ポタラ宮はチベット・ラサの巨大宮殿!荘厳な遺跡は観光客に人気!

ポタラ宮は中国の拉薩(ラサ)市にある巨大な宮殿遺跡です。標高3650mの世界最高地に建てられた世界最大の宮殿として世界遺産にも指定されており、白と赤を基調とした壮麗荘厳な遺跡として観光客の人気を集めています。今回はそんなポタラ宮の魅力についてまとめました。

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目次

  1. ポタラ宮はチベット・ラサの巨大宮殿
  2. 「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」はチベットの世界遺産
  3. 世界遺産「ポタラ宮」とチベット・ラサの歴史
  4. 世界遺産「ポタラ宮」のある中国チベット自治区・ラサ市
  5. 世界遺産「ポタラ宮」は観光客に大人気のスポット
  6. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ1:ポタラ宮広場
  7. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ2:白と赤の美しい外観
  8. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ3:屋上への300段の階段
  9. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ4:ポタラ宮入口の装飾
  10. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ5:白宮(はっきゅう)
  11. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ6:紅宮(こうきゅう)
  12. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ7:数ある彫刻の装飾
  13. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ8:ポタラ宮からの眺め
  14. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ9:宮殿と山との境目
  15. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ10:巡礼者の為の「マニ車」
  16. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ11:ラサ市内から見るポタラ宮
  17. 世界遺産「ポタラ宮」の見どころ12:ライトアップされたポタラ宮
  18. 世界遺産「ポタラ宮」への行き方は飛行機か鉄道がおすすめ
  19. 世界遺産「ポタラ宮」へ行くために重要な「高山病対策」
  20. チベット・ラサの世界遺産「ポタラ宮」を見に行こう

ポタラ宮はチベット・ラサの巨大宮殿

ポタラ宮は中華人民共和国のチベット自治区・拉薩(ラサ)市西部にある宮殿遺跡です。ポタラ宮は紅山(マルポリ)の山肌を利用して建てられており、東西の長さは約360m、高さは約117m、建築面積は約13,000㎡と建物の大きさは世界最大級を誇ります。また標高3650mという場所は宮殿の建築場所としては世界一の高地となっています。

「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」はチベットの世界遺産

ポタラ宮は「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」として世界遺産に登録されています。「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」は、ポタラ宮、トゥルナン寺、ノルブリンカの3つの遺跡を歴史的遺産群として世界遺産に認定したもので、中でもポタラ宮はチベットの仏教と政治の中心的役割を果たしてきた最も重要な遺跡となっています。

「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」その1:ポタラ宮

ポタラ宮(布達拉宮)は、周辺の遺跡と共に「ラサのポタラ宮の歴史的遺産群」として1994年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。ポタラ宮は、1642年にダライ・ラマ5世がチベットの政府「ガンデンポタン」を成立後に、7世紀半ばに紅山に築かれた宮殿の遺跡を、十数年かけて増築していったものとされています。

「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」その2:トゥルナン寺

トゥルナン寺(大昭寺)は、7世紀半ばに古代チベットを統一したとされるソンツェン・ガンポ王の二人の后である文成公主とティエン妃が建立したとされています。2000年に世界遺産「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」に追加登録されました。2018年2月に火災が発生し鎮火した模様ですが、その後情報が統制され関係各所の心配を集めています。

「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」その3:ノルブリンカ

ノルブリンカ(罗布林卡)は1755年にダライ・ラマ7世によって建立された離宮と庭園です。その後歴代のダライ・ラマの夏季の離宮として使用されました。ポタラ宮から西方へ3kmほどのところにあり総面積は約36万㎡あります。2001年に世界遺産「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」に追加登録され、今は公園として一般に解放されています。

世界遺産「ポタラ宮」とチベット・ラサの歴史

ポタラ宮の「ポタラ」はサンスクリット語の「ポータラカ」が由来で、観音菩薩が住む場所「補陀落」を意味するそうです。またダライ・ラマとは観音菩薩の化身のことを言います。ポタラ宮はダライ・ラマの住居として、政治と宗教的儀式の場として、そして歴代ダライ・ラマの霊廟としての機能も持ち合わせて、現在もそびえ立っています。

