雀ノ間
  12. 12名古屋城本丸御殿のシンボルマークNC400
  13. 13名古屋城観光のガイドボランティア
  14. 14名古屋城の本丸御殿以外の見どころ
  15. 15本丸御殿が復元された名古屋城の四季折々の花
  16. 16名古屋市民の誇り・名古屋城本丸御殿

10年かけて復元された名古屋城本丸御殿

名古屋城天守閣の南側にかつては本丸御殿がありました。国宝にも指定された建物ですが第二次世界大戦中の空襲により天守閣と共に焼失してしまいました。この本丸御殿の復元が始まったのは2009年。その後約10年の歳月を経て名古屋城本丸御殿の復元が終了し公開が始まりました。見学者も多い名古屋城本丸御殿についてご紹介していきます。

名古屋城本丸御殿の利用案内

本丸御殿が復元された名古屋城の開園時間は午前9時から午後4時30分までです。本丸御殿への入場は午後4時までになっています。特に正門や東門から本丸御殿行こうとすると、歩いても10分はかかります。本丸御殿を見学するには4時までに本丸御殿の入り口に行っていなければならないので、注意しなければなりません。

天守閣の見学を希望される方も多いと思いますが、残念ながら2018年現在は閉館されています。耐震性が低いことが明らかになり安全上の理由から閉鎖されました。しかし本丸御殿も復元されましたし、天守閣以外にも多くの見どころがあります。来園者を後悔させるようなことはきっとないでしょう。

入場料金は大人が500円、中学生以下は無料です。団体になると料金は少し割安になります。30人以上なら一人450円、100人以上なら料金は一人400円です。名古屋市内の高齢者には特別割引料金が適用され料金は一人100円になります。1年間有効の定期観覧券、徳川園との共通券など割引料金が適用されたチケットも販売されています。

また各種手帳や受給者証をお持ちの方は、観覧料金が無料になります。無料で観覧するには各種手帳や受給者証の提示が求められます。証明するものをお持ちの方は忘れないように注意しましょう。また、小学校、中学校、幼稚園または保育園の社会見学の時の引率教職員も観覧料金が無料になります。

名古屋城本丸御殿とは

本丸御殿は日本を代表する書院造りの建造物です。その総面積は3100平方メートルでこの本丸は13の建物で構成されています。その優美な外観はもとより、室内の山水花鳥などをモチーフにした障壁画や飾金具など豪華絢爛な装飾においても高く評価されている木造建造物です。

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この建築学的、絵画的また美術工芸の分野においても高く評価されている名古屋城本丸御殿は昭和5年に城郭建築における国宝第1号として指定された、日本が世界に誇る建築物でもありました。3期にわたった復元が完成して全面公開をすることにより、江戸幕府が宿泊するために作られた上洛殿や湯殿書院などの豪華絢爛な部屋を見学できるようになりました。

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戦時中の空襲でその天守閣と共に焼失しましたが、膨大な資料を基に復元されています。江戸時代の文献や昭和時代、戦前時代の古い写真に加えて実測図などの実際的な資料がたくさんあり復元に貢献しました。これらの第1級の実際的な資料により、この名古屋城本丸御殿の復元は最も実証的で忠実な城郭建築の復元といわれています。

名古屋城本丸御殿の復元作業における重要なポイントの一つは、本丸御殿障壁画の復元模写です。日本の城郭障壁画に関して言えばとても珍しいことなのですが、この名古屋城本丸御殿障壁画には実物と写真資料が現存しています。そのため描かれた当時の色彩を忠実に表現することに成功しました。

もちろんそのためには現代の科学技術も大いに貢献してきました。江戸時代当時に使用された顔料や剤地質などを科学的に分析しその卓越した技法を明らかにし、現代において息をのむほどの美しい復元模写作品を作り出すことに成功しました。

この本丸御殿の復元は、後世の人々に技術や文化を継承する貴重な機会ともなりました。江戸時代から連綿と受け継がれてきた意匠、技や知恵、日本人のこころを和ませる木材建築の文化などです。この名古屋城本丸御殿は名古屋文化の原点ともいえる重要な建築物です。1000年先への未来へと日本の建築文化を受け継ぐ重要な場所となるでしょう。

名古屋城本丸御殿の概要

名古屋城はその敷地の北側の中央部分に本丸を構えています。それを取り囲むようにして西北が御深井丸、西南には西之丸、南側には堀を挟んで三之丸が配置されています。今回復元された本丸御殿は、天守閣のある本丸の中央に、南側を向くようにして建設された書院造りの大建築物です。