7世紀にソンツェン・ガンポ王がチベットの統一王朝「吐審国」を成立し、その后である文成公主とテツィン妃が熱心な仏教徒だったことからチベット仏教は発達を遂げていったとされています。吐審国はその後9世紀頃に一時分裂しました。17世紀にダライ・ラマ5世が再び統一を果たし、その時から増築・建立していったのが現在のポタラ宮です。

ダライ・ラマ5世の没後は長く清朝からの支配を受けるようになります。その後1911年の辛亥革命の時にダライ・ラマ13世が独立宣言をしますが認められず、人民解放軍の侵攻は激しさを増していきます。1959年激化した人民解放軍の侵攻の末、ついにダライ・ラマ14世はインドへ亡命。現在ラサ市は中国のチベット自治区となっています。

ダライ・ラマ14世(1935〜)は、現在インドにあるチベット行政府で国土を持たない国家元首としてチベット民族の心の拠り所となっています。1989年にはノーベル平和賞を受賞し、その劇的な半生は映画にもなりました。カナダ名誉市民、パリ名誉市民の称号も受けており、世界的な仏教指導者として知られています。

ダライ・ラマ14世は2015年のインタビューで「ダライ・ラマ制度は自分で終わりにしたい」と語っています。そして「仏教そのものから見れば、ダライ・ラマ制度は必ずしも必要なものではなく、チベット仏教は純粋に仏教として命脈を保つ」と述べ、「ダライ・ラマ最期の日が来ても、全く心配する必要はない」としています。

世界遺産「ポタラ宮」のある中国チベット自治区・ラサ市

中国のチベット自治区にあるラサ(拉薩)市は、標高3600mから3700mの高地にあり、その周辺をさらに標高5000m級の青海・チベット高原地帯や、標高8000mの山々を持つヒマラヤ高山地帯に囲まれています。1642年から1959年までのダライ・ラマ政権下ではチベット人・モンゴル人・満州人などがチベット仏教文化の発展を支えました。

現在は主の居ない宮殿となっているポタラ宮。それでもポタラ宮は、人々の仏教信仰の場としてラサ市民をはじめとするチベットの人々から大切にされています。ポタラ宮は冬になると巡礼の季節を迎えます。世界最高地の厳しい寒さの中、家族の代表や熱心な信者が多数ポタラ宮を訪れて祈りを捧げるのです。

世界遺産「ポタラ宮」は観光客に大人気のスポット

中国統治のもと、ポタラ宮のあるラサ市には青蔵鉄道(青海チベット鉄道)が開通し、中国の西寧市からアクセスできるようになりました。またラサ空港も整備され、世界各国から観光客が訪れるようになっています。その数は年間40〜50万人といわれ、中でも荘厳な世界遺産のポタラ宮はチベット観光のメインとして大人気となっています。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ1:ポタラ宮広場

ポタラ宮の前には大きなポタラ宮広場が広がっています。昔はポタラ宮前には村や大きな池があったそうですが、今は革命を記念するポタラ宮広場として、観光客や巡礼の人々が行き交う場所となっています。広大なポタラ宮広場を進むと大きなポタラ宮が段々目の前に近づいてきます。巡礼の人々は時計回りにポタラ宮の周囲を巡っています。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ2:白と赤の美しい外観

景色に映える白色の壁はポタラ宮の見どころの一つでしょう。また、ポタラ宮の上部を見上げると、真ん中付近は赤い壁になっていることに気付きます。この白と赤の壁は土と草を合わせたもので出来ています。白い壁の部分は白宮、赤い壁の部分は紅宮と呼ばれており、外観上も区別は容易ですが、実際の使用役割も区別されていました。

白宮はダライ・ラマの生活と政治の場、紅宮は宗教的な場として明確に使い方が区別されていました。紅宮の赤い色は土に混ぜる草を焼いて混ぜた色によるものです。外からは窓がたくさん見えます。ポタラ宮の内部の部屋数は1000とも2000とも言われ、ダライ・ラマ14世もいくつ部屋があるのか判らないと語ったというエピソードがあります。