天下の名城といわれた名古屋城ですのでその規模も大変なものです。天守閣の高さでは江戸城や大坂城に負けてしまいますが、4564平方メートルの総床面積は最大規模の広さです。本丸御殿だけでも3000平方メートルの平屋建てですが、その高さは一番高いところで12.7メートルもあります。

この本丸御殿は、建造当初は藩主徳川義直の住居及び政務のための場所として使用されてきました。しかしその用途で使用されたのはわずか4年間ほどです。その後は、徳川家の将軍が上洛した時の宿舎として利用されてきました。

この名古屋城本丸御殿は建築史の中でも重要な位置を占めています。17世紀初頭、近世武家文化が頂点にあった時代に建設されたので、京都の二条城と共に武家風書院造の双璧といわれて来た建築物です。建築当初はこけら葺きだった屋根はのちに桟瓦に改装されました。明治時代には一部銅瓦が使用されています。

名古屋城本丸御殿の障壁画

この本丸御殿の復元を完成させるうえで重要なポイントとなったのが重要文化財でもある本丸御殿の障壁画の復元です。本丸御殿の各部屋には狩野派の絵師による作品が飾られていました。床の間や壁、襖などの建具も彼らの影響を受けています。それに加え釘隠しなどの飾り金具、欄間などには精巧な技術が要求される豪華な品が使用されていました。

幸いにも襖や天井板絵などは戦災を免れ大切に保護されてきて、昭和31年までには合計1047面が国の重要文化財として指定されました。

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玄関二室は虎の間とも呼ばれ、金地に虎とヒョウの絵が飾られています。特に一之間の作品、竹林豹虎や障子の貼り付け絵、三方正面眠り虎は優れた絵画としてもよく知られています。戦国時代の武将の勇猛さを表すにふさわしい飾りとしてとても重宝されたようです。

表書院は武家の正殿として使用するために作られたので、最も格式を重んじた建物です。この部屋は花鳥画で飾られており、一之間には「桜花雉子」、三之間には「麝香猫」描かれており、玄関の二室とは対象的な穏やかな趣のある雰囲気が漂った部屋に仕上がっています。

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内々の謁見の場として使用されたのが、対面所です。上段之間と次之間がありそこの襖や障子に描かれているのは風俗図。絵の中には京都の洛中や洛外での年中の行事を始めとして、一般庶民の生活が生き生きと描かれている民族史的にも大変貴重な障壁画です。

また1634年に将軍の御座所として建てられたのが上洛殿、あるいは御成書院とも呼ばれている建物です。この室内の絵は狩野探幽を中心にして絵師たちが描いた帝鑑図、中国の皇帝の政治を絵画化したもの、が有名な部屋です。壁や建具にも狩野派の絵や精巧な彫刻欄間、飾り金具などもあり、本丸御殿の中で最も豪華に飾られた部屋です。

名古屋城本丸御殿の復元事業

名古屋城本丸御殿の復元工事が完成するまでには綿密な計画が必要でした。最初に定めたのが復元方針。その歴史的意義を踏まえて、焼失前と同等の文化価値を有するもの、それに加えて広く市民が活用できる施設とすること、また世界的な財産となることを目標に計画が立てられ、工期が3期で10年、総事業費150億円の計画が着工しました。

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復元手法として選んだのが、旧来の材料、工法を用いることによる以前の状態の再現です。そして復元の時代はこの本丸御殿がもっとも栄華を放っていて格式が最も高かった寛永期の状態の復元をしました。着々と進行する復元工事は一般の方々も無料で見学することができました。名古屋の人たちは完成を待ちわびたことでしょう。

名古屋城本丸御殿積立基金

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この膨大な名古屋城本丸御殿の復元工事の完成に貢献してきたのは地元を愛する名古屋の人々です。名古屋では積立基金が設立され市民の皆さんと共にこの歴史的な建造物の復元がなされ、またこれからこの貴重な財産を後世に受け継ぐために使用されることになります。みんなで支える復元計画です。

名古屋城本丸御殿のアクセス

名古屋城本丸御殿へのアクセスですが、公共機関を使用の場合は地下鉄名城線市役所駅で下車し7番出口から出ると徒歩で5分です。また同じく地下鉄鶴舞線浅間町駅で下車して1番出口から出ると徒歩12分の距離です。市バスの場合は栄13号系統に乗り名古屋城正門前で降りると近いでしょう。