ポタラ宮は外側から見ると13階建てに見えますが、実際の内部は9階建てになっています。規則正しく並んだ窓は壮観です。またポタラ宮は紅山に壮麗にそびえ立つ姿から「垂直のベルサイユ」とも呼ばれています。ポタラ宮を眺めると、300年も前にこのような高地に巨大な建築物を造りあげたチベット建築の精密さに思わず溜息が出ます。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ3:屋上への300段の階段

ポタラ宮観光では、実際にポタラ宮内部の階段を紅宮の上部まで見学しながら登り、外階段を降りてくることができます。内部で公開されているのは内部にある1000とも2000ともいわれる部屋のごく一部のみですが、それでも十分に宮殿のすごさを体感することが出来ます。外門から屋上まではおよそ300段の階段があり、それを登っていきます、

階段300段というと、そのくらい何とかなるだろうという気になりますが、ポタラ宮は標高およそ3650mの地にあります。そしてそこからさらに100m以上登るわけで、空気が薄く、非常に苦しい道のりです。階段の途中では多くの観光客が座って休む様子が見られます。駆け上るなどということは無理なことなので、ゆっくりと登っていきます。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ4:ポタラ宮入口の装飾

ポタラ宮の階段を登っていくと、ポタラ宮内部への入り口に辿り着きます。ここから先は撮影禁止となっていますが。旅の思い出として是非内部の写真も欲しいところですが、売店で売られている絵はがきなどには内部の写真が使われていることもあり、お土産としておすすめです。公安の警備もいますので撮影禁止の規則は厳守してください。

ポタラ宮のこの入り口周辺までは写真を撮っても良いエリアになっています。門の装飾も細部まで丁寧なデザインと色つけが施されています。ポタラ宮入り口付近の壁には四天王が描かれていて、これらは宝石を用いた顔料や金で色つけされています。遺跡とはいえ近年まで実用で使われていたからでしょうか、とても美しく遺されています。

ポタラ宮入り口に描かれている四天王の壁画は、どれも大きく華麗で、日本の四天王とはかなり違った風貌をしています。名前も日本の四天王とは異なり、白は持国天、写真の青は増長天、赤は広目天、黄色は多聞天と呼ばれています。そして黄金色で描かれた観音菩薩も壁画にあります。これらの仏画もポタラ宮の大きな見どころです。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ5:白宮(はっきゅう)

ポタラ宮入り口に入ってから階段を登っていくと、東庭という広場に出ます。そして6階建ての白い建物が現れます。これが白宮です。白宮は歴代ダライ・ラマの居住空間として利用されたり、政務を執り行ったりした場所です。白宮内部には調見のときに王が座る王座があり、その周囲には黄金で装飾された仏像が多数並んでいます。

白宮にはダライ・ラマ14世の寝室も遺されており、これも見どころとなっています。主が今はたどり着けない場所となっている空間に佇むというのは、おそらく不思議な感じを覚えることでしょう。ダライ・ラマ14世の寝室の壁画にはダライ・ラマ5世の肖像が描かれているそうです。白宮では他に歴代ダライ・ラマの王座もあり見ることができます。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ6:紅宮(こうきゅう)

紅宮は宗教的儀式の場とされていました。また、紅宮内部の霊塔には歴代のダライ・ラマのミイラが安置されており、それぞれが黄金や宝石で装飾されています。紅宮は白宮以上に仏像が多く安置され、宗教色が色濃く出ている空間になっています。霊塔はダライ・ラマ5世のものが最も豪華なものになっています。

紅宮はその造りが「曼荼羅」の構造になっています。曼荼羅は主尊仏を中心に経典に出てくる仏さまを順番に描いた図のことですが、これを立体的に歩いて巡れるようになっているのが紅宮なのです。紅宮を時計回りにまわると巡礼となるということで、多くの巡礼者が経をつぶやきながら巡礼し、祈りを捧げています。

紅宮には白宮以上に多くの仏像や立体の曼荼羅の彫刻などがあり、これも魅力的な見どころとなっています。代表的なものに、33手観音像、聖観音像、弥勒(みろく)仏像などがあり、その他にもたくさんの仏像や僧侶の像があります。また黄金の立体曼荼羅も3つ見ることができ、どれも黄金や宝石で華麗に装飾されたすばらしいものになっています。

紅宮には他に、ソンツェン・ガンボが瞑想したと言われる最も古い石の部屋や、歴代ダライ・ラマの即位室などがあります。ダライ・ラマは世襲ではなく、歴代のダライ・ラマが崩御すると、ダライ・ラマの生まれ変わりの子供を国中から捜し出して即位させたと言われています。現在のダライ・ラマ14世も1940年に5歳で即位しました。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ7:数ある彫刻の装飾

紅宮の見学を終えて外に出ると、あとは階段を下りて出口へ向かうことになるのですが、ここでポタラ宮の屋根を見ると実に様々な彫刻で装飾されていることがわかります。ポタラ宮の屋根や壁にある彫刻は動物や鳥など、どれも精密でありながらどこか可愛らしく愛嬌のある物になっています。これらも黄金による装飾が豪華です。

ポタラ宮の屋根や壁に無数にある彫刻も、その細部まで丁寧に作られていて、その精密さと数の多さに気付くとやはり圧倒されてしまいます。厳しい自然の中にあるにもかかわらず色も形も美しく遺っていて見事と言うほかありません。おそらくこれらの装飾のひとつひとつにも仏教的なエピソードがあり、見る人に何かを語りかけているのでしょう。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ8:ポタラ宮からの眺め

ポタラ宮を登っているときには苦しさで余裕が無くても、降りるときには見学を終えた達成感ですがすがしい気持ちになっていることでしょう。そこでポタラ宮の外を見回すと、ラサの街並みが開けています。その風景は歴代のダライ・ラマやポタラ宮に使える僧侶たちが見てきた風景と同じ景色です。きっと心に焼き付くものとなるはずです。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ9:宮殿と山との境目

ポタラ宮の白宮と紅宮を見学してさらに階段を下る途中、紅山とポタラ宮の境目が見える場所があります。まるで山から宮殿が生えているような不思議な感じを覚えます。ポタラ宮の外周から見ても、まるで木の根っこのようにポタラ宮が山肌に吸い付いているように見えます。300年もの年月を耐えてきたポタラ宮の力強さを感じます。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ10:巡礼者の為の「マニ車」

ポタラ宮の内部見学を終えて外に出ると、ポタラ宮の周囲に巡らされているのマニ車に出会います。このマニ車はポタラ宮の巡礼者に重要なもので、マニ車を一度回すと経典を一回唱えるのと同じ意味があるとされています。中には手に小さなマニ車を持っている巡礼者もいます。ポタラ宮の外周を一周するにはおよそ50分ほどかかります。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ11:ラサ市内から見るポタラ宮

ポタラ宮の観光を終えてラサ市内に戻っても、ポタラ宮は市内の色々な場所から眺めることができます。ポタラ宮は遠くから眺めると、まるでラサの市民を見守るかのように自然と調和して建っています。高原地帯の澄んだ青空との調和が絶景との声も多く、是非市内からもポタラ宮を眺めてみて下さい。

世界遺産「ポタラ宮」の見どころ12:ライトアップされたポタラ宮

夕暮れになると、ポタラ宮はライトアップされて夜空にその美しい姿を描き出します。ラサ市内からもその荘厳な姿は見え、ポタラ宮観光のハイライトを迎えます。しかし、このライトアップは毎日行われるわけではなく、運が良ければやっているという感じのものなので、これを見ることが出来た観光客は本当に幸運だと言えるのです。

夜空に浮かび出たポタラ宮はそれは美しく神々しい姿だと、実際に見た観光客の方々は言います。「空気が薄いけど来て良かった」「絶対に行くべき」という感想がとても多く、観光を終えた後の満足度の高さがうかがえます。ポタラ宮観光では、厳しい気候と立地、様々な規制などの難関も打ち消すほどの満足感を得ることができるでしょう。