自家用車の場合は名古屋高速1号楠線の黒川出口から南へ約8分の距離、名古屋高速都心環状線の丸の内で降りると北へ5分の距離です。駐車は正門駐車場が便利です。午前8時45分から午後9時30分まで使用できます。利用料金は普通車で30分180円です。収容台数319台とかなり広い駐車場で安心です。

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名古屋城の設備案内

広大な敷地の名古屋城には本丸御殿だけでなくその他にも歴史の一部を共有できる素晴らしい建造物が残されています。どの施設も見学者を満足させることは間違いありません。江戸時代に徳川の栄華を反映した名古屋城の本丸御殿や現在閉鎖されている天守閣以外の施設をご紹介します。

名古屋城茶室

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名古屋城天守閣の北側に位置する茶室です。庭園内に約2000平方メートルの敷地を作りその中に4つの茶席が適度の間隔をあけて設置されています。茶席から庭の間は露地で結ばれており四季を楽しみながら行き来します。一般公開はありませんがお茶会や結婚式の時に利用できます。

名古屋城本丸御殿孔雀ノ間

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復元工事が完成した本丸御殿の施設で本丸御殿内にある部屋です。この部屋が一般用に貸し出されています。35畳の和室で障壁画に孔雀が描かれていたことで知られています。しかしその障壁画は失われ詳細は不明です。この部屋を様々な目的で一般に貸し出しています。本丸御殿内でイベントができるというのはうれしいです。

名古屋城本丸御殿のシンボルマークNC400

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名古屋城本丸御殿の完成を支援する市民の方々にとって、シンボルマークとなっているのがこのNC400マークです。金鯱と本丸御殿の屋根をイメージしてデザインされたマークは復元のシンボルとしてこの10年間使用されてきました。今後も名古屋文化の保護の象徴として使われ続けるでしょう。

名古屋城観光のガイドボランティア

名古屋城を知り尽くしたガイドボランティアの方々と一緒に見学を楽しむことができます。城内を案内してくれるガイドボランティアの皆さんはベテランぞろい。名古屋弁の説明を聞きながら城の中を散歩するのもおつなものです。料金は無料で平日は午前10時と午後1時30分、土日祝日は9時30分、11時、1時30分がツアー出発時間です。

名古屋城の本丸御殿以外の見どころ

名古屋城の見どころスポットは完成した本丸御殿の見学だけではありません。その城内には数多くの名勝、観光の見どころがあります。完成した本丸御殿を見る前後に寄ってみるのもいいでしょう。そんな名古屋城内にあるおすすめの見学スポットを幾つかご紹介していきたいと思います。

名勝二之丸庭園

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この名勝二之丸庭園は、元和年間の1615年から1623年の期間に完成された日本庭園です。二之丸御殿が造営されることになり、それに伴って二之丸御殿の北側に金声玉振閣という聖堂が建てられました。その聖堂を中心にして整備されたのがこの名勝二之丸庭園です。たびたび改修され現在では枯山水回遊式庭園です。

隅櫓

隅櫓(すみやぐら)というのは城郭内に物見や防御のために設置された建築物です。この名古屋城では東南、西北、西南隅櫓という3つの隅櫓があります。これらすべても重要文化座に指定されています。内部が普段は非公開なのですが、期間限定での特別公開もあります。重要文化財に触れるチャンスです。

天守閣

徳川家康の命により建てられた天守閣も戦時の空襲で焼失してしまいました。戦後市民の多大な寄付により復元が完成されましたが、この時は鉄骨鉄筋コンクリート造の建物として建造されました。半世紀が経過した今では耐震性の確保などの問題があり、現在では閉鎖されています。木造復元計画が進んでおり完成が待ち遠しいです。

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本丸御殿が復元された名古屋城の四季折々の花

名古屋城の魅力の一つが季節ごとに色や香りを変えて咲き誇る庭園内のきれいな花です。春にはツツジが紫の色に庭を染め、夏にはフヨウやムクゲの白い花が城内を飾ります。秋にはボケの花やキンモクセイが冬の訪れを告げ、冬にはサザンカや梅の花が城内にアクセントを与えます。

名古屋市民の誇り・名古屋城本丸御殿

10年をかけたプロジェクトが完成して名古屋市民は大喜びです。なぜなら一人一人がこの復元計画を応援し古来から伝承されてきた技術や美、文化に誇りを感じているからです。この困難な復元計画を完成に導けたのは、まさに名古屋市民の皆さんの愛と情熱によるものでしょう。一度訪れてその情熱を肌で感じる価値がある施設です。

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