世界遺産「ポタラ宮」への行き方は飛行機か鉄道がおすすめ

ポタラ宮のある中国チベット自治区のラサ市に行くには、中国政府が発給する入境許可証が必要です。これが個人では取得が難しいので、旅行代理店のツアーを申し込むのが一般的です。ラサ市へのアクセスは中国の西寧市から飛行機または青蔵鉄道で行く方法が安全です。現在は青蔵鉄道でチベット高原を行くコースが人気となっています。

ポタラ宮のあるチベット・ラサ市へ1:飛行機での行き方

中国の西寧市からは中国東方航空などがラサ市への定期便を運行しています。ただ、ここで注意しなければならないのがラサ市の標高です。西寧市は標高2300mほどなのに対してラサ市は標高3600m以上の高地にあるので、飛行機から降りると高山病の危険があります。ポタラ宮観光の場合さらに高地に向かうので、高山病の対策は重要です。

ポタラ宮のあるチベット・ラサ市へ2:青蔵鉄道での行き方

中国の西寧市から青蔵鉄道(青海チベット鉄道)で行く方法では23時間ほどの長い道のりになります。全長1956kmのうち960kmは標高4000m以上の高地です。鉄道では世界一高い標高を行く旅になります。途中には永久凍土地帯も550kmあり、最も標高の高い唐古拉駅は標高5072mと、世界一高い場所にある駅として知られています。

青蔵鉄道の列車内は標高2000m付近の酸素濃度(80パーセント)に保たれており、途中で高山病にならないよう配慮された設備と時間が儲けられています。食堂車には弁当・スナック・飲み物もあり、トイレも洋式和式の両方があります。寝台車には酸素チューブ(無料)もあり、医師と看護師が同乗するなど、万全の体制です。

ラサ市から世界遺産「ポタラ宮」への行き方

ラサ市は中国のチベット自治区にあるため、観光客の行動にはかなり制限があります。ラサ市内では観光客といえども写真撮影が制限されるなど厳しい条件があります。そのため観光客はガイドがいるツアーでポタラ宮を訪れる場合がほとんどです。万が一観光客が違反行為をするとガイドも罰せられますので十分配慮が必要です。

ポタラ宮では、持ち物の制限と服装の制限があります。持ち物では、ライターや水は持ち込めませんが「途中に水を補給できる場所があるので空の容器を持っていくと良い」との口コミがあります。服装では、女性はスカートは禁止、帽子は建物内では外すなどの細かい規則がありますが守りましょう。見学は巡礼者と同じく時計回りになります。

世界遺産「ポタラ宮」へ行くために重要な「高山病対策」

青藏鉄道で世界遺産ポタラ宮に向かう場合には、まず西寧市で身体を慣らし、鉄道も23時間かけてゆっくり行きますので高山病の危険は減りますが、飛行機で行くとなるとそう簡単にはいきません。飛行機から降り立った瞬間から周辺の酸素濃度は平地の70パーセント以下になっていますので、事前に低酸素に慣れておく必要があります。

高山病対策としては「ダイアモックス」という高山病予防の薬があります。これは海外でトレッキングや登山をする場合に高山病予防に用いられるもので、心配な方はあらかじめ日本で処方してもらった方が良いでしょう。また日本の登山用具専門店などでは減圧室の施設でトレーニングできる場合があり、それを利用するのも良い方法です。

普段からできることとしては、有酸素運動を中心に身体をよく動かすことです。ウォーキングやジョギング、水泳などで酸素をとりこめる身体作りをすることも高山病予防になります。お酒と煙草は高地では非常に危険なので、摂らないようにします。過度の心配はいけませんが、高山病予防の知識を十分に持って旅に出ましょう。

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チベット・ラサの世界遺産「ポタラ宮」を見に行こう

これまでご紹介してきたとおり、ポタラ宮は世界の大切な宝と言えるでしょう。ポタラ宮までの道のりは決して容易なものではありませんが、それがまた大きな魅力となって世界中の人々の心を動かしています。是非一生のうちに一度は、世界最高地にある荘厳な歴史遺産「ポタラ宮」を自分の目で見にいきましょう。